『世にも奇妙な物語』のもう一度見たい名作エピソード16選

2017年11月4日更新

1990年から、25年以上も続く人気シリーズ『世にも奇妙な物語』。多彩な脚本家たちによって、奇妙な世界で起こる物語が数多く綴られてきました。今回はその中から、もう一度見たい名エピソードを16作ご紹介します。

人気ドラマ『世にも奇妙な物語』の名作エピソードを厳選して紹介!

1990年4月19日よりフジテレビ系列で放送され、2000年11月には劇場版も公開された、人気ドラマ『世にも奇妙な物語』。2015年4月11日放送回の、「25周年スペシャル・春 ~人気マンガ家競演編~」にて、放送開始25周年を迎えた長寿番組です。

今シリーズに欠かせないのは、物語の最初に登場する謎のストーリーテラーこと、タモリ。これまで約500人ものごく普通の主人公と視聴者を、奇妙な世界へ誘ってきました。

各エピソードごとに多彩な脚本家を迎え、時にシュールな人間の真理やホラー系の恐怖体験、涙溢れる感動ものなど。様々な怪奇現象を取り上げた世界の中で、オムニバス形式のドラマが綴られます。

今回はその中から、きっともう一度見たくなる!印象深い名エピソードを16作ご紹介します。

1:リメイクもされた『世にも奇妙な物語』名作ドラマ

「ズンドコベロンチョ」

大手広告代理店に勤めるエリートであり、自分に知らないことはない。と自負する主人公・三上修二。ある日、周囲で「ずんどこべろんちょ」なる言葉が使われていると気付き、意味を知ろうと躍起になります。プライドが邪魔して誰にも聞けない三上を尻目に、謎の言葉はますます世間を席巻し始めて……。

1991年4月18日、草刈正雄主演で放送された第94作目であり、2015年11月には藤木直人主演のリメイク版が放送されました。リメイク版は脚本が新しく書き下ろされ、時代背景や三上がITベンチャー企業の社長になるなど、若干の変更が加えられています。

2:トラウマ級の描写が視聴者を襲う……

「懲役30日」

死刑制度が撤廃された未来、凶悪犯罪を繰り返したある男に下された判決は、何と30日の懲役刑。歓喜したのも束の間、”30日分の苦痛を与える”薬を打たれ続け、想像を絶する地獄を味わわされます。現実の30日間が過ぎて解放された男は、かつての面影もない廃人へと変わり果てていました。

シリーズ第318作目であり、最多の脚本数を誇る高山直也、90年代に多数の作品を手掛けた鈴木秀勝の共同脚本による物語。トラウマ級の描写、主演の三上博史と看守長役の松重豊の怪演は凄まじく、シリーズ史上最高傑作との声も高いエピソードです。

3:妻夫木聡主演『世にも奇妙な物語』人気エピソード!

「美女缶」

求職中のフリーター・中尾雄太は、隣の男の部屋に美女が出入りしていることを不審に思い、忍び込んだ先で「美女缶」を発見します。自ら作った少女・サキに惹かれる中、美女缶には”品質保存期間”があると知り、残り少ない日々を過ごすことに。しかしある日、サキが美女缶の真実を知ってしまって……。

元々は、2003年に公開されて高い評価を得ている、筧昌也監督の劇場公開作品。筧がセルフリメイクを行い、2005年4月23日の『春の特別編』で放送された、妻夫木聡主演の第391作目です。

4:ホラー要素の少ない感動エピソード

「思い出を売る男」

多額の借金を抱えた主人公・古川三博は、取り立て屋から逃れた先で、”思い出を売れば報酬を出す”という怪しい研究所を発見。様々な思い出を売り借金を完済するも、今度は子どもの手術費が必要になり、妻が途方に暮れていました。古川はついに、大切な家族の思い出までも売る決意をするのです。

1994年10月1日、小堺一機主演で初放送された第266作目であり、2015年のリメイク版では木梨憲武が主演を務めました。ホラー要素は非常に薄く、”本当に大切な物とは?”ということを考えさせられる、感動的なエピソードになっています。

5:有村架純主演でリメイク!人気のタイムスリップエピソード

「昨日公園」

主人公・遠藤陽介は、親友の隆男と公園でキャッチボールをした日の夜、典子からの電話で隆男の死を告げられました。通夜から帰る途中、あの日の公園でボールを拾い上げたその時、背後から死んだはずの親友に呼びかけられるのです。

過去へタイムスリップしたと気付き、陽介が隆男を救うために奮闘する度、ますます最悪の方向へと進んでしまう未来。隆男の思いを知ったことで、ようやくその死を受け入れた陽介だったのですが……。

2006年10月2日、KinKi Kidsの堂本光一主演で初放送された、シリーズ第405話目です。2015年のリメイク版では主要人物の性別が逆転しており、主演は中島美和役の有村架純。野球ではなく、フルートを吹いていた親友・町田隆子と再会したことで物語が始まります。

6:『世にも奇妙な物語』史上最恐エピソード

「雪山」

主人公の美佐は、友人の麻里と乗った飛行機が雪山に墜落し、2人を含む5人が生き残ります。麻里は足を負傷しており、何とか運ぼうとするも力尽きた4人は、途中で埋めて置いて行くことにしました。

ついに山小屋を発見し、喜んだ美佐は埋めた場所へ戻るものの、共に来た結城が誤って麻里の首にスコップを突き刺してしまいます。恐ろしくなった2人が山小屋へ戻った後、この事件に関連するかのような、奇妙な出来事が残りの4人の身に起こり始めて……。

主演は矢田亜希子が務め、あまりに衝撃的な描写が多いことから、”映画の特別編”として劇場公開された作品です。ファンの間では「1番怖い」という声が見られ、トラウマになっている方も少なくない、恐怖のエピソードになっています。

7:SMAP特別編で放送されたエピソード。主演は草彅剛

「13番目の客」

ディスカウントショップのやり手社長・本田健一郎は、とある結婚式に向かう途中で、目に付いた理髪店へ入ることに。店には元・客の12人の店員がいて、次に来た客の髪を序列1位が切っていき、順番に外へ出るシステムだと教えられます。

当初は反発しますが、徐々に規律を重視する世界に適応し始めて1年が経ち、本田が店を出る順番が回って来ました。しかし、外では1年前と全く同じ世界が広がっており、理不尽と感じていた店がいかに幸福な世界だったか。ということに気付いてしまうのです。

2001年元旦に放送された、『SMAP特別編』のエピソードの一つで、主演は草彅剛です。

8:『世にも奇妙な物語』初期の傑作作品

「ロッカー」

産業スパイの悟は、とある研究所に忍び込み機密書類をコピーしていたところ、残業していた研究員と遭遇します。揉み合う内に研究員を殺害してしまい、異変に気付いた警備員の足音が聞こえたため、近くのロッカーへ隠れることにしました。

難を逃れ外に出ようとしたものの、今度はロッカーの扉が開かなくなるうえ、ふと目にした写真から殺した研究員の物だと気付く悟。その後ロッカーの廃棄処分が決定し、悟の存在に気付かれないまま、処理場に運ばれプレス機にかけられてしまいます。

1990年5月3日に織田裕二主演で放送された、初期の傑作と名高い第4作目。グロテスクな結末や細部まで拘った演出などが相まって、”閉所恐怖症には辛い”とも言われる衝撃的なエピソードです。

9:木村拓哉主演のSMAP特別編エピソード

「BLACK ROOM」

アメリカ留学をしている主人公・湯ノ本ナオキは、春休みを利用して帰省したものの、実家は真っ暗で不気味な建造物に変貌していました。ナオキは理由を両親に問いただしますが、意味不明な言動を繰り返すだけで相手にされず、ついには衝撃の事実を知ることになります。

20001年元旦に放送された、『SMAPの特別編』のエピソードの一つであり、主演は木村拓哉。ナオキの知らぬ間に変わってしまった両親は、樹木希林と志賀廣太郎が演じました。

10:『世にも奇妙な物語』の代表作!座敷童のイマキヨさん

「イマキヨさん」

ある日突然、就職活動中の主人公・高田和夫の元に居候し始めた、4つのルールを守ると幸せをもたらす座敷童こと”イマキヨさん”。しかし、和夫がルールを破る度イマキヨさんにも変化が現れ、最も守るべき「イマキヨさんに謝らない」という掟まで破ってしまうと……。

2006年3月8日の『15周年の特別編』にて、嵐の松本潤主演で初放送された第402作目。2015年5月には公式サイト上の人気投票で1位に輝き、同年秋に野村周平主演でリメイク版が放送されました。イマキヨさん役は、オリジナル・リメイク共に酒井敏也が務めています。

11:後味の悪さNo.1のどんでん返しエピソード

「おばあちゃん」

ある日、中村美保は父と母に連れられ、祖母のお見舞いにやって来ました。祖母はもう長くなく寝たきりだというのに、母・陽子はなぜか冷たい態度を取ります。 そんな中、医師に呼ばれた陽子が病室を出て、美保は祖母と二人きりになるのです。恐怖を感じる美保に、自分が明日死ぬことと、その前に弟に会いたいと伝える祖母。明日には必ず返すという言葉を信じて、美保は一日だけ体を貸すのですが……。 2001年10月4日の『秋の特別編』で放送された、柊瑠美主演の第352作目。祖母と孫の心温まる物語に見せかけた屈指のどんでん返しと、後味の悪い結末で有名です。