2017年7月6日更新
カート・ラッセルが一線に復帰!代表作から知られざるエピソードまで
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カート・ラッセルのプロフィール
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カート・ラッセルは、マサチューセッツ州スプリングフィールド出身のアメリカの俳優です。
1951年3月17日、ダンサーの母と野球選手で俳優の父の間に生まれました。
1963年にデビューし、子役として10本近いディズニー映画に出演しています。1970年代は野球選手としてマイナーリーグで活躍しましたが、肩の怪我で引退し、俳優業に戻りました。
社会派映画からコメディまでこなす演技派で、幅広い年齢層に支持される実力派俳優として知られています。
カート・ラッセルとジョン・カーペンター
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スプラッター映画『ハロウィン』シリーズや、『遊星からの物体X』などで有名な映画監督ジョン・カーペンターとカート・ラッセルの親交は、よく知られています。
1979年のテレビ映画『ザ・シンガー』で、エルヴィス・プレスリー役を演じて以来、ラッセルは同監督の映画に数多く出演し、アクション俳優として有名になりました。
カーペンターは、ラッセルに初めて会ったときのことを次のように語っています。
『ザ・シンガー』の主演を選ぶときに、2人の候補が残りました。ひとりはエルヴィスにそっくりでしたが演技がダメで、もうひとりはカート・ラッセルとかいう俳優でした。オーディションのテープを見て、「どこかで見たことのある俳優だな。ディズニー映画に出ていたか?」と思ったのです。そのテープの彼の演技は素晴らしく、主演を彼に決めました。ただ、彼のルックスがあまりエルヴィスに似ていなくて、特に耳が立っていて顔の横からよく見えるのが気になったのです。それで耳をテープで頭に貼って演技してもらうことになりました。
その後もふたりは連絡を取り合い、仕事でもたびたびタッグを組んできました。現在でもふたりの友情はつづいており、家族ぐるみの付き合いで、お互いにからかい合うような関係だといいます。
ラッセルが出演したカーペンター監督作品は『ニューヨーク1997』(1981)、『ゴーストハンターズ』(1986)、『エスケープ・フロム・L.A.』(1996)などです。
カート・ラッセルのおすすめ映画8選
『ニューヨーク1997』(1981)
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『ニューヨーク1997』は、近未来、巨大な刑務所と化したマンハッタンに大統領専用機が墜落。元特殊部隊の隊員で終身刑の囚人スネークが、恩赦を条件に大統領救出に向かうという物語です。迫り来る時間のなかで、スネークの決死の救出作戦を描いています。
この作品にラッセルは主人公スネーク・プリスキンを演じ、骨太のアクションを見せました。
『遊星からの物体X』(1982)
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1982年の南極を舞台に、謎の宇宙生物とそれに立ち向かう南極基地の隊員達を描いた作品です。1951年の同名SFホラー映画のリメイクですが、より原作小説に忠実な作りになっています。
カート・ラッセルの演じたのは調査隊の一員で、ヘリコプター操縦士のR.J.マクレディです。
『シルクウッド』(1983)
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核燃料工場組合のリーダーとして、核の危険性を訴えた活動家カレン・シルクウッドの半生を描いた伝記映画。
ラッセルは、メリル・ストリープ演じるシルクウッドの同僚である、ドルー・スティーブンズ役で出演しました。
『エグゼクティブ・デシジョン』(1996)
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『エグゼクティブ・デシジョン』は、ワシントン行きの飛行機がハイジャックされ、特殊部隊が空中から機内に潜入し、事態解決のために戦闘する物語です。
カート・ラッセルは陸軍情報部顧問のグラント役で、スティーヴン・セガール扮するトラヴィス中佐率いる部隊とともに、ハイジャック機に潜入します。そこで犯人と戦闘を繰り広げるシーンが見所となっています。
『ソルジャー』(1998)
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SF映画『ソルジャー』は、生まれたときから兵士となるために訓練・洗脳された者たちと、遺伝子操作によって兵士として生まれてきた新型ソルジャーの戦いを描くSFアクションです。
兵士として人間らしい感情を持たず、任務を遂行してきたベテランソルジャー、トッド3465(カート・ラッセル)は、ある日新型ソルジャーの出現により、地球のゴミを廃棄する惑星に送られてしまいます。そこで地球から脱出した人々と交流し、人間らしい感情を取り戻していきました。しかし、新型ソルジャーたちが訓練として廃棄場に送られ、トッドは自分を助けてくれた人々を守るため、ひとりで戦いを挑みます。
全編に渡ってほとんどセリフのないこの映画は批判もあったものの、大迫力のアクションシーンが評判となりました。
『ポセイドン』(2006)
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1972年の映画『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。当時は映像化できなかったシーンをCGで表現し、さらに迫力のある作品となっています。
豪華客船ポセイドン号が転覆し、生き残った少数の人々が決死の脱出劇を繰り広げる物語です。
カート・ラッセルは行方不明の娘を探し、生存者たちを率いて脱出に尽力する元消防士で、前NY市長のロバート・ラムジーを演じました。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)
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クェンティン・タランティーノ監督のカーアクションスリラー映画で、もともと2本立て映画だったものを1本にまとめたものです。
ショービズ界で働く女性たちはある日スタントマン・マイクに出会い、意気投合します。そのなかのひとり、パムを送っていくマイク。実はマイクはデス・プルーフ(耐死仕様)の車に乗り、パーティーガールたちを狙う殺人鬼で、女性たちは命からがら逃げ出します。しかし、彼女たちはやられっ放しで泣き寝入りするようなタイプではありませんでした……。
ヒーロー役を多く演じてきたラッセルにとって、マイクは初の悪役でした。その怪演により、それまでのイメージを一新した作品です。
甥のマット・フランコは元メジャーリーガー!
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カート・ラッセルの父、ビング・ラッセルは、ニューヨーク・ヤンキーズにも所属していた野球選手で、カート・ラッセル本人も、1970年代にはマイナーリーグのカリファルニア・エンジェルスで活躍していました。
甥のマット・フランコもまた元メジャーリーガーで、2004年から2006年までは千葉ロッテマリーンズに所属していました。
プロの野球選手を多く輩出しているスポーツ一家ですね。
女優ケイト・ハドソンとの関係は?
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『あのころペニー・レインと』などで知られるケイト・ハドソンは、『永遠に美しく』などで知られる女優ゴールディ・ホーンと俳優でコメディアン、ミュージシャンのビル・ハドソンの娘です。
その後、離婚したホーンとカート・ラッセルは交際を始め、ともにケイトとその兄オリヴァーを育てました。ハドソンは、2015年の父の日に自身のインスタグラムにラッセルに対する感謝のメッセージを投稿するなど、彼を父親として慕っています。
「結婚」は不要?ゴールディ・ホーンとの厚い信頼関係
ラッセルは、1984年公開の映画『スイング・シフト』で共演したゴールディ・ホーンと1983年から交際をはじめ、現在もパートナーとして強い絆で結ばれています。ホーンの前の夫との子供2人と、ふたりの間に生まれた子供1人を育てあげ、仲の良い家庭を築いてきました。
32年間に渡って交際しているふたり。数年毎に結婚の噂がでるものの、お互いに結婚する意思はないそうです。その理由について、ホーンは次のように語っています。
「持続する関係というのは結婚が全てじゃないわ。相性とコミュニケーションが重要なの。それに続ける意思もカギね。そしてお互いに飲めこり込みすぎないこと。一緒にいて、家と屋根を支える2本の柱となり、すべてのことに同意するわけではなく別々の人間として同意できない状況にどう対応するかを学んでいくことなのよ」と話していた。 そして結婚が仕事の契約のように感じてきたことから、カートと結婚する必要を感じたこともないと口にしており、「私たちはお互いに結婚歴があって、上手く行かなかったから、なんでまたするの?っていうことなの。どんなに長くいか短いかは関係なく、お金が関わり仕事の契約みたいになってしまうんだもの」と説明していた。引用:big-celeb.jp
自立した人間同士の協力関係といえるかもしれませんね。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編に出演!
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2014年に大ヒットしたマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編に、カート・ラッセルが出演することが決定しました。
宇宙のならず者5人が活躍するこの作品で、ラッセルにオファーされているのは主人公スターロード/ピーター・クイル(クリス・プラット)の父親役だそうです。
ラッセルが演じることを検討している役は、前作には姿を現さないものの、一部のキャラクターによってその存在について語られており、どのような人物になるのか注目が集まっています。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』は、2017年5月5日公開予定です。
タランティーノの新作『ヘイトフル・エイト』に出演!
南北戦争後6〜10年のワイオミング。偶然居合わせたワケありの8人は、猛吹雪で山小屋に閉じ込められてしまいました。そこで殺人事件が起こり、それをきっかけに8人の意外な過去が明らかになっていく密室ミステリー『ヘイトフル・エイト』。サミュエル・L・ジャクソンやティム・ロスなど、タランティーノ映画の常連俳優が集結し、注目を集めています。
このなかでカート・ラッセルは、重罪犯の女デイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を連行中の賞金稼ぎ、ジョン・ルースを演じており『デス・プルーフ in グラインドハウス』以来の善人でない役が見所のひとつとなっています。