2020年4月24日更新

「ワイルドスピード7 スカイミッション」16の裏話&撮影秘話【亡きポールに捧ぐド派手カーアクション!】

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『ワイルド・スピード SKY MISSION』、スカイミッション、ワイスピ
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「ワイスピ7 スカイミッション」のトリビア&撮影秘話を紹介!【ネタバレ注意】

2001年にシリーズ1作目が公開されて以降、世界中で多くの人を魅了し、ファンを獲得してきた「ワイルドスピード」シリーズ。本シリーズの7作目となった『ワイルド・スピード SKY MISSION』は、迫力のカーアクションはもちろん、感動的なストーリーでも人気の作品です。 本作は、撮影期間中に主演のポール・ウォーカーが交通事故で亡くなるという悲劇を乗り越えて製作された作品としても知られています。 今回はそんな『ワイルド・スピード SKY MISSION』の裏話やトリビアを、Blu-ray/DVD版に収録されている特典映像から紹介していきましょう。キャストや監督がインタビューで撮影の裏側を語ってくれています。 ※この記事には、『ワイルド・スピード SKY MISSION』およびシリーズ各作品のネタバレが含まれます!シリーズ作品を未鑑賞の方、ネタバレを知りたくない方はご注意ください。

1. テズ役のリュダクリスは「ワイルド・スピード」シリーズの成功を意外に思っている?

テズ・パーカー役のリュダクリスはワイルド・スピードシリーズの成功を全く予期していなかったのだとか。彼はBlu-ray版の特典映像でこう語っています。 「このシリーズがどんどん大きくなっていることが信じられないよ。僕の予想を遥かに超えて、成功しているけど、思うのはこのシリーズの一部になれて良かったってことだよ。」

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2. ジェイソン・ステイサムの出演はFacebookで決定した!?

ジェイソン・ステイサムの本シリーズ出演は、Facebookがきっかけでした。 主演のヴィン・ディーゼルが、本作誰と共演してほしいかアンケートをとったところ、圧倒的にジェイソン・ステイサムと答えた人が多かったのだとか。そして前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)へのサプライズ出演を経て、ステイサムが最強の敵デッカード・ショウのを演じることになりました。

3. ラムジーは運転できない?

ラムジー役ナタリー・エマニュエルは車を運転することが出来ないそうです。彼女はこれまで、運転免許を取りにいく時間がなかったのだとか。とはいえ、ラムジーは裏方で運転しないキャラクターなので、問題はなさそうですね。 ちなみに、ジョーダナ・ブリュースターとミシェル・ロドリゲスも当初運転免許を持っておらず、この映画に出演するにあたって免許を取ったそうです。

4. 撮影現場は大人の遊び場!

本作から大人気シリーズの監督を引き継いだジェームズ・ワン。彼の『ワイルド・スピード SKY MISSION』のコンセプトは“ドデカい運動場で遊ぶ”だったとか。 Blu-ray特典映像で監督は、「ワイスピ」の世界でそれを実現し、楽しめたことは最高だったと語っています。

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5. 最も苦労したスタントとは?

アゼルバイジャンの山でのシークエンスが最も複雑で難しい撮影の1つだったと、スタントコーディネーターのスピロ・ラザトスは語っています。 「ワイルド・スピード」シリーズは、ほとんどのシーンでCGではなくスタントを使っているというのは有名な話。というのも、このスタントコーディネーターのラザトスは「観客を騙すことだけはしたくないんだ。それだけは僕らが絶対にやらないようにしていることなんだ」とスタントに対する熱い思いを持っているため。 山間部でのカーチェースシーンはおよそ14000フィートで撮影、酸素が薄い中で撮影されたそうです。この14000フィートとは、メートル換算すると4267km。富士山よりも高い場所ということになります。ものすごい苦労が感じ取れますね。

6. 「スター・ウォーズ」のあるシーンと似ている?

本作のオフロードのシークエンスは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)で、イウォーク達とストーム・トルーパのバイクチェイスシーンから多大な影響を受けているそうです。 ちなみに「ワイスピ」シリーズは、もともと米Vibe誌に掲載された「Racer X」という記事からインスピレーションを得て製作されました。これは、ニューヨークで行われた違法なカーレースについての記事で、映画の製作当初の仮題は、この記事と同じ「Racer X」だったとか。

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7. 本当に車を高所から落下させていた!

本作の最大の見どころは飛行機から車で飛び出すシーンですが、撮影では実際に、車を80フィート(約24メートル)の高さから木の上に落としていたそうです。 CGをあまり使わない「ワイルド・スピード」シリーズの撮影方法には脱帽ですね。

8. 監督イチ押しのシークエンス

ジェームズ・ワン最もお気に入りのシークエンスの1つは、ブライアンがバスからラムジーを引き上げるシーンだそうです。 そのシークエンスは、もちろんナターシャ・エマニュルではなくスタントダブルが実際に演じました。彼女は、車のボンネットに飛び移るシーンには慣れているのだとか。

9. まさかの1発OK!

崖に落ちていくバスの上を走り、危機一発でブライアンが助かるシーンの撮影は、なんと一発OKだったそうです。 このシーンに関してもスタントコーディネーターのラザトスはただならぬ情熱を寄せていて、「緑の背景を使って撮影はしなかったよ。僕らのゴールはできるだけカメラで現実を取ることだからね」とこのシーンについて語りました。

10. ファンが作品に参加!大人気ラッパーもカメオ出演

レース大会のシーン撮影では、多くのファンがエキストラとして参加していたそうです。 オーストラリア出身の人気ラッパー、イギー・アゼリアも「ワイルド・スピード」シリーズの大ファンで、本作でカメオ出演を果たしています。

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11. オリンピックメダリストがアクションを伝授!

ミッシェル・ロドリゲスは、本作でカーラを演じたロンダ・ラウジーから、格闘技指導を受けたことを明かしています。彼女は総合格闘家で、北京オリンピック柔道70kg級銅メダリストという本格派。 2014年には『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』に出演し、アクション女優としても活動しています。 指導の際には、ラウジーからアームロックをされた状態での指導もあったのだとか。さらに、格闘シーンでは動きやすくするため、彼女の衣装にスリットが入れられることになったそうです。

12. 出演してないはずだったのに……?

シリーズ1作目の『ワイルド・スピード』(2001年)から、ミシェル・ロドリゲスはこのシリーズでレティ役を演じています。しかし、彼女はシリーズ3作目『ワイルド・スピード MAX』で死亡。しかし、5作目の「MEGA MAX」の終盤で姿を現し、実は生きていたことがわかります。 しかしこの事実はロドリゲス本人も知らなかったようで、映画館で観て初めて知ったのだそうです。

13. 必見の1カットシークエンス!

映画冒頭、ジェイソン・ステイサムがエレベーターに乗り、違うセットへ向かうシークエンスがあります。この間カメラは止まらず1カット撮影。このシーンの撮影のために、回転するセットが組まれたというのですから驚きですね。

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14. ブライアン役はポール・ウォーカーではなかったかも!?

本シリーズでブライアン・オコナー役を務め、人気を牽引してきたポール・ウォーカーですが、当初は違う俳優がこの役を演じる予定があったといいます。 このブライアン役を演じる可能性があった俳優は、『テッド』(2012年)のマーク・ウォールバーグや、歌手のエミネム、また「ダークナイト」シリーズで知られクリスチャン・ベイルです。どの俳優も大物で実力派ですが、今となってはポール・ウォーカー以外の俳優は考えられませんね。

15. ポール・ウォーカー死後の決起集会

ポール・ウォーカーが亡くなった後、キャストたちは今後どうするべきか話すために集まっていたそうです。それぞれが率直な意見を言い合い、出した結論は『ワイルド・スピード SKY MISSION』を完成させることでした。 ポール・ウォーカーと親交の深かったリュダクリスは、みんなが亡くなった彼のためにも最高の作品に仕上げようとしていたことを後のインタビューで明かしています。 また、ローマン・ピアーズ役のタイリース・ギブソンは「大きなプライドを持って作品に取り組む責任がありました。ファンがポール・ウォーカーにさよならを言う手伝いがしたかった。」と語りました。

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16. 感動のラストシーンで登場したのはポール・ウォーカーの愛車!

映画終盤、ドミニクのファミリーから抜けることになったブライアン。それぞれの運転する車が、分かれ道を走っていく感動的なラストシーンは有名です。 このシークエンスでポール・ウォーカーが運転している車は、彼が所有していたお気に入りの一台なのだとか。また、本作では亡くなったポールの代役を彼の実の弟コディ・ウォーカーが演じています。

撮影秘話からポールへの想いまで「ワイスピ7」をもう一度楽しもう

主要キャストであるポール・ウォーカーが撮影期間中に亡くなるという悲劇に見舞われながらも、キャスト・スタッフが思いをひとつにして作り上げた『ワイルド・スピード SKY MISSION』。意外なトリビアや裏話が満載でした。 今回紹介したトリビアや撮影秘話と知ってから本作をもう一度観てみるのも、面白いかもしれません!