アニメ『百妖譜』ネタバレあらすじ解説!霊医が旅で癒した妖怪たちの過去と京師篇の物語を紹介
妖怪専門の医者・桃夭が、妖怪たちの心の傷を癒しながら旅をする中国アニメ『百妖譜』。2026年10月からは、3期京師篇の日本語吹替版がフジテレビで放送されています。 この記事では、アニメ1期から3期までのあらすじを、期ごとにネタバレ解説します。桃夭たちが旅先で出会った妖怪は、どんな過去を抱えていたのか。 原作の小説を日本語で読めるのかや、傑作選と配信の情報もあわせて紹介します。
『百妖譜』のあらすじ【ネタバレなし】

舞台は、はるか昔の中国です。主人公の桃夭は、「霊医」としてその名をとどろかせる妖怪専門の医者です。手首の金の鈴を鳴らし、患者の心の声を聴きながら治療を行います。 桃夭が故郷の桃都を離れて旅をしているのは、失った「百妖譜」を探すためです。旅には小坊主の磨牙が同行し、やがて狐の妖怪グングンや、謎の貴人・柳公子も加わります。 桃夭が向き合うのは、体の病だけではありません。妖怪たちの「生きていたい」「誰かと共にいたい」という切実な願い。一行はその願いに触れながら、出会いと別れを繰り返していきます。
『百妖譜』の原作は日本語で読める?
『百妖譜』の原作は、裟椤双樹による中国の小説です。2016年に中国の小説誌で連載が始まり、のちに単行本の書き下ろしで続いています。2020年には、中国の動画配信サイトbilibiliでアニメの配信が始まりました。 2026年10月時点で、原作小説や中国で展開された漫画版の日本語版は、発売されていないようです。日本語で物語を楽しむなら、アニメの日本語吹替版か日本語字幕版になります。
『百妖譜』の登場人物と吹き替えの声優を紹介

『百妖譜』の旅は、霊医の桃夭と小坊主の磨牙の2人から始まります。そこへ狐の妖怪グングンと、謎の貴人・柳公子が加わり、にぎやかな一行になりました。 気ままな桃夭を磨牙がたしなめ、磨牙を食べたい柳公子がなぜか磨牙の身を守る。そんな少しいびつな関係が見どころです。 3期京師篇からは、「生きた閻魔」と呼ばれる司家の兄弟と、謎の男・封無楽も物語に加わります。吹き替えの声優とあわせて、主な7人を表にまとめました。
| 名前(声優) | 人物像 |
|---|---|
| 桃夭(東山奈央) | 妖怪専門の医者「霊医」。金の鈴で患者の心の声を聴く。気分屋で毒舌だが根は優しい |
| 磨牙(村瀬歩) | 「南無阿弥陀仏」と唱える小坊主。桃夭に命を救われて以来、旅に同行する |
| 柳公子(河西健吾) | 容姿端麗な謎の貴人。正体は大蛇で、貸しがたまると磨牙を食べられる契約を結ぶ |
| グングン | 旅先で出会った狐の妖怪。友のために怨霊を食い、桃夭に助けられて仲間に加わる |
| 司狂瀾(神谷浩史) | 3期京師篇から登場。「生きた閻魔」と呼ばれる司家兄弟の弟で、寡黙な読書家 |
| 司静淵(小野大輔) | 3期京師篇から登場。司家兄弟の兄で、社交的で弟を可愛がる |
| 封無楽(中谷一博) | 3期京師篇から登場する謎の男。京師で桃夭の大金を盗んだ泥棒を捕まえる |
アニメ『百妖譜』1期(2024年1月〜)ネタバレ:灰狐など6つの物語
1期は全12話で、6つの物語を上下2話ずつで描きます。最初の物語「灰狐」では、雪原の宿屋で桃夭たちが人を食う妖怪に襲われます。そこへ客の中にいた謎の男が加勢し、妖怪を倒していきます。男の正体は、桃夭を探して人の姿に化けた灰色の狐でした。 40年前、狐は1人の少年と遊び、夢を語り合いました。その少年は今、蜀の地で恐れられる大将軍です。旧友の狐が目の前にいても、気づくことはありません。「人間の姿にはなれたが、その心は分からない」という狐の嘆きが、胸に刺さります。 続く物語でも、桃夭は妖怪に自分の過去を語らせてから治療に入ります。金を吐く鳥の漱金は、吉祥とされながら争いと死ばかりを招いてきた過去を明かしました。人狼の郎が死ぬ前に弔いたいと願う女性の「蜉蝣」、亡き親友の日記を読む「慶忌」、村を守りたい「乖龍」。物語の中心は、いつも妖怪と人の絆です。最後の「騰根」では、蠱師の一族の生き残りの老婦が、迫害され続けた人生を語ります。
アニメ『百妖譜』2期(2024年10月〜)ネタバレ:応声など5つの物語
2期は全11話で、5つの物語が描かれます。最初の「応声」では、川で助けられた女性の腹から、奇妙な声が聞こえてきます。続く「化蛇」と「媼姫」は上中下の3話構成で、1期より話がじっくり描かれました。 化蛇の舞台は、大雨と洪水に悩む鹿門寺です。井戸に棲む白蛇・小白の力で、張二狗という男は仙人「空明」として崇められるようになります。けれど空明は、人々の崇拝を失うことを恐れ始めました。さらに車いすの僧侶・覚悔は、自分の正体が化蛇という蛇の妖怪だと明かします。そのうえで桃夭に、自分を殺すよう頼むのでした。 病魔と媼姫では、さらわれた磨牙とグングンを追って、桃夭たちが天水の町へ向かいます。病人を買い集める温家にいたのは、死者を食らう妖怪・媼姫でした。 2期の最終回「照海(下)」で明かされるのは、媼姫の夫・驚蟄の秘密です。重い病で死期を悟った驚蟄は、出家を装って家族の前から姿を消していました。そして鏡の首飾り「照海」に家族を見守るまじないをかけ、自らの霊力をすべて香料に変えたのです。
アニメ『百妖譜』3期(2026年10月〜)ネタバレ:京師篇と封無楽の謎
3期京師篇では、桃夭たちが「百妖譜」を探して都の京師にやってきます。賭場で手にした大金を泥棒に奪われた桃夭を助けたのが、封無楽という男です。立ち去る彼の後ろ姿に、桃夭はある妖怪の姿を見ます。 第2話「拈花(下)」では、封無楽が少年時代の後悔を語り始めます。殺された師匠の敵を討つため、妖剣「無楽剣」を求めて旅に出た封無楽。その途中で救ったのが、孤独な少女・芽芽(ヤーヤー)でした。
アニメ『百妖譜』は何期まで放送された?傑作選や配信はある?
日本では、2026年10月時点で3期京師篇まで放送されています。吹替版の放送枠は、フジテレビとbilibiliのアニメ枠「B8station」です。1期は2024年1月、2期は同じ年の10月に始まりました。2026年4月からは、1期と2期の傑作選も放送されました。 3期京師篇は2026年10月7日から放送中で、BSフジなどでも順に始まりました。配信はABEMAプレミアムやPrime Video、U-NEXTなどで見放題です。FODとTVerでは、最新話を期間限定で無料配信中です。 中国では5期まで配信されていて、日本はまだ物語の途中です。
『百妖譜』は金の鈴で妖怪の声を聴く霊医の物語!3期京師篇も楽しもう

『百妖譜』は、霊医の桃夭が金の鈴で妖怪の心の声を聴き、その傷を癒していく物語です。妖怪たちが抱えていたのは、人との出会いと別れの記憶でした。 毒舌で気分屋の桃夭と、まっすぐな磨牙。磨牙を狙いながら守る柳公子との掛け合いも、重い物語の合間の楽しみです。3期京師篇では封無楽たちが加わり、都での新しい旅が始まりました。1期と2期の物語を振り返りながら、京師篇の続きを見届けましょう。

