ドラマ『下町ロケット』が有終の美!出演キャストを振り返る【当初はキャスティングミスと言われていた?】

2017年10月30日更新

2015年に放送されたドラマ『下町ロケット』は、人気作家・池井戸潤の小説を元に製作されたドラマです。キャストミスとの声もありましたが、改めて出演キャストについて振り返ってみましょう。

続編も決定したドラマ『下町ロケット』のキャストを振り返る!

2015年に阿部寛が主演を務めたドラマ『下町ロケット』は、ドラマ『半沢直樹』や『ルーズヴェルト・ゲーム』、『花咲舞が黙ってない』などの作品を生み出した、人気作家の池井戸潤の小説を元に製作されたドラマです。 原作は127万部も売り上げた大ベストセラー小説で、2011年上半期に「第145回直木賞」を受賞しています。その際、「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評されました。 小説『下町ロケット』では、阿部寛扮する「佃製作所」の社長が、社員たちと奮闘する姿を描いており、続編『下町ロケット2 ガウディ計画』では、心臓手術のための人工弁の開発に取り組む様子が描かれています。

『下町ロケット』のあらすじ

亡き父親の後を継ぎ、「佃製作所」の社長となった佃航平でしたが、経営は困難を極め資金繰りに奔走します。 そんな中、特許を20億円で譲らないかという話を持ちかけられます。結局提案を断り、ロケットに搭載する水素エンジンを提供することに落ち着きます。そして、遂に夢のロケット打ち上げに成功するのでした。 後半では、それから数年後の佃製作所が描かれています。再び窮地に陥っていた佃製作所が、困難にぶつかりながらも、遂に心臓の人工弁「ガウディ」の製作に成功。窮地を脱することとなります。

キャスティングミスと批判された理由とは?

ドラマ『下町ロケット』の放送決定のニュースが流れた直後、あるキャストに対して「ミスキャストでは?」との批判の声が殺到しました。 それは、物語のキーマンとなる敏腕弁護士・神谷役の恵俊彰です。原作となった小説『下町ロケット』で登場する神谷は、女性人気が非常に高いイケメンキャラだったようです。 そのため、お笑い出身で、決して「イケメン」とは言い難い恵が演じると知った原作ファンたちの間から、落胆の声が上がったというのが理由のようですね。また高島彩やバカリズムなど、俳優としてキャリアの少ないキャスティングにも注目が集まりましたが、いずれも好評のうちに幕を閉じました。

ドラマ『下町ロケット』の主演キャストは阿部寛

佃航平/阿部寛

本作の主人公・佃航平を演じたのは阿部寛です。元宇宙科学開発機構の研究員でしたが、ロケット打ち上げに失敗した責任を取って辞職し、亡き父の後を継いで「佃製作所」2代目社長となります。 中小企業ゆえの経営難で資金繰りに奔走し、様々な困難と葛藤しながらロケットエンジンを作るという夢を叶えるために奮闘します。原作では生真面目でアツい男として描かれたいましたが、ドラマ版では、お茶目な性格やコミカルな部分プラスされており、阿部寛が演じるにふさわしくアレンジされています。

そんな阿部寛は、1964年6月22日生まれ神奈川県出身の俳優。1987年公開の映画『はいからさんが通る』で俳優デビューを果たすのですが、それ以降は、あまり役に恵まれず、不遇の時代を過ごします。 そんな中、2000年に仲間由紀恵と共演したドラマ『TRICK』で、三枚目の役を熱演したのを機に、人気が再燃することとなります。2012年公開の映画『テルマエ・ロマエ』での演技を認められ、数々の賞を受賞。今やベテラン俳優としての地位を確立しています。

『下町ロケット』が代表作となった土屋太鳳

佃利菜/土屋太鳳

高校2年生の佃航平の娘・利菜を演じたのは土屋太鳳です。母親が家を出ていってから、祖母によって育てられました。女子高生という年頃の少女によくありがちの、父親への嫌悪感を抱いており、航平に対しても反抗的な態度ばかりとってしまいます。 高校卒業後は慶應義塾大学理工学部に進学し、次第に父親の仕事への情熱を理解するようになります。大学卒業後は父親と縁深い「帝国重工」に就職を決めます。 当時土屋自身も現役大学生であり、等身大の娘を熱演。父親に対しての反抗的な態度に、「ひどすぎる」との声も上がったとか。

土屋太鳳は1995年2月3日生まれ東京都出身の女優です。2008年公開の映画『トウキョウソナタ』で映画デビューを果たし、共演したベテラン俳優の香川照之らの影響を受け、女優としてやっていくことを決めたというエピソードもあります。 高校時代は創作ダンス部に所属し、卒業後は日本女子体育大学体育学部に進学し、舞踊学を学んでいます。

ドラマ『下町ロケット』の主要キャスト

和泉沙耶/真矢ミキ

航平の元妻・沙耶を演じたのは真矢ミキです。夢を追いかけ続ける航平についていけず家を出ますが、離婚後、元夫の会社が窮地に立たされていることを知り、敏腕弁護士・神谷を航平に紹介します。 かつて「理想の上司」ランキングで名前があがったことのある真矢ミキが、世界を飛び回る宇宙科学開発機構の研究員という役をクールに演じています。

神谷 修一/恵俊彰

敏腕弁護士・神谷修一を演じたのは恵俊彰です。佃製作所が特許問題で訴えられた際、航平の元妻によって紹介され、窮地を救うこととなります。 放送決定直後はミスキャストと批判されましたが、後に恵の熱演に視聴者も納得したようです。

財前道生/吉川晃司

帝国重工宇宙航空部・財前道生を演じたのは吉川晃司です。佃製作所の特許を売るよう持ちかけるが失敗。佃製作所の技術力に惚れ、ロケットに搭載する水素エンジン開発に全面協力します。吉川晃司の大物ぶりが見事です。

佃製作所のキャスト

山崎光彦/安田顕

技術開発部の部長・山崎光彦を演じたのは安田顕です。航平の大学時代の後輩で、その腕を見込まれ招かれました。個性派俳優として人気の安田顕が、佃製作所の主要な役所を演じており、作品を盛り上げています。

津野薫/中本賢

営業第一部の部長・津野薫を演じたのは中本賢です。社長である航平に信頼をおき、航平のやり方に異論を唱える従業員がいる中、営業第一部のリーダーとしてみんなを引っ張っていく大切な存在です。ベテラン俳優の中本賢がしっかり脇を固めていますね。

唐木田篤/谷田歩

営業第二部部長・唐木田篤を演じたのは谷田歩です。外資系IT企業出身で、合理的思考の持ち主。営業第一部部長の津野をライバル視しており、度々ぶつかります。谷田は舞台出身の俳優で、豪快な演技に注目です。

殿村直弘/立川談春

佃製作所の経理部長として出入りする銀行員・殿村直弘を演じたのは立川談春です。真面目を絵に描いたような男で、佃製作所の窮地を救うため奔走します。現役落語家の立川談春が役を演じる理由を「落語をたくさんの人に認知していただくため」としており、その実直さが演技ににじみ出ています。

埜村耕助/阿部進之介

技術開発部の技術主任・埜村耕助を演じたのは阿部進之助です。冷静な判断力と確かな技術で若手技術者を引っ張っていくリーダー的存在です。人気作品に数多く出演する若手俳優の阿部にはハマり役と言えますね。

迫田滋/今野浩喜

経理部係長・迫田滋を演じたのは今野浩喜です。堅実な仕事ぶりと的確な意見で若手社員の中心的存在です。今野はお笑い芸人としても活動していますが、最近は個性派俳優として様々役柄を演じていて、今回もリーダー的役柄を見事に演じきっています。

川本浩司/佐野岳

佐野岳:1

技術開発部の若手技術者・川本浩司を演じたのは佐野岳です。小型エンジン開発チームから主力製品のロケットエンジン用バルブシステム開発チームに移動し従事しています。このドラマではイケメン要員の一人として光っていますよね。

佃製作所のその他の人々

営業二部の係長・江原春樹を演じたのは個性派俳優・和田聰宏です。ロケットエンジンの開発については消極的な態度をとっています。 技術開発部の若手技術者・立花洋介を演じたのは2017年最もブレイクした若手俳優・竹内涼真です。冗談が通じないほど真面目で、みんなからの信頼される存在でした。竹内の爽やかなイメージにぴったりの役所ですね。 技術開発部技術者・鈴木健児を演じたのは若手男性俳優集団D-BOYSにも所属する堀井新太です。元ヤンキーでしたが、手先が器用で繊細な仕事ができることを買われています。 技術開発部技術者・紅一点の加納アキを演じたのは東宝シンデレラオーディションをきっかけにデビューした朝倉あきです。大学院を出た後、佃製作所に入社し、「ガウディ計画」に携わります。

帝国重工の人々

藤間秀樹/杉良太郎

帝国重工の社・藤間秀樹を演じたのは杉良太郎です。自らの会社が開発をすすめるロケットに佃製作所が作るエンジンを搭載することが出来るかどうかのキーマンとなる人物です。大物俳優・杉良太郎にしか演じられない大物感に注目です。

富山敬治/新井浩文

帝国重工の宇宙航空部宇宙開発グループ主任・富山敬治を演じたのは新井浩文です。プライドが高く激しい性格で、佃製作所にライバル心を持っています。さまざまな役柄をこなす名脇役として名高い新井浩文が好演しました。

木水原重治/木下ほうか

帝国重工の宇宙航空部の本部長・木水原重治を演じたのは木下ほうかです。冷淡な性格で、必要ない人物と判断すると平然と切り捨てます。元々吉本新喜劇の出身で、現在は俳優として活躍中の木下ほうかに、冷淡な男の役を演じさせれば天下一品です。

サヤマ製作所の人々

椎名直之/小泉孝太郎

サヤマ製作所の社長・椎名直之を演じたのは小泉孝太郎です。元NASAの技術者でしたが、今や経営者として自社を大企業へと押し上げた実力者。佃製作所をライバル視しています。役者として深みを増してきた小泉孝太郎の社長ぶりは板についていますよね。

中里淳/高橋光臣

開発部技術者・中里淳を演じたのは高橋光臣です。元佃製作所の技術者でしたが、航平らと対立し、ライバル会社のサヤマ製作所に入社した人物。高橋は「轟轟戦隊ボウケンジャー」で主演を務めたイケメン俳優ですが、今回はヒール役で新境地を開きました。

横田信生/バカリズム

開発部技術者・横田信生を演じたのはバカリズム。人工心臓「コアハート」の開発の元リーダーでしたが結果を出せず降ろされます。その後サヤマ製作所の不正に気づき、内部告発します。お笑い芸人が本業のバカリズムですが、演技力には定評があり、今回も重要な役どころを熱演しました。

月島尚人/福田転球

開発部マネージャー・月島尚人を演じたのは福田転球です。外資系企業を渡り歩き、機械工学分野での実績を持つ人物。人工心臓「コアハート」の開発が上手くいかず、実験データを偽装します。嫌われ役を見事に演じました。

日本クラインの人々

久坂寛之/平岳大

平岳大
©︎ciatr

日本クライン製造部長・久坂寛之を演じたのは平岳大です。常に損得を念頭に置いて仕事をする策士で、人工心臓「コアハート」の製造をより安価にできるサヤマ製作所に依頼するも切り捨てられる結果となります。気取った雰囲気の老人役を熱演しています。

藤堂保/瀧川英次

日本クライン製造部企画チームマネージャー・藤堂保を演じたのは瀧川英次です。人工心臓「コアハート」の製造発注に関して、佃製作所を奔走する人物。視聴者を「憎たらしい!」「むかつく!」などと言わしめた演技力が見事でした。

北陸医科大学の人々

一村隼人/今田耕司

北陸医科大の心臓外科医・一村隼人を演じたのは今田耕司です。その技術力は「ゴッドハンド」と呼ばれるほど。子どもたちを助けたいという思いから、「ガウディ」開発に尽力します。当初、今田耕司の配役に不安の声が上がりましたが、終了後は「よく頑張っていた。」との感想が寄せられました。

真野賢作/山崎育三郎

技術開発部の若手技術者・真野賢作を演じたのは山崎育三郎です。佃製作所の社員時代は航平と上手くいかず退職しますが、後に佃製作所の協力者となります。「裏切り者」から「善人」へと変化する様子を目力で演じています。