
『未来世紀ブラジル』とは
イギリスの伝説コメディ集団「モンティ・パイソン」出身で、『バンデットQ』などファンタジージャンルでも手腕を見せたテリー・ギリアム監督が手掛けたSFブラック・コメディ大作。コンピュータに管理された近未来世界に翻弄される主人公の哀れな半生を、皮肉に満ちたストーリー展開で幻想的かつ独創的な映像と共に描く。 1985年アカデミー賞2部門にノミネートされた。主演のジョナサン・プライスをはじめ、キム・グライスト、イアン・ホルム、ボブ・ホスキンスら芸達者たちが見事な演技を披露する他、重要な役どころでロバート・デ・ニーロが好演している。原題及びタイトルの「ブラジル」とは、全編に流れるアリイ・バロッソ作曲のラテン・ミュージック“Brazil”を指す。
『未来世紀ブラジル』のあらすじ
近未来、情報統制を含めコンピュータによる完全な管理下に置かれた、とある大都会での出来事。クリスマスの夜にあくせくと働く情報省の職員は、小うるさく飛び回る虫をはたき落すが、死んだ虫はそのままタイプライターの上に落下。ちょうどタイピングしていた犯罪容疑者の名前「タトル」の綴りが「バトル」に変わってしまう。 やがて、平凡な市民バトル氏の自宅に、情報省職員が突入。問答無用でバトル氏を連行してしまう。この珍事をきっかけに、一部始終を見ていた上階の住人ジル、情報省記録局員のサム、そして真の容疑者「タトル」など、関連する人間たちの人生が交錯してゆく……。
『未来世紀ブラジル』のスタッフ・キャスト
キャスト
『未来世紀ブラジル』の感想・評価・ネタバレ
-
これは間違いなくディストピア映画ですね。
-
つまらな過ぎて途中で断念。俺自身もこの映画も終わってる。
-
こういうのをメタフィクションって呼ぶんですかね。想像力の集積としての現実って構造。それを暗示する形で随所に現れる過剰な不整合性。