2018年12月20日更新

類稀な演技力で世界を魅了!マイケル・B・ジョーダンの俳優人生

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『クリードチャンプを継ぐ男』
© 2015 Warner Bros. Ent. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc.

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マイケル・B・ジョーダンとは?

マイケル・B・ジョーダン
©︎Brian To/WENN.com

マイケル・B・ジョーダンというアメリカの俳優をご存知ですか? 1987年生まれの比較的若い俳優でありながら、ドラマ・映画と幅広く活躍。かの「ロッキー」シリーズの続編である「クリード」シリーズの主演、「マーベル史上最高の悪役」と称されたキルモンガー役など、若くして様々な代表作をもつ、注目の俳優です。 この記事では、若手俳優の中でも最注目といっても過言ではないマイケル・B・ジョーダンのフィルモグラフィーとその魅力、そして今後の出演予定作品などを紹介していきます。

マイケル・B・ジョーダンの生い立ちからデビューまで

マイケル・B・ジョーダン。正しくはマイケル・B(バカリ)・ジョーダンは、1987年2月9日にアメリカ・カリフォルニア州に生まれました。彼のミドルネームである「バカリ」はスワヒリ語で「高貴な約束」という意味です。 現在ではハリウッドの若手俳優を代表するような立場にある彼ですが、そのキャリアのスタートは意外にもキッズモデル。かつてはトイザらスなどのブランドのキッズモデルとして活躍していたそうです。 彼の俳優としてのキャリアがスタートしたのは1999年。『Cosby』、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』といったドラマ作品への出演でした。10代前半からキャリアをスタートさせたことが、彼のたしかな演技力に繋がっているのは間違い無いでしょう。

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『陽だまりのグラウンド』を皮切りに、ドラマ出演を重ねる

マイケル・B・ジョーダンは、テレビドラマが活動の中心だった14歳の頃にキアヌ・リーブス主演の野球映画『陽だまりのグラウンド』にジャマルという役で出演していました。 彼が有名になる前の作品なので意識しないと分かりづらいですが、ジャマルは生年月日をごまかしていたり、他校の生徒から難癖をつけられたりと印象的なエピソードのあるキャラクターなので、意識してみれば若い頃のマイケルの姿とその演技を確かめることができますよ。

超能力を得た高校生たちを描いた人気作、『クロニクル』で主演に

『陽だまりのグラウンド』以降もマイケルは、『CSI:科学捜査班』『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』『BONES』など、様々なテレビシリーズ作品に出演します。 しかし、彼の知名度を飛躍的に高めたのは、デイン・デハーン、アレックス・ラッセルらと共に主演を務めた2012年の映画『クロニクル』でしょう。同作でマイケルは、デイン・デハーンらと共に、超能力を持った高校性を演じました。 『クロニクル』は批評家たちの間で話題となり、それに伴いマイケルの知名度も上昇したのです。なお、同作を手掛けたジョシュ・トランクは、同作に『AKIRA』、『キャリー』、『フューリー』の影響があったことを明かしています。

盟友ライアン・クーグラーとの出会い、『フルードベール駅で』での飛躍

『クロニクル』の出演を終えたマイケル・B・ジョーダンは、彼のフィルモグラフィーの中でも特に重要な一本、映画『フルートベール駅で』で主演を務めます。 オスカー・グラント三世射殺事件を題材にした本作を手掛けたのは、これが初長編映画となるライアン・カイル・クーグラー監督。 1986年5月23日生まれのクーグラー監督は、マイケルと同い歳。彼らはよほど相性が良いのか、本作の出演以降、ジョーダンはクーグラー監督の全ての監督作に出演することになるのです。 本作でのマイケルの演技をピープル誌やバラエティ誌といった各メディアは絶賛。中でもタイム誌は世界を変える30歳以下の30人にマイケルを選出しました。

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恋愛映画『恋人まで1%』で多くの若手と共演

『フルードベール駅で』以降も、マイケルは映画やドラマへの出演を続けます。 中でも注目なのは、ザック・エフロンやイモージェン・プーツ、マイルズ・テラーら若手期待株と共演した2014年の恋愛映画『恋人まで1%』。 同作は、バーやクラブで知り合った女子と一夜限りの関係を貫く、恋愛に嘘を重ねていく男たちを描いた作品で、マイケルは、ザック・エフロン演じるジェイソンの親友で、妻に浮気をされて離婚をすることになったワケありの男マイキーを演じています。 マイケルのフィルモグラフィーにこうした恋愛映画は多くないので、ファンにとっては彼の新鮮な演技を楽しめる一本と言えるのではないでしょうか。

『ファンタスティック・フォー』で大作映画の主要キャストに

2015年、マイケル・B・ジョーダンはマーベル映画の『ファンタスティック・フォー』にも出演しています。 火を操り飛行能力を持つヒューマントーチことジョニー・ストーム役を演じています。 原作のヒューマントーチは白人のキャラクターで、以前の映画版では後にキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスがヒューマントーチ役でした。そのため、この映画でマイケルがヒューマントーチに抜擢されたことは、大きな話題となりました。 また、監督がマイケルも出演していた映画『クロニクル』の監督を務めていたジョシュ・トランクであり、映画は公開前から大きな注目を集めていました。しかし本作は批評家に酷評されてしまいます。 2017年7月14日に公開予定だった続編映画は制作中止。各所で酷評され、最終的には第36回ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞と最低リメイク、パクリ、続編映画賞に選出されるなど、ことごとく不名誉な一作となってしまいました。

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ロッキーを継ぐ男、『クリード』でクーグラー監督と共に賞賛される

『クロニクル』の盟友、ジョシュ・トランクと再タッグを組んだ『ファンタスティック・フォー』の酷評は、マイケル・B・ジョーダンにとっても辛いものだったかもしれません。 しかし、『ファンタスティック・フォー』の公開から約3ヶ月。マイケルともう一人の盟友、ライアン・クーグラー監督が再びタッグを組んだ作品『クリード チャンプを継ぐ男』が公開されると、マイケルはクーグラー監督と共に絶賛され、数え切れないほどの賞を獲得します。 伝説的名作、「ロッキー」シリーズの後継的な作品である「クリード」に主演するにあたり、マイケルは約1年に及ぶトレーニングを敢行。低脂肪食にこだわり、スタントなしで戦闘シーンの撮影も行いました。 こうした徹底した役作りと撮影の甲斐あって、「クリード」は極めて高く評価されたため、マイケルにとって2015年は「ファンタスティック・フォー」の興行的失敗と「クリード」の大成功を経験するという印象深い一年になったのではないでしょうか。

『ブラックパンサー』で、クーグラー監督と共に名実ともに大スターに

そして、マイケルとクーグラーが三度タッグを組んだのが、マーベル映画の『ブラックパンサー』です。 同作は、一部地域では『アベンジャーズ』を超えるほどの大ヒットになった作品であり、キャストや制作スタッフの大半が黒人という意味でも、マーベルにとって歴史的な作品となりました。 マイケルが同作で演じたのは、ヴィランのキルモンガー役。主人公のブラックパンサーことティ・チャラのライバル的存在として描写されており、マイケルの好演もあいまって、キルモンガーは「マーベル史上最高の悪役」と称されることもありました。 マーベル作品という、文字通り世界的な超大作映画で成功を納め、マイケルとクーグラー監督は名実ともに世界的なスタートなったといえるでしょう。

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プライベートも超イケメン……!日本との意外なつながりは?

ドラゴンボール超 ブロリー
(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

俳優としてのマイケル・B・ジョーダンを紹介してきましたが、実は彼にはプライベートでもかなりの「イケメン」なエピソードがあります。 例えば、SNSで失礼なファンに、彼の身長と両親と同居していること、そしてアニメ好きであることを揶揄されたときのこと。 マイケルは、ファンが指摘した175センチという身長を182センチと訂正した上で、「両親が俺のところで住んでいるんだ、そこは尊重してもらいたいね(笑)」と述べ、最後に「あと、悟空とナルトはマジで最高」とコメントしました。 どこかユーモアのある回答に、ファンならマイケル格好いい!となりますよね。また、特に日本人のファンなら、彼に親しみを覚えるかもしれません。

他には、全米オープンで優勝した大坂なおみ選手とのエピソードも。 大坂がテレビに出演した際に、司会者に好きなセレブを教えて欲しいと言われた彼女は、照れながら「マイケル・B・ジョーダン」と告白。終始照れてしまい、大坂を他所に、司会者は自分たちのセルフィーをとり、マイケルに送ってしまったのです。 すると、マイケル本人から大坂に動画でのコメントが!マイケルは大阪を絶賛した上で、「これからも見守っている」というイケメンなコメントを語ったのです。 これに対する大坂からの反応はありませんが、マイケルのイケメン過ぎる対応に3万件近い「いいね」と4千件近い「リツイート」が寄せられました。なお、マイケルと何度もタッグを組んでいるクーグラー監督にも数々のイケメンエピソードがあるので、興味のある方はそちらもご確認下さい。

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『クリード 炎の宿敵』が2019年1月11日に公開に!

「クリード」の続編である「炎の宿敵」が2019年1月11日から公開されます。 監督はライアン・クーグラーからスティーヴン・ケープル・Jr.に変更されますが、マイケルをはじめ、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソンら主要キャストは続投。 マイケル演じるクリードは、「炎の宿敵」では、父・アドニス・クリードの命を奪ったロシア人ボクサー、イワン・ドラゴの息子・ヴィクターと戦うことになります。シリーズ1作目は傑作でしたが、2作目の評価は果たしてどうなるのか?注目が集まります。

今後もテレビ&映画の出演作がぎっしり待機!クーグラー監督との新作も

ライアン・クーグラー
©Abaca Press/Boyer-Hahn-Marechal/Abaca/Sipa U/Newscom/Zeta Image

世界的なスターとなったマイケル・B・ジョーダンには、2019年以降も出演予定の作品が続々。 クーグラー監督と4度目のタッグになる『Wrong Answer (原題)』をはじめ、実在の人権弁護士ブライアン・スティーブンソンを描く『Just Mercy (原題)』、ジャック・ライアンシリーズの一作『Without Remorse (原題)』などの映画作品。 この他にも、テレビシリーズの『Raising Dion (原題)』、『Gen: Lock (原題)』への出演を予定しています。

キアヌ・リーブスとの奇妙な縁?あの大人気キャラクターを演じるかも?

キアヌ・リーブス
©Marechal Aurore/ABACA/Newscom/Zeta Image

マイケル・B・ジョーダンの転機となった作品の一つが、キアヌ・リーブス主演の『陽だまりのグラウンド』というのは先述の通り。実は、2017年にキアヌとマイケルの奇妙な縁を感じる気になる噂が報じられたのです。 それはキアヌ・リーブスの代表作で、世界的に大ヒットした映画『マトリックス』の前日譚を描いた作品で、ワーナー・ブラザースが若き日のモーフィアス役にマイケルを起用したがっているというもの。 なお、モーフィアスを主役にしたこの前日譚の脚本を担当するザック・ペンは、ネオ役にキアヌ以外を起用することは考えられないとして、リブート版に対しては否定的。 その一方で、キアヌの再起用に対しては非常に前向きなため、もし実現すれば、数十年の時を経て、マイケルとキアヌの共演が実現するかもしれません。 2017年以降、この噂の続報は聞こえてこないので、もしかしたら単なる噂かあるいは企画が潰れてしまったのかは不明ですが、ファンは実現を楽しみに待つのもよいのではないでしょうか?