2023年1月29日更新

映画『図書館戦争』結末までのネタバレあらすじ 映画が伝えたかったことを解説・考察

同名の大人気小説を実写映画化した『図書館戦争』(2013年)。映画化した当時はキャストのイメージが原作通りと話題になり、続編も制作されるなど人気映画となりました。 この記事では本作のあらすじやキャスト、そしてネタバレを含めたストーリーの詳細や考察を詳しく解説!読めば『図書館戦争』の全体像や魅力の数々を知ることができますよ。

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映画『図書館戦争』簡単なあらすじ

国によるメディア検閲から様々な本を守るために活動する組織「図書隊」。高校時代に図書隊の隊員に救われ、憧れを抱いていた笠原郁(榮倉奈々)は図書隊へ入隊し、そこで鬼教官と恐れられる堂上篤(岡田准一)に鍛えられ女性初の図書特殊部隊隊員となります。 個性豊かな隊員たちとともに成長しながら、少しずつ堂上に惹かれていく郁。しかしそれと同時にある本をめぐって郁たち「図書隊」とメディア検閲をおこなう「良化隊」との争いがどんどん激化していきます。

映画『図書館戦争』結末までのネタバレあらすじ

【起】図書隊を志す少女

国がメディアを検閲する「メディア良化法」の成立により、表現の自由が脅かされる日本。本来であれば守られるはずの権利が侵される事態に、勇気を持って立ち向かうのが「図書隊」と呼ばれる組織でした。彼らは軍隊同様の訓練を受け、日夜さまざまな本を守るために戦い続けています。 そんな社会で暮らす女子高生の笠原郁。彼女は長年愛していた童話の最終巻を購入しようとしますが、なんとその最終巻が有害図書となり「良化隊」と呼ばれる検閲組織が書店に突入。彼女の持つ本も見つかってしまいますが、そこに1人の図書隊員が現れて彼女を救います。 この事件をきっかけに郁は図書隊員へ憧れを抱き、自身も図書隊の隊員になることを心に誓ったのでした。

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【承】鬼教官との出会い

自身の夢を叶えるために努力を続けた郁は、見事図書隊に入隊。武蔵野第一図書館へ配属されますが、そこで鬼教官と恐れられる堂上篤と出会います。日々厳しい訓練を課せられますが、郁はへこたれない心と自分を救ってくれた隊員への憧れを胸に大きく成長。 その結果、女性隊員として初めて「図書特殊部隊」に配属されることになります。そこで郁は堂上をはじめ、堂上の同期である小牧や郁の同期である手塚と共に、チームを組んで活動していくことに。 順風満帆かと思われる図書隊員としての日々でしたが、チーム内での軋轢などもあり苦悩することも。そんななか凶悪犯が本を狙う事件をきっかけに図書隊と良化隊の争いが激化し、郁もその戦いに身を投じていくことになります。

【転】莫大な私有図書を巡る戦い

激化する戦闘をきっかけに、少しずつ互いの理解を深めていく図書隊の面々。そんななか莫大な私有図書を所持する人物が亡くなり、その本が関東図書基地司令である仁科巌へ託されることに。 この私有図書のなかには良化隊について記された、国側にとって都合の悪い本も含まれており良化隊はこれを機に本の回収を目論みます。そしてそれを防ぐため、戦闘の準備を始める図書隊。 しかしなぜか郁だけがこの戦闘部隊から外されてしまい、仁科指令の護衛を命じられてしまいます。困惑するチームのメンバーたち。ですが郁の身の危険を案じる堂上はこの命令に反対することなく、メンバーの意見にも耳を貸そうとしませんでした。

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【結末】すべてが繋がる感動のラスト

良化隊の動きに備える図書隊。しかし彼らの思惑を裏切り、なんと良化隊を支持するテロリストたちが仁科指令と護衛担当の郁を誘拐してしまいます。図書隊は急遽、仁科指令の救出作戦を行わねばならない緊急事態に。しかも図書隊は図書館以外での発砲ができず、戦闘がおこなえない状況に追い込まれます。 窮地に立たされた図書隊ですが、堂上の上官である玄田は郁たちの閉じ込められた廃墟を購入し「図書館」にするという大胆な作戦を決行!その機転が功を奏し、図書隊は誘拐された仁科指令と郁の救出に成功します。 堂上は郁を部隊から外したことについて謝罪し、仁科指令を守る様々な働きを見せた彼女を労いました。堂上から頭を撫でられる郁。その感触でふと、自分を救ってくれた図書隊員を思い出します。なんと堂上こそが彼女の憧れの人物、郁が図書隊を志すきっかけとなった隊員だったのです。

映画『図書館戦争』の感想・評価

図書館戦争
「図書館戦争」©"Library Wars" Movie Projec
図書館戦争』の総合評価
3.5 / 2人のレビュー
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30代男性

想像以上にアクション要素が盛り沢山の映画で驚きました。ストーリー自体は王道の展開でしたが、気にかかるような違和感もなく自然に楽しめる作品。迫力のあるシーンも満載なので、終始退屈せずに鑑賞できました。

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20代女性

原作小説も読みましたが、映画版も非常に楽しめる作品でした。小説ではイメージしきれなかった戦闘シーンは迫力満点で大満足。主演の2人をはじめキャストも原作通りのイメージで、自然に物語に入っていくことができました。

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映画『図書館戦争』のキャスト一覧

笠原郁 榮倉奈々 憧れの図書隊に入隊した本作の主人公
堂上篤 岡田准一 郁の上官で鬼教官と恐れられる人物
小牧幹久 田中圭 堂上の友人で常に笑顔を絶やさない人物
手塚光 福士蒼汰 郁の同期にあたるエリート
玄田竜助 橋本じゅん 堂上らの上官で豪快な男
柴崎麻子 栗山千明 郁の友人で頭がキレる聡明な女性

【解説・考察】映画『図書館戦争』が伝えたいこととは?

「表現の自由」これは今までも様々な作品で語られてきたテーマです。現代日本では法律上、表現の自由が保障されています。しかし昨今は人々の目を気にするあまり、少しずつその自由が侵されているように感じることも少なくありません。 この作品にはそうした日本の変化へ警鐘を鳴らす意図、そして表現の自由を奪われた結果、人々の生活が一変してしまう可能性もあるというメッセージが込められているのではないでしょうか。もしかしたら私たちもいつか、図書隊のように「表現の自由を守るために戦う」日が来てしまうかもしれません。 こうした重いテーマやメッセージを扱っていながら、『図書館戦争』は広く人々を楽しませるエンタメ作品として完成されています。これをきっかけに沢山のひとが「表現の自由の大切さ」を自然に感じることができる、社会的意義の強い作品と言えるでしょう。

映画『図書館戦争』をネタバレ解説・考察でおさらい

現代の日本にも通じる深いテーマをエンタメ感たっぷりに描いた名作『図書館戦争』。 この機会に是非見返して、映画に込められたメッセージを読み解いてみてはいかがでしょうか!