コナン「業火の向日葵」あらすじ・ネタバレ解説!犯人やキッドの目的・最後のマスクを考察
2015年に公開された映画「名探偵コナン」シリーズ19作目『名探偵コナン 業火の向日葵』。ゴッホの「ひまわり」をめぐって怪盗キッドとの駆け引きが描かれるスリリングな展開となっています。 この記事では、ネタバレありあらすじからラストの解説、ゲスト声優など、余すことなく「業火の向日葵」の魅力を紹介します。
「業火の向日葵」の作品概要
| タイトル | 『名探偵コナン 業火の向日葵』 |
|---|---|
| 監督 | 静野孔文 |
| 脚本 | 櫻井武晴 |
| 原作 | 青山剛昌 |
| 上映時間 | 112分 |
| 主題歌 | ポルノグラフィティ「オー!リバル」 |
| キャスト | 高山みなみ , 山崎和佳奈 , 小山力也 , 山口勝平 , 林原めぐみ |
【ネタバレなし】「業火の向日葵」のあらすじ

かつて戦時中に日本で焼失されたとされていたゴッホの名画「ひまわり」が、ニューヨークのオークションに出品されます。3億ドルという史上最高額でこの名画を落札したのは、大富豪・鈴木次郎吉。 彼の目的は世界中に散らばる7枚の「ひまわり」をすべて集め、鉄壁のセキュリティを誇る日本の美術館レイクロックで展示することでした。 しかしそこへ、巨大宝石しか狙わないはずの怪盗キッドが現れ、「ひまわり」を奪うと宣言します。
【ネタバレ①】キッドの正体は?偽物のキッドが現れた理由
次郎吉は「ひまわり」をキッドから守るため、工藤新一や警備を担当する「7人のサムライ」を連れて、飛行機で絵を輸送します。 しかしそのとき仕掛けられていた爆弾が爆発。外へ投げ出された「ひまわり」を工藤新一に変装していたキッドがグライダーで飛び出して回収します。空港で到着を待っていたコナンはキッドを追いますが、取り逃がしてしまいます。しかし絵は戻ってきました。 その後、キッドの狙いが「5番目のひまわり」であることが判明。厳重な警備にも関わらずキッドは見事に絵を盗み出します。 現場には、盗んだ絵を100万円で売却するというカードが残されていました。しかしコナンと警備主任のチャーリーがこれを阻止。この手口に、長年キッドを追ってきたコナンは違和感を覚えます。
【ネタバレ②】犯人は宮台なつみ!動機と計画を解説
キッドの狙いも掴めないまま、展覧会が開場します。しかし突然会場で火の手が上がり、コナンたちはそこでキッドの姿を目にします。キッドの目的は絵を守ることだったのです。キッドとコナンは協力して「ひまわり」を火から守ります。 「ひまわり」を狙っていた犯人は、鑑定士の宮台なつみでした。彼女は通路に監視カメラを設置するためにひまわりの造花を設置することを提案しました。彼女はその造花を燃やし、会場を火の海にしようとしたのです。 宮台は展示される7枚の「ひまわり」の模写のうち、2番目と5番目が贋作だと思い込んでいました。ゴッホの展覧会で贋作が展示されるくらいなら、燃やしてしまおうと考えたのです。 彼女は最初は飛行機に爆弾を仕掛けますが、キッドの妨害にあいます。その後、絵がすり替えられた疑惑が出たときには鑑定するため工房に運ぼうとしますが、それも阻止されました。 キッドはそのたび、彼女が人目のないところで絵に触れることを防いでいたのです。
【ネタバレ③】チャーリー警部の正体とキッドを追う理由
チャーリーはニューヨーク市警の警部です。怪盗キッドの捜査を担当しており、本作ではキッドを追って来日しました。 正義感の強い彼はキッド逮捕に執念を燃やしており、キッドのことを「目的のためなら手段を選ばないテロリスト」とさえ非難し、敵視しています。 一方で先入観を抱かない人物で、コナンの鋭い観察眼に一目置いています。 また最終的にキッドを追い詰めながら、彼の今回の行動の理由を知り、一度だけ見逃すことを決意しました。
【おばあさん】キッドが「芦屋のひまわり」を見せたかった理由
老婦人ウメノは、損保ジャパン日本興亜美術館に展示されている「ひまわり」を毎日観に来ています。 彼女は戦時中、芦屋の邸宅に住んでおり、「ひまわり」を所有していました。しかし戦火で自宅や絵画が焼失しそうになったとき、住み込みの大工・東清助がGHQから絵画を隠し、亡くなってしまいます。彼女は後にアルルで見つかった「芦屋のひまわり」をもう一度観たいと願っていたのです。 ウメノはそのことをかつて彼女の住む屋敷に勤めていた寺井に話していました。後にキッドの助手となった寺井はキッドに彼女の願いを叶えてほしいと頼んでいたです。
【ラスト】最後のマスクは誰のもの?正体と意味を考察
キッドがチャーリーに見つかったとき、近くにマスクが落ちていました。その顔は次郎吉のボディーガードである後藤善悟。つまり、誰かが後藤に変装していたのです。 キッドは変装の達人ですが、“変装させる”ことにも長けています。後藤に変装した人物は、「芦屋のひまわり」を観るウメノの姿をモニター越しに眺め、涙を流していました。 「芦屋のひまわり」に対するウメノの想いを知る人物、つまり寺井が後藤に変装していたのです。
【ひどい】評価が分かれる理由・大人の事情とは?
「業火の向日葵」はコナン映画のなかでも、評価が分かれる作品です。その理由は、「犯人の動機に納得感がない」、「キャラクター設定の矛盾や行動の違和感」などにあるようです。 「犯人の動機に納得感がない」については、宮台は2番目と5番目の「ひまわり」を偽物と考えていましたが、実際それらはすでに鑑定され、正式に本物と証明されたものでした。これをなぜ彼女が偽物と思い込んだかは不明です。 「キャラクター設定の矛盾や行動の違和感」については、寺井の年齢設定やコナンとキッドの行動が不自然だと言う指摘があります。 『名探偵コナン 20years シネマガイド: 少年サンデーグラフィック』での櫻井武晴氏のインタビューによれば、もともとの脚本から大幅にカットされており、ミステリー要素が薄くなってしまったとのことです。
【ゲスト声優】宮台なつみ役は榮倉奈々、知英も出演

「業火の向日葵」には、ゲスト声優として榮倉奈々と元KARAの知英(ジヨン)が出演しています。 榮倉奈々が演じたのは、「7人のサムライ」のうちの1人である絵画鑑定士の宮台なつみです。 知英はレイクロック美術館で開催される「日本に憧れたひまわり展」の案内係役を担当し、コナンたちを迎えています。
コナン「業火の向日葵」ゴッホの絵画とキッドの真意が鍵となる
コナンと怪盗キッドの攻防がメインとなる『名探偵コナン 業火の向日葵』。ゴッホの絵画をめぐって、キッドの真意が不明のなか次々と事件が起こり、コナンは推理を巡らせます。 最終的にはキッドの仲間を思っての行動に感動しますね。