蒼井優おすすめドラマ9選!『おせん』での着物姿がかわいすぎる!
映画を中心に活躍する蒼井優のおすすめドラマを紹介!
蒼井優は1985年8月17日生まれ、福岡県出身の女優です。血液型はA型。 1999年にミュージカル『アニー』に出演し芸能界デビューを果たすと、2000年から2年間、女子小中学生をターゲットとしたファッション誌「ニコラ」のレギュラーモデルとして活躍。2001年には映画『リリイ・シュシュのすべて』でスクリーンデビューを飾り、憧れだった映画女優への第1歩を踏み出します。 2003年にネット配信された映画『花とアリス』では鈴木杏と共にW主演を務め、2004年に同作が劇場公開されると、一躍知名度がアップ。人気女優の仲間入りを果たしました。その後も、数々の話題作に出演。主な出演映画には『ニライカナイからの手紙』『ハチミツとクローバー』『フラガール』『彼女がその名を知らない鳥たち』『百万円と苦虫女』(後述)などがあります。 2019年に、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の“山ちゃん”こと山里亮太と電撃結婚。山里の相方で蒼井にとっても親友である、“しずちゃん”こと山崎静代を交えた笑いあふれる結婚会見が話題となりました。公私ともに充実し、今後の活躍がますます期待されている実力派女優です。
1.『青と白で水色』
『青と白で水色』は2001年12月1日に、日本テレビ系列で放送された単発ドラマです。同年の「日本テレビシナリオ登龍門」大賞受賞作で、後に『マルモのおきて』『ミス・パイロット』などを手掛けることになる脚本家・櫻井剛のデビュー作としても知られる作品です。 主人公・内山楓(宮崎あおい)は、クラスメイトからのいじめに耐える日々を送る高校2年生。いじめの中心にいるのは、あろうことか楓の中学時代の親友・椎名かすみ(蒼井優)でした。頼みの綱であるはずの母・恵子(銀粉蝶)は楓に無関心で、人生に悲観した楓は校舎の屋上から飛び降り自殺を図ろうとします。 ところが屋上の扉は固く施錠されており、中に入ることすら出来ない始末。同級生の岸田匠(小栗旬)に開錠してほしいと懇願するも、匠は開け方を説明しただけで立ち去ってしまい、楓は途方に暮れます。そんな折、大内瑞穂(小西真奈美)という若い女性教師が、楓のクラスに臨時担任として着任し……。 今作は人生に絶望しかなかった楓が、運命的な出会いを経て、再び“生きる”ことを決意するまでを描いた物語です。 蒼井優は前述の通り、椎名かすみ役で出演しました。楓とは中学時代親友だったにもかかわらず、高校ではある理由から楓をいじめるようになります。もう一度仲良くなりたいと願う楓の思いも空しく、彼女へのいじめがどんどんエスカレートしてしまうという役どころです。
2.『タイガー&ドラゴン』
『タイガー&ドラゴン』は2005年に、TBS系列で放送された作品です。同年1月9日に2時間の単発スペシャルドラマとして放送され、3か月後の同年4月期に、続編となる連続ドラマが制作・放送されました。 幼少期の辛い境遇から、“笑い”を忘れてしまったヤクザ・山崎虎児(長瀬智也)は、ひょんなことから耳にした落語家・林屋亭どん兵衛(西田敏行)の高座に感動し、弟子入りを志願。自身が属する「新宿流星会」の組長からどん兵衛が多額の借金をしていることを知った虎児は、とある方法で借金を肩代わりする見返りとして、弟子入りを許可されます。 こうしてどん兵衛のもと、「林屋亭小虎」として落語の修業を始めた虎児。しかし見た目はヤクザそのものな上、笑いのセンスなど皆無な虎児の指導に、どん兵衛は手を焼くばかり。そんな中虎児は、天才的な落語の才能を持ちながらも、かつて起こした事件がもとで廃業してしまったどん兵衛の次男・谷中竜二(岡田准一)と出会うことに……。 今作はそんな虎児が自身の周りで起こったエピソードを、古典落語をモチーフとした創作落語で面白おかしく語り聞かせる形で進行していく、コメディタッチのドラマとなっています。 蒼井優は今作に、落語家を廃業した竜二が営む洋服屋「ドラゴンソーダ」で働くアルバイト店員・リサ役で出演。竜二のファッションセンスの無さに呆れながらも、少しでも店の売り上げを伸ばすためにダサいデザインが隠れるように工夫して商品を陳列するなど、マメな性格で竜二をサポートするという役どころです。
3.『二十四の瞳』
『二十四の瞳』は2005年8月2日に、日本テレビ系列で放送された単発ドラマです。1952年に発表された壺井栄原作の同名小説が原案となっており、同局が終戦60周年を記念する特別ドラマとして制作・放送しました。 1928年、小豆島の岬に位置する分教場に、師範学校を卒業したばかりの女性教師・大石久子(黒木瞳)が赴任します。久子が受け持ったのは。12人の小学1年生。キラキラ輝く瞳を持つ純粋な子供たちは、美しい久子を“おなご先生”と呼んで慕い、楽しい日々を過ごします。しかしそんな平和な日常にも、戦争の波は容赦なく押し寄せることに。今作は久子と彼女を慕う12人の教え子たちが紡ぐ、20年という長い歳月を描いた、心温まる感動作です。 蒼井優は今作で、久子が受け持った教え子のひとり・片桐コトエが成長し、大人になった姿を演じました。
4.『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ』
『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ』は2008年に、WOWOWで放送された作品です。各界を代表する4人のクリエーターが、蒼井優とタッグを組んで制作した4章・12篇のストーリーからなる作品で、“嘘”という共通のテーマに対して様々な視点から異なるアプローチを仕掛けた話題作です。 主演はすべて、蒼井優本人が務めており、物語は “恋人の死”という嘘みたいな出来事に遭遇し、自分を見失ってしまった主人公・チカ(蒼井優)が、嘘みたいな3つの出来事によって翻弄され、癒されていく過程を描く、第1章「人生って嘘みたい」 “走る”ことで自身の価値観を推し量るという奇妙な性質を持ち、昼でも夜でも構わず走り倒す主人公・真琴(蒼井優)と、そんな真琴に惹かれていく友人・ワタル(新井浩文)の恋を描く、第2章「バライロノヒビ」 ひとつ屋根の下に暮らす、普段は仲の良い長女・松子(池津祥子)、次女・竹子(野嵜好美)、三女・梅子(蒼井優)の三姉妹が、毎回発覚する“小さな嘘”を発端として繰り広げる大喧嘩の模様を描く、第3章「アカバネ三姉妹」 同年に公開された映画『百万円と苦虫女』で蒼井優が演じた主人公・鈴子の短大時代を描いた物語で、学友、アルバイト仲間、恋人といった自身を取り巻く人間たちとうまく付き合おうと奮闘するも、いつも何となく空回りしてしまう鈴子の日常を描いた、第4章「都民・鈴子-百万円と苦虫女 序章-」という4章で構成されています。 また蒼井優は今作で、主題歌「camouflage」も担当しています。
5.『おせん』
『おせん』は2008年に、日本テレビ系列で放送された作品です。きくち正太原作の同名人気コミックが、今作の原案となっています。 舞台となるのは、老舗の料亭「一升庵(いっしょうあん)」。天才的な美的感覚で料理や書、陶芸までもこなす美人女将・“おせん”こと半田仙(蒼井優)を主人公に、おせんとそこに住み込みで働く優秀な従業員たちや、大学を卒業後修行を兼ねた奉公のために勤めることとなった料亭の跡取り息子・江崎ヨシ夫(内博貴)らが巻き起こす騒動を描いた物語。ストーリーもさることながら、劇中に登場する、食欲をそそる美しい料理の数々も注目を集めました。 蒼井優は前述の通り、主人公の“おせん”こと半田仙を演じ、主演を務めています。今作は蒼井にとって演技の幅を広げただけではなく、劇中で披露する美しい着物姿が話題となったことなどから、名実ともに蒼井にとって代表作といえます。
6.『最も遠い銀河』
『最も遠い銀河』は、テレビ朝日開局55周年を記念して、2013年に同局が制作・放送した2夜連続のスペシャルドラマです。白川道原作の同名長編小説が、今作の原案となっています。 10年前、ほぼ白骨化した女性の遺体が小樽の海岸で見つかります。ところが事件の真相はおろか遺体の身元すら判明しないまま迷宮入りしてしまい、捜査に当たった小樽署の刑事・渡誠一郎(三浦友和)は失意の中、定年退職を余儀なくされることに。 そんな中テレビを見ていた渡は、被害者の唯一の遺留品であるテッポウユリのペンダントが画面に映るのを見て、妙な胸騒ぎと違和感を覚えます。かつての刑事魂が蘇り、再び事件を追いかけようと決意する渡。しかしそんな矢先、渡は自身が末期の癌に侵され、余命僅かであることを知ってしまい……。 今作は自身が解決できなかった事件の糸口を偶然発見した元刑事・渡が、命のタイムリミットを前に、被害者の無念を晴らすため、また自身の心残りを払拭するために事件に立ち向かう過程を描く物語です。 蒼井優は今作に、10年前の事件で白骨遺体として発見された女性・江畑美里と、現代パートに登場する美里に瓜二つの社長令嬢・清家茜の二役を演じました。どちらも事件のカギを握るキーパーソンですが、性格や境遇などは360度異なります。そんなふたりの女性を巧みに演じ分けた蒼井の演技に、賞賛が集まりました。
7.『若者たち2014』
『若者たち 2014』は2014年に、フジテレビ系列で放送されました。今作は同局が1966年に制作・放送した田中邦衛主演の人気ドラマ『若者たち』を、現代版にアレンジした作品となっています。 4男1女からなる5人兄妹で構成された佐藤家を舞台に、彼らが様々な葛藤や悩みを抱えながら成長していく過程を描いた今作。父親の死をきっかけに高校を中退し兄弟たちを養うために就職した長男・旭(あさひ、妻夫木聡)、闘病中の恋人のために詐欺をはたらいたことから被害者女性の遺族に恨まれてしまう次男・暁(さとる、瑛太)、病死した母親に代わり家庭を守る一方で同僚の医師との不倫の恋に思い悩む看護師の長女・ひかり(満島ひかり)、大好きな演劇に打ち込むあまり学業は二の次となっている国立大学5年生の三男・陽(はる、柄本佑)、暁の詐欺事件を契機に陰湿ないじめを受け高校を中退してしまった内向的な予備校生の四男・旦(ただし、野村周平)といった佐藤家の個性的な面々と、彼らを取り巻く人々の日常が描かれています。 蒼井優は今作で、旭の彼女・澤辺梓(佐藤梓)を演じました。父の借金を返すために昼夜問わず働く苦労人で、旭とはプロレス観戦が縁で知り合い、意気投合します。その後交際期間を経て旭と結婚し、愛娘・あかりを出産。内助の功で旭を支えていくという役どころです。
8.『Dr.倫太郎』
『Dr.倫太郎』は2015年に、日本テレビ系列で放送されました。清心海原作の小説「セラピューティック・ラブ」を原案として、脚本家の中園ミホが書き下ろしたオリジナル作品となっています。 主人公は患者の話を親身になって聞き、彼らの心の傷と丁寧に向き合い寄り添っていくことを信条とする精神科医・日野倫太郎(堺雅人)。執筆した著書が大ヒットするなど、医師としての評判は申し分ないものの、自身の恋愛に関してはことさら消極的な倫太郎でしたが、ある日自身が勤める大学病院の理事長・円能寺一雄(小日向文世)との会食の席で、ひとりの女性・夢乃(蒼井優)と出会います。この出会いが自身の人生を大きく狂わせていくことになるなど、倫太郎は知る由もなく……。 今作は夢乃と出会って少しずつ狂い始めた倫太郎の日常を軸に、心に傷を抱えた患者たちの闇に向き合っていく倫太郎の姿を描く物語です。 蒼井優は前述の通り、倫太郎の運命を大きく変えることになる女性・夢乃を演じました。新橋で売れっ子芸者をしている彼女の本名は、相澤明良。芸者として華々しく活躍する一方で、母からネグレクトを受けた過去を持ち、そのトラウマから解離性同一性障害という心の病を発症。打算的で攻撃性の強い夢乃と、おとなしい性格の明良という二つの人格を心に秘めており、その治療のために倫太郎のもとを訪れ、図らずも彼の人生を翻弄していくという役どころです。
9.『宮本から君へ』
『宮本から君へ』は2018年に、テレビ東京系列で放送されました。新井英樹原作の同名漫画作品が今作の原案となっており、翌2019年9月には劇場版が公開されたことでも注目を集めた作品です。 都内の文具メーカー「マルキタ」に営業マンとして就職した主人公・宮本浩(池松壮亮)は、その未熟さゆえに営業スマイルが作れず、自身が社会で生きていく意味を見失いかけていました。プライベートでもその未熟さは変わらず、意中の女性に声をかけることすら躊躇する毎日。今作はそんな宮本が、同僚や上司、友人たちに励まされながら、社会の荒波に揉まれる中で必死に自身の生き方を模索していく過程を描く、青春サクセスストーリーです。 蒼井優はこの作品に、中野靖子役で出演。マルキタに勤める宮本の先輩社員・神保和夫(松山ケンイチ)の友人で、同社から独立した神保と共に新会社を立ち上げるメンバーのひとりです。宮本とは飲み会の席で出会い、意気投合。その関係はやがて恋愛へと発展していくという役どころです。
あどけなさの残る笑顔と、艶っぽい魅力を併せ持つ演技派女優・蒼井優。世間を驚かせた電撃結婚を経て、彼女の演技はどのような進化を遂げるのでしょう?今後の活躍に、ますます期待がかかりますね。