2020年10月15日更新

エマ・ワトソンの魅力が止まらない!少女から現在に至るまでを作品とともに振り返る

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才色兼備の人気女優エマ・ワトソンの魅力に迫る!少女から現在に至るまで

「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役として知られ、その後もさまざまな映画に出演しているエマ・ワトソン。人気のとどまることを知らない彼女には、いったいどのような魅力があるのでしょうか。 この記事では、彼女の少女時代から現在に至るまでをチェックしていきましょう。まずはエマ・ワトソンのプロフィールからチェック! ■本名:エマ・シャーロット・デューレ・ワトソン ■生年月日:1990年4月15日 ■出身地:フランス パリ ■国籍:イギリス ■身長:165cm

エマ・ワトソンの少女時代と女優人生の始まり

弁護士のイギリス人両親のもとに、フランスのパリで生まれたエマ・ワトソン。エムの愛称で親しまれた彼女は、5歳のときに両親の離婚が原因で、母親と弟とともにイギリスのオックスフォードシャーに引っ越してきました。 6歳のころから「将来は女優になりたい」と夢見ていたエマ。オックスフォードにあるステージコーチ・シアター・アーツ・スクールに通って歌と演技とダンスを勉強し、学校の演劇に出演していました。

「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で一躍有名に

そんなエマ・ワトソンの女優人生の始まりは、11歳のときに始まる「ハリー・ポッター」シリーズでした。 10歳のとき、シアタースクールの先生の勧めでハーマイオニー役のオーディションに出た彼女は、通算8回のオーディションを経て、見事ハーマイオニー役を勝ち取ったのです。 そして第1作の『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)で女優デビュー。本作は世界的な大ヒットを記録し、その後も彼女はシリーズ最終作までハーマイオニー役を演じきりました。 「ハリー・ポッター」シリーズへの出演がエマのデビュー作であるとともに、彼女を世界的な女優にするきっかけにもなったのです。

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ハーマイオニーを演じきる上での葛藤

ハーマイオニーを演じるにあたり、エマ・ワトソンにはさまざまな思いがありました。 デビュー作であり、代表作ともなった「ハリー・ポッター」シリーズの出演について、彼女は悩みや葛藤、そしてその反面での誇りなど、抱えるものが数多くあったようです。 実はエマは1度、ハーマイオニー役の降板を考えたといいます。それは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)の製作中のことでした。 女優業と学業を両立する上で、学業を優先すべきと思っていた彼女。ファンのためにはそうすべきではないと思っていたものの、自分にとって正しいことをするために降板を考えていたといいます。 またその時のことについて、共演者であるルパート・グリントは「彼女はもう、ハリー・ポッター映画の子、と言われるのが嫌なんじゃないかな」と、イギリスのタブロイド紙「ニュース・オブ・ザ・ワールド」のインタビューに答えていました。

ハーマイオニーはエマにとってのヒーロー

ハーマイオニー・グレンジャー
© Warner Bros

しかし結局、エマ・ワトソンは最後までハーマイオニーを演じきりました。聡明で正義感が強いハーマイオニーというキャラクターは、エマにとってどんな存在だったのでしょうか? 彼女はガーディアン・オンラインの取材に対し、「ハーマイオニーを離れるわけにはいかないわ。彼女は私のヒーローだし、すべてをやり遂げられることを誇りに思うわ」と語りました。 彼女はハーマイオニーのことを、若い女の子達の良きロールモデル、そしてロックで格好良い女性のアクション・ヒーローになれる役柄とも感じているようです。女優デビューから10年付き合い続けたこのキャラクターは、エマの女優キャリアにおいて、とても重要な存在だといえるでしょう。 そして「ハリー・ポッター」シリーズで共演した2人の俳優、主人公ハリーを演じたダニエル・ラドクリフと、ロンを演じたルパート・グリントとは親友になりました。彼女にとって、彼らは兄弟のような存在のようです。

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撮影の合間に勉強しブラウン大学へ

エマ・ワトソンは人気女優として多忙ななかで、女優業と学業を両立して見せたことでもよく知られています。 女優としての活動の傍ら、毎日5時間の個別指導を受けて猛勉強。その成果もあってGCSE(イギリスの義務教育修了証)を優秀な成績で合格したそうです。まさに優等生のハーマイオニーそのものですね。 そんなエマは2009年にアメリカのアイビーリーグであるブラウン大学に入学し、文学を専攻しています。優秀な彼女は他の大学にも合格していましたが、ブラウン大学のシステムは1度にたくさんの教科を勉強させてくれるから進学したとのことです。 留学制度を用いて、オックスフォード大学のウスター・カレッジにも約1年間通っていました。

ロングヘアを切ってベリーショートに

2010年、エマはハーマイオニーを演じるために伸ばし続けたロングヘアを切り、ベリーショートにしました。 彼女自身は「気分転換したかった」とだけ語っていましたが、その一方で「まるで泡の中のような現実離れしたところで生きてきたわ。配役をされて、ハーマイオニーを演じてきたの。今は子役のイメージから抜けだそうと自分で必死に模索しているわ」と雑誌VOGUEのインタビューに答えています。 その後の彼女は「ハーマイオニーの子」というイメージから決別するかのようにさまざまな作品に出演し、女優として大きく成長していきます。

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この頃「もっとも稼いだ女優」にランクイン

世界的な売れっ子女優となったエマ。2010年には「2009年に最も稼いだハリウッドの稼ぎ手」、「最もリッチな30歳以下のイギリス人スターランキング」両方にランクインしました。 しかし彼女は「父と話をするまで自分がどれだけ稼いでいるか考えたこともなかった」とVOGUEのインタビューで語り、自身のギャラを知った時には衝撃を受けたそうです。 2011年の「Showbizspy.com」のインタビューの際には、「これまで自分の学費以外のお金で一番使ったのは、ラップトップと車の免許証を手に入れた際に購入したトヨタのプリウスよ!」と自らの稼いだギャラの使い道に困っている、と語っています。

『ウォールフラワー』では自由奔放で陽気な「新しいヒロイン」に

2012年にエマ・ワトソンは、『ウォールフラワー』でヒロインのサムを演じました。アメリカの高校を舞台に、ひとりぼっちで息を潜めて生活する主人公チャーリーが、陽気なパトリックと自由奔放なサムと出会い変わっていく姿をみずみずしく描いた本作。 サム役を務めたエマの演技は公開された当時、彼女史上最高と言われるほどでした。 多くのファンを持つ小説を原作としているこの作品。映画の公式インタビューで、脚本を読み終えた際に泣いてしまったとコメントした彼女は、 「10代を経験してさえいれば、このキャラクターたちに共感できるはずよ。いろんなことが含まれているし、とてもリアルなの」と語りました。 それまでのハーマイオニーが持つ優等生的な印象から一転、自由奔放でありながら心に闇を抱えた少女であるサムを、彼女は大胆かつ繊細に演じています。 若い頃から女優として活躍する中で、自分自身もさまざまな葛藤を心に抱えていた彼女だからこそ演じきれた役かもしれませんね。

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『ブリングリング』で不良少女を演じ、脱“優等生”!

2013年、彼女はさらに今までとはイメージの違う、不良少女の役を演じました。 ソフィア・コッポラ監督の作品『ブリングリング』は、実際にあったティーンエイジャーによる強盗事件をもとに制作されたものです。 エマが演じたニッキーは、強盗団のリーダー格。セレブから盗んだ服やアクセサリーで着飾り、クラブに入り浸ってはタバコを吸う、おしゃれな不良少女の役でした。 本作が第66回カンヌ国際映画祭で上映された際のインタビューで、エマは「彼女が育てられた環境についても想像してみたり、子どものときにどんなことを信じてきたのか、ロサンゼルスという環境が彼女にどんな影響を与えたのかについても考えたわ」とリアリティーを追求しようとしたことを、明かしました。 本作での役柄は、今までエマがハーマイオニー役を通じて手に入れた優等生というイメージを一蹴するようなものになっています。 しかしそれについて彼女は、ハーマイオニーを演じたことで彼女自身の優等生的なイメージが人々の心に残り続けていることを誇らしく思っている、とした上で「作品ごとに違うキャラクターを演じるのが好きだし、自分を変えたり、クリエイティブな人々と一緒に仕事ができて、私はとても幸運だと本当に実感しているわ」と、同インタビューで語りました。

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スリラー映画の『コロニア』でヒロインを演じるまでに成長

2015年には、スリラー映画『コロニア』のヒロインを務めました。 実際にあった出来事をモデルにしている本作は、チリのカルト教団施設「コロニア・ディグニダ」に囚われてしまった恋人を救うため、1人コロニアに潜入したヒロインのレナが恋人を解放しようとする様を描いています。 エマの演じたレナはドイツのキャビンアテンダント。舞台となった1970年代当時の制服を忠実に再現した衣装も、見どころのひとつです。 本作で彼女は、それまでの可愛らしい少女の印象から一転、強い女性を演じました。恋人を助け出すために勇気を出して大胆に立ち向かう姿からは、今までの彼女にはなかった印象を受けます。 本作について彼女は「女性は囚われる側を演じることが多いですが、この映画では女性が男性を救い出そうとする、その設定に強く惹かれました」と、本作のインタビュー映像で語りました。 彼女自身も可愛らしい少女から、たくましく強い大人の女性への変化を遂げたのかもしれない、と感じさせるコメントです。

1年間の休業、そしてフェミニストとしての活躍

2016年、エマは女優を1年間休業することを、自身の公式ホームページで発表。フェミニストとしての活動に専念するためでした。 国連のUNウィメン親善大使に任命されるなど、ジェンダー問題にも積極的に取り組んできた彼女。過去に国連のキャンペーンで、女性の権利についてのスピーチをしたこともあります。ほかにも、バングラデシュなどの国を訪れ女性の地位の向上を訴えるなど、さまざまな活動を行ってきました。 そういった活動と自己成長のため、読書を通じて多くの知識を身に着けたいという思いがあったようです。海外からはエマのそういった決断を評価する声も集まりました。

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復帰後に挑んだ『美女と野獣』での「新しいプリンセス像」

復帰後、エマ・ワトソンは彼女の新たな代表作となる作品のヒロインを演じました。 2017年に公開された実写版『美女と野獣』のベルです。本作は全世界興収10億ドルの大ヒットを記録しました。 実は彼女には、『シンデレラ』のシンデレラ役のオファーもきていたのです。しかし彼女はそれを断りました。なぜなら典型的なプリンセスであるシンデレラには、共感できる部分がなかったからです。 「『美女と野獣』を通して、私は大人への目覚めをベルを演じることに込められた気がしたの」とVOGUEのインタビューで語ったエマ。典型的なプリンセスとは違い、自ら運命を切り開くベルの姿は、エマにとって理想的な大人の女性だったのかもしれません。 ヒロインのベルははじめ、本を通じて野獣と心を通わせます。 ベルと同じで、エマ自身も読書が趣味です。幼い頃から女優として過ごしてきた彼女にとって、本は「外の世界との架け橋」であり、「成長してからは、本は私にとって逃避であり、力を得るための方法であり、頼りになる友達にもなってくれた」と、同インタビューで語っていました。 そんな思いもあって、読書家で好奇心旺盛なベルに共感できたのかもしれません。心優しく利発で、自分に素直なベルを見事に演じきりました。

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「ストーリー・オブ・マイライフ」で4姉妹のひとりに

2019年の「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」では、4姉妹のうちの1人として出演。自身の夢をひたむきに追い続ける主人公ジョーとは正反対の、控えめで美しく、結婚して幸せになることを望む長女メグを演じました。 フェミニストとしても知られているエマ・ワトソンですが、メグ役を演じるにあたって「メグを演じる上で重要だったのは、彼女が母親や妻になりたいという願望は、フェミニストとしての選択だったということ」と語っています。 結婚を決めた際、妹のジョーに「あんな男2年で飽きる」と言われてしまうシーンでは、「私にはあなたと違う夢があるの」と真っ向から意思を伝えるメグ。ジョーの描く幸せとは異なりながらも、メグもまた強い意思を持った凛とした女性であることがうかがえるでしょう。

そんなエマ・ワトソンの恋愛事情は?

人気女優ということで、エマの恋愛には全世界が注目しています。過去には映画で共演した俳優のジョニー・シモンズやミュージシャンのジョージ・クレイグ、ドラマ『glee/グリー』のコード・オーバーストリートと浮名を流しました。 近年ではオクスフォード大学で知り合った学生や、年下の大学生など一般人との交際が報道されています。 彼女は取材を受けた際に、恋人の存在を明らかにしつつも、彼のことを語らないということがありました。恋人のことを取材で語らないこと、彼の自宅周辺を歩いている自分の姿の写真を撮られないことなどを通して「筋を通したい」からだ、とVOGUEのインタビューで語っています。

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初恋は「ハリー・ポッター」でお馴染みの……

そんなエマですが、初恋のお相手は「ハリー・ポッター」シリーズで共演したマルフォイ役のトム・フェルトンだそうです。作中では敵対することも多かったふたりですが、エマはトムに片思いをしていたのだとか。 シリーズ2作目まで彼のことが大好きだった、とエマは米紙で語っています。なんとも微笑ましいエピソードですね。

2020年現在の彼氏は超エリート?

そして2020年現在、エマ・ワトソンは超エリート男性と交際中とのこと。 お相手は、名門プリンストン大学出身のブレンダン・ウォレス。スタンフォード大学ではMBAも取得しており、配車サービス「Cabify」を創設したり投資会社「Fifth Wall」を立ち上げたりと、エマと同じく活動的な人物のようです。

エマ・ワトソンが訴えるフェミニズムとは

2014年に国連のUNウィメンの親善大使に任命され、男女平等を目指するキャンペーン「HeForShe」を発足させたエマ・ワトソン。 2015年の世界経済フォーラムではジェンダー間の平等について感動的なスピーチをし、世界中から反響を呼びました。

フェミニズムの大論争を引き起こした一枚の写真

そんな彼女ですが、ファッション誌バニティ・フェアのグラビアでの写真が物議をかもしたことも。 それはバーバリーのボレロだけを上半身にまとったもので、胸が一部見えていたことから「体を見世物にするのはフェミニストにふさわしくない」「偽フェミニスト」などとの批判が噴出し、ついにはフェミニズムをめぐっての論争を引き起こす騒動になったのです。 その渦中にエマは『美女と野獣』の共演者ダン・スティーブンスと受けたBBCのインタビューで、この騒動について予想していなかったと驚きと困惑を隠せない様子を見せました。 フェミニズムは女性に選択する権利を与えるものであって、ほかの女性を叩き打ち負かすための棒ではないと語っています。

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若きフェミニスト・リーダーとして

「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニーで注目された少女時代から、若い女性たちの憧れの的だったエマ・ワトソン。 ジェンダーを超えた平等を訴える若きフェミニスト・リーダーとして、さまざまな方面で精力的に活動する彼女のこれからに注目です!

私たちがエマ・ワトソンから学べる5つのこと

1.妥協しないこと

エマ・ワトソンは出演する映画の役を注意深く選びます。大学を受験する際も、アメリカの名門大学を選びました。彼女はよく下調べをするのです。 成功とはあらゆるチャンスに飛びつくことではありません。自分自身を知って、自分がどうなりたいかを理解して注意深く検討し、しかるべきときに決断をできることなのです。

2.専念すること

エマ・ワトソンがハーマイオニーの役を手にしたのは、8つものオーディションを経てからでした。一夜にして成功したかのように見えるサクセスストーリーの背後には、ひたむきな情熱があるのです。

謙虚であること

ハーマイオニーの役が大好評だったからといって、エマは自信過剰になりませんでした。どんなに持ち上げられようと謙虚であり続け、感謝することが大切です。

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恩を忘れないこと

エマ・ワトソンは「100歳になっても『ハリー・ポッター』シリーズに参加できたことを誇りに思うわ。」 と発言しています。 成功はたいてい単独では成しえません。ビジネスの仲間でも家族でもお客さまでも、あなたを育み、成功へ導いてくれた人々のことを忘れないようにしましょう。

恐怖を手放すこと

エマは「何度か失敗する権利が自分にはあると思う。失敗することを恐れて本当にやりたいことをできなくなるのは嫌よ。」とコメント。 どんなに意志がかたくても、勇気があっても、失敗への恐れは努力を妨げます。恐怖を突き抜け、失敗してもやり直すことができることが成功への道を拓くのです。

エマ・ワトソンは強くて美しい!いつまでも成長し続ける彼女に注目

女優業だけでなく、幅広い分野で活躍するエマ。美しさや演技力のような女優としての魅力だけでなく、知性や行動力などさまざまな人間的な魅力が私たちを惹きつけるのかもしれません。 これからも勢いは止まることを知らず、いつまでも女性の憧れとして活躍の場を広げていくことでしょう。今後の活躍からも目が離せませんね!