2019年8月28日更新

【ネタバレ】「ターミネーター」シリーズの観るべき順番とは!あらすじ時系列を整理しよう

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ターミネーター2
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「ターミネーター」シリーズのあらすじと公開順・時系列を全部教えちゃいます!

映画「ターミネーター」シリーズは、人類とサイバーダイン社が開発した人工知能を搭載する軍事コンピュータ「スカイネット」の戦いを描いたSF映画シリーズです。SF映画界のヒットメーカー、ジェームズ・キャメロンがシリーズの生みの親で、第1作、第2作では監督・脚本を担当しています。 ターミネーターはスカイネットが製造した殺人アンドロイド。第1作でT-800が登場した後、シリーズを重ねる毎に最新型が次々に登場します。 スカイネットが人類滅亡を企み、行動を起こす時が「審判の日」と呼ばれ、世界中で核戦争が起こり、30億人もの人間が犠牲に。来たる「審判の日」を回避し、未来を変えようと人々がターミネーターと戦います。 2019年8月現在までに、シリーズは5作品が製作・公開されています。本記事ではシリーズの時系列や時間軸を整理し、1作品ごとにあらすじ・ネタバレ解説します!ダダンダン、ダダン!

シリーズの時系列を簡単におさらい

「ターミネーター」時系列
©ciatr

「ターミネーター」シリーズには3つの時間軸が存在する

「ターミネーター」シリーズの時系列が複雑なのは、3つの時間軸が存在するためです。 ひとつ目は公開順に、『ターミネーター』(1984)から『ターミネーター4』(2009)までつながる直線の時間軸。ふたつめは、1作目および2作目をベースにして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)につながる時間軸ですが、「ジェニシス」はパラレルワールドでの出来事とされているので、「T4」とはまったく関係のないストーリーになっています。 そして、2019年に公開が予定されている『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』(1991)から直接つながるストーリーになっています。ここでは「T3」と「T4」の2作品での出来事がなかったことになるようです。

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「ターミネーター」シリーズのメインキャラ・キャスト紹介

T-800(1作目、2作目、5作目)/アーノルド・シュワルツェネッガー

T-800は第1作目『ターミネーター』に登場した、殺人アンドロイド。2029年の近未来から1984年にタイムスリップしてきます。目的はただ一つ、人類を率いる抵抗軍指導者であるジョン・コナーの母親、サラ・コナーの抹殺でした。 どんなに撃たれてもへっちゃら、爆発を受けても止まることなく地の果てまで追いかけ続けてくる様に恐怖!1作目の時には本当に怖かった彼ですが、なんと2作目では仲間として「I'll be back」してきます。 2作目のT-800は改良されたため、ジョンのジョークや人間の感情などを理解しようと努める(そして理解する)などの高い学習・思考力を持っていました。最初ジョンとサラ以外が傷つく事をなんとも思っていなかった彼は、ジョンに命じられたあと市民を傷つけないように暴れまくります。そして最期には、人が涙を流す意味を理解するのです……。

また『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、両親を失ったサラ・コナーを守り育てた「おじさん」としてT-800が登場します。 生体組織で覆われている外見は、人間と同じように老化するという設定が加えられ、60代後半のシュワルツェネッガーが三度T-800を演じました。

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T-850(3作目)/アーノルド・シュワルツェネッガー

3作目に登場するシュワちゃん……じゃなかった、ターミネーターは2作目のラストで溶鉱炉に入って自決したT-800を、ジョンの幼馴染かつ未来の妻であるケイト・ブリュースターが改造し、過去に送ったもの。 基本的な設定は変わっておらず、ジョンを救うために全力を尽くします。外見はT-800とさほどかわりがありませんが(実はサングラスの種類が少し細身のものになっています)、性能が大きくグレードアップされています。 例えば彼の動力源は、腹部に内臓されるパワーセル(水素電池)なのですが、T-800がこれを1つしか持たなかった事に対してT-850は2つを持っています。 このため、T-800に比べて相当なエネルギーを持っているのです。ちなみに、思考力もより発達しています。

サラ・コナー/リンダ・ハミルトン(1、2作目)

サラ・コナーは1作目の主人公(ヒロイン)であり、2作目ではジョンの母親として登場します。1作目の時はまだ少女で、ハンバーガー屋に勤めながら同僚とルームシェアをしていました。突如得体のしれない恐ろしいT-800から狙われた自分を守ってくれたカイル・リースと恋に落ちます。 1作目で生存したあと戦闘訓練を積んだサラは、「審判の日」を回避するためサイバーダイン社爆破未遂事件を起こし、精神病院に収監されてしまいます。しかし、その間も毎日筋トレを欠かさずバッキバキの身体を維持していました。 2作目では、そんな彼女の目の前に息子ジョンとともに、かつて自分を殺そうとしたT-800がやってきたため発狂するも、事情を聞いて共にスカイネット根絶のために奮闘します。 2019年11月公開の『ターミネーター:ニュー・フェイト』では、約30年ぶりにハミルトン演じるサラがカムバックするとのことで、ファンの注目が集まっています。

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ジョン・コナー/エドワード・ファーロング(2作目)、ニック・スタール(3作目)、クリスチャン・ベール(4作目)

「ターミネーター」シリーズの真の主人公であるジョン・コナー。1作目では未来のジョンとして存在していたものの、姿は見せませんでした。2作目の少年期から、我々は時系列順に彼の成長を見ていくことができます。 『ターミネーター2』には主人公として登場しました。母が精神病院に入っているため、養父母に育てられていたジョン。彼はサラから教わったハッキングや武器の知識を生かして、ATMからお金を盗んではゲームセンターに行く非行少年でした。しかし、T-800と出会い彼に人を傷つけないよう言い聞かせたり、母と再会したあとは年相応の子供らしさを取り戻すなど、根は優しい少年であることがわかります。 このエドワード・ファーロングが演じたジョン・コナーは、当時のレオナルド・ディカプリオと同じように髪型やファッションスタイルが話題になり、ブームに影響を与えました

『ターミネーター3』で青年ジョン・コナーを演じたのは、ニック・スタール。2作目の少年時代のジョンに比べて、困惑することが多かったり弱気な性格になっています。彼としては、またターミネーターに出会う事になるとは思ってもいなかったからです。未来からやってきたT-850に対して「僕を殺しにきたのか」と、ビビりまくり。

『ターミネーター4』で登場した大人になったジョン・コナーは、荒廃した世界で機械と全面戦争をくり広げる人類抵抗軍の指導者として、頼り甲斐のある存在になっています。演じるのは『ダークナイト トリロジー』でブルース・ウェイン/バットマンを演じたクリスチャン・ベールです。

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カイル・リース /マイケル・ビーン(1作目)、アントン・イェルチン(4作目)

カイル・リースは1作目と4作目に登場。一貫して人類抵抗軍のジョンの部下という人物です。1作目ではマイケル・ビーンが演じ、ジョンが彼を過去に送り込みサラの命を護ります。 サラのことは一枚の写真を通してのみしか知らず、彼にとっては憧れの存在でした。恋に落ちた彼らは一夜を共にします。それがなんと、サラが後にジョンを妊娠する事に繋がるのです。ジョンやサラの英雄伝説は、2029年の近未来において人類の希望でした。正体不明だったジョンの父親がカイルだったというわけです。 残念ながら、彼はT-800との死闘の末に亡くなってしまいました。2作目の特別編では、サラの夢に現れ彼女を励まします。

4作目でカイル・リースを演じたのは、2016年に若くしてこの世を去ったアントン・イェルチンです。スカイネット側が、指導者のジョン・コナーと同じように最重要人物として暗殺しようとする人物のひとり。そのわけは、先述の通り彼が過去に戻ってジョンの父親になるからなのですが……。 本作では、孤児として育ち記憶を失った男、マーカス・ライトを救います。

『ターミネーター』(1985)あらすじ&ネタバレ解説

時は2029年の近未来。そこは人類を滅ぼそうとするスカイネットと人類抵抗軍の最終戦争が勃発していました。 スカイネットは抵抗軍を率いるジョン・コナーの誕生を阻止するため、彼の母親サラ・コナーの命を狙って、1984年のL.A.に殺人マシン・ターミネーターを送り込むことに。時を同じくして、サラを守るために抵抗軍からはカイル・リースがタイムスリップしてきます。 1984年にやってきたターミネーターことT-800は、電話帳順に記載されている“サラ・コナー”を一人ずつ抹殺していきます。警察は同姓同名の女性が狙われる連続殺人として捜査を進め、サラは彼らに身柄の確保を頼みます。その後T-800に見つかってしまいますが、カイルに間一髪で救われます。

2人は警察に保護されたものの、署にやってきたT-800が警察を皆殺しに。命からがら逃げる彼らは、廃工場に向かいます。ロケットランチャーを打っても死なないT-800。サラの身代わりになってカイルは殺されますが、サラは誘い込んだ圧縮機でT-800を潰して決着をつけたのでした。 愛するカイルのことを考えながら、1人メキシコ方面に向かうサラ。ガソリンスタンドで働く少年がこの時のサラをとらえた写真は、後にカイルが唯一手にしていた写真そのものだったのでした。 本作の銃弾を受けてもびくともせず、無言でサラに迫り来るターミネーターの姿は、観客を恐怖に陥れ、監督のジェームズ・キャメロンは本作でその名を世界に知らしめました。

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『ターミネーター2』(1991)あらすじ&ネタバレ解説

舞台は前作から10年後、1994年のLA。「審判の日」を回避するためサイバーダイン社の爆破未遂事件を起こしたサラは、精神病患者として警察病院に収監。息子ジョンは養父母と生活していました。 そんなとき、またもや2029年から2体のターミネーターがジョンの前に現れます。1体は液体金属製の最新型T-1000で、未来の抵抗軍リーダーであるジョンを抹殺するという使命が課せられていました。そして、もう1体は未来のジョンが自分を守るためにタイムスリップさせたT-800です。

ジョンの言うことを聞くようにプログラムされたT-800は彼を引き連れて、サラを助けに病院に向かいます。しかし、彼らはそこでT-1000に襲われてしまいました。T-1000は身体を自由自在に変形させて隙間を通り抜けたり、一度見た人間になりすますなど、恐ろしい能力を持っていました。 彼から逃れた一向は、メキシコで武器を調達。そこでスカイネット誕生に繋がるコンピュータ素子を開発する、サイバーダイン社の技術者マイルズ・ダイソンの存在を知ったサラは、彼を暗殺しようと単独でダイソン邸に向かいます。彼女を追ってジョンとT-800が到着したことで、一命をとりとめたダイソン。

事情を聞いた彼はジョンたちと共にサイバーダイン社に向かうことに。そこで、ターミネーターの腕とチップ(1作目にサラが破壊したもの)を取り、今後の開発に使われないように消滅させようとします。しかしT-1000が現れ、製鉄所に逃げ込む一同。液体窒素を浴びたことで凍り、粉々になったT-1000でしたが、溶鉱炉の熱のせいで液化し、元に戻ります。 サラ、ジョン、T-800の3人は死闘の末、T-1000を溶鉱炉に落とし抹消することに成功。腕とチップもそこに放り投げましたが、T-800は自分にもチップは組み込まれており、存在すれば利用されると自ら溶鉱炉に沈んでいくのでした。

監督は前作に引き続きジェームズ・キャメロンです。感情を持たないはずのターミネーターですが、コナー親子とT-800が戦いを通して人間同士のような信頼関係を築いていく様子が見どころです。

『ターミネーター3』(2003)あらすじ&ネタバレ解説

舞台は2004年、前作から10年後の世界。1997年に来るはずだった「審判の日」が回避され、母サラ・コナーを白血病で亡くしたジョン・コナーは、平和ながらも目的のない日々を送っていました。そんな彼の前に、再び2体のターミネーターが現れます。 未来の抵抗軍幹部を抹殺するため、スカイネットから送り込まれた女性型ターミネーターT-X。性能はあのT-1000を遥かに上回るものでした。そして、もう一体は人々を守るために未来のジョンの妻ケイトが送った、T-800の改良型であるT-850でした。

T-Xのターゲットが2人だけではなく、ケイトの父を含むスカイネットの全関係者である事を知ったジョンたちは、空軍基地に向かいます。しかし時は既に遅く、ケイトの父は軍のシステムにスカイネットを接続。そこでウィルスに潜入されます。 一同はT-Xの攻撃を受け、彼女はT-850のプログラムを書き換え、彼のジョン抹殺ミッションが復旧してしまいます。T-850はジョンに襲いかかるも、自らプログラムを打ち破り、ジョンを逃します。 その後、核シェルターに到着したジョンとケイト。そこに再びT-Xが襲来しますが、遅れてきたT-850が自らを犠牲にしてT-Xを破壊します。核シェルターに入ったジョンたちは、そこで核ミサイルが各都市を攻撃している光景をモニターで確認することに。 それこそが、まさに「審判の日」でありT-850の本当の目的が、「審判の日」にジョンとケイトを生き延びさせる事だったことがわかるのでした。 本作の監督は『U-571』のジョナサン・モストウに引き継がれました。迫力のあるカーチェイスシーンや、T-850とT-Xが激しく戦うアクションシーンは必見です。

T-Xが狙うのは、ジョンだけでなく彼の幼馴染であり未来の妻ケイト・ブリュースターを含む未来の抵抗軍幹部たち。T-Xが彼らの前に現れた時、T-850がすかさず救いにやって来ます。 彼らは激しいカーチェイスの末に逃亡し、サラ・コナーの墓へ。そこには、来たる日に備えて彼女が用意していた大量の武器がありました。 T-Xのターゲットが2人だけではなく、ケイトの父を含むスカイネットの全関係者である事を知ったジョンたちは、空軍基地に向かいます。しかし時は既に遅く、ケイトの父は軍のシステムにスカイネットを接続。そこでウィルスに潜入されます。 一同はT-Xの攻撃を受け、彼女はT-850のプログラムを書き換え、彼のジョン抹殺ミッションが復旧してしまいます。T-850はジョンに襲いかかるも、自らプログラムを打ち破り、ジョンを逃します。 その後、核シェルターに到着したジョンとケイト。そこに再びT-Xが襲来しますが、遅れてきたT-850が自らを犠牲にしてT-Xを破壊します。核シェルターに入ったジョンたちは、そこで核ミサイルが各都市を攻撃している光景をモニターで確認することに。 それこそが、まさに「審判の日」でありT-850の本当の目的が、「審判の日」にジョンとケイトを生き延びさせる事だったことがわかるのでした。 本作の監督は『U-571』のジョナサン・モストウに引き継がれました。迫力のあるカーチェイスシーンや、T-850とT-Xが激しく戦うアクションシーンは必見です。

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『ターミネーター4』(2009)あらすじ&ネタバレ解説

2003年、死刑囚のマーカス・ライトがサイバーダイン社へ献体をすることを同意する書類にサインした後、刑が執行されました。 時は流れ、舞台は2018年。前作のラストで起きた「審判の日」から、人類抵抗軍は機械軍と荒廃した世界で戦い続けていました。抵抗軍の部隊長ジョン・コナーは、潜水艦にいる司令官からスカイネットを停止するシグナルを発見したこと、そしてそれにあたってマシンの探知シグナルの効果検証を引き受けます。

時を同じくして、サイバーダイン社に献体したマーカスが目を覚まします。記憶喪失になっていた彼は、荒廃した街の中で孤児の青年と出会い、助けられました。 ジョンの無線放送を聞いた彼らは、彼の元に向かおうとするも道中数々のターミネーターに襲われ、カイルは人間捕虜輸送マシンであるトランスポートに拉致されてしまいます。 マーカスは彼を助けようとしましたが、救うことができずにいました。すると、近くにいた抵抗軍の戦闘機がトランスポートを攻撃するも、返り討ちにあってしまいます。

墜落した戦闘機のパイロットと遭遇したマーカスは、共にジョン・コナーの基地に向かいます。しかし、そこでマーカスはジョンによって拘束されてしまうのでした。何故なら、彼はサイバーダイン社によって改造された人造人間であり、初期ターミネーターだったからです。しかし、パイロットは彼が敵でないことを信じて逃します。 ジョンは彼を追いかけますが、道中ターミネーターに襲われ、マーカスがそれを救います。聞く耳を持ったジョンは、抹殺リスト1位であるカイルが捕虜として囚われていることを知り、マーカスと助けに行くことに。 一方、司令官は攻撃準備が整ったため、スカイネットの中枢を破壊しようとします。カイルを含め、多くの捕虜がいるためジョンはこれに反対。彼は、カイルがいなければ自分がこの世に誕生しないことを知っていました。彼の訴えを聞いた仲間は、信じて総攻撃を待ってくれていたのです。

マーカスはジョンをスカイネットの内部に入れることに成功しますが、後にそれが自分のプログラムによるものだったと知ります。自身の知らないところで、マーカスは人類にとっての罠になっており、司令部が見つけたシグナルもフェイクでした。スカイネットによって逆探知された司令部の潜水艦は爆撃されてしまいます。 ジョンは内部で捕虜を逃しながら、カイルを探します。しかし、そこで開発されていたT-800に見つかり攻撃を受けるのです。カイルを見つけ、2人で逃げますがジョンはT-800に心臓を貫かれ、瀕死状態に。しかし、マーカスがそこでT-800を倒します。 救い出されたジョンは、基地に戻るヘリの中から爆破スイッチを押し、スカイネットの中枢を破壊することに成功。瀕死状態だったジョンを救うために、マーカスは自分の心臓を移植します。ジョンはそのおかげで生き延びることができましたが、人類と機械軍の戦争はこれでも終焉を迎えることはありませんでした。

本作の監督は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズで知られるマックGが担当しています。

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)あらすじ&ネタバレ解説

「ジェニシス」の最大の特徴は、本作が今までの4作と一切繋がりのない、いわゆるパラレルストーリーとして存在していることです。物語の基盤は1作目の『ターミネーター』に戻りますが、設定などは改訂版となっており、直接的な繋がりはありません。 1997年の「審判の日」から、ターミネーター率いる機械軍と人類による抵抗軍の抗戦は続いていました。時は2029年、抵抗軍のジョン・コナーは、スカイネットが自分の母親サラ・コナーを抹殺するために過去にT-800を送り込もうとしていることを知ります。彼は同僚のカイルに母を守ってもらうため、時空転送装置で過去に向かわせます。

しかし、1984年でカイルを待っていたのはなんとT-1000。しかも、そこに消防車に乗ったサラ・コナーが現れ、彼を救いました。カイルは、過去が改変されていることに気づきます。さらに、サラと行動を共にしていたのは彼女を抹殺するために送られたはずのT-800でした。 聞けば、幼少期T-1000によって両親を殺されたサラをT-800はずっと見守ってきたとのこと。彼らは1997年の審判の日に行こうと準備をしていましたが、カイルは1984年に転送中、「審判の日は2017年」と子供のころの自分が語りかけてくる姿を目にしていたため、彼女にそれを教えます。 2017年に転送された彼らは、警察に捕まり病院送りに。そこでサラは病院の職員が使っていたスマホにジェニシスというOSがインストールされていることに気づきました。そのカウントダウンが終わった時、ジェニシスが起動し、スカイネットとなることが発覚します。 そこへ現れたのはなんと、ジョン・コナー。T-800が迷うことなく彼を撃ち、一同は混乱します。ところがジョンと思われた人物は再び立ち上がります。彼はジョンの外見を模して、ナノレベル分子で出来たターミネーターT-3000でした。 T-3000の襲撃を逃れた彼らは、サイバーダイン社に務めるダニー・ダイソンの元へ。そこで、T-800は自己犠牲を払ってT-3000を破壊。その爆発によって、サイバーダイン社も爆発し、ジェニシスの起動は阻止されました。さらに、T-800はバージョンアップしてサラの元に戻ることができたのです。 映画のラストで、サラとカイル、T-800の一行は幼少期のカイルに会いに行き、スカイネットについて教えます。彼が1984年に転送中に見た光景は、この時のものだったのです。しかし、時を同じくして破壊されたサイバーダイン社にある人工知能ジェニシスのコアが、再起動をしようとしていました……。

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そして繋がる……2019年公開「ターミネーター」第6弾の最新情報

2019年11月には3年ぶりの新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開されます。オリジナルキャストであるT-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーと、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンのカムバックが発表されています。本作は『ターミネーター2』の続編であり、主演のシュワルツェネッガーは「『T3』以降の作品は忘れてもらってかまわない」とまで発言しているほど。 それだけでなく、「T2」から約28年ぶりにシリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンがプロデューサーとして復帰!監督は『デッド・プール』のティム・ミラーが担当します。 さらに、『ブレードランナー2049』(2017)で注目を浴びたマッケンジー・デイヴィスが強化人間を演じるとの情報もあり、その立ち位置やキャラクターにも注目が集まっています。他にも、「エージェント・オブ・シールド」シリーズで知られるガブリエル・ルナ、実写版『モンスターハンター』に出演予定の若手俳優ディエゴ・ボネータ、新人女優のナタリア・レイエスの出演が決定しています。

最新作を観る前に「ターミネーター」シリーズを復習すべし

人と見分けのつかないマシン、”ターミネーター”の開発が現実味を帯びてきた現代だからこそ、見返したくなるこのシリーズ。 シリーズのあらすじや登場キャラなどを振り返ってきましたが、基本的にどの作品も『ターミネーター』そして『ターミネーター2』をベースに作られているため、この2作品だけでも復習すれば、最新作には間に合うはず。 2019年11月に公開される『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、第2作目の正当な続編とされています。新作鑑賞前にシリーズの歴史を確かめてみてはいかがでしょう。