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ニッカウヰスキー
まずは何と言っても「ニッカウヰスキー」でしょう。ドラマ上では、「ドウカウヰスキー」と言う名前で登場しますが、主人公のマッサン夫婦が北海道余市に渡った後に作った会社です。
ドラマ上でも、史実と同様に、ウイスキーが完成するまで年月を要する為、始めは地元のリンゴを大量に買い上げ、リンゴジュースを生産販売して目先の収入を得ていた為、「大日本果汁」と言う名で始まりました(ドラマ上では「北海道果汁株式会社」)。
「ニッカウヰスキー」は、ザ・ブレンド・スーパーニッカ・ブラックニッカなどウイスキーの人気シリーズをいくつも持つ日本を代表するウイスキー製造メーカー。
現在は、アサヒビールの完全子会社となっています。
サントリー
堤真一さん演じる「鴨居の大将」のモデルが、鳥井信治郎氏。あのサントリーの創業者です。つまり「鴨井商店」はサントリーの前身である「寿屋」がモデルと言う事になります。よく鴨居の大将が言っている「やってみなはれ」は鳥井氏の名言として今に伝えられており、ダイナミックな豪快な性格だったと言われ、そのあたりもドラマでは忠実になぞっていますね。
ちなみにサントリーの社名の由来は「サン(SUN)+鳥井」から。そう考えるとドラマに登場している「太陽ワイン」と言う名前も意味がありますよね。
サントリーは、ビールやウイスキーを始めとした洋酒と言ったアルコール飲料だけでなく、清涼飲料水でも大きなシェアを誇る日本を代表する大企業の一つ。
マッサンのモデルである竹鶴政孝が工場長を務め、日本初のウイスキーを製造してから、今も日本最大手を誇っています。
また、先日も英ウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」で、サントリーの「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013」が初めて世界最高のウイスキーとの評価を受けるなど世界一との呼び声もあるほどとなっています。
他にも実在する会社が
竹鶴酒造
ドラマの亀山家の亀山酒造は、実際は「竹鶴酒造」として、ドラマの設定と同じく広島県竹原市に今も実在する純米酒製造所です。
また、今もまるでドラマ上の世界に入り込んだかのような昔ながらの煉瓦作りの建物で、早くも多くの観光客が訪れています。
摂津酒造
ドラマ上で西川きよしさんが社長を演じている「住吉酒造」も実際は「摂津酒造」という名前で実在していました。
ドラマ同様、史実でも、竹鶴は摂津酒造によってスコットランドへと留学に行かしてもらっていたものの、会社の業績が悪くなり、ウイスキー作りを断念せざるを得なくなった為、竹鶴は退職しているあたりもドラマで忠実になぞっていますね。