東京フィルメックス2026完全ガイド!開催概要・チケット情報・上映作品まとめ【第27回】
2026年11月20日(金)に開幕する第27回東京フィルメックス。アジアを中心に気鋭の映画作家の新作を紹介する映画祭で、オープニングの会場として丸の内ピカデリーが初めて加わります。チケットは11月6日(金)19:00に発売され、29歳以下がお得に観られる「U-30割」も引き続き実施されます。 この記事では、第27回東京フィルメックスの開催概要やチケット情報を、オープニング・クロージング作品とあわせて解説していきます。
第27回東京フィルメックスの開催概要——日程・会場・主催
| 名称 | 第27回東京フィルメックス(TOKYO FILMeX 2026) |
|---|---|
| 会期 | 2026年11月20日(金)〜11月29日(日)の10日間 |
| メイン会場 | 有楽町朝日ホール |
| オープニング会場 | 丸の内ピカデリー |
| サブ会場 | ヒューマントラストシネマ有楽町 |
| オープニング作品 | 『無用の人』 |
| クロージング作品 | 『みんな他人じゃない』 |
| 主催 | 特定非営利活動法人東京フィルメックス |
| 共催 | 朝日新聞社 |
| 提携企画 | Talents Tokyo 2026(2026年11月23日〜29日) |
| メインビジュアル | IKKI KOBAYASHI(グラフィックデザイナー) |
| チケット発売 | 2026年11月6日(金)19:00〜 |
| 公式サイト | 第27回東京フィルメックス 公式サイト |
第27回東京フィルメックスは、2026年11月20日(金)から11月29日(日)までの10日間、有楽町エリアで開かれる予定です。メイン会場は有楽町朝日ホールで、サブ会場としてヒューマントラストシネマ有楽町も使われます。 2026年の大きなトピックは、オープニング会場として丸の内ピカデリーが初めて採用されたこと。格式ある大スクリーンで、オープニング作品『無用の人』が上映されます。3会場はいずれも有楽町駅から歩いて移動できる距離にあり、作品をはしごしやすいのもうれしいポイントでしょう。 東京フィルメックスは、アジアを中心に世界の新しい才能を紹介してきた国際映画祭です。主催は特定非営利活動法人東京フィルメックスで、朝日新聞社が共催に名を連ねています。映画祭のメインビジュアルは2025年に続き、グラフィックデザイナーのIKKI KOBAYASHIが手がけました。
第27回東京フィルメックスのオープニング・クロージング作品
映画祭の幕開けと締めくくりを飾るのは、日本映画とシンガポール映画の2本です。どちらも海外の主要映画祭で評価を得た話題作で、ひと足早く大スクリーンで観られる貴重な機会となります。 オープニングは原田マハが自ら監督した『無用の人』、クロージングはアンソニー・チェン監督の『みんな他人じゃない』。どちらも劇場公開に先がけての上映で、監督の作風や受賞歴もあわせて押さえておくと、より楽しめるでしょう。
オープニング作品『無用の人』——原田マハが自作を映画化した蒼井優主演作
| 監督・脚本 | 原田マハ |
|---|---|
| 原作 | 原田マハ「無用の人」(短編集『あなたは、誰かの大切な人』所収) |
| 製作国 | 日本 |
| 上映時間 | 109分 |
| 出演 | 聡美役/蒼井優、唯一役/イッセー尾形、柊子役/渡辺えり、タク役/永山瑛太 |
| 配給 | ビターズ・エンド |
| 受賞歴 | サン・セバスチャン国際映画祭(2026年)国際批評家連盟賞、アテネオ・ギプスコアノ賞 |
| 劇場公開 | 2027年1月29日(金) |
美術館の監視員として働く聡美のもとに、見覚えのない鍵が届くところから物語は始まります。送り主は、母・柊子と熟年離婚し、ひと月前に誰にも看取られず亡くなった父・唯一でした。鍵に導かれて父の足跡をたどる聡美は、骨董商のタクを通じて、晩年の父の意外な一面に触れていきます。 原作は、短編集『あなたは、誰かの大切な人』(2014年)に収められた1編。『楽園のカンヴァス』(2012年)などで知られる作家・原田マハが、自ら脚本と監督を手がけた長編デビュー作です。キュレーターとして美術館に勤めた経歴を持つ原田らしく、絵画や古美術への造詣と、光と影にこだわった静謐な画面が見どころとなっています。 主演の蒼井優をはじめ、イッセー尾形、渡辺えり、永山瑛太と実力派がそろった点も魅力。2026年9月のサン・セバスチャン国際映画祭では、コンペティション部門で国際批評家連盟賞とアテネオ・ギプスコアノ賞をダブル受賞しました。劇場公開は2027年1月29日(金)です。
クロージング作品『みんな他人じゃない』——アンソニー・チェン「成長三部作」の完結編
| 監督 | アンソニー・チェン |
|---|---|
| 英題 | We Are All Strangers |
| 製作国 | シンガポール |
| 上映時間 | 157分 |
| 出品歴 | 第76回ベルリン国際映画祭(2026年)コンペティション部門、米アカデミー賞国際長編映画賞シンガポール代表 |
現代のシンガポールを舞台に、屋台食堂を営む父と、兵役を終えたばかりの21歳の息子が、相次いで意中の女性と結婚する物語です。父の相手は苦労を重ねてきた移民の女性、息子の妻は裕福な家庭で育った高校生。狭い公営住宅で同居を始めた二世代のカップルが、本当の家族になれるのかが描かれます。 監督のアンソニー・チェンは、長編デビュー作『イロイロ ぬくもりの記憶』(2013年)でカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールに輝いたシンガポールの映画作家。本作は『熱帯雨』(2019年)に続く「成長三部作」の完結編で、過去2作で組んできた俳優陣が再集結しています。英語作品『Drift』(2023年)や中国で撮影した『国境ナイトクルージング』(2023年)を経て、地元シンガポールの家族ドラマへと回帰した1本です。 シンガポール映画として初めてベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出され、2026年2月にワールドプレミア上映を迎えました。米アカデミー賞国際長編映画賞のシンガポール代表にも選ばれており、映画祭の最後を締めくくるにふさわしい話題作と言えるでしょう。
東京フィルメックス2026のチケット発売日と買い方
| 発売日 | 2026年11月6日(金)19:00〜 |
|---|---|
| 前売券 | 販売期間:2026年11月6日(金)19:00〜11月19日(木)19:00 一般 1,700〜1,800円、U-30割 1,200〜1,300円(プログラムにより異なる) |
| 会期中券 | 2026年11月20日(金)10:00〜 一般 2,000円、U-30割 1,500円 |
| 有楽町朝日ホール・丸の内ピカデリー | LivePocketでのオンライン販売のみ(会場窓口なし) |
| ヒューマントラストシネマ有楽町 | 劇場公式サイトまたは劇場窓口 |
| 手数料 | LivePocketシステム利用料 1枚165円(税込)、コンビニ決済は1枚200円(税抜) |
| 座席 | 購入時に選択可能 |
| 注意事項 | 購入後の払い戻し・交換・再発行は不可 |
| 公式情報 | 第27回東京フィルメックス 公式サイト |
チケットは2026年11月6日(金)19:00に発売されます。前売券の販売は11月19日(木)19:00までで、会期中券は会期初日の11月20日(金)10:00から購入可能です。料金は前売券が一般1,700〜1,800円とプログラムによって異なり、会期中券は一般2,000円となります。 購入方法は会場ごとに異なるので注意しましょう。有楽町朝日ホールと丸の内ピカデリーの上映回は、LivePocketでのオンライン販売のみで、会場にチケット窓口はありません。購入にはLivePocketへのログインが必要で、1枚につきシステム利用料165円(税込)がかかります。 一方、ヒューマントラストシネマ有楽町の上映回は、劇場の公式サイトまたは窓口で購入する仕組みです。特別興行のため、TCGメンバーズカードや各種割引、招待券は使えません。どの会場も購入時に座席を選べますが、購入後の払い戻しや交換はできないため、スケジュールをよく確認してから購入してください。
U-30割と障がい者割引——29歳以下はお得に鑑賞
2025年にスタートした「U-30割」は、2026年も引き続き実施されます。対象は1996年12月1日以降に生まれた人で、前売券は1,200〜1,300円、会期中券は1,500円での鑑賞が可能です。 購入時と入場時には年齢確認があるため、学生証や公的な身分証明書を忘れずに持参しましょう。障がい者手帳を持っている人もU-30割の料金を利用でき、付き添い1名まで同じ料金となります。入場時には、障がい者手帳または「ミライロID」を提示してください。
人材育成ワークショップ「Talents Tokyo 2026」も同時開催
会期中の2026年11月23日(月・祝)から29日(日)には、人材育成ワークショップ「Talents Tokyo 2026」も開催されます。ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・タレンツ」と提携した企画で、東京都やアーツカウンシル東京などが主催しています。 次世代の映画人を育てる場が映画祭と並行して開かれるのも、東京フィルメックスならではの特色と言えるでしょう。
第27回東京フィルメックスは2026年11月20日開幕!
原田マハの監督デビュー作『無用の人』で幕を開け、アンソニー・チェンの「成長三部作」完結編『みんな他人じゃない』で締めくくられる第27回東京フィルメックス。初登場の丸の内ピカデリーを含む有楽町の3会場で、10日間にわたって開催されます。 チケットは2026年11月6日(金)19:00から発売。アジアを中心とした気鋭の映画作家たちの新作に、ぜひ映画祭のスクリーンで出会ってください。
