2017年7月6日更新

ダンスが得意な森山未來の出演ドラマ、映画まとめ

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森山未來 写真集「ぼくのSchool Daze Diary」

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演劇界の貴公子・森山未來

1984年8月20日、兵庫県の出身です。5歳からダンスを学び、1999年に舞台デビュー。2001年頃からテレビドラマ、映画に相次いで出演し、高い人気を獲得します。新人賞や主演男優賞など、受賞歴も圧倒的です。 とくに2000年代初頭の『ウォーターボーイズ』や『世界の中心で、愛をさけぶ』をはじめ、2011年の『モテキ』は大きな反響を呼びました。彼の出演作には大きなブームとなった作品も少なくありません。

15歳で初舞台!俳優デビュー

幼稚園の頃からジャズダンスとタップダンスを習い、8歳ではクラシックバレエとヒップホップまで始めたそう。小学生の頃は劇団ひまわりにも所属し、いくつか舞台経験もしていました。 1999年に、宮本亜門演出のミュージカル『BOYS TIME』で本格デビューを果たします。 実はオーディションは18歳以上という年齢制限があったのに、15歳で応募してしまった森山未來。宮本亜門にどんなダンスもこなす恐るべき15歳、天才と評価され合格したのです。

映画「セカチュー」で大注目

2001年4月に刊行された小説『世界の中心で、愛をさけぶ』は心に響くストーリーが人気となり、各分野でメディアミックスされました。 2004年5月東宝系で公開された映画版で、主演を務めた大沢たかおの高校生時代を演じたのが森山未來です。 松本朔太郎(大沢たかお)は疾走した妻藤村律子(柴咲コウ)を追いかけ故郷へと向かいます。そこで彼は高校時代(森山)の自分の初恋の人・亜紀(長澤まさみ)と育んだ淡い恋の想い出が蘇るのです。しかし、その亜紀はやがて白血病で倒れ、辛い闘病生活を強いられてしまい……。 日本中に大フィーバーを巻き起こした純真ラブストーリーの巨塔。興行収入85億円、観客動員数620万人を記録し、この年の実写映画No.1になりました。(興行収入85億円も首位)主題歌の「瞳をとじて」も大ヒット。日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の賞を受賞しました。

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ドラマ・映画『モテキ』での大きな飛躍

近年の代表作として挙げられる数多くの作品の中でも、ひときわ異彩を放っているのが『モテキ』です。突然女性に恵まれ出す"モテ期"がやってきた青年、藤本幸生を森山未來が演じました。 興行収入22億円を超える大ヒットを記録し、第66回毎日映画コンクール男優主演賞など数々の賞を総なめにしました。

ダンスシーンが話題に

本作の見どころは何と言ってもキレッキレのダンスを披露するミュージカルシーン。劇中におけるPerfumeとの共演も話題になりました。

ダンスの実力は?

5歳からダンスを始めていた森山未來。高校時代にはフラメンコにもはまっていたそう。2013年10月から2014年10月までの1年間文化庁から文化交流使に任命されます。森山は単身イスラエルへ渡り、イスラエルのダンスカンパニーを拠点に滞在し、通訳なしで活動していたそうです。 言葉はもちろんダンスの実力が相当ないと難しいですよね。30歳を前に一度俳優から距離を置いてダンスに打ち込み、自分自身と向き合いたいという思いがあったようです。

映画『怒り』渡辺謙、松ケン、綾野剛、広瀬すずらと共演

『悪人』『さよなら渓谷』『横道世之介』『平成猿蟹合戦図』などの著者として知られる吉田修一の同名小説をもとにした作品。監督を務めるのは、『許されざる者』『悪人』『フラガール』などを手掛けた李相日です。 「怒」という血文字を謎として残したまま未解決となった八王子の殺人事件が、日本中に疑念を巻き起こし、やがて人々の「信じたい」という気持ちに歪みを与えていきます。 舞台となるのは千葉、東京、沖縄です。それぞれの場所で登場人物が三人の男と出会うことにより物語が進行していく群像劇になっています。 森山未來は沖縄編のキャストとして出演しました。離島でサバイバル生活をする田中信吾役を演じます。映画『怒り』は2016年9月17日公開です。

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ドラマ『WATER BOYS』で森山未來の名が全国区へ

2003年7月1日から9月9日に放送されたフジテレビ系列のドラマ『WATER BOYS』(ウォーターボーイズ)は、2001年に公開された同名映画を元に、2年後の唯野高校水泳部が舞台になっています。 シンクロに憧れて転校してくる男子高校生、立松憲男の役を演じました。本作にはまだ名前が売れる前の山田孝之や瑛太、石垣佑磨らもメインキャストとして出演。 ドラマの平均視聴率は16.0%と好評で、森山未來の名前も一気に全国に知られる結果となるのです。

演技力を堪能!森山未來のおすすめ映画

『百万円と苦虫女』(2008年)

蒼井優が演じる主人公の鈴子がひょんなことから前科持ちになってしまい、実家を離れて各地を転々としながら生活していく姿を描いた青春ロードムービー。森山未來は大学生・ホームセンターでの同僚(中島亮平)役を演じました。

『フィッシュストーリー』(2009年)

『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き、伊坂幸太郎の原作を中村義洋が監督したユーモラスで爽快な人間ドラマ。 とあるパンクバンドの曲がバタフライエフェクトで彗星の地球衝突を防ぐ様を、複数の時間軸で描いた一風変わった映画です。森山未來は正義の味方役を演じました。高崎映画祭最優秀助演男優賞受賞。

『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(2012年)

老若男女に愛されたALWAYSシリーズ。まじめで星野六子(堀北真希)と恋に落ちる凡天堂病院の医師菊池孝太郎役を演じました。第37回報知映画賞助演男優賞などを受賞。

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『苦役列車』(2012年)

高良健吾、前田敦子らと共演作、主演北町貫多役を演じました。第86回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞など数々の賞を総なめにしました。

『北のカナリアたち』(2012年)

吉永小百合、満島ひかり、勝地涼、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗らと豪華共演。合唱の指導を受ける仲間の一人鈴木信人役を演じました。全国映連賞男優賞など多くの映画賞を受賞。

森山未來の主なドラマ出演作

『危険なアネキ』(2005年)

伊東美咲と姉弟役で主演した月9ドラマ『危険なアネキ』が平均視聴率18.8%とヒット作に。

『僕たちの戦争』(2006年)

2004年刊行の小説『僕たちの戦争』がスペシャルドラマとなって、2006年9月17日に放送されました。 現代と戦時とを生きる瓜ふたつの青年が入れ替わり、それぞれ逆の時代で生活することになります。森山未來は尾島健太役石庭吾一役を一人二役で演じました。

『その街のこども』(2010年)

本作は子どものころに阪神・淡路大震災を経験した男女が、追悼の集いが行われる前日に神戸で偶然知り合う人間ドラマです。森山未來は東京で暮らす勇治役を演じました。

『夫婦善哉』(2013年)

華やかなりし大正 - 昭和の大阪で、老舗化粧品問屋の道楽ぼんち・柳吉(森山)と北新地の人気芸妓・蝶子(尾野真千子)が出会い、紆余曲折を経て「ほんまもんの夫婦」になっていく姿を笑いと涙で描く。第68回日本放送映画藝術大賞放送部門優秀主演男優賞受賞。

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森山未來のドラマ初期出演作

単発ドラマ『TEAM 2』

1999年10月13日から12月22日に放送されたテレビドラマ『TEAM』。草彅剛が主演のシリアスドラマで好評を博し、その後も2時間枠の単発ドラマが4回放送されています。 この2回目、2001年10月5日放送で、森山未來は佐上将一役でドラマデビューを果たしました。

連続ドラマ『さよなら、小津先生』

更に2001年放送の田村正和主演ドラマ『さよなら、小津先生』でも不良の高校バスケ部員として出演。これが森山未來の連続ドラマ初出演となりました。

アニメ映画『聖☆おにいさん』で声優に挑戦

2013年5月10日、森山が声優に初挑戦したアニメ映画『聖☆おにいさん』が公開されます。 イエスを森山未來、ブッダを星野源が務めるという速報が出たときには、声優ではなく芸能人が声をあてることに原作漫画のファンが戦々恐々としましたが、予告編が公開されるや「意外に悪くない!」と評判に。 映画観客動員ランキングは初登場第9位と好成績を残しました。

森山未來の舞台での輝き

舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』では、歌いっぱなしのミュージカル作品ということで、喉にいいと言われる生肉(とトマト)だけをひたすら食べ続けたそうです。またこの作品を観劇した椎名林檎が、ラジオ出演時に「未來くんは歌もダンスも素晴らしく声も良い。彼のような人は日本のデヴィッド・ボウイだし、彼に曲を書いたりしたい」と発言したことでも話題になりました。 ミュージカル『100万回生きたねこ』では、満島ひかりと共演し、第21回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞しました。

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進化する俳優!森山未來の未来に要注目

俳優として、ダンサーとして、新たな次元を目指して挑戦を続けている森山。近年はダンス活動や舞台に比重を置き、2013年以来、映画やテレビドラマで見る機会は少なくなりました。 しかし、映像メディアを離れて様々な経験を積み重ねてきただけに、今後も進化した俳優としての姿を見せてくれるに違いありません。今後の日本の演劇業界に不可欠な存在と言えるでしょう。要注目です。