2017年7月6日更新

リチャード・アーミティッジが『ホビット』から大躍進!音楽・詩に精通する繊細な俳優の魅力に迫る

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ホビット 思いがけない冒険

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1:リチャード・アーミティッジのプロフィール

リチャード・アーミティッジ(生年月日: 1971年8月22日、身長:189cm)はイギリス出身の俳優です。子供時代は芸能とは関係のない保守的な家庭で育ち、読書が大好きで朝起きても静かに本を読んでいたそうです。 元々、ミュージカルの舞台でキャリアを積んでいましたが、21歳の頃、これは自分の進むべき道ではないと思い、舞台劇を始め、テレビや映画にも出演をし始めました。

2:元は音楽の道に進んでいた!チェロやフルートが得意

14歳の時に、音楽の才能を伸ばすためブロッキングトン・カレッジ(中等教育)という学校に進み、音楽を学びました。学校や地元のオーケストラでチェロを演奏し、フルート演奏も学んでいたそうです。 しかも、チェロやフルートだけではなくギターも弾けるそうです。羨ましいほどの才能ですね。(写真はファンと連弾しているリチャード・アーミティッジです)

3:実は『スター・ウォーズ』にリチャード・アーミティッジが出演していた!

リチャード・アーミティッジは、1999年に公開された映画『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』に出演していました。 作品中ではほんの端役の扱いでしかありませんでしたが、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「マクベス」日本公演の際に、『スター・ウォーズ』のマニアの人たち数百人が『エピソード1/ファントム・メナス』に出演したことを知って、『スター・ウォーズ』の記念グッズにサインをもらおうと待ち構えていたそうです。リチャードは「驚いたと同時に、感動した」と語っています。

4:ラジオ番組で詩の朗読をすることも

リチャード・アーミティッジは数多くの声の出演をしており、さまざまなラジオ番組で詩の朗読を行っています。 2010年4月にはBBC ラジオ4の『クラリッサ』(サミュエル・リチャードソン原作)のラジオドラマで、主役のロバート・ラブレスを演じています。オーディオブックも多数手がけており、BBCの『ロビン・フッド』を小説化したものを初め、バーナード・コーンウェルの『北の支配者たち』、ジョージェット・ヘイヤーの小説『シルベスター』、『令嬢ヴェニシア』、『財産目当ての結婚』の三作(ナクソス・オーディオブックス)を録音しています。また『大英帝国の子孫たち』など数々のテレビ番組のナレーションもつとめています。 以下の動画ではリチャードの渋い色気に満ちた美声が聴けますよ。

5:映画『ホビット』のトーリン役に大抜擢!

リチャード・アーミティッジは、J. R. R. トールキンの『ホビットの冒険』のピーター・ジャクソン監督による映画化作品『ロード・オブ・ザ・リング』のシリーズで、ドワーフ王トーリン・オーケンシールド(トーリン二世)役のオファーを受けました。当初、リチャードは大柄な自分に何故ドワーフ(人間よりも背丈の小さい伝説上の種族)の役のオファーが来たのか不思議に思ったんだとか。そのことを以下のように話しています。
「最初にこの役をオファーされたとき、当惑して、何でだろうとちょっと勘ぐりたくなったんだ。だって僕は大男なのに、ドワーフ役なんてね。だから、やろうという気になるまで少し時間がかかった。それに、製作自体もゴーサインが出るまで時間がかかったしね。とにかく、これは本当に自分にできるんだろうかと思うような役であり、とても大きなチャレンジだと思ったよ。大変な旅に乗り出す若い男、若いドワーフというキャラクターで、自分がやれるかどうかわからないという点こそが、挑戦してみようと思った最大の理由だった。  トーリンは複雑であり、欠点もあるからこそ、果てしなく興味をそそられるキャラクターだよ。この旅は彼が名誉を回復するチャンスであり、倒れる可能性もあるという点もやりがいがある。トーリンというキャラクターには名誉が詰まっていて、彼の誇り高さを僕はとても大切にしているんだ」
過酷な撮影だったらしく、撮影地のニュージーランドに着いてからトレーニングをかなりしたそうです。当初、2部作の予定だった作品が、急遽3部作になり、およそ一年後に再び戻ってきて、最後の五軍の合戦を撮ることになりました。撮影のためのトレーニングは再撮影までの間も維持しなければならず、ゴールの見えないマラソンを走っているような感覚だったとか。結局、最後の戦いのシーンは3週間も撮影があったそうです。 『ホビット 思いがけない冒険』(予告編)(2012年) 『ホビット 龍に奪われた王国』(予告編)(2013年) 『ホビット 決戦のゆくえ』(予告編) (2014年)

6:ドラマ『ハンニバル』では殺人鬼を演じた

2013年から始まった米NBCのドラマ『ハンニバル』。リチャード・アーミティッジは、シーズン3に登場する“トゥース・フェアリー”として恐れられる連続殺人犯フランシス・ダラハイド役を演じました。ダラハイドは、トーマス・ハリス氏の原作小説『レッド・ドラゴン』に登場するシリアルキラーで、ブレット・ラトナーがメガホンをとった映画版『レッド・ドラゴン』(2002年)では、レイフ・ファインズが同役を演じました。シーズン3では欠かすことの出来ないメインの悪役です。

7:リチャード・アーミスティッジの魅力あふれる『北と南/North and South』

2004年に放送されたBBCドラマ『北と南/North and South』にリチャード・アーミスティッジはジョン・ソーントン役として出演しています。知性もありながら情熱も持っている誠実でクールで紳士的なこの役で彼は女性ファンのハートを鷲掴みにしました。イギリスでは好評を呼び、BBCのメッセージボードがいっぱいになってしまったという逸話もあるそうです。

8:イメージとは反する意外な性格?

紳士的でかっちりとしたイメージのあるリチャード・アーミスティッジですが、実際はとても素朴で控えめな性格の持ち主のようです。 インタビューでは自身について以下のように打ち明けています。
「これが僕にできる精一杯だよ。僕をジェームズ・ボンドのようにドレスアップさせたい人はたくさんいるようだけど、ジーンズとTシャツで泥まみれになりながら、何か手作業をしているときが一番、幸せだね。」
引用:yajilab.com/
また、シャイで人前で話すのが苦手だということも語っています。読書が趣味で俳優になったきっかけが読書ということで、落ち着いた性格であることがわかります。

9:リチャード・アーミティッジの今後の出演作

まだ日本での公開日は未定ですが、海外ではリチャード・アーミティッジ出演の2016年公開予定の映画作品がいくつかあります。 『Pilgrimage(原題)』という中世アイルランドを舞台にした歴史物では騎士役を、新たに解明された脳が侵される自己免疫疾患であると診断されたヒロイン・スザンナが病と闘う実話を基にした映画『Brain on Fire(原題)』ではスザンナの父親役を演じるようです。