2017年7月6日更新
似すぎでしょ。パクリだと思わせるような映画作品まとめ
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1.『バグズ・ライフ』&『アンツ』
1998年ディズニーピクサー作品『バグズ・ライフ』&1998年ドリームワークス作品『アンツ』
1998年、アメリカの2大アニメーションスタジオ、ディズニー(ピクサー)とドリームワークスは一般社会に馴染めないアリを主役とした映画をそれぞれ発表しました。
ピクサーの『バグズ・ライフ』は興行収入約370億円の大ヒット、一方、ドリームワークスの『アンツ』は興行的に失敗に終わりました。
ピクサースタジオがメジャーとなったすぐ後に、ドリームワークス創業者のひとりジェフリー・カッツェンバーグがディズニーを去っていたことで、『アンツ』のアイデアはジェフリーが盗んだものだという噂まで流れています。
2.『ファインディング・ニモ』&『シャーク・テイル』
2003年ディズニーピクサー作品『ファインディング・ニモ』、2004年ドリームワークス作品『シャーク・テイル』
『バグズ・ライフ』、『アンツ』だけではなく、ピクサーとドリームワークス作品の中にはとてもよく似た作品があります。
『ファインディング・ニモ』と『シャーク・テイル』はどちらも海を舞台としたCGアニメーション映画、このふたつの作品の公開日は(アメリカ)わずか16ヵ月しか離れていません。
ドリームワークスCEOカッツェンバーグは『シャーク・テイル』についてこう語っています。
“全ての類似点は単なる偶然です。ピクサーに対して何も後ろめたい思いはありませんし、互いに足を引っ張り合っている訳でもありません。”
3.『ホワイト・プリンセス』&『チェイシング・リバティ』
2004年フォレスト・ウィテカー監督『ホワイト・プリンセス』&2004年アンディ・カディフ監督『チェイシング・リバティ』
フォレスト・ウィテカー監督の『ホワイト・プリンセス』はケイティ・ホームズ演じる大統領の令嬢が一般的なティーンエージャーの生活に憧れ、シークレットサービスと離れて行動するようになる。その後、令嬢はシークレットサービスと恋に落ちる。
アンディ・カディフ監督『チェイシング・リバティ』はマンディ・ムーア演じる大統領の令嬢が一般的なティーンエージャーの生活に憧れ、シークレットサービスと離れて行動するようになる。その後、令嬢はシークレットサービスと恋に落ちる。
どちらの作品も興行的に失敗、このプロットの需要は驚くほど低かったようです。
4.『プレステージ』&『幻影師アイゼンハイム』
2006年クリストファー・ノーラン監督『プレステージ』&2006年ニール・バーガー監督『幻影師アイゼンハイム』
『プレステージ』と公開年が同じだったことは『幻影師アイゼンハイム』にとっては不運でした。
両作ともマジシャンを主役とした良作であることは変わりありませんが、『プレステージ』は監督がクリストファー・ノーラン、クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマン、スカーレット・ヨハンソンなど豪華キャスト陣が集結した超話題作、高い評価を獲得した映画です。
一方『幻影師アイゼンハイム』はエドワード・ノートン、ポール・ジアマッティなど素晴らしいキャストが出演しているものの、『プレステージ』と公開日が近かったことで印象の薄い作品になってしまいました。
5.『ステイ・フレンズ』&『抱きたいカンケイ』
2011年ヴィル・グラック監督『ステイ・フレンズ』&2006年ニール・バーガー監督『抱きたいカンケイ』
『ステイ・フレンズ』と『抱きたいカンケイ』はどちらもカジュアルな関係から始まり、次第に本当の恋に落ちていく男女を描いたロマンティックコメディ。
ライバルともいえる二つの作品ですが、『ステイ・フレンズ』にはミラ・クニスが出演、『抱きたいカンケイ』にアシュトン・カッチャーが出演していることでも話題になりました。
ふたりは実生活で恋に落ち、結婚しています。
6.『マダガスカル』&『ライアンを探せ!』
2005年ドリームワークス作品『マダガスカル』&2006年ディズニー作品『ライアンを探せ!』
このふたつの作品はどちらも、ニューヨークセントラルパーク動物園の動物たちが動物園を脱出、野生の世界へ飛び出すCGアニメーション映画です。
ドリームワークスの『マダガスカル』は続編やスピンオフが製作されるなど、興行的に大成功、ドリームワークス屈指の人気シリーズになりました。一方、ディズニーの『ライアンを探せ!』はほとんど黒字を出せず興行的に失敗、続編も製作されることはありませんでした。
USA Todayは『ライアンを探せ!』を“最も独創性のないアニメーション映画”と酷評しましたが、中には『ライアンを探せ!』は『マダガスカル』よりも優れた作品だと擁護する批評家もいるようです。
7.『ホワイト・ハウス・ダウン』&『エンド・オブ・ホワイトハウス』
2013年ローランド・エメリッヒ監督『ホワイト・ハウス・ダウン』&2013年アントワーン・フークア監督『エンド・オブ・ホワイトハウス』
2013年ハリウッドは、テロリストがホワイトハウスを襲撃する映画を2本公開しています。一本はチャニング・テイタム主演『エンド・オブ・ホワイトハウス』、もう一本はジェラルド・バトラー主演『ホワイト・ハウス・ダウン』です。
どちらも賛否両論の作品ですが、一般的にはチャニング・テイタム主演の『ホワイト・ハウス・ダウン』の方が良作だという意見が多いようです。
ロンドンに舞台を変えた『ホワイト・ハウス・ダウン』の続編が2016年に公開を予定しています。