2017年11月30日更新

アンディ・サーキスは『猿の惑星』にも『ホビット』にも出演している凄すぎる俳優だった【『スターウォーズ』最新作スノーク役】

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アンディーサーキス

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アンディ・サーキスのプロフィール

アンディ・サーキス(本名:アンドリュー・クレメント・サーキス)は、1964年4月20日生まれ、ロンドン出身の俳優・映画監督です。 幼少期には父親の仕事の都合でバグダードとロンドンを行き来しながら育ちました。その後、ウェスト・ロンドンにある私立セント・ベネディクト校で教育を受け、ランカスター大学に進学し視覚芸術を学びました。舞台美術志望から俳優に転向し、舞台に立つようになります。1989年からテレビドラマに出演し始め、1994年には『Prince of Jutland(原題)』でスクリーンデビューを果たしました。

モーションキャプチャの魔術使!ピータージャクソンの作品に続々出演

アンディ・サーキスはもともとは普通の俳優ですが、モーションキャプチャを使った演技の第一人者として知られており、ピーター・ジャクソン監督のファンタジー作品には欠かせない存在となっています。 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム/スメアゴル役など、作品の中でも印象的な役を演じています。

画『ロード・オブ・ザ・リング』でのゴラム役

サーキスのモーションキャプチャでのパフォーマンスで最もよく知られているのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット 思いがけない冒険』のゴラム役です。 この役でのサーキスの演技は高く評価され、批評家の一部からはアカデミー賞にノミネートしてもおかしくはないと言われていました。

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映画『キング・コング』コング役での徹底した役づくり

『キング・コング』でコング役をモーションキャプチャで演じることが決定した際に、サーキスはアフリカの野生保護区で飼育されているゴリラと直接触れ合って、役づくりをしていったそうです。 その徹底した役づくりのおかげで、本物のゴリラそっくりの動きで迫力のあるコングが出来上がりました。

映画『ホビット』では監督としての技量も発揮!

長年、監督と出演者として親交を深めてきたピーター・ジャクソン監督の『ホビット』三部作で、サーキスはゴラム役だけでなく撮影第二班の監督も任せられ、戦いのシーンの撮影を全て担当しました。

『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』ではモーションキャプチャで初の人間役

ベルギーの漫画家エンジェによる『タンタンの冒険』シリーズを映画化した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(2011)は、モーションキャプチャを用いたアニメ映画です。この中でサーキスは、タンタンの親友でカラブジャン号の船長ハドックと、彼の先祖であるフランシス・アドック卿の二役を演じています。 この作品は、サーキスにとってモーションキャプチャを使っての初めての人間役となりました。

映画『GODZILLA ゴジラ』でもモーションキャプチャを担当

2014年に公開されたギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』では、クレジット表記はないものの、やはりモーションキャプチャでゴジラを演じました。 フルCGで製作された今作のゴジラですが、終盤に人間的な動きを見せるシーンや顔の表情を作るシーンでは、サーキスの協力が欠かせなかったと監督のエドワーズは語っています。

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映画『猿の惑星 創世記 / 新世紀』のシーザー役はアカデミー賞を受賞するきっかけとなる

近未来、猿が人間を支配するようになるまでを描く映画『猿の惑星 創世記』『猿の惑星 新世紀』で、アンディ・サーキスは後に全類人猿のリーダーとなるチンパンジー、シーザーの幼少期から大人になるまでを見事に演じ切りました。

モーションキャプチャでの表情も含むサーキスの演技は絶賛され、これをきっかけに、アカデミー賞でも”顔の出ない俳優”も評価すべきという議論が巻き起こりました。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にもユリシーズ・クロウ役で出演!

アンディ・サーキスは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でハルク役のマーク・ラファエロにモーションキャプチャの指導をしていますが、本人も素顔で悪役ユリシーズ・クロウとして出演しています。 モーションキャプチャでの演技が多いサーキスですが、素顔での演技との違いはほどんどない、と語っています。

ついに『スター・ウォーズ』まで!最高指導者のスノークに抜擢!

2015年12月18日に公開される『スターウォーズ/フォースの覚醒』で、アンディ・サーキスはカイロ・レン(アダム・ドライバー)を擁する帝国軍の最高指導者スノーク役で出演しています。 今回もやはりモーションキャプチャを使った役どころで、その演技も見逃せないでしょう。また、素顔で別の役も演じているとの噂もあります。

まだまだ今後の活躍からも目が離せないアンディ・サーキス

タンタン続編『The Adventures of Tintin: Prisoners of the Sun(原題)』(2016)

タンタンの映画第2作目は2012年に製作が発表され、タイトルも決定していますが、前作に引き続き出演する主人公タンタン役のジェイミー・ベルとハドック船長役のサーキス以外は、ほとんど明らかになっていません。

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『War for the Planet of the Apes(原題)』(2017)

『猿の惑星』シリーズのさらなる続編が2017年公開予定です。サーキスは引き続き類人猿のリーダー、シーザー役で出演します。 ストーリー展開も気になりますが、サーキスをはじめとするモーションキャプチャ・アーティストたちの演技も見所となるでしょう。

実写版『ジャングルブック』で本格的に監督デビュー

ワーナーブラザーズ製作の実写映画『Jungle Book: Origins(原題)』で、アンディ・サーキスは初めて長編映画のメガホンを取ります。 主人公の少年モーグリの教育者となる賢いクマ・バルーをサーキス本人が演じるほか、もうひとりの教育者、ずる賢いヒョウのバギーラ役にクリスチャン・ベール、意地悪なヘビのカー役にケイト・ブランシェット、そして凶暴な人食いトラ、シア・カーン役にベネディクト・カンバーバッチを迎えるなど、豪華キャストでの製作で話題を呼んでいる本作。 また、サーキスが監督ということで、彼の強みであるモーションキャプチャを生かした作品になるだろうと期待が高まっています。映画は、2017年公開予定です。

『Black Panther(原題)』にユリシーズ・クロウ役で出演

マーベルの新たなヒーロー映画『Black Panther(原題)』の製作が発表され、サーキスも『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』で演じたユリシーズ・クロウ役で出演することが明らかになっています。 隠れた名優アンディ・サーキスですが、最近はうれしいことにどんどんその名前が知られるようになってきています。モーションキャプチャでのパフォーマンスに、素顔での演技、それに監督業も加わり、今後ますます目が離せない存在ですね。