
『死刑台のエレベーター(1957)』の感想・評価・ネタバレ
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社長夫人が愛人の社員の男と結託。社長を殺そうと画策する。しかし男は犯行後、エレベーターに閉じ込められてしまう。 サスペンスの名作。先の読めない展開にハラハラさせられるが、こちらもイマイチ乗れない。イマイチどころか全く乗れなかった。それは年末に混雑した鈍行列車で実家に向かっている最中、大風で列車が停車。2時間の立ち往生でこの映画を観たのが影響したのかは知らない。ただ脱出したかったのは僕の方だ、という叫びが集中力を失わせたのではないかとも思う。さよなら名作。
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サスペンスがいくつも折り重なり面白くないのジャズがかっこよく合っていた
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スターチャンネル 若いカップルが人を殺したあと、どうしようどうしよう取り乱す男よりも女の「もう二人で死ぬっきゃない!」からの決断→決行までのスピード感がすごくて笑ってしまった。音楽が終わるまでに死ぬのよとか言ってレコードかけながら、睡眠薬を急き立てて飲ませるまで30秒もかからなくて強い… オチもよかった。特に夫人の独白がかっこいい
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ジュテーム。なんとしても生きて、出し抜くぞ。ジュテーム。
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武器商人の妻と手下である元軍人との不倫カップルは夫殺しを企てる。その完全犯罪をただ一本のロープが真夜中のふたりを恐怖と不安で縛り上げ、吊るされた憧れと嫉妬は他人の人生を青に染める「死刑台のエレベーター」西宮6。上映館は音に気遣うべき作品。高音キツすぎへん?#asa10eiga 2016年2月12日 当時、街を徘徊するシーンなどは斬新に映っただろうか。これより後の古い日本映画も様々影響を受けているんだろうなと思いながら観ていました。
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死刑台のエレベーターってそういうことだったのね。 開始30分ぐらいで気付く(笑) 不倫している夫人の旦那を自殺に見せかけ殺害し、帰ろうとするも証拠を現場に残してた為、現場に戻る。乗ってるエレベーターが突然止まり閉じ込められる。 その間に話は進んで行く、、、
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新・午前十時の映画祭上映企画作品。カララ商会の社長を自殺にみせかけ殺した社員のジュリアン。ジュリアンはその社長夫人と愛し合っていた。完全犯罪を企てたはずだったが、とんだドジをふんで、犯行後逃走する会社のエレベータ内に閉じ込められてしまう。しかし、その間にとんでもない事件が起きていく。(#16- 011)
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フランス映画らしさ(?)のあらわれたサスペンス映画。でも個人的に、若い恋人たちが絶望にくれて睡眠薬(※死なない)飲んでぐったりしてるシーンがグッときました。個人的にね! オチがよくて、この時代の映画とは思えない。音楽もオシャレだった〜
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子供の頃に観てエレベーターに閉じ込められるシーンでハラハラしたのは覚えていたので その人物の完全犯罪が崩れるストーリーだと思っていましたが 縦軸が他にも二つあり、それらが絡み合う感じが良かった 展開は強引だけど ロネとモローが愛人関係にあるのに二人が直接絡むシーンは無く繊細な作り、落ち着いた進行の作品でマイルスの情熱的なフリージャズは水と油に感じたけど 強烈な印象を残しているのも確か。
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メルセデス300SLかっこいい。 音楽、マイルス・デイビス。
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TSUTAYA発掘良品より。 妻との共犯による愛人の旦那殺しが、様々な偶然が重なる事により、もう一つの殺人を生むことになる。 両方の殺人がどちらか一方のせいになるかと思ってたら、ネガからそれぞれの悪業が露呈する。 あらら、残念でした。 ちょっとした偶然と大きな出来事を重ねてるのがうまいとこ。 現実もこんな風に成り立ってるのかもね〜と思わせる。
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ルイ・マル監督作品。 完璧なはずの殺人計画が、ほんの少しのミスで破綻していく。子供の時に初めて観た時は主人公のジュリアンに肩入れして、何とかエレベーターを抜け出して!!とハラハラドキドキしました(笑)一夜の群像劇ですが、夜のパリは美しく空虚感まで映像に漂っている感じ。ドラマを彩るマイルス・デイビスのトランペットも素晴らしい。
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この時代にしては斬新なラストだとおもう。 面白く観れた。
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この映画を語るに外せないのがマイルスのトランペットです マイルスの即興トランペットに痺れる ストーリーはあまり突っ込んではいけないけど良く出来ている
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Blu-rayで
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2004.9月に鑑賞
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バーバーのモノクロの原点的な映画だった。取り調べのシーンで、刑事と犯人にスポットが当たりその他は真っ暗闇、犯人の心境を写す街灯の点滅。全体を通して照明の力を感じた。白黒で映画をとると、照明の勉強になるかもしれない。その他街を歩くシーンで背景のボケが美しい。
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ルイ・マルはこんなに落ち着きのあるサスペンス映画を25歳で撮ったのか・・・とショックを受けました。 かっこいいよなあ。 マイルス・デイビスの演奏もかっこいい。 しびれた。
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1958年公開フランス Ascenseur pour l'échafaud ルイ・マル監督作品 [BS録画]92分
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すごく昔に観たはずなのだけど、細部は全然覚えていなかったので、マイルスの命日で思い出して視聴。やっぱり音楽のイメージが強烈。 予期せぬ登場人物の予期せぬ行動や、誰かをかばうためについた小さなウソや、曖昧な目撃証言で操作が撹乱されていくタイプのサスペンスは現代では珍しくないが、おそらくこれが古典にして王道。しかもとてもよく出来ているし、説明が細かいから違和感なく楽しめる。 全編にわたってマイルス・ディヴィスの即興演奏が流れ、白黒映画ならでは静謐さがとても格好良い。根底に流れるテーマは色んな意味でとても「フランス」っぽい。
©︎1958 Nouvelles Editions de Films