是枝裕和監督のおすすめ映画ランキング!

2017年6月8日更新 20838view

『そして父になる』や『海街diary』などの作品が国内外で高い評価を受ける是枝裕和監督。2016年5月21日には阿部寛主演映画『海よりもまだ深く』が公開されます。そんな監督の長編作品をおすすめランキング形式でご紹介いたします。

日本を代表する映画監督是枝裕和

是枝監督

(c)2016フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ

『そして父になる』などの作品で知られる是枝裕和監督。テレビマンユニオンでドキュメンタリー番組などの演出を手がけ、95年、初めて手掛けた監督映画『幻の光』がベネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞(撮影賞)などを受賞。2004年の『誰も知らない』では14歳だった柳楽優弥が日本人初・史上最年少でのカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しました。子役が出る映画が印象的で、生き生きとした演技を生む演出には定評があります。

そんな是枝裕和監督作品をおすすめランキング形式でご紹介いたします!

10位:是枝裕和監督のデビュー作。“生と死”、“喪失と再生”を描いた映画【1995年】

Moto_Ishiduka 江角マキコの初主演映画です。このときから人知れぬオーラが、、
iii_beta ずっと観たかったやつ。 が、観賞後に解説読んでようやく理解。 グリーフワークという言葉を始めて知った。 あとはとりあえず江角マキコの若さと関西弁の拙さ。

映画監督・是枝裕和のデビュー作であり、女優・江角マキコの初主演作でもある『幻の光』。作家・宮本輝の同名著書が原作となっており、一人の女性の生と死、喪失と再生を繊細に描いています。監督、主演女優ともにデビュー作でありながらヴェネツィア国際映画祭で高い評価を得た作品です。

9位:是枝裕和初の時代劇映画【2006年】

mirume1129 時代劇なのに見やすく。長屋の人々に和みました。
apple_girl107 ほっこりする時代劇です。

ジャニーズの中でも演技に定評がある岡田准一が主演の時代劇映画『花よりもなほ』。2006年に公開され、宮沢りえや古田新太、香川照之らが共演しています。

亡き父の仇討ちをするために田舎町から江戸にやってきた青木宗左衛門。しかし宗左衛門に仇討ちの才能はなく、少しの間、長屋で生活することに。そこで江戸の人々と接していくうちに「仇討ちをしない人生」を知り、葛藤するというストーリー。人情あふれる時代劇として多くの人に愛されています。

8位:ある日、空気人形が心を持ってしまい青年に恋をしてしまうが、愛は思いも寄らない方向に行ってしまう【2009年】

snhrk 音楽がとてもきれい。 謎なシーンがあったりもしたけどいい映画でした。 ペ・ドゥナかわいい。日本語がたどたどしくてとてもハマっていた。外国人を使うのいいなと思った。
southpumpkin おっさんが家に居ない間にラブドールが動き出した!?街に飛び出して、恋しちゃって、さあ大変・・・、と放っておくと下品なラブコメになっちゃいそうなストーリーをよくもまあここまで素晴らしい雰囲気映画にしましたね。で、ただの雰囲気映画化と思いきや、人間とラブドールの境界をあやふやにして、あのラスト。素晴らしい映画です。今年観た一本にあげます。 美しすぎるペ・ドュナは、彼女の写真集かと思うくらいに本当に画面に映えます。

2009年に公開された映画『空気人形』は、カンヌ国際映画祭のある視点部門でも上映された作品。“心をもつことは、切ないことでした”というキャッチコピーからも分かるように、ラブドールであるのぞみに心が芽生えるというストーリー。人間である秀雄、純一らとの触れ合った先に生まれる切なさを繊細に描いています。

7位:子供の取り違えを描いた話題作。鑑賞後はタイトルの意味が深く胸に突き刺さる【2013年】

EllyMimy 赤ちゃんの時に取り違えられた息子を持つ二組の家族のお話。 重いテーマながら、淡々と話は進み、 そして静かに穏やかに展開します。 血の繋がりとは…家族とは…と改めて考えさせられる作品でした。
southpumpkin 子供の取り違えが発覚した2組の親子の物語ですが、主には福山雅治演じる男が父親として成長する姿を描いています。一流企業に勤め、高層マンションに住み、美しい妻を持ち、家庭もありで順風満帆に見えた男が子供の取り違えを機に色々と見つめ直します。静かな映像、地味な脚本ながらも映像が雄弁で無駄がないように思います。しかも難しいところが全くないというのも是枝監督の良いところなのでしょうか。 ピアノが物語全体の重要なパーツであることがわかります。父が子供に習わせていたピアノ。福山雅治演じる父親自身もピアノを挫折した過去があるピアノ。そんなピアノが全編にわたりBGM(「ゴールドベルグ変奏曲」とか?)として流れています。はじめはその均整のとれたバッハピアノ曲が、福山雅治演じる父親の作り上げた完璧な息子を象徴しているような印象でした。しかしエンディングでも流れるピアノにはどこか父親としての温かみを得たような暖かいピアノで心が安らぎます。聴く人の心情によって感じ方が異なるのがクラシックピアノの魅力かと思うので、クラシックピアノ好きの僕としてはたまらない演出でした。物語としても重要なピアノの音を使ってこんなことやってのけるなんて…!! 自分の親子関係、さらに今後いつかは父親になる身としての境遇とも重ね合わさり、涙が止まりませんでした。扉を開けるとギターを構えた福山雅治がいたあの瞬間、今年一番涙が出ました。 星5を決定付けたのは配役の妙です。リリー・フランキーがリリー・フランキー役で登場したかのようなの父親は完璧でしたし、福山雅治の完全無欠という印象も役に合っていました。そんな役の印象通りの父親二人に対して、母親役の二人を逆にしているように思いました。真木よう子はその都会らしい出で立ちによりどちらかというと福山雅治の妻っぽいし、おっとりと田舎っぽい尾野真千子はリリー・フランキーの妻っぽい。ここの役を逆にしている点こそ、物語に一層深みを増していると思います。途中で気づいて星5を確信しました。

同じ病院で、同じ日に生まれた子供が、手違いで違う親の元に引き渡されてしまったことで、全く違う人生を歩むこととなった家族をテーマに描いた作品です。「もし、子供を取り違えていなかったら」というやりきれない後悔と、6年間育ててきた子供に対する愛情で葛藤する姿に多くの人が心を打たれました。

福山雅治が初めて父親役を演じたことでも話題になり、本作は多くの賞を受賞しています。

6位:死んだ人が天国までの7日間で最高の思い出を選ぶ。思い出から人生とは何かを見つめ直す物語【1999年】

yaswitch 2014年5月現在で洋邦あわせたno1映画。 自分という存在が、他人の人生にどう関わっているのか、考えさせられる映画。 この映画製作に当たって、人生で最も心に残っていることをアンケートとったそうです。で、実際に素人さんが出演。それがドキュメンタリーぽさを出しててとてもいい感じ。あかいくつのおばあちゃん最高。 小説ワンダフルライフを後から読んだらさらに理解が深まるので。ぜひ読むことをおすすめする。そのあと、父になる、歩いてもを見たら、是枝監督の才能を知ることとなる。
hoijaane 是枝監督だからと観てみた作品。 死ということを受け止めて、生きてきた日々を振り返るという作業を描く視点がとても優しい。

是枝監督の2作目となる映画『ワンダフルライフ』は1999年に日本で公開。日本より、海外での評価が高くカナダでは1998年に公開されています。

死後の世界へと旅立つ前に“1番大切な思い出”を再現。その思い出を胸に人々は死後の世界へと成仏していくというファンタジー映画です。

5位:冴えない小説家と家族を描く心温まる人間ドラマ【2016年】

Miyako__Nagumo ここ数年の是枝作品では、一番好きかも。 あ、私、是枝作品大好きなんで、かなーり贔屓目にみてます。

長い人生と日常の中に時々ある「非日常」を描く視線が好きなのです。

大人になって、こどものころの夢みた世界とは違う現実があって、、それでもみんなそれぞれの日常をいきている。

すべて満たされてる大人なんていない。でも、現実もそう悪くない、、 と少し思える、そんな映画。

樹木さんがいてこそ成り立つ映画であることは間違いないけど、団地サイズにはでかすぎるが、ダメ感でこじんまりみえてくる阿部寛さんの雰囲気もいとおしくなってくる。

Marimo あれです、日本らしい作品です。

2016年5月21日公開された映画『海よりもまだ深く』。

主人公・良多は、文学賞を受賞するもそれ以降伸び悩み、探偵事務所に勤めて糊口を凌ぐダメ中年です。離婚した妻が親権を持つ息子と月に一度の接触を持った日、台風が接近し、三人は久しぶりに揃って一夜を過ごすことに。人生と愛をテーマにした作品です。

主演には阿部寛、主人公の母に樹木希林。元妻役に真木よう子。その他小林聡美、リリー・フランキーら豪華キャストが揃い、主題歌・音楽は多数のアーティストとコラボするなど実力派として知られるハナレグミが担当し、カンヌ映画祭にも正式出品された感動作です。

4位:九州新幹線開通にまつわる噂を聞いた兄弟は、家族をもう一度一緒に暮らせるようにと奇跡を巻き起こす【2011年】

iii_beta ひと夏のこどもだけの内緒の冒険。 ところどころドキュメンタリーぽい演出と、ラストあたりのコマ送りのようなシーン、すごい素敵な撮り方やった。 くるりの音楽もすごいマッチしてたし、主演のまえだまえだ、ふたりともほんまにうまい。中でもたみおのあの憂う表情はなんなんや! 天使すぎるあの子も出てた。

けどやっぱり子を持ったんなら親は離れたらあかんわ。こどもが我慢するのはとんでもなく非道なこと。

c10000001c 是枝監督は子どもを撮るがバツグンに上手い!ボロ泣きしてしまった。机が扇方に広がってるのを見てノスタルジーを感じる…

鉄道好きな是枝裕和は、九州新幹線が全線開通したことを記念して作られた映画『奇跡』の監督も務めました。

お笑いコンビまえだまえだを兄弟として主演に抜擢。また1000年に一人の逸材とも言われている橋本環奈が出演している作品でもあります。

3位:主演の柳楽優弥は14歳でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。衝撃の話題作【2004年】

Purazo 今まで避けてきた映画。意を決してみました。 間違いなく傑作だと思うのだけどみていて胸がしめつけられつらかった。なんでもないシーンでも涙が出て仕方ない。 苛酷な現実が是枝監督の視点のやさしさとゴンチチの音楽のやさしさに包まれている稀有な作品だと思います。
whochukewan 児童虐待。ネグレクトを描いた映画で巣鴨子供置き去り事件がモデルとなっている映画です。今でも、こんな子供たち沢山いるんだね…暑い夏の日、電気も水道もガスも止められた中でギリギリに生きて行く子供たち。ジリジリと暑い日が続いて…。YOUの母親役は凄いピッタリでこの映画でYOUを嫌いになったぐらい。子供たちの演技が自然過ぎて、どうやって撮影したのだろう?と思ったら、是枝監督が子供たちに脚本作ってセリフを覚えさせずに撮影したと後日語ってられました。最後のシーンもとても悲しい。

2004年に公開された映画『誰も知らない』は子供置き去り事件をテーマに、社会の在り方を問いかけた作品です。本作は是枝監督が15年もの時間をかけて構想を練ったものでした。

当時無名だった柳楽優弥が主演を務め、本作でカンヌ国際映画祭の最優秀主演男優賞を獲得しています。

2位:15年前に死んだ兄と比較されコンプレックスを抱いて生きてきた横山良多は失業していることを隠し家族と再開するが……【2008年】

Eisuke__Hara 素晴らしい映画でした。 家族の身近な出来事を丁寧に描かれてます。 考えさせられることもある。
Maaaaaaboou 田舎に帰ってきたような気分になった映画でした。一つの家庭の人間模様がリアルに描かれていて、おもしろかった。役者の個性がうまく役にはまってたと思います。

阿部寛が主演を務め、2008年に公開された映画『歩いても 歩いても』。15年前に亡くなった兄の命日に実家に帰省した、失業中の横山良多(阿部)は失業していることを隠しながら両親と再会します。

描写がリアルで、役者と役柄がうまくマッチしていると評価の高い映画です。

1位:原作ファンも納得の是枝裕和最高傑作!【2015年】

kappy421 繰り返し見たい作品♡ 図がきれい。(女優さんがきれいなのは勿論だけど‼︎♡)姉妹いいなー。 家族の描き方、是枝監督の右に出る人は今いないでしょうね。。
niida 結構前に観て、これは2回目観たい!と思った作品。残念ながらなかなか時間が合わなくて2回目は観れなかったけれど素晴らしかった。 原作を少しだけ読んだことある自分としては、全然実写化の失敗感や問題はないというか うまく是枝監督感を出しつつも原作が大事にされててとても良かったし、心が洗われる作品。 ただ原作が好きで細かい所にこだわる人は、気になる点があったりするかも…

(気になったシーンの例) [父の葬儀のシーンでシャチ姉がすずの親に怒るシーンはちょっと雰囲気が違った。 本来はもっとビシッとキリッと言うシーンなのに綾瀬はるかの演技はだいぶ柔らかかった。別にそれは悪いことではないのだが、気になる人は気になるかもというだけ]

自転車で駆け抜ける桜のトンネル、 堤真一と加瀬亮のあの優しい感じ、 鎌倉の雰囲気の良さ そして、メインの美少女四姉妹 どれもどストライク! 邦画だからこそできる邦画の良さを感じられる、そんな作品だと思う。 また観たいなぁ

吉田秋生による同名漫画を実写映画化した作品。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと、それぞれ主演を張るような女優たちが4姉妹を演じたことで話題になりました。

また本作は、第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞などを受賞。4姉妹を演じた女優もそれぞれ賞を獲得しました。2015年公開邦画の傑作とも言える作品です。