2021年6月22日更新

「スターウォーズ」イウォークについて徹底解説!トリビアも紹介

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イウォーク族の生態が気になる!スターウォーズ屈指の可愛さを持つ【ネタバレ注意】

イウォーク

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)に登場したイウォークは、かわいらしい外見とは裏腹に戦闘能力が高く、「エンドアの戦い」で重要な役割を果たしました。そんな彼らは映画シリーズでは「ジェダイの帰還」にしか登場していないにも関わらず、根強い人気を誇っています。 今回は、そんなイウォークの基本情報から知られざるトリビアまで、徹底解説していきましょう。

イウォークの基本情報を紹介!ウィケットとは違う?

イウォーク 『エンドア/魔空の妖精』(1985年)
© Lucasfilm Ltd./ABC/Photofest/Zeta Image
登場作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
身長およそ1m
生息地エンドア
言語イウォーキーズ語

イウォークの生態をもっと詳しく

森の月エンドアに住むイウォークは身長約1mほどで、知性を持った毛むくじゃらの種族です。毛色は黒や茶色などの単色の者が多いですが、なかには縞模様などの者も。基本的には樹の上を住処とし、文明は原始的なものに留まっています。 好奇心旺盛な彼らは森で生き延びるための戦闘能力も高く、ゲリラ戦法を得意としています。主に原始的な武器を使う一方で、高度なテクノロジーを使った武器を持つ敵との戦い方も素早く学びました。

イウォークとウィケットとの違いとは

ウィケットは、本名をウィケット・ウィストリ・ウォリックといい、イウォーク族の1人です。一般的には、劇中でレイアとよくコミュニケーションをとっていた彼の名前だけがよく知られており、別の種族かと思われがちですが、イウォークのリーダー的存在となっています。 勇敢な戦士である彼は、実はレイアと出会う前から銀河帝国の兵器を破壊する方法を考えていました。

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イウォークの強さは?反乱軍として大活躍

ジョージ・ルーカスが以前イウォークの戦法について「ベトナム戦争からインスピレーションを得た」と発言している通り、イウォークはゲリラ戦法を得意としています。 C-3POとR2-D2をおとりにストームトルーパーを1か所に集め、森の中に隠れていたイウォークが一斉に攻撃をしかけるという戦術は、これまで正面突破しかしてこなかったトルーパーたちを混乱させたことでしょう。 さらにイウォークたちは、散り散りに逃げたトルーパーたちを丸太やワイヤーなどの障害物、さらに木の上など空中からの攻撃で素早く片付けていきました。 反乱同盟軍は、彼らの活躍なしにはエンドアの戦いに勝利することはできなかったでしょう。

イウォークの知られざるトリビア7つを紹介!

1. 【サイズに注目】イウォークはチューバッカ達の代わりに誕生した

ジョージ・ルーカスはもともと「ジェダイの帰還」では、ウーキーの母星のキャッシーク星を訪れる予定でした。そこで帝国のシールド発生装置が収納され、破壊されるはずだったのです。原始的な種族の生き物たちに技術の発達した帝国を打倒する役目を負わせる、というのがルーカスが長い間ずっと考えていたストーリーでした。 しかし物語が発展し、ウーキーたちに高度なテクノロジーを身につけさせた時、ルーカスは代わりとなる原始的な生物としてイウォークを作り出しました。またウーキーの背は高かったので、イウォークの背は低くしたのです。

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2. 犬がイウォークのモデルだった!

イウォーク

ルーカスの飼い犬のアラスカン・マラミュートを念頭に造形したチューバッカと同じように、イウォークの造形はルーカスの別の犬、ブリュッセル・グリフォンがモデルとなっています。

3. イウォークの名前の由来は?

イウォークという名は、ネイティブアメリカンのミウォーク族に敬意を表してつけられました。 ミウォーク族は、ルーカスフィルム社のスカイウォーカー・ランチのあるサンラフェル近くのアメリカスギの森の先住民族です。この森でエンドア星のシーンが数多く撮られ「ジェダイの帰還」に収められました。

4. イウォーキーズ語はどのように作られた?

イウォーク

サウンド・デザイナーのベン・バートは、欧米人には全く耳慣れないと彼が感じたカルムイク語というロシア方言をもとに「イウォーキーズ語」を造り出しました。彼はカルムイク難民の80歳の女性を探し出し、カルムイク語で民話を語ってもらい録音しました。そこからイウォーク語となる音のベースとしてこの記録を使ったのです。 声優はアフレコの時に、ばらばらにしたその記録の音を出しつつ自分のスタイルで音を真似るように言われたそうです。C-3POがイウォーキーズ語を話すシーンで、その後のスターウォーズ映画に必ず出てくる「ナブー」という語が初めて出てきました。

5. イウォーキーズ語はスウェーデン語と思われていた

イウォーク

イウォーキーズ語がどこから来たのかはっきりするまで、このかわいらしいイウォークたちはスウェーデン語の一種を話していると思われていました。なぜならイウォークの歌の歌詞の一節がスウェーデン語で「ここにシリアルのにおいがする」を意味する文になるからです。 生意気なエキストラが自分のコスチュームの中のむっとする臭いに文句を言うセリフを差し挟んだのではと長い間噂されていました。しかしこの一節は、カルムイク語をバラバラにしたことにより発生したただの偶然の一致で、観客の側のちょっとした勘違いです。

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6. イウォークを演じた俳優

「ジェダイの帰還」でイウォーク族のウィケットを演じたのは、小人症の俳優ワーウィック・デイヴィスです。本作で俳優デビューした彼は当時11歳で、身長は60cmだったといいます。その後も『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)をはじめ、さまざまな役で「スター・ウォーズ」シリーズに出演しました。 またデイヴィスは、のちに「ハリー・ポッター」シリーズで演じたフィリウス・フリットウィック教授役でもよく知られています。

7. イウォークのスピンオフのアニメ番組がヒット!

アニメ『イウォーク物語』
©︎ Lucasfilm Ltd./ABC/Photofest/Zeta Image

1985年9月に放映されたアニメ番組『イウォーク物語』で、イウォークは「スター・ウォーズ」でスピンオフシリーズが作られた最初のキャラクターになりました。 イウォークに続いてC-3POとR2-D2を主人公とした『ドロイドの大冒険』というアニメ番組が作られましたが、セカンドシーズンが作られたのは、この2つのうち『イウォーク物語』だけでした。

イウォークのスピンオフ映画も作られた

『イウォーク・アドベンチャー』(1984年)
©︎ Lucasfilm Ltd./ABC/Photofest/Zeta Image

また1980年代中ごろ、イウォークをメインキャラクターにしたテレビ映画が2本作られました。『イウォーク・アドベンチャー』(1984年)と『エンドア/魔空の妖精』(1985年)です。 『イウォーク・アドベンチャー』ではイウォークたちが、両親が怪物に連れ去られた子どもたちとともに、彼らを救う旅に出ます。 続編である『エンドア/魔空の妖精』は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)と「ジェダイの帰還」の間の物語です。前作に登場した女の子シンデルとウィケット、そして老戦士ノアによる魔女シャラルと魔王テラクとの戦いが描かれました。 1980年代後半のインタビューで、ウィケット役のワーウィック・デイビスは3本目も制作予定だと公表しました。しかし「イウォークⅢ」という題名だけが知られることになったものの、話の筋はいまだに不明のままです。

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イウォークを知ってもっと「スター・ウォーズ」に詳しくなろう!

「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクターであるイウォーク。映画シリーズのなかでは1作にしか登場していないにも関わらず、スピンオフ作品がいくつも作られるなど、その人気の高さがうかがえますね。 かわいいだけではなく、「スター・ウォーズ」史上最強の戦闘民族であるイウォークを知れば、さらにシリーズを楽しめること間違いなしです!