トム・クルーズのぶっ飛んでるスタント10選

2017年8月22日更新

30年以上ハリウッドのトップ俳優陣に名を連ねているトムクルーズ。ヴァンパイアから史上最高のスパイ役までこなす、全身全霊をかけた役作りは有名です。どんなに危険で難しくてもできるだけ彼自身で行っているというアクションシーンの中から、特にぶっ飛んでる10選を、whatculture.comよりお伝えします。

ボンネットに飛び乗っての銃撃戦『ナイト&デイ』(2010)

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ナイト&デイのカーチェースシーンで使われている見事なCGシーンも素晴らしいのですが、トム・クルーズのアクションへのがむしゃらな姿勢にも注目です。

一番印象に残るシーンは、バイクも車も交通量の多い中を縫うように走っている危険な状態の中、トム・クルーズがバイクからハイスピードで走る車のボンネットに飛び乗るその瞬間。護身器具である程度守られているとはわかってはいても、ハリウッドでも指折りのトップクラスの俳優が事故に巻き込まれるもしものことを考えると、観ているこちらがハラハラしてしまいますね。

水槽爆破『ミッション:インポッシブル』(1996)

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この水槽のオープニングシーンは『ミッション:インポッシブル』シリーズの中でももっとも印象的と言われています。実はこのアイディアはトムクルーズ自身が出したもの。しかもクルーズは、うろたえる監督をよそに、スタントなしで自ら演じることを要求したのだとか。

激しい爆発シーンののちに窓から逃走する一連のシーンはパラマウントスタジオで撮影されました。16トンもの水が使われたそうですが、その甲斐もありまるで本物の洪水のような臨場感あふれるシーンになっております。

カーチェースシーン『アウトロー』(2012)

トムクルーズ

リーチャイルドの、全米ベストセラー小説を映画化したものです。トム・クルーズの素晴らしいカーチェースシーンによって、小説では表現しきれなかった臨場感が加えられ、大絶賛されました。

セカンドユニットチーム監督のポールジェニングスは「クルーズほどの素晴らしいスタントマンを見たことはない。」と手放しで称賛しました。

車と車の衝突によるインパクトの演出と音響効果が効果的に演出されており、ここ数年で最高のカーチェースシーンであることは間違いないでしょう。

興味深いことに、実は中盤の車が失速するシーンは、脚本にはない予想外の出来事だったそうです。しかしトム・クルーズは動揺せずすぐに持ち直し車をスタートさせました。この予想外のシーンがさらに映画に臨場感を与えた、と監督も大絶賛したとのことです。

バイクチェイスシーン『ナイト&デイ』(2010)

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このシーンはたくさんの場面でスタントマンが使われたものの、要所要所でトム・クルーズが素晴らしい演技を見せたことにより、相互に良い作用が生まれ、臨場感あふれる素晴らしいシーンになっています。これもやはり、トム・クルーズのスター性あってのことでしょう。

特に印象的なシーンは猛スピードで走るバイクの上で、キャメロン・ディアスを後部座席から移動させ、膝の上に乗せるシーンです。この場面は印象的が故、映画の宣伝でも大いに活用された場面です。

キャメロン・ディアスをバイクの前部分に乗せ群衆のなかをハイスピードで駆け抜けるなんて、2人の間に大きな信頼関係がないと成り立たないシーンですね。

ジェットパックチェイス『マイノリティーレポート』(2002)

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膨大な予算を使い、たくさんのCGシーンが作られたこの映画。CGシーンを多用しすぎたことにより、勇敢にアクションシーンに挑むトムクルーズを生かす場面がないのでは、と危惧されておりましたが、心配ご無用。スピルバーグは、トム・クルーズのアクションを効果的に生かし、近年の彼の映画のなかでもっとも印象に残るスタントワークを作り出しました。

80フィートの高さを超えるスタント装備や、何マイルにもなるケーブル。そしてそれらを操る何百人もの撮影クルー達。エンディングシーンでは、ビルからビルへ飛び移るシーンも地面をひきづられるシーンも、全てクルーズ自身がスタントなしでワイヤワークをこなしました。このシーンは映画全体のなかでもっとも評価が高いシーンとなっています。

ロッククライミング『ミッション:インポッシブルⅡ』(2000)

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この映画は前作から4年経っての公開でしたが、『ミッション:インポッシブル』の世界観に観客をぐっと引きずり込む、最適なオープニングシーンと絶賛されました。トムクルーズが危険なロッククライミングを経てどうにかデッドホースポイントの頂上にたどり着くという、息を呑むようなシーンです。

100フィート以上の標高の断崖絶壁にブラブラとぶらさがるようなアクションシーンを大スターが演じることに、スタジオ側は当初難色を示していました。トム・クルーズは命綱こそつけていたものの(ちなみにその命綱は、本編ではデジタル技術で消されています。)、もしもの場合のセーフティーネットは存在しなかったのです。

トム・クルーズは、できる限り自分自身で演じることにこだわりました。ちなみに崖から崖へ飛び移るシーンで怪我をしているのですが、それでも彼の挑戦する気持ちは変わりませんでした。

ユタの壮大な自然をワイドアングルで捉えた空中撮影は、トム・クルーズの果敢なアクションをより一層印象的にしました。

摩天楼へのビッグジャンプ『ミッション:インポッシブルⅢ』(2006)

トムクルーズ

この映画のオープニングシーンを見た人は、「この摩天楼へのジャンプシーンは法的に許可をとっているのか。」と心配になったことでしょう。 トム・クルーズの命がけのアクションを表現することを第一に、しかし万が一最悪な事態が起こったとしても、人がひしめく大都会の地面に叩きつけられるようなことがないように、製作側は大きな決断をしました。

JJアダムスは当初、このシーンを台本に入れることさえためらっておりましたが、トム・クルーズの熱意に押され打開策を考えました。彼は高層ビルの屋根をスタジオ内に作成し、グリーンスクリーンの前で俳優たちを演技させることにしたのです。

スタジオ内とは言っても、命綱一本で屋根から身を乗り出すスリル満点のアクションをする俳優たちに、スタッフたちは撮影中つねにびくびくしていたと言います。映画のメイキングシーンで触れられていますが、現にトム・クルーズはセットの屋根の端から転落をしてしまいました。

せまりくるトラックの下をすり抜ける『ミッション:インポッシブルⅢ』(2006)

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DVDに入っているこの名シーンのメイキング映像では、撮影クルーの非常にナーバスな様子がこちらにまで伝わってきます。それもそのはず、大スタートム・クルーズが道路に寝転び、巨大殺人トラックが突っ込んでくるのを待ち構えているのですから。

危険な状況のなか仕事を成し遂げると決断をした俳優陣の勇気と、CGやスタントマンの功績により、本編ではいとも簡単に危険なシーンを成功させたように見えます。

監督のJJアダムスは、撮影中、巨大トラックがクルーズに向かってどんどん近づいてくるのを見たときに、「僕のキャリアもこれでおしまいだ。」と覚悟を決めたそうです。結果的にはトムの素晴らしいスタントによって成功したものの、もし数インチでもずれていれば、トム・クルーズ自身も製作スタッフも皆が全てを失う、最悪の事態になっていたでしょう。

トラックの下をすり抜けるシーンでは、彼からほんの数インチのところにカメラを設置することにより、これまでにないほど臨場感のあふれる名シーンの撮影に成功しています。

ナイフファイト『ミッションインポッシブルⅡ』(2000)

トムクルーズ

爆破もカーチェイスもない、シンプルな殴り合いのシーンなんて、アクションスタートム・クルーズにはたやすいものと思われるかもしれません。しかし彼は、鋭利な刃物を彼の眼球すれすれに近づけるという、シンプルかつ危険なクライマックスシーンに命がけで臨みました。

ジョンウー監督は、大まかに目の周辺にナイフを近づけるようにとは指示を出していましたが、それを聞いたトム・クルーズは、敢えて眼球から4分の1インチ、スレスレの場所まで近づけることを決断。

細かく計算された長さのケーブルをナイフに取り付けることにより、万が一の場合でも眼球に刺さらないよう安全策がとられました。しかしほんのわずかな間違いでも起こってしまえば、大スタートム・クルーズを自らの手で殺すことになりかねないこの状況。共演者のダグレイスコットは、これまでになく相当なプレッシャーを感じながら全身全霊で演技に取り組んだことでしょう。

ブルジュハリファでのアクションシーン『ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル』(2011)

トムクルーズ

ここ数年で最も印象に残る素晴らしいアクションシーンです。『ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル』では、トム・クルーズが、世界で最も高いビルブルジュハリファの壁をスタントマンなしでよじ登りました。

高層ビル上部で吹く横風でビルに打ち付けられるなど、万が一起こりうるあらゆる危険な状況を回避するため、トムの提案でセーフティーネットがビルに用意されました。

俳優陣の献身的な演技とクルー達の完璧なカメラワークにより、トム・クルーズがブルジュハリファの外壁を全力疾走するシーンは、この映画の最大の見どころとなっています。