2020年3月10日更新

「トランスポーター」シリーズ一覧 おすすめの観るべき順番とは

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『トランスポーター2』ジェイソン・ステイサム
©20 CENTURY FOX/zetaimage

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人気カーアクション「トランスポーター」シリーズを一挙に紹介

主人公のフランク・マーティンは、高額な報酬と引き替えにワケありの品を運ぶプロの運び屋。抜群の運転技術と格闘スキルを持つ彼が、仕事の間にさまざまな事件に巻き込まれていく様子を描くのが、映画「トランスポーター」シリーズです。 『レオン』(1994)や『フィフス・エレメント』(1997)などのリュック・ベッソン監督による本シリーズは、2003年に1作目『トランスポーター』が公開され、世界中で大ヒットを記録。その後2006年に『トランスポーター2』、2009年に『トランスポーター3 アンリミテッド』と2作の続編が公開されました。そして2015年には、新キャストによるリブート版『トランスポーター イグニション』が話題に。 今回はそんな「トランスポーター」シリーズの魅力や観るべき順を紹介しましょう。あわせて各作品のあらすじ、キャストもチェック!また、2012年から放送されたテレビシリーズ版についても紹介します。

「トランスポーター」シリーズの特徴と魅力、観るべき順は?

カーアクションに格闘シーン!「トランスポーター」の魅力とは

『トランスポーター2』ジェイソン・ステイサム
© 20 CENTURY FOX/zetaimage

まず、「運び屋」が主人公の本シリーズの魅力といえばやはり車です。主人公フランクが駆るのは、ピカピカに磨き上げられた高級車ばかり。車好きにはたまらない映画シリーズといえるでしょう。 1作目『トランスポーター』では、フランクの愛車としてBMW735iが登場しています。この車は、BMVの最高級モデルである7シリーズの第3世代と呼ばれるもの。1996年から2001年にかけて販売されました。2作目と3作目、およびテレビ版にフランクの愛車として登場するのは、アウディA8。こちらもブランドが誇る最高の技術を投入した最高級モデルです。 リブート版でフランクが乗っているのは、やはりアウディのS8でした。 これらの高級車による迫力のカーアクションはもちろん、本シリーズでアクション俳優としての地位を確立したジェイソン・ステイサムの骨太のアクションシーンも魅力です。

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「トランスポーター」シリーズは公開順に観るのがおすすめ!

「契約厳守」「(依頼者の)名前は聞かない」「依頼品を開けない」の3つのルールを自らに課し、プロの運び屋として日々仕事をこなすフランク・マーティン。彼の物語は、基本的に公開順に観ることをおすすめします。 本シリーズは1作完結で、どの作品から観ても問題ありませんが、やはりフランクの3つのルールや仕事の流儀、オリジナル3作を通して登場するタルコーニ警部とのやりとりなどは、公開順に観たほうが楽しめるのではないでしょうか。 リブート版はそれまでの3作品とは完全に独立していますが、「あのフランクの若いころ」と思って観るとまた味わい深いでしょう。 最後に、テレビ版の『トランスポーター ザ・シリーズ』を。本作は映画版との繋がりはありませんので、気楽に観ることができるでしょう。2シーズン計24話ありますので、「トランスポーター」の世界にどっぷりと浸りたい方は是非。

『トランスポーター』(2003年)

ひとつのルールを破ったために最悪の事態に

黒いスーツに身を包み、黒いBMW735iを駆るプロの運び屋、フランク・マーティンは、自分の仕事に対して「契約厳守」「(依頼者の)名前は聞かない」「依頼品を開けない」の3つのルールを課し、どんな品でも時間通りに運び届けるプロの運び屋。抜群の運転技術や格闘スキルとともに、運び屋としての「信用」も売りのひとつです。 今回フランクが運ぶ依頼品は、黒い大きなバッグ。しかし彼は途中でバッグの中身が動いていることに気がつきます。始めはルールに従って無視していましたが、どうにも気になってルールを破り鞄を開けてしまったフランク。すると中にはなんと、手足を縛られた中国人女性が入っていました。そして彼は、“依頼品”である彼女とともに、さまざまな災厄に巻き込まれていきます。

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『トランスポーター』のキャスト

フランク・マーティン/ジェイソン・ステイサム

ジェイソン・ステイサム
©︎Apega/WENN.com

シリーズの主人公、運び屋フランク・マーティンを演じるのはジェイソン・ステイサム。ガイ・リッチー監督の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)で俳優デビュー後、『ザ・ワン』(2001年)でジェット・リーと共演し、アクション俳優への道が開けます。 「トランスポーター」シリーズの他、「エクスペンダブルズ」や「ワイルド・スピード」などのシリーズでも活躍。過去のインタビューでは、アクションシーンをできるだけスタントなしで演じたいと語っています。

ライ・クワイ/スー・チー

スー・チー
© Xinhua/Avalon.red/zetaimage

第一作目の“依頼品”である中国人女性を演じるのは、台湾出身のスー・チー。 当初はセクシーな路線で売り出していましたが、香港映画界にデビュー後はその演技力が評価され、数々の映画賞を受賞、香港を代表する女優の一人に成長しました。『トランスポーター』出演後は、『クローサー』(2003年)や『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(2013年)などの作品に出演しています。 2009年にはカンヌ映画祭の審査員も務めるなど、国際派女優として活躍しています。

タルコーニ警部/フランソワ・ベルレアン

フランソワ・ベルレアン
© Panoramic/Avalon/zetaimage

フランクの知人であるタルコーニ警部。警察関係者としてフランクを追いながらも、彼の人柄は認めており、たびたび協力してくれます。仕事に関してはプロですが、ユーモアがあり、融通の利く人物です。 演じるのはセザール賞受賞歴を持つフランスのベテラン俳優、フランソワ・ベルレアン。近年の出演作に『オーケストラ!』(2009)や『恋のベビーカー大作戦』(2012)などがあります。

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『トランスポーター2』(2006年)のあらすじ

子供を送り迎えするだけの簡単なお仕事、のはずが……

危険な運び屋稼業から足を洗うことを決意したフランク。 そんなとき、裕福な家庭の一人息子、ジャックの送り迎えの仕事を依頼されます。この仕事なら安全そう……と引き受けますが、ある日ジャックの検診のため訪れた病院で、怪しい医師と謎の女性がいきなり二人に発砲。フランクはジャックの誘拐事件と、その裏にある大きな陰謀に巻き込まれてしまいます。

『トランスポーター2』のキャスト

ジャンニ/アレッサンドロ・ガスマン

アレッサンドロ・ガスマン
© Avalon.red/zetaimage

ジャックの誘拐を画策した一味のボス、ジャンニを演じるのはアレッサンドロ・ガスマン。イタリア・ローマ出身の彼は父親も俳優という家庭で育ち、17歳でデビューしました。 『トランスポーター2』出演以降も、主にイタリア映画を中心に活躍中です。

オードリー・ビリングス/アンバー・ヴァレッタ

ジャックの母親オードリー・ビリングスを演じるのは、モデル出身の女優アンバー・ヴァレッタ。ウィル・スミス主演のロマコメ映画『最後の恋のはじめかた』(2005)やテレビシリーズ『リベンジ』(2011〜2012)などへの出演で知られています。

『トランスポーター3 アンリミテッド』(2009年)のあらすじ

断ったはずの依頼を無理やり押し付けられる

ジョンソンという男から、彼が誘拐したウクライナの環境大臣の娘、ヴァレンティーナの移送を依頼されたフランク。一度断ったものの、車から75フィート離れると爆発するという腕輪をつけられてしまいます。依頼を受けるしかなくなったフランクと、”依頼品”であるヴァレンティーナ。ジョンソンの指示に従い移動を続けながら、二人は逃げ出す方法を探ります。

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『トランスポーター3 アンリミテッド』のキャスト

ジョンソン/ロバート・ネッパー

ロバート・ネッパー
©Nikki Nelson / WENN.com/zetaimage

本作の悪役、ジョンソンを演じるロバート・ネッパーはアメリカ・オハイオ州出身。人気テレビシリーズ『プリズン・ブレイク』で凶悪犯、セオドア・"ティーバッグ"・バッグウェルを演じ、一躍大人気となりました。 『トランスポーター3 アンリミテッド』に出演以降は、テレビシリーズ『Heroes/ヒーローズ』シーズン4(2009年〜2010年)や映画『地球が静止する日』(2005年)、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(2014年)および『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(2015年)など、さまざまな作品に出演しています。

ヴァレンティーナ/ナタリア・ルダコーワ

本作でヒロインを演じたナタリア・ルダコーワは、少し変わった経歴の持ち主。ロシア出身の彼女はニューヨークで美容師として働いていたところ、リュック・ベッソンにスカウトされ俳優養成所へ。数か月後、オーディションを受けて晴れてヒロインに抜擢されました。 本作出演後は、ロマコメを中心とする映画や短編作品などに出演しています。

『トランスポーター イグニション』(2015年)

若きフランク・マーティンを描くリブート作品

妖艶な美女、アンナからの依頼を受けたフランク。待ち合わせ場所に到着すると、いきなり銃をつきつけられ、人質に取られた父親の映像を見せられます。父親の命の猶予は12時間。自身の流儀に反する依頼を強制されたフランクは激怒しますが、この依頼にはある裏切りが待ち受けていたのでした……。

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『トランスポーター イグニション』のキャスト

フランク・マーティン/エド・スクレイン

エド・スクレイン
© FayesVision/WENN.com/zetaimage

前作までのジェイソン・ステイサムに代わり『トランスポーター イグニション』で主人公フランク・マーティンを演じたのは、イギリス出身の新進俳優エド・スクレイン。 イギリスのインディペンデント映画やドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、『バトルフィールド』等に出演後、本作の主役に抜擢されました。映画では『デッドプール』(2016)や『アリータ:バトル・エンジェル』、『マレフィセント2』(ともに2019)など、さまざまな作品に出演しています。

ドラマ『トランスポーター ザ・シリーズ』(2012年〜2015年)

「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品は開けない」の3つのルールを自らに課す凄腕の運び屋=トランスポーター、フランク・マーティン。高額な報酬と引き換えに、どんなものでも正確に目的地まで運ぶプロ中のプロである彼のもとに舞い込んでくるのは、死ととなり合わせの危険なものばかりでした。 そんな彼をサポートするのは、情報収集のエキスパート・カーラと車のメカニックであるディーターたち。彼らの協力を得ながらフランクが日々任務をまっとうする姿を描いた本シリーズは、シーズンが進むに連れ、彼を追う謎の女の存在や亡き父の最期に隠された秘密など、ミステリー要素が強くなっていきます。 シリーズの人気キャラクターであるタルコーニ警部も登場。映画版と同じくフランソワ・ベルレアンが演じています。

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『トランスポーター ザ・シリーズ』のキャスト

フランク・マーティン/クリス・ヴァンス

クリス・ヴァンス
© LFI/Photoshot/zetaimage

本作でフランク・マーティンを演じるのは、クリス・ヴァンス。 『プリズン・ブレイク』をはじめ『メンタル:癒やしのカルテ』、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』、『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』など、数多くのテレビシリーズに出演しています。

高級車!アクション!クールな主人公!「トランスポーター」シリーズを楽しもう

ジェイソン・ステイサム演じる初代フランク・マーティンの印象が強烈な「トランスポーター」シリーズですが、実はリブート版やドラマ版の主人公もそれぞれに魅力を持っています。 しかし、やはりシリーズを通してファンを釘付けにするのは、高級車での無茶なカーアクションや迫力のある白兵戦でしょう。 まだ観たことがない人はもちろん、一度は観たことがあるという人も、この機会に「トランスポーター」シリーズを観てみてはいかがでしょうか。