モンスターズ・インクのサリーについてあなたが知らない10の事実
1.ワーナーブラザーズアニメにそっくりな場面がある!?
もしも、上記画像のサリーのリアクションに見覚えがあると感じたなら、あなたは根っからのワーナーブラザーズアニメファンかもしれません。 これはブーがゴミ圧縮機に潰されそうになってサリーが心配する場面です。この場面にそっくりなシーンがチャック・ジョーンズ監督『子ネコに首ったけ』に登場します。
2. サリーは落ちこぼれだった!?
現在知られる設定に決まるまで、『モンスターズ・インク』のキャラクターたちの設定は何度もブラッシュアップされていました。 初期のサリーは“ジョンソン”という名前で、乳児さえ怖がらせることが出来ないモンスターズ株式会社一の落ちこぼれキャラクターだったそうです。
3.サリーのファーはオートマだった!?
CGアニメーションにとって毛、肌、服など柔らかく複雑な質感表現はとても難しいと言われています。 『モンスターズ・インク』のスタッフは“Fizt”という当時最先端のプログラムを採用していました。 このプログラムのおかげで複雑なサリーのファーの動きを自動で再現することが可能になり、アニメーターたちはキャラクターの動作表現に集中することが出来たそうです。 ちなみに、『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)で動かすことが出来たサリーの毛は『モンスターズ・インク』(2001)の時の約5倍だったと言われています。
4.『カーズ』にカメオ出演していた!?
2006年のピクサー作品『カーズ』のエンドクジットや2008年の短編『メーターの東京レース』にサリーが巨大モンスタートラックとしてカメオ出演しています。
5.ボツになった設定が活かされていた!?
Brush up on your zombie snarl. #MonstersUniversity airs tonight on @FreeformTV at 8:55|7:55c. pic.twitter.com/RBNXNjqZLk
— Pixar (@Pixar) May 21, 2017
元々『モンスターズ・インク』のサリーは怖がらせ屋ではなく、管理人として登場する予定のキャラクターだったそうです。 前日譚を描いた『モンスターズ・ユニバーシティ』でこの採用されなかった設定が活かされています。マイクとサリーが怖がらせ屋になる過程を描いたモンタージュの中で、サリーは管理人の仕事に就いていました。
6.ピクサー史上初のキャラクター!?
サリーはピクサー作品の主人公の中で初めて恋人が存在しない、少し悲しいキャラクターです。 ちなみに2007年『レミーのおいしいレストラン』のレミー、2012年『メリダとおそろしの森』のメリダも恋人が存在しない主人公キャラクターです。
7.サリーの年齢は20代後半!?
プリクエル『モンスターズ・ユニバーシティ』でサリーの年齢が18歳だと明かされました。そこから計算すると『モンスターズ・インク』のサリーは28歳だということになります。
8.物体としてカメオ出演!?
サリーはキャラクターとして以外に、物としてもピクサー作品にカメオ出演しています。 『メリダとおそろしの森』(2012)では魔女の家にある木彫りの絵として、2012年のトイ・ストーリーの短編『レックスはお風呂の王様』ではトイレの便座カバーとしてカメオ出演しました。
9.サリーは足がないキャラクターだった!?
サリーはデザインについても何度も改良が加えられていました。ブラウン、オレンジ、緑色の3色で足の代わりに触手があるサリーになる可能性さえあったと言われています。 最終的にサリーが足のあるキャラクターになった理由は、観客がサリーの表情ではなく触手に注目し過ぎることを避けるためだったそうです。
10.不名誉な記録!?
『カーズ』(2006)のライトニング・マックイン、『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)カール・フレドリクセンに次いで、サリー(『モンスターズ・ユニバーシティ』)は史上3番目に法を犯したピクサー作品の主人公です。(マイクと同時)