2024年4月22日更新

怪盗キッドの正体は黒羽快斗!なぜ怪盗に?実は2代目?【名探偵コナン】

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名探偵コナン 紺青の拳(紺青のフィスト)
(C)2019青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

『名探偵コナン』ではゲスト出演ながら、レギュラーキャラクターを凌ぐほどの人気を誇り、2024年公開の劇場版「100万ドルの五稜星」のメインも務めた怪盗キッド(黒羽快斗)。 主人公・江戸川コナンのライバルに相応しく、非常に優れた推理力と洞察力の持ち主です。マスコミからは「月下の奇術師」、「平成のアルセーヌ・ルパン」とも称され、ミステリアスな雰囲気とキザな振る舞いから、ハートを奪われた人も多いのでは? この記事では怪盗キッドの正体に迫りつつ、彼が怪盗となった目的、ライバルたちとの関係などをたっぷり紹介していきます! ※この記事は『名探偵コナン』及び『まじっく快斗』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【名探偵コナン】怪盗キッド/黒羽快斗のプロフィール

名前怪盗キッド/黒羽快斗
年齢17歳
身長/体重174cm/58㎏
誕生日6月21日
家族黒羽盗一(父)
黒羽千影(母)
声優山口勝平

怪盗キッドは、白いシルクハットにマントを纏う紳士然とした出で立ちに、右目のモノクルがトレードマーク。いかに厳重な警備や金庫も鮮やかに突破し、魔法のように宝を盗み出す彼は、日々警察を翻弄する変幻自在・神出鬼没の大怪盗です。 盗みの際はトランプ銃や、マントを翼に変形させて飛ぶハンググライダーなど、自作の道具を駆使します。さらに変装を最も得意としていて、外見だけでなく、相手の癖やしぐさ、性格までも完全にコピーします。コナンのような変声機も使わずに、無数の声色を操ってきました。 これまでに盗んだ宝石類は152点、被害総額はなんと387億2500万円にのぼります。

怪盗キッドの正体は?

そんな怪盗キッドの正体は、江古田高校に通う高校生2年生・黒羽快斗です。普段は手品が得意なごく普通の青年。 好物はチョコレートアイスで、苦手なものは魚類。身体能力は高いはずなのに、何故かアイススケートだけは苦手なんだとか。怪盗キッドは役として演じている部分が強く、幼馴染みの中森青子に素直になれず喧嘩したり、クラスの人気者だったりと素の快斗は明るい性格をしています。

怪盗キッドは『まじっく快斗』の主人公

コナンのライバルとしてお馴染みの怪盗キッドですが、彼はもともと『まじっく快斗』という漫画の主人公です。こちらは「コナン」の連載より前に1987年から連載開始した作品で、ビッグジュエルという宝石を狙うキッドの活躍が描かれています。 内容はかなりコメディ寄りなものになっており、本作のキッドは3枚目なイメージが強い印象です。また『名探偵コナン』では暗号めいた予告状を出していますが、『まじっく快斗』では少し大人しめ。「どこから、なにを、いつ盗むか」を明記しており、お馴染みのトランプ銃もあまり使用していません。 ちなみに本作は現在も不定期連載というかたちで進行中です。『週刊少年サンデー』史上最長の連載期間を今も更新しており、これまでに計2回アニメ化もされています。

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怪盗キッドの目的とは?

怪盗キッドは宝石を専門に狙う怪盗で、“目当ての品でなければ返しに来る”、“殺人は行わず人命優先”をモットーとしています。特に「ビッグジュエル」という宝石類を盗みの対象にしているのは有名です。 そんな怪盗キッドの目的は、初代怪盗キッド・黒羽盗一を殺害した「謎の組織」への仇討ち、そして、組織が狙っているビッグジュエル「パンドラ」の破壊です。

黒羽快斗は初代怪盗キッドだった父を継いで2代目に

初代怪盗キッド・黒羽盗一は「東洋の魔術師」と謳われた天才マジシャンで、実は快斗の父親です。つまり快斗は怪盗キッドとしては2代目。 盗一は8年前にマジックの最中に亡くなりました。快斗は不慮の事故死だと思っていましたが、ある日快斗は自宅で盗一が作った隠し扉を発見します。その先の部屋には世間を騒がせた大怪盗の衣装があり、快斗は自分の親が怪盗キッドであったことを知ります。 さらに盗一は事故死ではなく謎の組織に殺害されたことが判明します。 こうしてキッドは2代目怪盗キッドになることを決意したのです。

父・盗一の死の真相

盗一はなぜ謎の組織に殺害されたのでしょうか? それは、組織が不老不死の力を持つパンドラを入手すべく、世界に散らばるビッグジュエルを集めていた過程で、盗一が意図せず組織の邪魔をしたからでした。 快斗は怪盗キッド復活を喧伝し、狙い通りに組織との接触を果たしたことで、その真実を知ることになりました。 こうした理由で、快斗はパンドラを組織に先回りして見つけようとしているのです。彼が宝石を狙うのは、美術品の金銭的・経済的な価値に興味があるわけではなく、組織への復讐という大きな目的のためなのです。

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『名探偵コナン』で活躍する怪盗キッド

名探偵コナン 怪盗キッド
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 © bushiroad All Rights Reserved.・Ambition co.,Ltd.

ここからは『名探偵コナン』での怪盗キッドの登場回の中で、特に重要と思われるエピソードをご紹介!これさえ読めばキッドとコナンの出会いや因縁をしっかりチェックすることができますよ。 またそれ以外の登場回が気になる人は怪盗キッドの登場回一覧も読んでみてください。

キッドの初登場はアニメ76話「コナンvs怪盗キッド」

怪盗キッドが初登場を飾ったのはアニメ76話の『コナンvs怪盗キッド』です。このなかでキッドは鈴木財閥の家宝「黒真珠(ブラックスター)」を狙い予告状を送りつけます。その内容をコナンが解明したため、2人は初めて対峙することに。 キッドはその巧みな技術で1度は黒真珠を盗んだものの、最終的にはコナンに追い詰められ失敗してしまいます。ここからコナンとキッドの因縁が始まり、彼らはライバルとして幾度となく衝突していくのです。 ちなみにこちらの話は単行本16巻File6~9に収録されています。キッドは当初ゲストキャラの予定でしたが、思いのほか反響が大きくレギュラー化していったようです。

キッドがコナンの正体を知るのは劇場版「世紀末の魔術師」

1999年に公開された劇場版第3作『名探偵コナン 世紀末の魔術師』。こちらは怪盗キッドが映画初登場を飾った作品なのですが、なんとキッドがコナンの正体を知る超重要作でもあるんです。 本作は「インペリアル・イースター・エッグ」というお宝をめぐる物語となっており、キッドは情報収集のためにコナンと阿笠博士の会話を盗聴します。それがきっかけで、キッドはコナンの正体が工藤新一だと知ることに。 それにより2人の因縁はより深いものになり、彼らはそれまで以上に熾烈なライバル関係を築いていきます。

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最新映画「100万ドルの五稜星」では怪盗キッドが北海道に参上!

コナン 100万ドルの五稜星
(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

2024年4月に公開された新作映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。本作には怪盗キッドと服部平次がメインキャラとして登場しています。 キッドは北海道を拠点とする斧江(おのえ)財閥に、土方歳三ゆかりの刀を盗むと予告状を送りつけました。しかし偶然函館に来ていたコナンや平次に邪魔され、その盗みは失敗してしまいます。キッドは他の刀を狙い奔走しますが、この騒動が予想外の方向へ展開することに。 なんとキッドが狙う刀はお宝を探す重要なカギになっており、刀を狙う武器商人や謎の剣士まで参戦してきたのです。苦境に立たされたキッドはコナンたちと共闘し、お宝争奪戦に挑んでいくのでした。

怪盗キッド/黒羽快斗の正体を知っている人物

2代目怪盗キッドであり、神出鬼没の大怪盗である黒羽快斗。彼の正体は基本的に謎に包まれているものの、一部の人たちには彼の正体が誰なのかバレているようです。 ここでは、怪盗キッドこと黒羽快斗の正体を知っている人物について詳しく紹介します!意外にも、彼の正体を知っている人物はたくさんいるんですね。

怪盗キッドの正体を知る人物一覧

白馬探

白馬探はもともと、イギリス在住の高校生探偵として活躍しており、未だ捕まらぬ怪盗キッドを自身の手で捕まえようと考えていました。 とある事件の現場に残っていた毛髪をDNA鑑定にかけ、科学的証明によりキッドの正体が黒羽快斗だと知り、日本に帰国することに。ロンドンブリッジ・ハイスクールから江古田高校へ転入し、普段はあくまで友人として快斗と交流を持っています。

キッドのライバル、高校生探偵・白馬探

白馬探は『まじっく快斗』における怪盗キッドのライバルであり、快斗も「(白馬がいないと)スムーズすぎて張り合いがない」と、高く評価していました。『名探偵コナン』への登場回数は多くはないものの、人気投票で上位に入るなど、怪盗キッド同様ファンが多いキャラクターです。 父は白馬警視総監で叔父は白馬研究所所長、(海外の翻訳版では)母が英国人のハーフという設定になっている、ロンドン帰りの高校生探偵服部平次と同様に有名で、キッドのようにキザな言い回しとルックスもイケメンであるため、女性たちに大人気。 白馬にとって快斗は、「僕の頭脳を狂わせた唯一の存在」。正体を知っても公表せず、自身の手で「怪盗キッド」として捕まえようとしています。自分以外に捕まるのを良く思わず、時にピンチに陥った怪盗キッドに助言することも!

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寺井黄之助

寺井黄之助はビリヤード店「ブルーパロット」の経営者で、伝説のハスラー。裏では初代怪盗キッドの助手を務めており、盗一の死後、代理でキッドを引き継ぎました。 隠し扉を発見し、キッドの衣装をまとって現れた快斗に盗一の死の真相を明かした後は、2代目怪盗キッドのお供としてサポートしています。事実上、怪盗キッド唯一の協力者であり、映画『名探偵コナン 業火の向日葵』や本編にも何度か登場しました。

ファントム・レディ/黒羽千影

快斗の母・黒羽千影は、昭和の女二十面相と謳われた女怪盗ファントム・レディとして活躍し、その高い身体能力は息子にも受け継がれました。 20年前、龍馬展での盗みを最後に引退。敵の罠にかかり危機一髪だったところを救ってくれた初代怪盗キッド・黒羽盗一と結婚し、現在は海外で悠々自適に暮らしています。最後に盗んだ品の多くは大量生産された偽物で、それを息子に尻拭いさせることも……。

小泉紅子

バレンタイン間近に突然江古田高校に転入してきた謎の美女・小泉紅子。その正体は「赤魔術」の正当な継承者である「魔女」で、怪盗キッドの正体を見破りました。 彼女は世界で唯一自分の虜にならない怪盗キッドを振り向かせようと躍起になっており、行き過ぎて命を奪おうとしたことも。現在はキッドの予告状が出ると、危険を感じた際には辞めるように助言などをしており、協力的な姿勢を見せています。

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「怪盗キッド」という名前の名付け親は工藤優作!?

名探偵コナン 工藤優作
©︎GA/S・Y・T ©︎CYBIRD

怪盗キッドの元々の呼び名はICPO、あるいはCIAが付けた国際手配番号から「怪盗1412号」でしたが、ある時から「怪盗キッド」と呼ばれ始めました。まだ若手小説家だった工藤優作が、新聞記者の殴り書いた「1412」という文字を「KID.(キッド)」と読み、世間に定着したそうです。 その経緯から、盗一と優作は何度も対決し、互いをライバルと認める関係でした。優作は初代キッドの正体を知っていたようですが、2代目キッドに関しては不明です。

工藤優作とは?

コナン 工藤優作
(c)青山剛昌/小学館

工藤優作はコナンの父親で、世界的に有名な推理小説家。代表作は「闇の男爵(ナイトバロン)」シリーズなどで、世界的に大ヒットしている小説を数多く生み出しています。 小説家という本業がありながも、その推理力は作中随一。これまでに多くの事件を解決してきたこともあり、国内外の警察組織にも太いパイプを持っています。その一方で子供心を忘れない無邪気な性格で、イタズラをしてコナンたちを振り回す一面も。

怪盗キッドの声優は誰?

山口勝平
年齢 58歳
代表作 ウソップ(『ONE PIECE』) 犬夜叉( 『犬夜叉』) 早乙女乱馬(『らんま1/2』)

怪盗キッドの声優は、山口勝平。1965年5月23日生まれ、福岡県出身で、1988年から活躍しているベテラン声優です。 ハイトーンボイスを活かし、熱血系の少年やマスコットキャラクターなど、明るいキャラを多く演じてきました。その一方で、『DEATH NOTE』のLのような個性の強いキャラも演じ分けており、幅広いジャンルの作品に出演しています。

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怪盗キッド・黒羽快斗は目的を果たせるのか?!コナンとの関係にも注目!

敵役ながら華麗でキザな怪盗キッドは、『名探偵コナン』でも屈指の人気キャラです。コナンとの関係やその正体が明かされていくのを、楽しみにしているファンも多いでしょう。 さらに『まじっく快斗』での展開も気になるところ。彼は果たして目的を達成できるのか。『名探偵コナン』からキッドを知ったという人は、ぜひチェックしてみてください!