2018年12月27日更新

「アナ雪」全挿入歌と歌手、トリビアまとめ【英語版/日本版網羅】

大ヒット映画『アナと雪の女王』の魅力の一つは、個性的で感動的な名曲の数々。今回は「アナ雪」に登場する全9種類の挿入歌を紹介。また、それぞれ誰が歌っているのか、どのシーンに登場するのか、驚くべきトリビアも合わせて紹介します!

『アナと雪の女王』の挿入歌全9曲の歌手やトリビアを紹介!

「Let It Go」や「とびら開けて」などの大ヒット曲を生み出したディズニー映画『アナと雪の女王』 。誰が歌っているのか、と気になる人も多くいるのではないでしょうか。 今回は「アナ雪」で歌われた全9曲の挿入歌と登場シーン、英語版/日本版の歌手などの情報を詳しく紹介します!さらには、製作にまつわる秘話も掲載。「アナ雪」ファンなら必読です!

1.氷の心(Frozen Heart)

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#TBT to when these two first broke the ice. ????

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「アナ雪」の冒頭から歌われるのが「氷の心」。氷を切り、運ぶ男の人たちが動きに合わせて皆で歌っています。このシーンでは、幼いクリストフとスヴェンも登場。まだ小さいため上手く氷を扱えていませんが、大人たちについていこうと頑張るクリストフの姿が見れます。 英語版については有名ではないため省略しますが、日本語版を歌っているのは小西のりゆき、Kuma、岡田誠、村上勧次朗、加藤凱也、鹿志村篤臣,、朝隈濯朗、根本泰彦。彼らのほどんどがオペラ歌手で、この曲のみの出演ですが、根本はアレンデールの国王役でも声優出演もしています。

「氷の心」でエルサの能力やハンスの裏の顔に言及している?

この歌詞に注目すると、男たちがあることに言及していることに気づきます。ここでは、英語版の歌詞から引用し解説します。 まず「Beautiful(美しい)Powerful(強い)Dangerous(危険)Cold(冷たい)」というのはエルサの能力のこと。そして、「beware the frozen heart(氷の心に気をつけろ)」という歌詞。これは氷の心=ハンスの本当の性格(アナを騙し、エルサを殺そうとしていました)を表し、気をつけろと言っていたのです。

2.雪だるまつくろう(Do You Wanna Build a Snowman?)

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Rise and shine under the #FrozenNorthernLights. ❄⭐

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「雪だるまつくろう」は部屋に閉じこもってしまったエルサに対して、何も事情を知らないアナが「一緒に遊ぼう」と語りかける歌です。 英語版は、 ケイティー・ロペス(幼いアナ)、 アガサ・リー・モン(十代のアナ)、クリステン・ベル(大人になったアナ)の三人が歌っています。 一方日本語版は、稲葉菜月(幼いアナ)、諸星すみれ(十代のアナ)、神田沙也加(大人になったアナ)が歌っています。

作曲者の気持ちが現れた歌詞がある

作曲したクリステン・アンダーソン・ロペスによると、「雪だるまつくろう」のある歌詞には特別な誕生秘話があるそう。その部分は「ずっとひとりでいると壁の絵とおしゃべりしちゃう」というところ。 この部分は、仕事で遅くまでディズニーの会社に残っていたロペス夫妻が実際に壁の絵に話しかけたところからきているそう。そうして、この曲は完成し、アナの可愛らしい「頑張れジャンヌ」という台詞も誕生したというわけです。

3.生まれて初めて(For the First Time in Forever)

エルサの戴冠式(たいかんしき)の日にアナとエルサによって歌われたのが、「生まれてはじめて」。自由に対して喜びの気持ちが溢れるアナと、魔法の力を隠し通そうと覚悟を決めるエルサの対照的な気持ちが現れています。 歌っているのは英語版はイディナ・メンゼル(エルサ)とクリステン・ベル。日本語版は松たか子(エルサ)と神田沙也加が歌っています。

ディズニーのクラシックミュージカルに共通する、ある気持ちとは

エグゼクティブ・ミュージックプロデューサーのクリス・モンタンによると、ディズニーのクラシックミュージカルには必ず「願望」の曲があるそう。『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」や『ライオン・キング』の「王様になるのが待ちきれない」などの例があります。 『アナと雪の女王』では「生まれてはじめて」がアナとエルサの願望が表れた歌なのです。

4.とびら開けて(Love Is an Open Door)

戴冠式の日に出会ったアナとハンス王子のデュエット曲。二人は初めて出会いましたが、この曲の中で何と結婚の約束までしています。 英語版は、クリステン・ベルとサンティノ・フォンタナ(ハンス王子)、日本語版は神田沙也加と津田英佑(ハンス王子)が歌っています。

「とびら開けて」はハンスの自己中心さを隠すための曲だった?

作曲したロバート・ロペスによると、たとえハンスが悪役だったとしてもロマンティックな曲を作りたかったそう。 しかし、最初に作られた「You're You」という曲ではアナが歌っているのを遮るように歌う箇所がありました。しかしそれでは、ハンスが自己中心的思考なのがあまりにも露骨だとしてカット。 そうして完成した「とびら開けて」。この曲の時点でハンス王子が悪役だと見抜いた人はほとんどいなかったはずです。

5.Let It Go~ありのままで~(Let It Go)

国民に魔法の力が露呈し、雪山に逃げたエルサが自分を肯定し生きていくことを決めた際に歌った曲が「Let It Go」。エルサは歌いながら同時に氷の城を作り出しますが、一方でアレンデール王国も雪の世界になってしまいます。 歌っているのは英語版はイディナ・メンゼル、日本語版は松たか子。また、松が歌っているのは劇中歌ですが、主題歌としての「Let It Go」は英語版はデミ・ロヴァート、日本語版はMay.Jが歌っています。

知られざる世界的名曲の誕生秘話

ロペス夫妻は初め「クール・ウィズ・ミー」という曲を作りましたが、この時点ではまだエルサが悪役か、それとも主役か分からなかったそう。 しかし、そこから母親の気持ちになって考えた際に、他者の気持ちに応えて生きる大変さを歌った曲にだんだん変わっていったそう。そしてブルックリンにあるプロスペク公園を散歩していた時、名曲「Let It Go」は誕生しました。 また同時に、エルサは悪役ではなく、主役となったのです。

6.トナカイの方がずっといい(Reindeers are better than people)

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Friends who play together, stay together. ????

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オーケンの店から追い出されてクリストフが歌ったのが「トナカイの方がずっといい」。トナカイであるスヴェンとずっと暮らしてきたクリストフが「人間はろくでなしだ」と歌うことで、彼の孤独な心が伺えます。 英語版はジョナサン・グロフ、日本語版は原慎一郎が歌っています。

「トナカイの方がずっといい」は一番〇〇な曲

実は「トナカイの方がずっといい」は「アナ雪」の中で一番曲の時間が短い曲なのです。その時間はなんと53秒。 しかもクリストフが歌うシーンはこの曲でのみ。クリストフの声を演じたジョナサン・グロフはかつてミュージカルドラマ「glee」に出演していましたし、原慎一郎も舞台「ライオンキング」などに出演するほどの歌唱力の持ち主。 クリストフが山男であまり歌わないキャラクターなのはわかりますが、非常にもったいない気もしますね……。

7.あこがれの夏(In Summer )

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Olaf is always a flurry of fun. ☃

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オラフが歌うこの曲は、アナとクリストフの前に初めて現れたオラフの夏への憧れの気持ちが歌われています。ちなみに、こんがり日焼けをしたり、夏が似合うクールな男になりたいそう。それに対してクリストフが「本気か?」と思わず本音を漏らしています。 歌っているのは、英語版はジョシュ・ギャッド、日本語版はテクノユニット「電気グルーヴ」として著名なアーティストキャリアもある俳優・ピエール瀧。

「あこがれの夏」は「メリーポピンズ」のパロディ?

「あこがれの夏」の中で、オラフがアヒルと踊っているシーンをどこかで見たことある!と思った方も多いのではないでしょうか。これは、同じくディズニー作品の『メリーポピンズ』のパロディだったのです。 『メリーポピンズ』の劇中歌「楽しい休日」で、バートがペンギンと踊るシーン。これを、バートのものに似た帽子を被り、スティックを持ったオラフが真似しています。

8.生まれてはじめて(For the First Time in Forever)(リプライズ)

物語の前半でも歌われた「生まれてはじめて」が後半でもアナとエルサによって歌われています。このリプライズ版は、雪山に閉じこもっていたエルサを迎えに来たアナが、アレンデールが危機であることと一緒に山を降りようと呼びかけるために歌った曲です。 歌っているのは同じくイディナ・メンゼルとクリステン・ベル、松たか子と神田沙也加です。

9.愛さえあれば(Fixer Upper)

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Friends are always there to help light the way.

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アナに再び当たってしまったエルサの魔法を溶かすために、アナとクリストフがトロールの元を訪れた際に歌われたのが「愛さえあれば」。トロールたちがクリストフをアナと結婚させるために、彼が良い人であることを歌っています。 英語版は主にマイア・ウィルソン(バルダ)とキーラン・ハインズ(パビー)、日本語版は主に杉村理加(バルダ)と安崎求(パビー) が歌っています ちなみに、英語版のその他のトロールたちはオスはミュージカル『ブック・オブ・モルモン』のキャスト、メスはミュージカル『キンキー・ブーツ』のキャストが担当しているそう。

トロールたちは「愛さえあれば」でエルサへも歌っていた

クリステン・アンダーソン・ロペスは「この曲は問題だった」と語っています。というのも、初めは「トナカイのフンとトマトスープ」などの歌詞だったからか、監督であるジョン・ラセターからOKがなかなか出なかったそう。 しかし、「恐怖」そして「愛」というテーマを与えられてからは、曲は一変。クリストフとアナの欠点と、それが悪いことではないことをトロールたちが諭す曲となりました。また同時に、エルサは恐怖に襲われアナを拒絶したことに気づいたトロールたちは、エルサへも欠点が悪いことではないと伝えているのです。

名曲ばかりの「アナ雪」をもう一度観よう!

『アナと雪の女王』
© Walt Disney Pictures

「アナ雪」には数々の名曲がありますが、その裏には驚くべき誕生秘話も隠されていました。 ぜひもう一度見返して歌詞や歌声に再注目するのも良い手かもしれません!