漫画『亜人』最終話まで全話ネタバレあらすじ&感想!不死身の少年が迎えるラストとは
アニメや映画などもヒットし大きな注目を浴びた漫画『亜人』。 この記事では本作の最終話までのあらすじをネタバレありで徹底解説!死ぬことがない亜人たちの戦いはどんな結末を迎えるのか、何か後日談は語られているのか。実は意外と知られていない原作のラストまで、しっかり紹介していきます!
『亜人』あらすじ
決して死なない新人類
亜人と呼ばれる決して死なない新人類が発見され、人間による苛烈な差別を受ける世界。 現代日本で普通の高校生活を送っていた主人公・永井圭は、事故でトラックに轢かれて一度は死亡しますが、すぐに生き返ってしまい亜人であることが発覚します。 これまでの生活が一転して追われる身となった圭は、過酷な運命に翻弄されながらも自身の生きる道を探していくことになります。
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1巻~3巻ネタバレ感想
死んでも元の状態で復活してしまう不死身の人種「亜人」。世界でまだ数十人しか確認されていない希少な存在であり、捕まった亜人たちは様々な「実験」をされているのだとか。 そんななか普通の高校生として暮らしていた永井圭は交通事故が原因で自らが亜人だと知ることに。これにより日本中から追われる身となりますが、幼馴染の海斗の協力を受けながら逃亡を開始。しかし最終的に圭は政府に捕まり「人体実験」の被験者となってしまいます。 そして圭が捕まる研究所に、驚異的な戦闘力を誇る亜人「佐藤」が登場。圭は自らの倫理観に従い研究所の職員たちを守りますが、佐藤の攻撃に耐え切れず氾濫する河へ落下。一方佐藤は複数の亜人を集め、亜人を虐げる社会へ一石を投じる恐ろしい計画を実行しようとしていました……。
不死身の身体を持った謎の存在「亜人」。作中では亜人の特性を利用した新感覚のバトルが展開され、斬新な戦闘シーンが数多く登場しています。
4巻~6巻ネタバレ感想
河に落ちたあと死と蘇生を繰り返しながら生き延びた圭。そんな彼の前に現れたのは、佐藤に集められながらも反抗し逃げ出してきた中野攻という青年でした。なんと佐藤は亜人の存在や権利を認めさせるために、人間たちの大量虐殺を計画。圭は攻とともにその計画阻止のために動き始めます。 その一方で佐藤たちはテロを実行し特殊部隊を殲滅。圭は圧倒的な力を見せつける佐藤に対抗するため、政府に属する「亜人管理委員会」の戸崎優に接触し協力体制を築きます。 圭はそこで訓練を積みながら佐藤対策の作戦を立案。次の戦場は「フォージ安全」という会社の巨大ビル。そこには亜人の人体実験に関わった、佐藤のターゲットと予測される2人の人間が在籍していました。
佐藤がその異常とも言える戦闘力を披露する一方、仲間を集め対抗しようとする圭。ヒネくれた性格のくせに人を見捨てきれない、そんな圭を見ているとつい応援したくなってしまいます。
7巻~9巻ネタバレ感想
フォージ安全ビルに集い佐藤対策の準備を始める圭たち。その一方で佐藤は仲間を1人侵入させ、ビルの安全システムを掌握。それにより佐藤の仲間たちは次々にビルへ入り込み、ビル内は阿鼻叫喚の地獄へと変貌していきます。 窮地に陥ったと思われた圭たちですが、圭の作戦が功を奏し敵を捕縛することに成功。しかし安心したのも束の間、それまで姿を現していなかった佐藤がビル内に現れます。ビルは再び戦場と化し、死亡者が多数出る事態に発展。 圭たちは全力で抵抗したものの、結局は佐藤がターゲットを殺し作戦は失敗。圭は仲間の手により逃がされますが、彼はこの件で佐藤に反抗することを諦め「別の人生を生きる」ことを決意します。
何度勝ったと思っても一枚上を行く佐藤。その強さに絶望して全てを諦める圭ですが、その顔には悔しさと悲しみがにじみ出ていました。
10巻~12巻ネタバレ感想
佐藤の作戦阻止を諦めていた圭ですが、久々に話した母からの「すべきことをしなさい」という言葉にふっきれたのか、改めて佐藤の作戦阻止のため行動を開始します。 次の戦場は自衛隊「入間基地」。ここで開催される基地祭に潜入し、観客たちを襲う佐藤の部下たち。その一方佐藤は基地内の侵入に成功し、基地に残る自衛隊員たちと戦闘を開始します。命を顧みない隊員たちの攻撃に苦戦する佐藤ですが、それでも止まることはなく侵攻を継続。 圭たちは佐藤に見捨てられた亜人・田中功次をはじめとする新たな仲間を集め、入間基地の内部に突入を仕掛けます。
ついに始まった佐藤との最終決戦!数多くの亜人たちが集う戦いは迫力満点で、ページをめくる手が止まらなくなってしまいます。
13巻~15巻ネタバレ感想
基地の無力化に成功した佐藤は基地祭に来訪していた総理大臣をはじめとする、複数名の人質をとり「この国の統治を目指す」と宣言。この様子は日本中に配信されており、この放送のなかで佐藤は「2時間以内に国の重要機関を沈黙化させる」と明言します。 何を無茶なと呆れる政府でしたが、なんと佐藤は「自ら戦闘機に乗り自爆テロを繰り返す」ことで国中を攻撃。亜人は復活するときに最も大きいパーツを中心に復活します。佐藤はこの特性を利用し、入間基地に「自身の腕の大部分」を残してそこで復活させることを繰り返したのです。 佐藤を止めるため政府は特殊部隊「対亜人特選群」を投入。圭は特選群と協力し、佐藤の復活の起点となる「腕」を奪取し地下に封じこめることに成功します。ですがそこに戦闘機に乗った佐藤が舞い戻り、基地で自爆。結局奪った腕は飛散し、佐藤は復活することに成功してしまったのです……。
何度追い詰めても予想外の方法で打開してくる佐藤。緊迫感のあふれる展開が続き、胸の高揚がいつまでも収まりません……!
16巻・17巻(最終巻)ネタバレ感想
復活した佐藤はヘリコプターで逃亡を図りますが、圭たちの追撃により市街地に落下。しかし佐藤の逃亡は防げたものの、圭はこの攻防でダメージを受け一時的な記憶喪失を発症してしまいます。状況が理解できない圭を置き去りにして、再び逃亡を始める佐藤。 ですが圭は自身の置かれた状況を分析し「自分は亜人だ」と推理。自らを殺し「記憶を忘れていない正常な脳」で生き返ることに成功します。圭は佐藤を追いかけ、佐藤を道連れに河へダイブ。この勇気ある行動が実を結び、佐藤を「殺さずに気絶させる」ことに成功します。 これによりついに一連の騒動が終息し、佐藤をはじめとする一団は厳重な管理下に置かれることになりました。その一方で圭は新しい名前や戸籍を用意され、第2の人生を歩むことに。攻に「これから何をする?」と問われた圭は、自分がかねてより夢見ていた「医者を目指す」と答えるのでした。
長かった佐藤との戦いがついに決着!そして圭が選んだ道は、自分を亜人と知る以前と同じ道。何ひとつ諦めない彼の強い心が、最後まで眩しい物語でした。
『亜人』の見どころ
唯一無二!「死」を前提にした戦い
本作にはどんなダメージを負っても「死ねば元の状態で復活」する、不死身とも言える亜人たちが登場します。彼らの戦いには常に「自死」が選択肢に入っており、それにより他の作品では見られないユニークな戦闘を楽しむことができます。 例えば腕や足が動かせなくなれば、即座に頭を撃ちぬいてダメージを回復。さらには自らの腕を斬り落として囮に使い、自死により腕を復活させるなど、その使い方は多種多様。普通のバトル漫画には飽きてしまった、そんな方には特にオススメの作品です。
アニメ『亜人』登場人物・声優キャスト
永井圭/CV:宮野真守
本作の主人公。高校三年生。トラックに轢かれ亜人であることが発覚。周囲からは優等生と見られているが、本性は利己的で「クズ」と称されることも。 宮野真守は、『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ役や『STEINS;GATE』の岡部倫太郎役など、クールなキャラクターからエキセントリックなキャラクターまで幅広い演技に定評があります。
海斗/CV:細谷佳正
圭の幼馴染み。圭のことを友達だと思っており、亜人であると発覚してもそれまでと変わらぬ態度で接する希有な存在。 細谷佳正は、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカ役や『アルスラーン戦記』のダリューン役など、男らしく頼りになる兄貴分を数多く演じています。
佐藤/CV:大塚芳忠
帽子という通称で呼ばれる、いつも笑顔を絶やさない謎の男。逃亡中の圭に接触を図ってきます。大塚芳忠は、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の自来也役や『仮面ライダー電王』のデネブ役をはじめ、アニメ特撮に限らず、洋画の吹き替えも含めて数々の出演歴がある大ベテランです。
戸崎優/CV:櫻井孝宏
厚生労働省に属する亜人担当の責任者。亜人の捕獲と研究を指示しており、亜人に対して過酷な実験を行っています。 櫻井孝宏は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役や『化物語』の忍野メメ役など、年齢も役柄も異なる様々なキャラクターを演じ分ける実力派声優です。
下村泉/CV:小松未可子
戸崎と共に行動している厚生労働省の人間。戸崎の秘書でありボディーガードでもあります。 小松未可子は、『モーレツ宇宙海賊』の加藤茉莉香役や『ガンダムビルドファイターズ』のイオリ・セイ役など、可愛い女の子役も少年役もこなし、数々のCDも出しているマルチな声優です。
田中功次/CV:平川大輔
佐藤と共に動いている男。画像では銃を所持していますが、銃の扱いはパッとしません。 平川大輔は、『Free!』の竜ヶ崎怜役や『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース』の花京院典明役など、色気のある甘いボイスが特徴的です。
中野攻/CV:福山潤
佐藤の呼びかけによって現れた少年。冷静に頭を使う圭とは正反対で、身体が先に動く直情的な性格です。 福山潤は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージ役や『暗殺教室』の殺せんせー役など、高低を使い分ける多様な演技が出来る印象的な声優です。
永井慧理子/CV:洲崎綾
圭の妹・慧理子(えりこ)は、病弱で入院しています。 亜人に対しては比較的寛容な態度を示すものの、兄には好意的ではない様子です。そんな態度にも理由があり…。 慧理子役を務めるのは、洲崎綾。『あまんちゅ!』、劇場版『アイカツ!』などでも活躍する声優です。
オグラ・イクヤ/CV:木下浩之
亜人研究の先駆者的存在の生物物理学者。アメリカに住んでいますが、亜人捕獲の情報を聞きつけ、来日を果たしました。 オグラの声を担当するのは、俳優・声優として活躍する木下浩之。 アニメだけでなく、海外映画・ドラマの吹き替え声優も多く務めています。
『亜人』あらすじをネタバレ解説しました!
不死身という設定をとことん活かし、唯一無二の面白さを構築する『亜人』。 連載が終了して久しい作品ですが、今読んでも全く色褪せない斬新な面白さが詰まっています。これを機に本作を読み返し、アニメ化・映画化もされた名作にふれてみてはいかがでしょうか!