2017年7月6日更新

『タイタニック』ローズのモデルとその後

『タイタニック』のヒロインであるローズの実在したモデルと、作中のローズの情報を比較しました。ローズのモデルのその後の人生についてもまとめております。

ケイト・ウィンスレットが演じたローズ

映画『タイタニック』の1912年は、女性は淑女であるべきという固定観念が強かった時代です。理想の女性像は、淑女とでも言うべき、上品で気品があるおしとやかな女性でした。

しかし、ローズの性格はそれとは真逆で、中指を立てるシーンや、ラブシーンではジャックを後部座席から引っ張るシーンなど、その時代には似つかわしくないおてんばな様子が描かれています。

ローズのモデルは、無声映画時代のアクション女優・・・?

映画『タイタニック』では、実際にタイタニック号に乗船した人物がモデルのキャラクターが登場していることでも有名ですが、主人公のジャックと、ローズは架空の人物だと言われてきました。

しかし、映画の公開後に刊行された「タイタニック99 魅力と秘密 」という書籍において、ローズのモデルが、実在のアクション女優であるパール・ホワイトではないかという説が提示されています。

パール・ホワイトとは・・?

女優のパール・ホワイトは6才の頃から舞台に立ち、1910年にフランスのパテ社と契約し数多くの映画に出演します。その後「連続活劇の女王」と呼ばれるようになり、史上初のアクション女優として一躍有名になりました。

『ポーリンの危難』が大ヒットしたことで「連続活劇の女王」の名を授かったといわれております。

ローズとパール・ホワイトの共通点

作品の中ではローズがアメリカに渡り、1910年代半ば以降、無声映画時代のハリウッドにおいて活劇のスター女優になったという設定がありますが、これは同じ時期に同様の活躍を果たしていたパール・ホワイトと同様です。

しかし、パール・ホワイトはタイタニック号に乗ったことはなかった!?

パール・ホワイトはタイタニック号に乗っていないだけでなく、イギリス出身のローズとは異なるアメリカ・ミズーリ州出身でした。

このことから、『タイタニック』の監督であるキャメロンがパール・ホワイトの存在を知り、彼女の作品を鑑賞した上で、ローズのキャラクターを造形する際に、彼女にインスピレーションを得たのではないかと言われております。

パール・ホワイトとローズのその後

作中のローズは1910年代半ば以降、無声映画時代のハリウッドにおいて活劇のスター女優になり、長生きしていましたが、パール・ホワイトは女優としての活躍後1938年、フランスで49歳で病死しています。

異なる点もありますが、「連続活劇の女王」がモデルと聞くと、腑に落ちるところがあるのもまた確かです。『タイタニック』ファンの間では、長く語られてきた逸話ではありますが、今回ご紹介させていただきました。