ドラマ『ポリティカルパン』キャスト一覧!石原さとみ×高橋一生×河合優実ら登場人物を解説
ドラマ『ポリティカルパン』のキャスト一覧
| キャスト名 | 役名 |
|---|---|
| 石原さとみ | 如月弥生 |
| 高橋一生 | 夏目将門 |
| 河合優実 | 小早川雅 |
| 寛一郎 | 小早川颯 |
| 猫背椿 | 角田桃子 |
| 川西拓実(JO1) | 花園銀二 |
| 吉田ウーロン太 | 八巻徹 |
| きょん(コットン) | ルイ |
| 宮本エリアナ | 世羅カオル |
| 矢野聖人 | 新房ショウ |
| 美村里江 | 宇都宮みさき |
| 平泉成 | 家永貞治 |
| 余貴美子 | 樺島響子 |
| 酒向芳 | 岩倉憲之助 |
| 間宮啓行 | 本間栄人 |
| 岩松了 | 風祭大治 |
| 古舘寛治 | 木内賢明 |
| 草刈正雄 | 小早川士郎 |
| 渡部篤郎 | 乾 |
如月弥生役/石原さとみ
主人公の如月弥生は、直感と頭の回転の速さ、そして人の懐に入り込む力を武器にする大泥棒です。狙いは、使われ方が不透明な“政治の金”。政界に潜入し、与党の金庫番・夏目将門と騙し合いを繰り広げながらダークな金を奪っていきます。彼女が悪党なのか、それとも正義の味方なのかも見逃せないポイントです。 演じる石原さとみは、映画『わたしのグランパ』(2003年)でデビューし、同年には連続テレビ小説『てるてる家族』(2003年)のヒロインに抜擢されました。その後は『失恋ショコラティエ』(2014年)の小悪魔的なヒロイン・紗絵子や、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年)のパワフルな校閲部員など、話題作で主演・ヒロインを次々と務めています。 映画『シン・ゴジラ』(2016年)では米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンを演じ、野木亜紀子脚本の『アンナチュラル』(2018年)では法医解剖医・三澄ミコトとして高い評価を獲得しました。映画『ミッシング』(2024年)では失踪した娘を捜す母親を演じ、それまでのイメージを覆す熱演で新境地を開いています。 石原さとみの魅力は、くるくると変わる豊かな表情と、明るさの奥にのぞく芯の強さ。コミカルな軽やかさとシリアスな感情表現を自在に行き来できるため、人をたらし込みながら大金を狙う弥生のような、つかみどころのない役柄にぴったりです。
夏目将門役/高橋一生
夏目将門は、元財務官僚のエリート議員です。与党・国自党の経理局長を務め、党の金を握る「金庫番」と呼ばれています。敵を作らない立ち回りの裏に、かつて抱いた理想を政界のシステムにのみ込まれた皮肉屋の顔を隠しています。 高橋一生は子役時代から活動するキャリアの長い俳優で、アニメ映画『耳をすませば』(1995年)では天沢聖司の声を担当しました。ドラマ『民王』(2015年)の秘書・貝原役で注目を集め、映画『シン・ゴジラ』(2016年)にも出演。2017年には『カルテット』の家森諭高役と大河ドラマ『おんな城主 直虎』の小野政次役で、一気にブレイクを果たしています。 その後は特殊な能力を持つ漫画家を演じる「岸辺露伴は動かない」シリーズで主演を務め、映画化もされる人気シリーズへと押し上げました。 高橋一生の持ち味は、飄々とした佇まいの裏に本心を隠す、読めない芝居です。理屈っぽい長ゼリフを独特の間でさらりと聞かせる一方、ふとした瞬間に哀しみや狂気をにじませるのも巧み。理想と現実の間で揺れる夏目の二面性を体現するには、これ以上ないキャスティングといえます。
小早川雅役/河合優実
小早川雅は、親子二代で総理を務めた政界の実力者・小早川士郎の娘です。夜遊びを繰り返す自由奔放な女性でしたが、弥生に目を付けられたことで政治の世界へ足を踏み入れていきます。 河合優実は、映画『由宇子の天秤』(2021年)や『サマーフィルムにのって』(2021年)、『PLAN 75』(2022年)などで存在感を示し、若手の注目株として頭角を現しました。ドラマ『不適切にもほどがある!』(2024年)では、昭和のツッパリ女子高生・小川純子を演じて大ブレイクしています。 同じ2024年には、過酷な環境を生きる少女を演じた映画『あんのこと』(2024年)と、恋人との関係に揺れる女性を演じた『ナミビアの砂漠』(2024年)で主演を務め、数々の映画賞を受賞しました。 河合優実の強みは、役として“そこに生きている”と感じさせる生々しいリアリティです。大げさな表現に頼らず、目線や佇まいだけで危うさや苛立ちを伝える演技は圧巻。奔放な令嬢から政治家へと変化していく雅の成長を、どう見せてくれるのか期待が高まります。
小早川颯役/寛一郎
小早川颯は、小早川士郎の息子で雅の兄です。父の秘書として政界の内側に身を置いています。 寛一郎は、祖父に三國連太郎、父に佐藤浩市を持つ俳優で、2017年に俳優デビューしました。映画『菊とギロチン』(2018年)では大正時代のアナキスト・古田大次郎を演じ、デビュー間もないながら鮮烈な印象を残しています。 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)では、源実朝を討つ公暁を演じて大きな話題に。映画『せかいのおきく』(2023年)では黒木華演じるおきくと心を通わせる青年・中次を演じ、連続テレビ小説『ばけばけ』(2025年)ではヒロインの夫・銀二郎を演じました。 寛一郎は、寡黙な佇まいの中に激しい感情を秘めた役どころで真価を発揮する俳優です。鋭い眼差しと静かな声のトーンだけで、内に抱えた屈折や葛藤を伝えられるのが魅力。偉大な父の下で生きる颯の複雑な胸中にも注目です。
角田桃子役/猫背椿
角田桃子は、弥生が通う大衆食堂の店主です。増税と物価高のあおりを受けて店を閉めることになり、弥生や雅とチームを組んで思いがけない仕事を任されます。 猫背椿は、松尾スズキが主宰する劇団「大人計画」に所属する俳優です。舞台を中心に活動しながら、宮藤官九郎脚本の『監獄のお姫さま』(2017年)をはじめ、『刑事ゼロ』(2019年)、大河ドラマ『どうする家康』(2023年)、『星降る夜に』(2023年)、『恋は闇』(2025年)など、数多くのドラマに出演してきました。 猫背椿の魅力は、どこにでもいそうな庶民のリアルさと、思わず笑ってしまうおかしみの同居です。わずかな出番でも場の空気をさらう存在感があり、コメディからシリアスまで作品の温度に自然と溶け込みます。物価高に苦しむ“普通の人”の代表として、政界の物語に生活者の目線を持ち込む役どころです。
花園銀二役/川西拓実(JO1)
花園銀二は、夏目将門の甥で、彼の私設秘書を務める青年です。もともと政治には関心がありませんでしたが、叔父の指示を受けて夏目と弥生の間を行き来する立場になります。 川西拓実は、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(2019年)から誕生したグローバルボーイズグループ「JO1」のメンバーです。グループではパフォーマンスの中心を担う一方、俳優としても活動の幅を広げてきました。 映画『バジーノイズ』(2024年)では、ひとりで音楽を作り続ける青年・清澄を演じて映画初主演を果たしました。同年には『逃走中 THE MOVIE』(2024年)にも出演しています。 川西拓実は、素朴であどけない雰囲気と、ふとした瞬間に見せる憂いのある表情が魅力です。口数が少なく内向的な役でも、繊細な表情の変化で心の動きを伝える力があります。政治に無関心だった若者が権力の渦に巻き込まれていく姿を、等身大で演じてくれるはずです。
八巻徹役/吉田ウーロン太
八巻徹は、千羽17区から出馬した弁護士です。勤めていた法律事務所の閉鎖をきっかけに、法律の力で社会を変えようと立候補しました。しかし雅の選挙戦に巻き込まれ、苦しい戦いを強いられます。 吉田ウーロン太は、2002年にお笑いトリオ「フラミンゴ」を結成し、芸人として活動をスタートしました。その後は俳優のほか、脚本家や放送作家としても活躍するマルチな才能の持ち主です。 俳優としては野木亜紀子脚本作品の常連で、『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)、映画『ラストマイル』(2024年)に出演しています。ほかにも映画『シン・ゴジラ』(2016年)や、ドラマ『下剋上球児』(2023年)など話題作に名を連ねてきました。 吉田ウーロン太の持ち味は、コミカルさと生活感を兼ね備えたリアルな人物造形です。芸人出身ならではの間の取り方で、脇役でも物語にほどよいユーモアと人間味を加えます。理想に燃えながら劣勢に立たされる八巻の姿を、どこか憎めない人物として描き出しています。
ルイ役/きょん(コットン)
ルイは、弥生の幼なじみで泥棒仲間です。さまざまな職業に潜入しては情報を集め、弥生と組んで暗躍します。 演じるきょんは、西村真二とのお笑いコンビ「コットン」のメンバーです。2012年に「ラフレクラン」として結成し、2021年に現在のコンビ名へ改名しました。ピン芸人としても実力を発揮し、R-1グランプリ2023では準優勝に輝いています。 俳優としては、日曜劇場『下剋上球児』(2023年)で青沼健太を演じたほか、FODのドラマ『トラックガール』(2023年)や『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』(2025年)などに出演してきました。 きょんの強みは、コントで培った変幻自在の演じ分けと、誰とでも自然に掛け合えるテンポのよさです。さまざまな職業になりすますルイは、まさに芸人としての引き出しが生きる役どころ。弥生との軽妙なやり取りも見どころです。
世羅カオル役/宮本エリアナ
世羅カオルは、雅の大学時代からの友人です。海外留学中に知り合った縁から「チーム雅」に加わり、雅を支えていきます。 宮本エリアナは、2015年のミス・ユニバース日本代表に選ばれた人物です。モデルとして活躍したのち、野木亜紀子脚本の『連続ドラマW フェンス』(2023年)で、松岡茉優とのダブル主演により俳優デビューを果たしました。 同作では、沖縄で生まれ育ったブラックミックスの女性・大嶺桜を演じ、性的暴行事件の真相を追うバディ役として注目を集めています。本作は、それ以来となる“野木ドラマ”への出演です。 宮本エリアナの魅力は、凛とした存在感と、飾らない自然体の芝居です。演技経験が多くないからこそ生まれる、作り込みすぎないリアルな空気感が持ち味。雅の頼れる友人として、チームに風通しのよさをもたらす存在になりそうです。
新房ショウ役/矢野聖人
新房ショウは、物怖じせず政界に切り込んでいくフリーランス記者です。弥生たちの動きとどう関わっていくのかにも注目が集まります。 矢野聖人は、2010年に舞台『身毒丸』のオーディションで蜷川幸雄に見出され、主演に抜擢されました。同年には天海祐希主演のドラマ『GOLD』(2010年)で映像作品にも進出しています。 『リーガル・ハイ』(2012年)では、名前を間違えられるたびに「井手です!」と訂正する事務員・井手孝雄役でお茶の間に強い印象を残しました。『GTO』(2012年)では生徒につきまとう数学教師・勅使川原優を怪演し、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)では電器メーカーの社員・酒井秀樹を演じています。 矢野聖人は、コミカルな役から不気味さを漂わせる役まで振り幅の大きな演技が持ち味です。蜷川演出の舞台で鍛えられた確かな発声と身体表現もあり、真っすぐな正義感と記者ならではのしたたかさを併せ持つ新房を、説得力をもって演じています。
宇都宮みさき役/美村里江
宇都宮みさきは、野党第一党・民友党の衆議院議員です。女性の政治参画を推進する女性議員連盟を主催する、リーダーシップの強い政治家。選挙制度改革を目指す雅を気にかけ、導いていく存在として第3話から登場します。 美村里江は、ドラマ『ビギナー』(2003年)のヒロインオーディションを勝ち抜き、「ミムラ」名義で主演デビューしました。映画『着信アリ2』(2005年)で映画初主演を務め、『サイドカーに犬』(2007年)などにも出演しています。 大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(2011年)や『西郷どん』(2018年)にも出演し、2018年に現在の芸名へ改名しました。俳優業のかたわら、雑誌でエッセイを連載するなど文筆家としても活動しており、無類の読書家としても知られています。 美村里江の持ち味は、知性を感じさせる落ち着いた佇まいと、凛とした強さです。柔らかな物腰の中に揺るがない信念をのぞかせる演技は、政治家役にぴったり。雅を導く先輩議員として、頼もしさと底知れなさを同時に感じさせてくれます。
家永貞治役/平泉成
家永貞治は、与党・国自党の事務局長です。50年以上にわたって党の資金を管理してきた“真の金庫番”で、大臣クラスの政治家も頭が上がりません。経理局長の夏目より上で実権を握る、影の権力者です。 平泉成は、1964年に大映京都の第4期ニューフェイスに選ばれ、1966年に映画『酔いどれ博士』でデビューしました。以来60年近くにわたり、刑事ドラマや時代劇、映画など数え切れないほどの作品で脇を固めてきたベテラン俳優です。 是枝裕和監督の映画『誰も知らない』(2004年)ではコンビニの店長を演じ、映画『明日を綴る写真館』(2024年)では80歳にして長編映画初主演を果たし、大きな話題を呼びました。 平泉成といえば、ものまねされることも多い独特のかすれた声と、穏やかな語り口が代名詞です。本人は「どこにでもいるおじさん」のように演じることを心がけており、自然体の中に深い人生経験をにじませる芝居が持ち味。本作では、その柔らかさの裏に底知れぬ権力を秘めた老獪な人物を演じています。
樺島響子役/余貴美子
樺島響子は、政界を引退した元有名政治家です。舌鋒鋭い人物で、弥生が“政治の金”に目を付けるきっかけを与えます。 余貴美子は、劇団「東京壱組」での舞台活動を経て、映画『噛む女』(1988年)で本格的に映画デビューしました。映画『おくりびと』(2008年)と『ディア・ドクター』(2009年)で2年連続となる日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞し、『あなたへ』(2012年)で3度目の同賞に輝いています。 映画『シン・ゴジラ』(2016年)では防衛大臣・花森麗子を演じ、ドラマでも『ちゅらさん』(2001年)、『半分、青い。』(2018年)、『虎に翼』(2024年)など連続テレビ小説の常連として親しまれてきました。 余貴美子の魅力は、包容力のある温かさと、ひと言で場を制する迫力を併せ持つ点です。母親役から権力者まで幅広く演じ分け、短い登場でも物語に重みを与えます。弥生の運命を動かす元政治家として、強烈なインパクトを残してくれるでしょう。
岩倉憲之助役/酒向芳
岩倉憲之助は、国自党の幹事長です。若い頃から小早川士郎に仕え、その指名で党のナンバー2の座に就きました。いずれは総理の椅子を手にしようと野心を燃やしています。 酒向芳は、劇団オンシアター自由劇場の出身で、のちに自ら劇団を立ち上げて演出も手がけてきた舞台人です。映画『検察側の罪人』(2018年)では事件の容疑者・松倉重生を演じ、その不気味な存在感で一躍注目を浴びました。 その後は『監察医 朝顔』シリーズや日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(2024年)、『クジャクのダンス、誰が見た?』(2025年)などドラマへの出演が相次いでいます。映画でも『燃えよ剣』(2020年)や、野木亜紀子脚本の『ラストマイル』(2024年)に出演しました。 酒向芳の真骨頂は、一見おとなしそうな佇まいから、ぞっとするような狂気や執念をのぞかせる芝居です。善人にも悪人にも見える絶妙な曖昧さがあり、観る者に緊張感を与えます。野心を隠し持つ幹事長役でも、その不穏さが存分に生かされています。
本間栄人役/間宮啓行
本間栄人は、夏目将門の秘書です。キャリア40年のベテランで、政界の表と裏を知り尽くしています。夏目が唯一本音を話せる相手でもあります。 間宮啓行は、愛知県出身の俳優で、舞台を中心にキャリアを積んできました。とくにシェイクスピア作品への出演が多く、吉田鋼太郎と藤原竜也が共演した舞台『アテネのタイモン』にも名を連ねています。 2021年には舞台『太平洋食堂』で、門真国際映画祭の舞台映像部門最優秀主演男優賞を受賞しました。映像作品では、映画『右向け左!自衛隊へ行こう』(1995年)のほか、ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(2025年)などに出演しています。 間宮啓行の持ち味は、古典劇で鍛え上げた重厚な台詞術と、落ち着いた品格のある佇まいです。長年政界の裏側を見てきた老練な秘書という役どころに説得力を与え、夏目の右腕として物語を静かに支えています。
風祭大治役/岩松了
風祭大治は、ニッポニアの内閣総理大臣です。小早川士郎に擁立された、いわば“操り人形”の総理で、キングメーカーである士郎を恐れながらも続投を狙っています。 岩松了は、劇作家・演出家・俳優として活躍する演劇界の重鎮です。劇団東京乾電池を経て劇作を手がけるようになり、『蒲団と達磨』で1989年に岸田國士戯曲賞を受賞しました。 俳優としては、三木聡監督の「時効警察」シリーズで主人公の上司・熊本課長を演じてお茶の間にも浸透。映画『亀は意外と速く泳ぐ』(2005年)など、三木聡作品には欠かせない存在となっています。 岩松了の芝居は、とぼけた脱力感の中に、人間の小ささや哀愁をにじませるのが特徴です。どこか頼りないのに目が離せない独特の味わいは、権力者に怯えながら保身に走る総理役にうってつけ。シリアスな政治劇に、皮肉の効いた笑いを添えてくれます。
木内賢明役/古舘寛治
木内賢明は、小早川士郎の秘書です。士郎に忠実な側近として、陰で画策しながら「秘密と金」を守っています。 古舘寛治は、20代でニューヨークに渡って演技を学び、帰国後は平田オリザ主宰の劇団「青年団」に入団しました。映画『闇金ウシジマくん』(2012年)の刑事役や、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)のバーのマスター・山さん役などで知られています。 映画『淵に立つ』(2016年)では、静かな家庭に揺らぎを抱える夫を演じて高い評価を獲得しました。野木亜紀子脚本のドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』(2020年)では、滝藤賢一とダブル主演を務めています。 古舘寛治の魅力は、飄々とした自然体の芝居の中に、不気味さや得体の知れなさをにじませる点です。何を考えているか分からない人物を演じさせると右に出る者はいません。士郎の懐刀として暗躍する木内でも、その底知れなさが際立っています。
小早川士郎役/草刈正雄
小早川士郎は、親子二代で総理を務めた国自党の副総裁です。政界の“キングメーカー”として絶対的な権力を握り、雅と颯の父でもあります。義理人情を重んじる一方、背く者は徹底的に潰す冷徹さも持ち合わせています。 草刈正雄は、モデルとして人気を集めたのち俳優に転身し、1970年代から映画やドラマで二枚目スターとして活躍しました。映画『復活の日』(1980年)では主演を務め、国際的なスケールの大作で存在感を示しています。 大河ドラマ『真田丸』(2016年)では、知略に長けた真田昌幸を演じて幅広い世代から再評価されました。連続テレビ小説『なつぞら』(2019年)では、ヒロインを見守る北海道の開拓者・柴田泰樹を演じ、その温かな人柄で視聴者の心をつかんでいます。 草刈正雄の持ち味は、年齢を重ねて深みを増した重厚な貫禄と、ふと見せるチャーミングさです。威厳ある権力者を演じながらも、どこか人間的な愛嬌を感じさせるのが魅力。人を取り込む力と冷酷さを併せ持つ士郎を、圧倒的なスケールで体現しています。
乾役/渡部篤郎
乾は、独自のネットワークで政界の情報を集めては流す謎の情報屋です。好奇心から弥生に手を貸しますが、彼自身にも大きな目的があるようです。 渡部篤郎は、ドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』(1997年)で執拗なストーカー役を怪演してブレイクしました。『ケイゾク』(1999年)では元公安の刑事・真山徹を演じ、カルト的な人気を誇る作品の顔となっています。 その後も『ビューティフルライフ』(2000年)や大河ドラマ『北条時宗』(2001年)に出演。主演を務めた『外事警察』(2009年)では、冷徹な公安捜査官・住本健司を演じて高い評価を受けました。『銭の戦争』(2015年)や『お義父さんと呼ばせて』(2016年)など、悪役からコメディまで幅広い作品で活躍しています。 渡部篤郎の魅力は、色気と危うさが同居するミステリアスな存在感です。感情を読ませない静かな芝居で、観る者に「この人物は何を企んでいるのか」と思わせる力があります。弥生の協力者でありながら真意の見えない乾は、まさに彼の真骨頂といえる役どころです。
ドラマ『ポリティカルパン』は毎週水曜22時から放送中!豪華キャストの騙し合いに注目
『ポリティカルパン』は、石原さとみ演じる大泥棒・如月弥生が、政界の闇に眠る金を狙う痛快エンターテインメントです。高橋一生、河合優実といった主要キャストに加え、草刈正雄、平泉成、岩松了などベテラン勢が政治家役で脇を固めています。 騙し合いの先に何が待っているのか——毎週水曜22時の放送をチェックしてみてください。


