『世にも奇妙な物語』のもう一度見たい名作エピソード16選

2018年11月6日更新

1990年から25年以上も続く人気シリーズ『世にも奇妙な物語』。多彩な脚本家たちによって、奇妙な世界で起こる物語が数多く綴られてきました。今回はその中から、もう一度見たい名エピソードを16作ご紹介します。

人気ドラマ『世にも奇妙な物語』の名作エピソードを厳選して紹介!

1990年4月19日よりフジテレビ系列で放送され、2000年11月には劇場版も公開された人気ドラマシリーズ『世にも奇妙な物語』。2015年4月11日放送回の「25周年スペシャル・春 ~人気マンガ家競演編~」にて、放送開始25周年を迎えた長寿番組です。 今シリーズに欠かせないのは、物語の最初に登場する謎のストーリーテラーこと、タモリ。これまで約500人ものごく普通の主人公と視聴者を奇妙な世界へ誘ってきました。 各エピソードごとに多彩な脚本家を迎え、時にシュールな人間の真理やホラー系の恐怖体験、涙溢れる感動ものなどを展開。様々な怪奇現象を取り上げた世界の中で、オムニバス形式のドラマが綴られます。 今回はその中から、きっともう一度見たくなる!印象深い名エピソードを16作を紹介します。

1. トラウマ級の描写が視聴者を襲う……

「懲役30日」

死刑制度が撤廃された未来。凶悪犯罪を繰り返したある男に下された判決は、なんと30日の懲役刑。歓喜したのも束の間、“30日分の苦痛を与える”薬を打たれ続け、想像を絶する地獄を味わわされます。現実の30日間が過ぎて解放された男は、かつての面影もない廃人へと変わり果てていました。 シリーズ第318作目であり、最多の脚本数を誇る高山直也と、90年代に多数の作品を手掛けた鈴木秀勝の共同脚本による物語。トラウマ級の描写、主演の三上博史と看守長役の松重豊の怪演は凄まじく、シリーズ史上最高傑作との声も高いエピソードです。

2. 妻夫木聡主演『世にも奇妙な物語』人気エピソード!

「美女缶」

求職中のフリーター・中尾雄太は、隣の男の部屋に美女が出入りしていることを不審に思い、忍び込んだ先で「美女缶」を発見します。自ら作った少女・サキに惹かれる中、美女缶には“品質保存期間”があると知り、残り少ない日々を過ごすことに。 しかしある日、サキが美女缶の真実を知ってしまい……。 元々は、2003年に公開されて高い評価を得ている、筧昌也監督の劇場公開作品。筧がセルフリメイクを行い、2005年4月23日の「春の特別編」で放送された、妻夫木聡主演の第391作目です。

3. ホラー要素の少ない感動エピソード

「思い出を売る男」

多額の借金を抱えた主人公・古川三博は、取り立て屋から逃れた先で、“思い出を売れば報酬を出す”という怪しい研究所を発見。様々な思い出を売り、借金を完済するも、今度は子どもの手術費が必要になり、妻が途方に暮れていました。古川はついに、大切な家族の思い出までも売る決意をするのです。 1994年10月1日、小堺一機主演で初放送された第266作目であり、2015年のリメイク版では木梨憲武が主演を務めました。ホラー要素は非常に薄く、“本当に大切な物とは?”ということを考えさせられる、感動的なエピソードになっています。

4. 有村架純主演でリメイク!人気のタイムスリップエピソード

「昨日公園」

主人公・遠藤陽介は、親友の隆男と公園でキャッチボールをした日の夜、典子からの電話で隆男の死を告げられました。隆男の通夜から帰る途中、問題の公園でボールを拾い上げたその時、陽介は背後から死んだはずの親友に呼びかけられるのです。 過去へタイムスリップしたと気付いた陽介は、隆男を救うために奮闘します。しかし、その度に異なる原因で隆夫が死んでしまい、ますます最悪の方向へと未来は進んでしまいます。 隆男の思いを知ったことで、ようやくその死を受け入れた陽介だったのですが……。 2006年10月2日、KinKi Kidsの堂本光一主演で初放送された、シリーズ第405話目です。 2015年のリメイク版では、主要人物の性別が逆転しており、主人公は有村架純が演じました。野球ではなく、フルートを吹いていた親友・町田隆子と再会したことで物語が始まります。

5. 『世にも奇妙な物語』史上最恐エピソード

「雪山」

主人公の美佐は、友人の麻里と乗った飛行機が雪山に墜落し、2人を含む5人が生き残ります。麻里は足を負傷しており、何とか運ぼうとするも力尽きた4人は、途中で埋めたまま置いて行くことに。 ついに山小屋を発見し、喜んだ美佐は埋めた場所へ戻るものの、共に来た結城が誤って麻里の首にスコップを突き刺してしまいます。恐ろしくなった2人が山小屋へ戻った後、この事件に関連するかのような、奇妙な出来事が残りの4人の身に起こり始めて……。 主演は矢田亜希子が務め、あまりに衝撃的な描写が多いことから、“映画の特別編”として劇場公開された作品です。ファンの間では「一番怖い」という声が見られ、トラウマになっている人も少なくない、恐怖のエピソードになっています。

6. SMAP特別編で放送されたエピソード。主演は草彅剛

「13番目の客」

ディスカウントショップのやり手社長・本田健一郎は、とある結婚式に向かう途中、目に付いた理髪店に立ち寄ることに。店にはもともと客だった12人の店員がいて、次に来た客の髪を序列1位が切っていき、順番に外へ出るシステムだと教えられます。 当初は反発する本田でしたが、徐々に規律を重視する世界に適応していきます。それから1年が経ち、本田が店を出る順番が回って来るのですが……。 2001年元旦に放送された「SMAP特別編」のエピソードの一つで、主演は草彅剛です。

7. 閉所恐怖症注意!『世にも奇妙な物語』初期の傑作

「ロッカー」

産業スパイの悟は、とある研究所に忍び込み、機密書類をコピーしていたところ、残業していた研究員と遭遇します。揉み合う内に研究員を殺害してしまい、異変に気付いた警備員の足音が聞こえたため、近くのロッカーへ隠れることにしました。 難を逃れて外に出ようとしたものの、今度はロッカーの扉が開かなくなる上、ふと目にした写真から殺した研究員の物だと気付く悟。 その後、ロッカーの廃棄処分が決定し、悟の存在に気付かれないまま、処理場に運ばれプレス機にかけられてしまいます。 1990年5月3日に織田裕二主演で放送された、初期の傑作と名高い第4作目。グロテスクな結末や細部まで拘った演出などが相まって、“閉所恐怖症には辛い”といわれる衝撃的なエピソードです。

8. 木村拓哉主演のSMAP特別編エピソード

「BLACK ROOM」

アメリカ留学をしている主人公・湯ノ本ナオキは、春休みを利用して帰省したものの、実家は真っ暗で不気味な建造物に変貌していました。ナオキは何があったのかを両親に問いただしますが、意味不明な言動を繰り返すだけで相手にされません。しかし、ついには衝撃の事実を知ることになります。 2001年元旦に放送された「SMAPの特別編」のエピソードの一つであり、主演は木村拓哉。ナオキの知らぬ間に変わってしまった両親は、樹木希林と志賀廣太郎が演じました。

9. 『世にも奇妙な物語』の人気No1!座敷童のようなイマキヨさん

「イマキヨさん」

ある日突然、就職活動中の主人公・高田和夫の元に居候し始めた、“イマキヨさん”という存在。イマキヨさんは、4つのルールを守ると幸せをもたらすといわれているのですが、和夫がルールを破る度イマキヨさんにも変化が現れます。そして最も守るべき「イマキヨさんに謝らない」という掟まで破ってしまうと……。 2006年3月8日の「15周年の特別編」にて、嵐の松本潤主演で初放送された第402作目。2015年5月には公式サイト上の人気投票で1位に輝き、同年秋に野村周平主演でリメイク版が放送されました。イマキヨさん役は、オリジナル・リメイク共に酒井敏也が務めています。

10. 後味の悪さNo.1のどんでん返しエピソード

「おばあちゃん」

ある日、中村美保は父と母に連れられ、祖母のお見舞いにやって来ました。祖母はもう長くなく寝たきりだというのに、母・陽子はなぜか冷たい態度を取ります。 そんな中、医師に呼ばれた陽子が病室を出て、美保は祖母と二人きりに。恐怖を感じる美保に、自分が明日死ぬことと、その前に弟に会いたいと伝える祖母。明日には必ず返すという言葉を信じて、美保は一日だけ祖母に体を貸すのですが……。 2001年10月4日の「秋の特別編」で放送された本作は、当時『千と千尋の神隠し』でブレイクした柊瑠美が主演した第352作目。祖母と孫の心温まる物語に見せかけた屈指のどんでん返しと、後味の悪い結末で有名です。

11. 人間の本性を描いた衝撃作

「迷路」

3人の男女が閉鎖されたテーマパークの調査に訪れました。パークの巨大迷路は世界一広く複雑だと話題になるも、金塊を賞品としたイベントで行方不明者が続出したのです。 呉田英雄たちは迷わないように、入口から糸を引いて中へ進んでいきます。しかし、途中で糸が切れてしまい、彷徨う3人はかつてのイベントの参加者だった男と出会うことに!男の情報により、当時この迷路では金塊を巡る殺し合いが起こったと判明します。 2003年9月18日の「秋の特別編」で放送された、谷原章介主演の第373作目です。ミノタウロスの伝説、アリアドネの糸をモチーフに、人間の本性が描写されました。

12. 2人に待ち受ける真のシンクロニシティとは……?

「シンクロニシティ」

逸見栄子は彼氏にプレゼントされた時計のサイズ直しに訪れた時計店で、高校時代の友人・川島朱美と再会を果たします。朱美も彼氏にもらった時計のサイズ直しに来たうえに、彼氏の名前、付き合い始めた日にちまで一致したのです! バーへ移動すると、マスターから「それはシンクロニシティだ」と教えられました。偶然の一致に喜ぶものの、実は今日は二人が荷担したイジメで自殺した高校時代の友人の命日。それに気付いた二人に、思いがけないシンクロニシティが襲いかかります。 2016年10月8日の「‘16秋の特別編」で放送された、黒木メイサ主演の第507作目。原作は新津きよみの『彼女たちの事情』に所収されている「シンクロニシティ」です。

13. 都市伝説「This man」を題材に描かれた『世にも奇妙な物語』の名作

女子大生のミドリは、毎晩のように悪夢にうなされますが、全く内容を思い出せません。そんなある日、授業で夢には必ずメッセージが隠れていると教わります。 そこで、夢の中の男の顔をイラストソフトでモンタージュ化し、「この男が夢に出てきます。助けてください」という呟きと共にTwitterに画像を投稿。ミドリは面白半分でしたが、友人も夢で同じ男を見たといい、世界中がパニックになっていき……。 2017年4月29日の「‘17春の特別編」で放送された、中条あやみ主演の第511作目です。2006年から、ニューヨークを発端に世界中で話題となった都市伝説「This man」を題材に、人々が集団パニックに陥る様子が描かれました。

14. 検索してはいけないワード「ががばば」

「ががばば(2015)」

行方不明になった女子高生・秋山みのりを探すため、彼女をイジメていた女子グループの数人が、ふざけ半分で学校の教室を撮影していました。 みのりの机にあったノートは、都市伝説的に語られている「ががばば」という文字で埋められており、真弓に唆された沙織が検索することに。沙織は携帯の画面を見て「みのり!?どうして?」と叫び出すのですが、彼女は一体何を見たのでしょうか。 2015年の秋、絶対に検索してはいけない言葉として、「ががばば」が流行しました。その反響を受け、『25周年記念!秋の2週連続SP~傑作復活編・映画監督編~』で映像化!大きな話題となり、同年に「続ががばば」という短いスピンオフも放送されています。

15. 人気を受けて続編が製作!あの恐怖が帰ってきた!

「ががばば新章」

「ががばば」を検索し、秋山みのりと外村沙織が行方不明になってから2年後。ある男がアナウンサーの久慈暁子と沙織が瓜二つだと気付き、フジテレビを訪ねました。 しかし、男に詳細を尋ねられた久慈アナは、「やめてください!」と逃げ去ります。警備員に追われた男が乗り込んだ車には、沙織の友人のエリと多香子、そして刑事の姿が。久慈アナと沙織は他人の空似なのでしょうか!?果たして久慈アナの正体は……? 2015年放送の「ががばば」続編として、2017年10月14日の「'17秋の特別編」で放送され、前作で外村沙織を演じた久慈暁子が本人役で主演しました。

16. ガチャピンとムックが失踪!彼らはどこに消えたのか?

「城後波駅」

ある日、レギュラー番組の放送終了に伴う慰安旅行に出かけたガチャピンとムック。しかし、彼らは旅行の途中で行方不明になってしまいます。 いなくなる直前、彼らは「出発地や目的地を空欄にしたまま、乗り換え案内アプリや乗り換え案内サイトで日時を6月6日6時6分に設定すると、実在しない『後白波駅』に連れて行かれる」という都市伝説について話をしていました。 これを知ったディレクターの岸本は、二人を探し出すドキュメンタリーを作ろうとするのですが……? 『世にも奇妙な物語 ‘18春の特別編』で放送された本作は、ガチャピンとムックの登場に加え、ホラーテイストの内容が話題を呼びました。また、岸本役で岡田義徳が出演しています。

『世にも奇妙な物語 ‘18秋の特別編』は11月10日夜9時から放送!

シリーズ最新作となる『世にも奇妙な物語 ‘18秋の特別編』は、2018年11月10日夜9時からフジテレビ系で放送されます。 番組では、坂口健太郎が脱出ゲームに挑む編集者を演じる「脱出不可」、玉城ティナが優等生役を演じる「マスマティックな夕暮れ」など複数のエピソードを放送。 新たな奇妙な物語は、一体どのようなものになっているのか?放送を楽しみに待ちましょう。