キャリー=アン・モスのプロフィール
キャリー=アン・モスは、1967年8月21日生まれの、カナダ人女優です。カナダのブリティッシュコロンビア州で、母バーバラと父メルヴィン・モスの間に、2番目の子どもとして誕生しました。
キャリー=アン・モスが女優になるまで
キャリー=アンという名前は、イギリスのロックバンド「ザ・ホリーズ」の“キャリー・アン”という歌にちなんで名付けられたそう。“キャリー・アン”は、モスが生まれた1967年にチャートインしています。
20歳の時、モデルとしてのキャリアを積むためにヨーロッパへ移住しました。そしてスペインで、シーズン1がバルセロナで撮影されていたテレビ番組、『ダーク・ジャスティス(原題)』のレギュラーキャストになります。モスは、翌年のロサンゼルスでの撮影にも参加しました。
キャリー=アン・モスの輝かしいキャリア
『ダーク・ジャスティス(原題)』の後、多くのコマーシャルやテレビシリーズに出演しました。モスを世界的に有名にした映画『
』だけでなく、テレビドラマ『モデル・エージェンシー/女たちの戦い』や『F/X THE SERIES』にも出演しています。
『マトリックス』のトリニティ役で世界的にブレイクした後は、ギャングコメディの『マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ』やSFスリラー映画『レッドプラネット』、連続殺人犯のドラマ『サスペクト・ゼロ』のような多くの主流ハリウッド映画に出演しました。
オスカー賞にノミネートされたドラマ『ショコラ』では、不幸せな結婚をした主婦を演じ、クリストファー・ノーラン監督の『メメント』では、ガイ・ピアースの相手役として出演しました。この作品でキャリー=アン・モスは、インディペンデント・スピリット賞助演女優賞を受賞しています。
他にも、『ザ・チャンクスラバー(原題)』、『パラダイス・ロスト』、『スノーケーキを君に』、『ファイアーフライズ・イン・ザ・ガーデン(原題)』などの有名なインディーズ映画への出演経験があります。
キャリー=アン・モスは、驚くべき興行収入を打ち出した映画『ディスタービア』で
の母親役を演じ、直接DVDとして発売された映画『4デイズ』にも出演しました。その後、ゲストスターの成功が続くNBC放送のアクションコメディ『CHUCK/チャック』への出演を引き受けています。
キャリー=アン・モスのプライベートは?
1999年、キャリー=アン・モスは、俳優のスティーブン・ロイと結婚しました。2人の間には、2人の男の子(オーウェンとジェイデン)と1人の女の子(フランシス・ビアトリス)が誕生しています。長男オーウェンの名付け親は親友のマリア・ベロで、モスも、ベロの息子ジャックの名付け親になったそう。
『マトリックス』トリニティ役でキャリー=アン・モスが脚光を浴びる
日本でも大ヒットした映画『マトリックス』で、キャリー=アン・モスはトリニティを演じました。
トリニティはこの作品のヒロインで、最初にネオ(
)を現実世界に案内した人物です。工作船ネブカドネザル号の副船長であり、ネオやモーフィアス(
)と共に戦いました。
キャリー=アン・モスの主な出演映画
クリストファー・ノーラン監督の初期作『メメント』にもキャリー=アン・モスが出演
『メメント』は、10分間しか記憶を保てなくなった男性が、妻を殺害した犯人を探していくというストーリーです。キャリー=アン・モスは、主人公レナードを手助けするナタリーという女性を演じました。
『メメント』は、ストーリーの時系列を終わりから始まりへ向かって描いていくという珍しい手法をとっており、インディペンデント・スピリット賞作品賞、監督賞を受賞しました。
『ディスタービア』ではキャリー=アン・モスが主人公の母親を演じた
『ディスタービア』は、暇つぶしに近隣住民の覗きをしていた主人公ケイルが、近所に住んでいるターナーが行方不明事件の犯人ではないか、と疑うところから始まります。
キャリー=アン・モスは、主人公ケイルの母親ジュリー役で出演しています。
『サイレントヒル: リベレーション3D』でもキャリー=アン・モスが母親役
2006年に公開された、『サイレントヒル』の続編ホラー映画で、クローディア・ウルフ役を演じています。
クローディア・ウルフはカルト教団の女司祭で、主人公ヘザーと同じ学校に転校してきたヴィンセントの母親という役どころでした。
人気ドラマ『CHUCK/チャック』にもキャリー=アン・モスが出演!
アクション・コメディドラマ『CHUCK/チャック』の第5シーズンに、ガートルード・バーバンスキー役で出演しました。
『CHUCK/チャック』は、あることがきっかけで国家機密を知ってしまったオタク青年チャックが、スパイとして様々な事件に巻き込まれていく、というストーリーです。
キャリー=アン・モスの今後
『ブレイン・オン・ファイア(原題)』
謎の奇病に侵され、精神的におかしくなりながらも懸命に病と闘い社会復帰をはかる女性スザンナ・キャラハンと、その周りの人々を描いた作品『ブレイン・オン・ファイア(原題)』では、ローナ・ナック役で出演しています。
主人公スザンナを演じるのは、日本でも大人気の女優
。2016年アメリカ公開予定です。
『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』
2015年11月20日よりネットフリックスにて世界同時配信予定の『
』に出演が決定しています。
『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』は、以前はスーパー・ヒーローだった女性、ジェシカ・ジョーンズ(クリステン・リッター)が私立探偵となり、様々な事件を解決していくというストーリーです。原作はマーベル・スタジオですが、モスの役は、原作には登場しないドラマオリジナルのキャラクターとのこと。
キャリー=アン・モスといえば『マトリックス』のトリニティを思い浮かべる方も多いと思いますが、『マトリックス』以外にも多くのすばらしい作品に出演しています。ぜひチェックしてみてください!