国民的ライバル・シャア役、池田秀一という声優を知るための7つのこと

2017年10月11日更新

『機動戦士ガンダム』が放送されたのは1979年にも関わらず、今でもシャアの声優として知られている池田秀一。今回は、アニメ以外でもNHK大河ドラマでナレーションを担当するなど、幅広い活躍を見せる池田秀一の魅力に迫ります。

池田秀一、赤い彗星のシャア役でお馴染みの声優

2017年4月に放送が終了したばかりのアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』をはじめ、ゲーム・漫画においても未だに新作がリリースされ、根強い人気を誇る「ガンダム」シリーズ。その原点となったのが1979年に放送された『機動戦士ガンダム』です。 声優の池田秀一は『機動戦士ガンダム』に登場するライバルキャラクター、シャア・アズナブル役を演じた人として知られています。アニメを知らない人でもテレビCMなどでその声を耳にしたことがあるのではないでしょうか。 二枚目キャラにピッタリな艶のある声は、未だに女性からも支持されています。今回はそんなベテラン声優・池田秀一の魅力に改めて迫ります。

1:幼い頃に俳優として芸能の世界に入り、天才子役と呼ばれた池田秀一

子役出身の声優といえば、宮野真守や入野自由、花澤香菜など数えきれないほどですが、例に漏れず池田秀一も子役としてその経歴をスタートしました。 1949年12月2日生まれの池田秀一は、1958年に子役としてデビュー。1964年に放送されたNHKのドラマ『次郎物語』で中学生ながら主役の次郎を演じ、天才子役として名を馳せました。若手時代には『銭形平次』、『遠山の金さん捕物帳』などの時代劇、『太陽にほえろ!』、『西遊記』といった人気ドラマなどに出演し、俳優として活躍します。 その後洋画の吹き替えを経て、1978年の『無敵鋼人ダイターン3』、1979年の『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル役をきっかけに、声優として本格的に活動していくことになります。

2:『機動戦士ガンダム』に登場する敵軍のカリスマ指揮官シャア役で人気声優の仲間入り

『機動戦士ガンダム』のヒットによって、シャア・アズナブルを演じた池田秀一の名前も一躍知れ渡りました。池田秀一の低音で品のある声と、カリスマ性を持ったカッコいいライバル・シャアの役は親和性が高く、シャアは今でもアニメを代表するライバルキャラとして愛されています。 池田秀一は2015年のOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でもシャア・アズナブル役を演じました。およそ36年ぶりのファーストガンダムとなる本作は、シャアの生い立ちが明かされるのが一つの見どころとなっています。その中で、池田秀一が今になって14歳のシャアまで演じきっているのには驚きです。

3:ワンピースのあのキャラも! 池田秀一が演じてきた人気キャラたち

『ONE PIECE』のシャンクス役

ガンダムをあまり知らない人でも、『ONE PIECE』のシャンクス役の声といえば分かるのではないでしょうか。 主人公・ルフィの憧れの海賊であるシャンクスは、シャア同様にカリスマ性はありますが海賊らしい豪快なキャラクター。シャアを演じて以来澄ました二枚目役が池田秀一のイメージとしてありますが、そんな彼の新たな一面が見ることができます。いずれにせよ、一度聴いたら忘れられない魅力のある声です。

『銀魂』米堕卿(べいだきょう)役

アニメ『銀魂』にもガンダムパロディ全開の235話「空の星」に闇の将軍米堕卿として出演しています。 制作会社が同じサンライズだからこそできる全力の悪ふざけ回であり、ギャグ回とは思えない宇宙戦闘のクオリティ、『機動戦士ガンダム SEED』のアスラン役・石田彰との共演など、見どころ満載の1話。池田秀一がギャグキャラクターを演じることも珍しく、ファン必見!

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』比古清十郎役

1996年に放送された『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』では、主人公・緋村剣心の師匠、比古清十郎役で出演しています。清十郎は飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)継承者であり、剣術の腕前は剣心以上。見せ場も多い人気キャラクターです。

4:映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』で古谷徹と池田秀一が再対決

2017年8月には原作コミックが累計発行部数2億冊を突破し、公開される映画は軒並み興行収入ランキングにランクインする国民的なアニメ『名探偵コナン』。 原作者の青山剛昌はガンダムファンとしても有名です。シャアの愛称である「赤い」彗星と池田「秀一」をそれぞれ組み合わせ「赤井秀一」、「アムロ」・レイと古谷「徹」を組み合わせて「安室徹」など、キャラクターにガンダムにまつわる名前をつけているほどで、実際にアニメではモデルとなった二人が声を担当しました。 2016年に公開された劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』ではそんな二人が共演を果たし、往年のガンダムファンにも嬉しい再対決が実現。安室対赤井、スクリーンでは第二次ネオ・ジオン抗争以来となった二人の取っ組み合いも楽しめます。

5:俳優として出演経験もある池田秀一がNHK大河ドラマ『花燃ゆ』ナレーションを担当

2015年に放送されたNHK大河ドラマ『花燃ゆ』では、池田秀一が語り部としてナレーションを担当しました。本作では吉田松陰(伊勢谷友介)とその妹・文(井上真央)を中心に、幕末から明治維新へ至る激動の時代が描かれています。 池田秀一がナレーションを務めることは放送前から大きな反響を呼び、シャアの声が聞きたいと『花燃ゆ』を見始める人も続出しました。 池田秀一自身も、1968年の『竜馬がゆく』ほか3本の大河ドラマに出演経験があり、今度はナレーションとしてどんな語りを見せるのかファンならチェックしておきたいところです。

6:池田秀一は『アイアンマン』のトニー・スタークなどの吹き替えも担当!

早くから吹き替え声優としても活躍していた池田秀一は、数多くの洋画に参加しています。主に『リーサル・ウェポン4』(1998年)や『ダニー・ザ・ドッグ』(2005年)などのハリウッド映画にも出演している中国人スターのジェット・リー、アメリカ人俳優チャーリー・シーンなどの吹き替えを担当しています。 ほかには、テレビ朝日版『アイアンマン』主役のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)、『パシフィック・リム』のハーク(マックス・マティーニ)など、やはりカッコいい男の役が多いです。

7:共演をきっかけに池田秀一は戸田恵子と結婚

池田秀一は『機動戦士ガンダム』でマチルダ役を演じた戸田恵子と共演をきっかけに結婚しました。マチルダはアムロが思いを寄せる人でもあるだけに、「シャアとマチルダが結婚!」と当時は話題になりました。 戸田恵子は、声優としてはアンパンマンを担当していることでも有名で、女優としても活躍するマルチな人です。数年後、池田秀一は戸田恵子とは離婚しますが、声優である玉川砂記子と再婚し2017年10月現在に至ります。 今回はレジェンド声優のひとり、池田秀一の魅力を紹介しました。今尚第一線で活躍し続ける彼のこれからにも期待ですね!