2017年11月27日更新
ストーム・トルーパーって何者?スター・ウォーズの白マスクの素顔に迫る!
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ストーム・トルーパーとは
ストーム・トルーパーとは、シスの暗黒卿ダース・シディアスが支配する銀河帝国(ニュー・オーダー)の地上部隊のエリート兵士です。純白のボディアーマーで身を包んだ謎多きキャラクターです。
戦闘兵としての能力はさほど高くなく、作中では、主に持っているE-11ブラスター・ライフルで射撃をするけれど、命中率は低め。銀河大戦と呼ばれる紛争では、ダース・ベイダーのもと反乱同盟と闘いました。世界観の一部とも言える、スター・ウォーズに欠かせない存在です。
ストーム・トルーパーの中身・正体は?
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ストーム・トルーパーの中身については、旧三部作では触れられることはありませんでした。徴募兵であり、士官学校に志願・受験し、厳格な訓練プログラムに合格して配属されたれっきとした人間であるそう。なお、中には女性も含まれています。
長きにわたって彼らの詳細な情報は明かされていませんでしたが、『フォースの覚醒』では素顔を晒した、ストーム・トルーパーの一人であるフィン(ジョン・ボイエガ)が主要人物として活躍することから、彼らの正体が明らかとなる日も近付いているのかも知れません。
クローン・トルーパーとの違い
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クローン・トルーパーとは、『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』の間の3年間に起こったクローン大戦で旧共和国のために戦ったクローン兵士のことを言い、ストーム・トルーパーの前身となった存在と言われています。
その中身は銀河の賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子をホストにし、遺伝子操作によって自我が削減されているクローン人間でした。
ジェダイがごくわずかな生き残りを除いて全滅し、銀河帝国の創設と共に前身であるクローン兵は減っていきました。生身の人間が志願兵や徴募兵としてストーム・トルーパーとなり、同時に装甲服も従来のクローン・トルーパーのものからグレードアップされたという経緯です。
また、最新作である『フォースの覚醒』では彼らの装甲に変化が見られ、シリーズの中でどんどん進化を遂げている存在とも言えるでしょう。
作中では様々な呼ばれ方をしている
正史やスピンオフの中では、ストーム・トルーパーに対して、ホワイトハット、プラスチック・ソルジャー、スノーメン、ボーイズ・イン・ホワイト、プラスチック・ボーイという様々な呼称が確認されています。
ウェッジ・アンティリーズやコラン・ホーンらは、しばしば“ストーミー”という俗語で彼らを表現しています。また、独特なヘルメットの形から「バケツ頭」と揶揄されることもあるそうです。
【製作秘話】装甲服・ヘルメットの素材とは?
ストーム・トルーパーの白い装甲服をじっくり観察したことはありますか?エピソード4とエピソード5で確認すると実は装甲服すごくチープなのです。まるでコスプレを見ているかのよう。
そんな出来栄えになってしまったのには理由があります。
ジョージ・ルーカスは装甲服の製作依頼を衣装班に行ったのですが、大量生産できない衣装班はイギリス人デザイナーのアンドリュー・エインズワースに助け舟を要請しました。
アンドリューが作ったヘルメットは高密度のポリエチレンプラスチックで出来ているのですが、この素材は元々薄い緑色をしていたため、銀河スペースの秩序を守る兵士というより亀を連想させてしまう可能性がありました。
装甲服は白色と決まっていたので、アンドリューは白色の自動車塗料を塗りたくり、現在の装甲服が完成しました。写真を確認してみると、サイドに塗り直しされた痕があります。オリジナルのヘルメットのクオリティが低いので、収集家たちはこれを見分けられるんだそうです。
『ジェダイの帰還』では、ストーム・トルーパーに焦点が当てられることもあって、新しいヘルメットに作り変えられました。
意外に豊富なストーム・トルーパーの種類
スカウト・トルーパー
スカウト・トルーパーとは、偵察任務に特化しているストーム・トルーパーであり、隠密作戦とスピーダー・バイクの操縦技術の訓練を受けたパトロール兵です。バイクにまたがってあたりをパトロールし、敵の襲撃をいち早く発見し、収拾に努めることを任務としています。目の部分が広く、四角い視覚補助装置が点いていることが特徴です。
スノー・トルーパー
雪上戦闘に特化したストーム・トルーパーであり、寒冷地仕様の装備をしていることから差別化されています。『フォースの覚醒』では、ファースト・オーダーに仕え、氷の地形のまぶしい光を軽減する遮光装甲服を身に着けている「ファースト・オーダーのスノートルーパー」が登場することが明かされています。
サンド・トルーパー
通常の装備ではなく、砂漠などの高温地帯での活動のために環境に適応出来る特殊な装甲服を着用したストーム・トルーパーです。
スピンオフには沢山の種類が登場
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『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品は多数制作されており、それらはジョージ・ルーカスによって、エピソード4より始まる正当なシリーズ映画の「正史」に対して「レジェンズ」と呼ばれ、別世界のスター・ウォーズとされています。そして、レジェンズには
水中戦に特化したシー・トルーパー、ゲリラ戦法に特化した黒い装甲服姿のストーム・コマンドー、黒い装甲服に身を固めた情報収集に特化したブラックホール・ストーム・トルーパー、主に帝国軍が鎮圧のために故意に放射能で汚染した地域に展開する高い放射能に晒された環境下での戦闘に特化したラドトルーパー、敵宇宙船に切り込んで船内を制圧する戦闘に特化した重装備のスペース・トルーパー、ストーム・トルーパーのエリート部隊から選別されコルサントをはじめとした銀河中央部の各主要都市において警察権を行使する打撃に強い赤い装甲服を着込んだコルサント・ガードが存在し、更に強化装甲を施されたドロイドによるダーク・トルーパー
など、メインとなる正史には登場しない数々のトルーパー達が登場しています。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でのストーム・トルーパー
新ストーム・トルーパーのデザインはあの企業に影響されている!
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エピソード7となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、旧3部作エピソード4、5、6に登場する従来のキャラクターデザインが変更され、現代的ともとれる新たな姿を見せていることで話題になりました。
『フォースの覚醒』に登場するストーム・トルーパー達は、今まで所属していた「帝国軍」ではなく、「ファースト・オーダー」という部隊に所属していて、今までのシリーズとは違う立場、存在として描かれています。
今回のデザイン変更に対して、衣装デザインを担当した大物デザイナー マイケル・カプランは次のように語っています。
「新デザインで私は"シンプル化"を行いました。たぶん潜在意識の中で『Appleだったらどうするか?』を考えていましたね。また、今度の映画はアクションも多いから前のものより重いしとても頑丈なんだ」引用:news.aol.jp
シンプルながら新しさを感じさせるApple風のデザインを取り入れて近代的に生まれ変わった新ストーム・トルーパーが、今後どのように活躍していくのか期待が高まりますね。
「ファースト・オーダー」とは
ダース・ベイダーとダース・シディアス(パルパティーン議員)の、シスの暗黒卿を頂点とする銀河帝国の崩壊後、その帝国軍の残党で結成された組織です。
帝国の再興と新共和国の殲滅を目的としていて、その実行部隊にストーム・トルーパーを使っています。
最高指導者スノークというエイリアンの指導者を持ち、トルーパーとなる人間の出生を組織下でコントロールして幼少から洗脳教育を施し、戦闘員にすることで組織を拡大しています。またビーム一発で星系を破壊する兵器「スターキラー」要塞を持ち、新共和国の首都ホズニアン・プライムを滅ぼしました。
最高指導者スノークは、カイロ・レンを暗黒面に堕としたシスの暗黒卿ではないか、との噂もあり、今後の続編でもレジスタンスの脅威となることが予想されます。
ストーム・トルーパーの一人だった重要キャラクター・フィンが登場
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場する重要人物フィン(ジョン・ボイエガ)は、この写真からも分かるようにストーム・トルーパーの一員の人間です。今作で彼らが人間だったのか、と驚いた人は多かったのではないでしょうか?
平和主義者のフィンは、「ファースト・オーダー」から抜けたことで洗脳が解けレジスタンスに協力することになり、重大な役目を担っていきます。ライト・セイバーを使う姿から、ジェダイの子孫であるといった噂もあります。
今までストーム・トルーパーは、感情のない兵士として描かれてきたので、感情に目覚め自我をもって戦うフィンの登場は画期的でした。
黒いストーム・トルーパー、キャプテン・ファズマ
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『フォースの覚醒』より登場する新キャラクターであり、ストーム・トルーパーのものと似た装甲服と黒いマントを身に着けています。帝国軍の新軍隊「ファースト・オーダー」のキャプテンであり、中身は女性。グェンドリン・クリスティーが演じています。
また、ファズマ(Phasma)という名前は、1979年のホラー映画『ファンタズム(phantasm)』に由来しているそうです。
任務外の彼らの様子を「アザーサイド」から覗き見!
写真家のジョージ・ペレズ・ヒグエラさんによる「アザーサイド」という作品が海外で話題になっています。「ストーム・トルーパーたちも私たちと同じように、任務外の時間は何気ない日常を送っている」と仮定し、様々な日常風景を撮影した、シュールなパラレルワールドものとなっています。
彼らも人間ですから、食事もすればトイレにもきっと行くでしょうね。
コインランドリーで時間をつぶしたりもしているかも知れません。
こちらは編み物が得意なストーム・トルーパー。装甲に覆われていると、男性か女性かすらも分かりませんね。
買い物をしているストーム・トルーパー。人間となんら変わりがありませんね。
ストーム・トルーパーがヒップホップを踊る動画が話題に!
ストーム・トルーパーがヒップホップをハイテンションで踊る動画が話題になっています。公開から数日で160万回再生を越えたそうで、スター・ウォーズファン達の間でこっそりと人気を博しているそう。かなりのクオリティです。