2026年10月14日更新

ドラマ『ユージニア』あらすじ・キャスト解説!岸井ゆきの主演で恩田陸の“伝説の本”を安達奈緒子が脚本化

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WOWOW ドラマ ユージニア

「17人が毒殺された事件」「生き残った盲目の少女」「自殺した犯人」——恩田陸が2005年に発表したミステリー小説『ユージニア』が、WOWOWの連続ドラマとして映像化されます。主演は岸井ゆきの、脚本は安達奈緒子、放送・配信は2026年11月8日(日)スタートで、全6話の構成です。 この記事では、『ユージニア』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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ドラマ『ユージニア』作品概要

タイトル連続ドラマW 恩田陸 ユージニア
放送・配信2026年11月8日(日)スタート 毎週日曜22:00 , WOWOWプライム , WOWOWオンデマンド(第1話無料放送)
話数全6話
原作恩田陸『ユージニア』(KADOKAWA/角川文庫)
脚本安達奈緒子
監督古川豪 , 川井隼人
音楽ベンジャミン・ベドゥサック
出演雑賀満喜子役/岸井ゆきの , 田波友子役/木竜麻生 , 青澤緋紗子役/成海璃子 , 青澤緋紗子(13歳)役/倉持春希 , 雑賀誠一役/丸山隆平 , ユージン役/倉須洸 , 緋紗子の母役/真木よう子 , キミさん役/かたせ梨乃 , 栗城照晃役/片岡愛之助
制作プロダクション角川大映スタジオ
製作著作WOWOW
公式サイト公式サイトはこちら

『ユージニア』は、恩田陸が2005年に発表した長編ミステリーです。第59回日本推理作家協会賞を受賞したほか、2020年にはニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ年間の注目書籍100冊に選出。2022年には「ドイツ犯罪小説賞・国際部門」で1位を獲得するなど、海外でも高い評価を受けた作品となっています。 恩田陸は『蜜蜂と遠雷』(2016年)で第156回直木賞と第14回本屋大賞をダブル受賞した作家。本作についてはデヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス』(1990年)にたとえ、“読み進めるほど不安が深くなる”物語だと語っています。 発表から約20年を経て、全6話のドラマとして映像化される本作。17人の命を奪った毒殺事件を軸に、事件を小説にした作家、生き残った盲目の少女、事件を追うライターという3人の女性が、30年の時を経てもなお事件に翻弄されていく姿を描きます。

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ドラマ『ユージニア』のあらすじ【ネタバレなし】

北陸のK市で、地元医師会の代表を務める青澤家の邸宅に大勢の客が集まっていました。当主の還暦と、その母親、息子の誕生日——三世代の祝いの席で、17人が毒により命を落とす惨劇が起こります。 現場に残されていたのは、意味のつかみにくい詩のような手紙。兄の誠一とともに事件の第一発見者となった小学生の雑賀満喜子は、10年後、大学の卒業論文のために関係者への取材を始めます。そこで再会したのが、青澤家の生存者である幼なじみの盲目の少女・緋紗子でした。この出会いをきっかけに、満喜子の人生は大きく動き出します。事件をもとに書いた本はベストセラーとなりますが、その後、彼女は世間から姿を消してしまうのでした。 事件から約30年後、フリーライターの田波友子が事件を調べるためにK市を訪れます。そこへ満喜子が現れ、アメリカからは緋紗子も帰国。残された人々の思いが、長い時を経て少しずつ明らかになっていきます。

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ドラマ『ユージニア』キャスト解説!岸井ゆきの×木竜麻生×成海璃子ら豪華キャストが集結

雑賀満喜子役/岸井ゆきの

主人公・雑賀満喜子を演じるのは岸井ゆきのです。満喜子は小学生のときに兄とともに毒殺事件の第一発見者となり、のちに事件の経緯を小説として書き上げた人物。20代では事件に真相が存在すると信じて取材を重ねる一方、40代では事件の記憶に人生を侵食されたかのような姿を見せます。 岸井ゆきのは『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)で第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した実力派で、本作がWOWOWドラマ初主演となります。

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田波友子役/木竜麻生

田波友子は、事件から約30年後に真相を追ってK市を訪れるフリーライター。原作には登場しないドラマオリジナルのキャラクターで、物語の語り手的な役割を担います。大学在学中のある出来事をきっかけに事件を知り、40代になって満喜子への取材に臨むことになるのです。 演じる木竜麻生は、映画『菊とギロチン』(2018年)で注目を集め、『鈴木家の嘘』(2018年)など話題作への出演が続く俳優です。満喜子との緊張感あふれる対話が、物語の大きな軸となりそうです。

青澤緋紗子役/成海璃子

青澤緋紗子は、名家・青澤家の長女で、幼少期に視力を失った盲目の女性です。毒殺事件の生存者であり、満喜子の幼なじみでもあります。美しく感情を表に出さないミステリアスな存在として、成海璃子が20代以降の緋紗子を演じます。 成海璃子は子役時代から活躍し、映画『神童』(2007年)などで知られる俳優です。事件の中心にいながら真意の見えない緋紗子を、どのように表現するのかに注目です。

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青澤緋紗子(13歳)役/倉持春希

事件当時13歳だった緋紗子を演じるのは倉持春希です。盲目の少女でありながら、刑事・栗城に異様な悪意を感じさせた少女時代の緋紗子は、物語の謎の核心に関わる重要な役どころです。 倉持春希は、NHK Eテレ『いないいないばあっ!』で7代目「はるちゃん」を務めたことで知られ、本作が連続ドラマ初出演となります。

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雑賀誠一役/丸山隆平

雑賀誠一は満喜子の兄で、妹とともに事件の第一発見者となった人物です。惨劇を目の当たりにしながらも、事件後は「生きていく」道を選びました。約30年後には、取材を進める友子とも顔を合わせることになります。 丸山隆平はSUPER EIGHTのメンバーとして活動しながら、映画『泥棒役者』(2017年)で主演を務めるなど、俳優としても活躍しています。

ユージン役/倉須洸

毒殺事件の実行犯・ユージン。事件当時に何を考えていたのか、本名すら明らかにならないつかみどころのない青年として描かれます。早くに両親を亡くし、妹とその恋人を殺されたユージンは、海辺の町の寺で阿弥陀如来を見つめるなかで、憤怒を表す「第三の目」を持つ仏がいることを知るのでした。 緋紗子と出会ったことで人生が狂い始める美青年を、倉須洸がどのように体現するのかに注目です。

緋紗子の母役/真木よう子

幼くして視力を失った緋紗子を救いたい、正しい道へ導きたい——そんな思いを抱く緋紗子の母。娘を深く愛するあまり聖なる存在として扱い、自らの理想を彼女に重ねていきます。 演じる真木よう子は、映画『さよなら渓谷』(2013年)で第37回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した俳優です。

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キミさん役/かたせ梨乃

キミさんは青澤家に20年近く仕えてきた家政婦です。母とは違う立場から緋紗子の成長を間近で見守り、支えてきました。事件で17人が亡くなるなか、生き残ったのは緋紗子とキミさんのふたり。同じ記憶と重荷を背負い続ける彼女もまた、事件の核心に近い存在です。 かたせ梨乃は『極道の妻たち』シリーズなどで知られ、長年にわたり第一線で活躍してきたベテラン俳優です。

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栗城照晃役/片岡愛之助

事件現場に駆けつけた刑事課の栗城照晃。もともと刑事の勘を信じていなかった栗城でしたが、現場で感じた異様な悪意を、13歳の緋紗子の中に見出します。以来、彼女が犯人であることを証明するため、事件を疑い続けていくのです。 歌舞伎俳優の片岡愛之助は、ドラマ『半沢直樹』(2013年)の黒崎駿一役で大きな話題を呼びました。

脚本は安達奈緒子、監督は古川豪×川井隼人——人間の心の機微を描く制作陣

脚本を手がけるのは、大河ドラマ『逆賊の幕臣』(2027年)の脚本に抜擢された安達奈緒子です。『おかえりモネ』(2021年)や『きのう何食べた?』(2019年)など、登場人物の心の機微を丁寧に描く作風で高い評価を集めてきました。本作では原作にないオリジナルキャラクター・田波友子を生み出し、事件を多角的に見つめる構成に仕上げています。 監督は、映画『金子差入店』(2025年)の古川豪と、『ガンニバル』(2022年)や『東京サラダボウル』(2025年)で監督・演出を務めた川井隼人のふたり。音楽はベンジャミン・ベドゥサックが担当し、不穏で美しい世界観を音で支えます。

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ドラマ『ユージニア』の見どころ解説

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史上初の「群青の間」ロケ——ウルトラマリンブルーが彩る圧巻の空間

本作では、石川県金沢市の兼六園・成巽閣にある「群青の間」で撮影が行われました。国指定重要文化財である群青の間でドラマ・映画作品の撮影が実施されたのは、本作が史上初となります。 成巽閣は1863年、加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・眞龍院の隠居所として建てた奥方御殿です。階上にある群青の間は数寄屋風書院の造りで、天井の蛇腹や目地には西欧から輸入されたウルトラマリンブルーの顔料を使用。鮮やかな群青と壁の朱が対比する空間は、北陸新幹線「かがやき」のグリーン車の色のモチーフにもなりました。 劇中では、40代の友子が32年前の事件について満喜子に取材する場面で使われます。成巽閣の館長・吉竹泰雄は、3年前に打診を受けた当初は実現すると思わなかったものの、原作と制作陣の熱意に触れて群青の間は欠かせないと考えるに至ったとコメントしています。

20代と40代の対比——事件の記憶に侵食されていく3人の女性

注目したいのが、満喜子・緋紗子・友子の3人の女性の20代と40代の対比です。20代の3人には未来が開かれているかのような活力がある一方、40代の3人からは事件の記憶に人生を侵食されたかのような悲壮感が漂います。 満喜子は取材当時、事件には明確な真相があると信じていました。しかし40代の満喜子は、実行犯以外にも野放しになっている犯人がいると小説で示唆している点を友子に指摘されると、人間が書く以上ノンフィクションは存在しないと返し、不気味な笑みを浮かべます。30年という歳月が彼女たちに何をもたらしたのか、見届けたくなるはずです。

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狂気をはらんだ実行犯ユージン——“第三の目”が映す悲劇の始まり

これまでの解禁情報ではあまり触れられてこなかった実行犯・ユージンにも、ついにスポットが当たりました。両親を早くに亡くし、妹とその恋人を殺された青年は、寺で仏の「三眼」の存在を知ります。三眼とは、憤怒を表す第三の目のこと。 まったく違う次元から世の中を見通す第三の目——耐えがたい苦しみから解放され、違う次元から自分や世界を眺められるようになりたいと願った瞬間が、彼を悲劇の毒殺へと向かわせることになるのでしょうか。お告げを受けた実行犯の狂気と、事件の背後に潜む人々の欲望や嘘が、どのように絡み合っていくのか注目です。

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ドラマ『ユージニア』は2026年11月8日(日)WOWOWにて放送・配信スタート!30年の時を超えて事件の真相に迫る

17人が命を落とした毒殺事件と、その記憶に人生を侵食されていく人々を描く『ユージニア』。恩田陸の“伝説の本”を安達奈緒子が脚本化し、岸井ゆきのが主人公・満喜子を演じます。 国指定重要文化財「群青の間」での史上初の撮影など、映像ならではの見どころも満載。WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで、2026年11月8日(日)22時から放送・配信がスタートします。全6話で描かれる事件の真相と人々の行く末を、ぜひ見届けてください。