2018年12月30日更新

『家売るオンナ』の魅力のすべてと不動産業界が共感した理由

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家売るオンナ

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不動産業界をリアルに描いた『家売るオンナ』の魅力を紹介!

『家売るオンナ』は、2016年7月から9月にかけて日本テレビ系列で放送された北川景子主演の連続ドラマです。 本作は不動産会社で働く三軒家万智が、あの手この手でさまざまな物件を売っていくお仕事ドラマ。その鮮やかな手腕と痛快なストーリーで人気を獲得しました。 その人気から、2017年にはスペシャルドラマ『帰ってきた家売るオンナ』が放送されました。そして2019年1月からは新ドラマ『家売るオンナの逆襲』もスタートします。 この記事では、そんな人気ドラマ『家売るオンナ』の魅力や、不動産業界で共感を呼んだ“業界あるある”などをご紹介していきます。

魅力その①: 『家売るオンナ』のあらすじ

仕事のできない部下に頭を抱えるテーコー不動産の営業課課長屋代大(仲村トオル)の元に、前の店舗の売り上げを2倍にした凄腕営業ウーマン三軒家万智(北川景子)が異動してきます。 店舗内でも特に仕事のできない白洲美加(イモトアヤコ)と庭野聖司(工藤阿須加)に目をつけた万智は、ふたりを指導しながら、強引な手法で家を売っていき……。

魅力その②: 『家売るオンナ』に原作はあるの?脚本は『セカンドバージン』の大石静!

最近の連続ドラマは、小説やマンガを原作にしたものが多くあります。しかし、「家売るオンナ」シリーズは完全オリジナルドラマ。 脚本を担当しているのは『ふたりっ子』(1996)や『セカンドバージン』(2010)、など数多くの名作を手がけてきた大石静。 ラブストーリー名手として知られる大石ですが、本作では強くてデキル女を主人公にした物語に挑戦しようと、脚本を書き上げたようです。 もちろん、スペシャルドラマ『帰ってきた家売るオンナ』と2019年新ドラマ『家売るオンナの逆襲』も、大石によるものです。

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魅力その③: 個性的なキャラクターを演じる人気俳優キャストたち

三軒家万智/北川景子

主人公の三軒家万智は、「わたしに売れない家はない」と豪語する不動産会社のスーパー営業ウーマン。どんな手段を使っても家を売ってしまう、強くてデキル女です。 三軒茶屋を演じているのは、人気女優の北川景子。 北川は本作で、2011年以降の7年間連続で毎年連続ドラマの主演またはヒロインを演じるという記録を達成しました。

屋代大/仲村トオル

万智に手を焼く課長屋代大を仲村トオルが演じています。 多くのドラマ、映画に出演している仲村ですが、意外にも民放連続ドラマのメインキャストとなるのは、2014年の『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』以来2年半ぶりとなりました。 主演の北川とは、2016年1月公開の映画『の・ようなもの のようなもの』で共演。近年はドラマより映画での活躍が目立ちます。

庭野聖司/工藤阿須加

万智とともに行動をする若手営業マン、庭野聖司は工藤阿須加が演じています。 2012年デビューした工藤は、2013年には大河ドラマ『八重の桜』で綾瀬はるか演じる主人公・新島八重の弟、山本三郎役で出演。 その後も順調にキャリアを積み、2016年は朝ドラ『あさが来た』に出演しました。2017年5月27日には福士蒼汰とダブル主演を務めた『ちょっと今から仕事やめてくる』が公開されています。

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足立聡/千葉雄大

甘いマスクで家を売るエリート営業マン足立聡を演じているのは、人気若手俳優の千葉雄大です。 千葉は『天装戦隊ゴセイジャー』(2010)のゴセイレッド役でデビュー。2015年には、映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』では白王子こと白河タクミを好演、2016年には『家族ノカタチ』で香取慎吾の後輩役を演じるなど、ドラマから映画まで多くの作品に出演しています。

白洲美加/イモトアヤコ

珍獣ハンターとして名高いイモトアヤコが演じるのは、売り上げゼロの新人営業ウーマン白洲美加。 お笑いタレントのイモトですが、2014年に『最高のおもてなし』、2015年に『結婚に一番近くて遠い女』のスペシャルドラマ2作に主演するなど、女優としての仕事も少なくありません。2018年には人気ドラマ『下町ロケット』にも出演しました。

布施誠/梶原善

万智の職場で最年長の布施誠役は、名バイプレイヤーとして知られる梶原善が演じています。 梶原は90年代から主に三谷幸喜作品で活躍し、ほかにも数多くの作品に出演。2015年にはNHKの朝ドラ『あさが来た』に出演しました。 2016年に公開された映画『後妻業の女』、『グッドモーニングショー』にも出演するなど、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍しています。

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珠城こころ/臼田あさ美

屋代の心のオアシス「BARちちんぷいぷい」のママ珠城こころを演じるのは、ファッションモデルとしても知られる臼田あさ美。 2003年から女優活動を開始した臼田は、2010年に『ランブリング・ハート』で初主演を果たしました。 そのほかにも『鈴木先生』(2011)や『問題のあるレストラン』(2015)など多くの作品にも出演しています。

室田まどか/新木優子

non-no専属モデル新木優子が演じるのは噂話好きのデスク、室田まどかです。 新木は2015年秋ごろから女優活動に注力し始め、2016年には映画『泣き虫ピエロの結婚式』に出演。2017の『僕らのごはんは明日で待ってる』ではヒロインを演じました。 ドラマでは、本作のほかに『トドメの接吻』(2018)、『チア☆ダン』(2018)、『SUITS/スーツ』(2018)などに出演しています。

八戸大輔/鈴木裕樹

帰国子女の営業マン八戸大輔を男性俳優集団D-BOYSのメンバーでもある鈴木裕樹が演じています。 鈴木は永瀬正敏主演映画『ハピネス』に出演しました。

宅間剛太/本多力

押しが弱く、なかなか家を売れない営業マン宅間剛太を劇団ヨーロッパ企画のメンバーとして舞台を中心に活躍する本多力が演じます。 本多は2015年は映画『サムライフ』に出演。2017年には『ウチの夫は仕事ができない』や『トットちゃん!』、2018年には『チア☆ダン』に出演しました。 今回、脚本を担当する大石静は舞台出身の俳優を抜擢することが多いとか。

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魅力その④: 同時期の連続ドラマでトップの視聴率!

2016年の夏に放送された『家売るオンナ』。同時期のドラマには『闇金ウシジマくんseason3』や『仰げば尊し』、『刑事7人』、『はじめまして、愛しています。』など、話題のドラマが多くありました。 そのなかで『家売るオンナ』は平均視聴率11.6%をキープ。最終話は、全話のなかで最高となる13.0%を記録しました。 これは、同時期に放送られたドラマのなかでトップの視聴率です。

魅力その⑤: 主題歌はGReeeeNの『beautiful days』!

『家売るオンナ』の主題歌はGReeeeN、実に3年ぶりにドラマ主題歌を担当しました。 本作のために書き下ろした新曲「beautiful days」は2016年7月27日にシングルとしてリリースされました。爽快感があふれる曲に仕上がっています。 また、2019年の新ドラマ『家売るオンナの逆襲』の主題歌は、斉藤和義が書き下ろした『アレ』という楽曲であることが発表されています。

一般の視聴者にはわからない!?不動産業界あるあるが満載

不動産屋は運転上手?的を得ている「不動産屋は地図を見ない」

第1話で北川景子演じる三軒家が、工藤阿須加演じる新人庭野に車の運転を指導するシーンがあります。運転に慣れていない庭野はなるべく広い幹線道路を通り安全に物件まで向かおうとしますが、三軒家は細い道路が多い住宅街の裏道を通るよう指示しました。 道を把握していなかった庭野は中々通る事はできませんでしたが、三軒家は地図を見ずこの町に詳しくなけらば分からない裏道を使う事で、お客様に信頼してもらえるのだという事を庭野に教えようとしたのです。 これはお客様と接する営業マンなら誰しも知っている当たり前のこと。さらに最短距離でスムーズに目的地まで向かう事によって、お客様のテンションを下げないようにするという理由もあります。 不動産屋の運転技術は、信頼できる方かどうか判断する一つの基準とも言えるのかもしれません。

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サンドイッチマンやガムテープぐるぐるも?!不動産業界のリアル

テーコー不動産に務める三軒家は、チーフという立場で新宿営業所に異動してきます。その中で一際仕事が出来ないのが、イモトアヤコ演じる白洲美加です。 白洲は宅建資格を持っていないだけでなくやる気も皆無な新人社員で、これまで売上実績は一つも無く新宿営業所のお荷物社員として扱われていました。しかし三軒家はこの白洲に渇を入れる為、売り物件のパネルで挟んでビラ配りをするサンドイッチマンを白洲に命じます。 さらにそれでもアポが取れなかった白洲に対し三軒家は、白洲と椅子をガムテープでぐるぐる巻きにして「アポが取れるまで帰るな」とも指示。さすがにフィクション色が強い描写ですが、かつての不動産業界ではサンドイッチマン、ガムテープぐるぐるもよくある話だったといいます。 今でこそほとんど見ないサンドイッチマンですが、現代ではパイプ椅子に座りながらプラカードを掲げているサンドイッチマンの名残が駅前あたりで見られます。ドラマでの描写は多少盛っているものの、あながち間違っているとは言えないのが不動産業界のリアルといえるでしょう。

短所を長所に!発想の転換で家を売れ!

第2話で三軒家は、一見短所だらけと思われる特殊なマンションの物件を、ビビる大木演じる引きこもりの良樹たちには最高の物件だと紹介しました。その部屋は1階の共用エントランスに近く、前の住人が付けたボルダリングの壁が残っていたのです。 敬遠されがちなこの部屋の特徴を、三軒家はすかさず長所に変換。共用エントランスに近い点は、宅配の荷物をすぐに受け取れると言い、ボルダリングの壁は引きこもり体質の良樹にとっては良い運動になり、さらには壁が厚いので防音にもなると説明しました。 さらに、千葉雄大演じる足立聡もこの技を活用。墓地の隣に立つ西向きの中古マンションについて、目の前に高い建物が建つ可能性が低い為日当たりが保障されており、朝はゆっくり起きれる物件だと説明しました。 このように一見短所と思われる点がある人にとっては長所となる可能性がある為、不動産屋は発想の転換をしてお客様によって説明の仕方を変える事がよくあります。三軒家や足立が行った説明は不動産屋にとって重要なスキルだったのです。

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実際に独身女性が家を買うケースは増えている!

第5話では、ともさかりえ演じるキャリアウーマンの日向と山田真歩演じるOLの草壁がそれぞれマンション購入を決めるストーリーが描かれていました。 実際、ドラマのように独身女性が住宅購入するケースは現在とても増えているのが現実です。これまで家を買うのはファミリー世帯が多く、終の棲家として一生住まう形が多かったのは事実ですが、働く女性が増えている昨今、その常識は覆りつつあります。 未婚率が上昇している現代では、一生独身を決め購入する方が多いのはもちろんですが、結婚し家族が増えたら買い替えたり賃貸へ出すなどの活用方法もある為、ただ住む以外にも資産として購入する女性も多いのです。 ドラマ内で三軒家が放った「独身者を結婚というゴールに向かう途中の人間と決め付けるのはおかしい」「結婚と家を買うことは関係ない」という発言はまさにいまの現代に見合った、的を得た考え方と言えます。

テレビの中だけじゃない!シェアハウスの実態

現在では様々な住まいの形があり、シェアハウスもそれの一つです。第8話では仲村トオル演じる課長の屋代が、桜井淳子演じるかつての元妻にシェアハウスを薦めるシーンがありました。 ドラマ内で屋代は、バブル時代に建てられた5SLDKという広すぎる物件が売れず悩んでいましたが、三軒家からのヒントを基に元妻と離婚仲間3人にシェアハウスを提案し無事売却にこぎ着ける事に成功したのです。 現在シェアハウスは新たな住民形態の形として市民権も得ており、都心部に住む女性を中心に需要が広がっています。 家賃の負担が減るという経済的な点がシェアハウスの最大の利点として挙げられますが、その他にも共通の趣味を持つ人が集まるシェアハウスなども増えており、住まいの形は時代とともにどんどん変化しているのです。 ドラマ『家売るオンナ』は、そんな時代の変化も色濃く映したリアルな不動産ドラマと言えるでしょう。

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スペシャルドラマ『帰ってきた家売るオンナ』はどんなストーリーだった?

『帰ってきた家売るオンナ』は、2016年に放送されたドラマの2年後を舞台にしたスペシャルドラマです。北川景子演じる三軒家万智は“サンチー不動産”の社長として相変わらず強気の姿勢で働いていました。 本作のゲストには、多種多様な個性はキャラクターが登場。 娘に嫌われながらも一緒に住みたいという思いからメゾネットタイプの家を探す一ノ瀬定男には笑福亭鶴瓶が、子役としてブレイクした娘を持つダメ親には要潤、貧乏なシングルマザーに芦名星が扮しています。

続編『家売るオンナの逆襲』が2019年1月9日からスタート!

ドラマ『家売るオンナ』の魅力や、劇中で描かれた“不動産業界あるある”などを紹介しました。 改めて本作の魅力を感じていただき、見返してみるのも面白いでしょう。 2019年1月9日からは、続編となる『家売るオンナの逆襲』が放送されます。こちらも注目が集まっていますので、ぜひチェックしたいですね!