ハリウッドにも負けていない!日本のCGを支えるクリエイティブ集団「白組」のすごすぎる技術

2017年7月6日更新
最近の日本のCG映画のすごい技術を支えている存在、「白組」をみなさんはご存知でしょうか。今回はそんな意外と知られていない彼らの技術について、これまで日本で話題を呼んだ数々の作品とともに、ご紹介します!

そもそも「白組」って?

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引用:wired.jp

白組は、 1974年に設立された、アニメーション、実写映画の企画や製作を行う日本の企業です! 2000年に映画『ジュブナイル』が公開されてからというもの、『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『ドラえもん』等、日本のCG映画には欠かせない存在になっています。

すごすぎる!白組が誇るVFXという技術

VFXというのは、Visual Effectsの略で、実写映像の中にCGを織り交ぜ、どこまでが実写で、どれがCGなのか、境界線をもわからなくする技術になります。 ZERO_02

引用: wired.jp

『永遠の0』も白組が携わった映画になります。下の映像は、白組から公式に提供されたメイキング映像です!この映像にこんなにCGが使われていただなんて、驚きます。

違和感のない映像を目指して駆使される様々な技術

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引用:wired.jp

『永遠の0』では、20時間にわたって宮部のみた空からの風景を空撮により撮影し、そこにCGを織り重ねています。空撮はもちろんのこと、その後のCGの加工は特に大変だったという。 違和感のない映像に仕上げるため、空撮で使用されたカメラのレンズの歪みに合わせて、CGも歪ませる、そして何度もトライ&エラーを繰り返す。海と船の接戦面も、CGの船でも違和感の無い映像にするため、絶妙なぼかしを入れたり、大変だったそう

誰もがみたことのある昭和の風景もVFXにより再現

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日本中で話題となったあの三丁目の夕日シリーズも、白組による技術です。この映画でのVFX技術の見所は昭和30年代の東京の風景です。当時の町を、ミニチュアセットにより再現の後、コンピューター・グラフィックスにより、実写としか思えない映像になっています。町行く人も実写と思いきや、デジタル!そして東京タワーも!驚きです。

1フレームの出力に6時間!4年間をかけた白組の熱意と苦労のたまもの

『STAND BY ME ドラえもん』のCG

ドラ泣きが話題になった映画『STAND BY ME ドラえもん』も、白組による製作です。データや計算により映像を抽出することを「レンダリング」と言います。白組には数百台のマシンがありますが、それらを駆使しても1枚あたり1フレームに1時間〜6時間を要したといいます。『STAND BY ME ドラえもん』には約12万フレームあり1カットで10枚のフレームを使うこともあるのでおよそ120万フレーム。リトライすることも考えると...ものすごい時間が要されたことが想像できます。 20140808-00000005-mvwalk-000-1-view

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そこまで時間を要したのは、未来の素材の質感にとことんこだわったためです。映り込みのある素材から透け感のあるゴムのような質感まで、とことん考察しこだわり続けたと言います。

他にも、ドラえもんの頭にあるのび太君のたくさんの指紋や、映り込みで動いている映像、そして85万ものポリゴン(要素の単位)で作られたのび太君、4kものテクスチャ、1週間もレンダリングにかけた空を飛ぶ映像まで、どこまでもこだわり続けた、白組の本気の作品です。

『STAND BY ME ドラえもん』のCGのメイキング動画

白組の今後の作品

実写映画版『寄生獣』

今後の作品では11月29日に公開の『寄生獣』でもCGを担当している『白組』。今後さらにどのような進化したCGを見せてくれるのか、楽しみですね。

参考情報