ハーマイオニー・グレンジャーの秘密・裏設定10選

2017年7月6日更新

『ハリー・ポッター』シリーズのハリーの親友のひとり、ハーマイオニー・グレンジャー。彼女について、実はあまり知られていないことがたくさんあります。今回はその中から10のトリビアをご紹介しましょう。

1.ハーマイオニー・グレンジャーについて紹介!

ハーマイオニー・グレンジャー

ハーマイオニー・グレンジャーは『ハリー・ポッター』シリーズに登場する魔女です。ロン・ウイーズリーを加えたいつもの三人組で様々なエピソードに直面します。

ハーマイオニーはとても優秀な生徒で、入学前から魔法の勉強をしていました。どんな授業でも率先して手を挙げていますが、他の生徒やスネイプ先生に「知ったかぶり」と呼ばれたときは、一日中女子トイレにこもって泣くなど、繊細な一面もある女の子です。

両親はマグルの歯医者

学業優秀な理由は血筋なのかもしれません。ハーマイオニーは非魔法使いである歯医者の間に生まれました。

『死の秘宝』において分霊箱を探しに行く際、自分の両親に被害が及ばぬようオブリビエイト(忘却呪文)を用いて自分の記憶を忘れさせました。映画でも両親の背中に向けて呪文をかける様子が描かれています。

作者であるJ.K.ローリングの語る後日談によると、『死の秘宝』での戦いの後に両親の記憶を元に戻したそうです。

2.『賢者の石』映画化で削られた見せ場

第1作目『賢者の石』の終盤でハリーたちは、ホグワーツの先生たちが仕掛けた関門を次々と突破してきます。マクゴナガル先生が用意した巨大チェスでロンが負傷、映画版ではハーマイオニーは付き添いとして残りました。しかし原作では、ハリーとともに次の関門へと進むのです。

チェスの次の関門は当時薬草学の先生であったスネイプ先生が用意したものでした。7本の瓶から正しい薬を当てる論理パズルです。1本が次の部屋へと進める薬、1本が前の部屋に戻れる薬、2本がお酒、3本が毒でした。

ハーマイオニーはこの論理パズルを見事解き明かします。前進する薬を飲んだハリーはヴォルデモートと対峙するのですが、後退した彼女は賢者の石に危機が迫っていることを校長のダンブルドアに伝えに行きました。

3.当初は違う名前での登場だった?

エマワトソン2

原作者のJ・K・ローリングは、ハーマイオニーは当初、「パックル」という名前にする予定だったと語っています。しかし、キャラクターのイメージと合わないため、結局は現在の「グレンジャー」に落ち着いたのだとか。

またJ・K・ローリングは、「ハーマイオニー」はシェイクスピアの喜劇「冬物語」に登場する主人公のシチリア王・リオンディーズの妃の名前からとったと語っています。珍しい名前にしたかったというJ・K・ローリングの思いと、彼女のギリシャ神話への造詣の深さが、この名前への決め手となったようです。

ちなみに、劇中では「ハーマイオニー」「ミス・グレンジャー」とよばれることが多い彼女ですが、実はミドルネームがあるのをご存知ですか?ミドルネームは「ジーン」。ハーマイオニー・ジーン・グレンジャーというのが彼女のフルネームです。

4.ハーマイオニーのエピソードごとの成長を振り返ってみた!

ハリーやロンと仲良くなったきっかけ

ハーマイオニー、ロン、ハリー

シリーズ一作目『賢者の石』でハーマイオニーが偶然トロールと出会ってしまう場面があります。彼女が殺されかけたとき、ハリーとロンが現れて彼女を助けました。その後、危険な行動をしたことで先生たちから怒られていた2人のもとに、ハーマイオニーがやってきて、全部自分のせいだと告白します。そのことで2人は罰を免れることができ、3人は親友になりました。

優しいけどしっかり者?

エマワトソン3

これも『賢者の石』でのエピソードですが、3人が3つの頭をもつ地獄の番犬ケルベロスと戦ったとき、ロンが攻撃されて意識を失ってしまいます。ハリーが戦いを続ける間にハーマイオニーはロンを保健室に連れて行きました。

その後ハリーが瀕死の状態で保健室で寝ていたとき、回復するまで可能な限り彼のそばにいました。しかし彼女はその間にも勉強し、優秀な成績をおさめています。

ハーマイオニーは優秀なリサーチ担当!

エマワトソン

シリーズ全作を通して、図書室で調べ物をするシーンが多くあります。謎に直面すると親友3人で調べることになるのですが、たいていの場合はハーマイオニーが手掛かりになる本を見つけてきます。

恋のお相手たち

ロン、ハリーポッター、ルパートグリント

普段はお堅いハーマイオニーですが、恋に関しては意外にミーハーな面も持ち合わせているようです。

『秘密の部屋』では「闇の魔術に対する防衛術」の講師としてやってきたベストセラー作家のギルデロイ・ロックハートに、他の女子生徒たちと同じく夢中になってしまいます。

『炎のゴブレット』では、クィディッチワールドカップでブルガリア代表のビクトール・クラムと出会い、彼が魔法学校対抗試合でホグワーツを訪れたときも花形選手として活躍する彼とクリスマスのダンスパーティーで踊り、彼がホグワーツを去るまで交際していました。

しかし、最後には親友であったロンとカップルになりました。

友達も増えました

ハリーポッター、ハーマイオニー

完璧主義者で知識や魔法の技術をひけらかしていたころは、ロンから「ハーマイオニーには友達がいない」と悪口を言われていましたが、ハリーやロンと仲良くなってからは、ロンの妹ジニーにとっては姉のような存在となり、ハッフルパフ生のハンナ・アボットとも交流があったようです。また、「禁じられた森」の森番ハグリットや同じグリフィンドール寮のネビル・ロングボトムとも仲良くしています。

相変わらず成績は優秀で真面目な性格ではありますが、当初より柔軟な姿勢を見せるようになっていきました。

5.映画では全く描かれなかった屋敷しもべ妖精福祉振興協会ってなに?

ハリーポッター、ドビー

映画版ではドビーなど屋敷しもべ妖精関連のエピソードがごっそり削られました。ハーマイオニーが4年生(『炎のゴブレット』)の時に設立した屋敷しもべ妖精福祉振興協会の存在は原作小説を読んでいる人しか知らないはずです。ちなみにロンは会計、ハリーは書記として無理やり参加させられています。

ハーマイオニーは僕(しもべ)として扱われる妖精たちを不憫に思い、彼らの解放を目指すため協会を設立しました。しかし妖精たちは魔法使いに仕えることを誇りとしているため、活動は大きな達成がありませんでした。

そもそもハーマイオニーの苗字は1870年代にアメリカで実際に起こった労働運動の「グレンジャー運動」に由来していることから想起されたエピソードだと思われます。

6.杖の秘密を紹介!杖人気No.2!

ハーマイオニー、杖、ハリーポッター

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハリー・ポッターエリアでは、様々なグッズを販売していますが、映画で登場人物たちが使っている魔法の杖は高い人気を誇る商品のひとつです。

杖の人気ランキングでは、ハーマイオニーの杖が主人公のハリーの杖に次いで2位の人気商品となっています。

この杖は物語の中で「本体はブドウ、芯はドラゴンの心臓の琴線」とされており、キャラクターの人気はもちろんのこと、蔦の巻きついた美しいデザインも人気の理由です。

ちなみに、3位はダンブルドアの杖だそうです。

7.ほんとは出っ歯だったハーマイオニー!?

映画には反映されていないハーマイオニーの設定として、「幼いころは大きな前歯が特徴的だった」というものがあります。映画ではこのような設定はなかったですが、実は撮影当初は再現を試みていたんだとか。

シリーズ第一作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンがニセの「付け前歯」を装着してシーン撮影に挑んだようです。しかしながら、撮影が進む中で、歯をつけて撮影していくのがあまり現実的ではないという結論に達したそうで、それ以降は何もつけずに撮影したそうです。

「付け前歯」をしたシーンは編集によってあまり目立たないようになっているようですが、ハーマイオニーが喋っているシーンなどでは見えるようなので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

8.ハーマイオニーの声優ってどんな人?

日本語吹き替え版でのハーマイオニーの声は、須藤祐実が担当しました。神奈川県出身で、明治学院大学英文科を卒業しています。

須藤は、1988年生まれで6歳のころから声優の仕事を始めました。アニメでは『ちびまる子ちゃん』の端役や、『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち』の貴橋マミ役などを演じています。

同年代の声優に比べて、洋画や海外ドラマの吹き替えを多く担当しており、『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンの吹き替えを、テレビ映画『バレエ・シューズ』や映画『ブリングリング』でも担当しました。また、『怪盗グルー』シリーズの日本語吹き替え版では、グルーに引き取られる三姉妹の長女マーゴを演じています。

9.矢作紗友里のハーマイオニーのモノマネがうまい

矢作紗友里は、1986年生まれ、東京都出身の声優です。中学時代に友人から「アニメみたいな声だね」と言われたことがきっかけで声優を目指すようになりました。2005年にテレビアニメ『かりん』の主人公、真紅果林役でデビューしました。

2014年にウェブ番組『矢作・佐倉のちょっとお時間よろしいですか』でハーマイオニーのモノマネを披露したところ、かなり似ていると話題になりました。上の動画でぜひ確認してみてください!

10.ハリー・ポッター続編ではハーマイオニーが黒人に?!

ハーマイオニー ハリーポッター

2016年7月30日にプレミア上演が予定されているハリー・ポッターシリーズの続編舞台、『Harry Potter and the Cursed Child』では、大人になったハーマイオニーをアフリカ系女優のノーマ・ドゥメズウェニが演じることが発表されました。ドゥメイズウェニは、舞台『ア・レーズン・イン・ザ・サン』でローレンス・オリヴィエ賞に輝いた実力派です。

この決定に世界中のファンからは驚きの声が上がりましたが、原作者のJ・K・ローリングはツイッターで「設定:茶色の目、縮れた毛、そしてとても聡明。肌が白いとは書かなかったわ。ローリングはブラック・ハーマイオニーが大好き!」と発言しています。

物語は映画のラストから19年後になるそうで、ハリーとその息子アルバス・セルブスを中心としたものになるそうです。

おさまらない黒人ハーマイオニーへのバッシングにローリングが激怒!

jkローリング

作者であるJ・K・ローリングが原作では人種や肌の色を明記しなかったことを表明したにもかかわらず、舞台版ハーマイオニーを受け入れられないという声がSNS上で相次いでいることについてローリングは新たなコメントを発表。SNS上で人種差別のようなバッシングをする人々のことを厳しく非難しました。

そこで改めてハーマイオニー役に選ばれたノーマを「最高の女優だから選ばれた」と支持しました。なにかと注目を集める舞台版『ハリー・ポッター』ですが、チケットの売れ行きも絶好調で、期待度も高いようです。

時を越えて愛されるハーマイオニーというキャラクター。賢く、仲間思いな彼女に多くの人が魅了されてきました。ノーマには是非、バッシングを圧倒するような名演で新たな魅力あふれるハーマイオニー像を作り上げてほしいですね。