ランドール、『モンスターズ・ユニバーシティ』にも登場した憎めない悪役の素顔に迫る6つのこと。

2018年3月15日更新

ピクサーの手掛ける大人気3DCGアニメ映画、「モンスターズ・インク」シリーズ。個性的なモンスターが多数登場するこの作品で悪役として圧倒的な存在を放っているのがランドールです。根強い人気を誇るランドールの秘密をご紹介します。

『モンスターズ・ユニバーシティ』にも登場するランドールボッグスに迫る!

ピクサーによって、2003年には『モンスターズ・インク』が、2013年には『モンスターズ・ユニバーシティ』が生み出さ、世界中で大ヒットしました。 そんな「モンスターズ・インク」シリーズの常連であり、悪役のランドール。本記事では、彼の悪役なのだけれどもどこか憎めない側面をプロフィール、トリビアや声優などに分けて紹介していきます。ネタバレを含む所もあるのでご注意ください。

まず、「モンスターズ・インク」シリーズってこんな作品

人間の世界とは別のモンスターの世界が舞台となる「モンスターズ・インク」シリーズ。主人公は1つ目モンスターのマイクと、大きな毛むくじゃらモンスターのサリーです。 モンスターの世界では、人間の子供たちを驚かせた時の悲鳴をエネルギーに変えて暮らしているのですが、サリーは「怖がらせ屋」として、マイクはそのアシスタントとして、暮らしていました。ある時、サリーが手違いで人間の女の子を連れてきてしまったことから、2人にとってもモンスターの世界にとっても、大きな変化が始まるのでした。 人間の子供は恐ろしいもの、として教育されてきた2人でしたが、やってきた人間の子供ブーはとてもそんな存在ではなく、ブーをもとの家に帰そうと奮闘することに。その中で人間の悲鳴より、笑わせる方がよりエネルギーを得られることに気づいた2人は一連のドタバタで倒産してしまった「怖がらせ屋」を「笑わせ屋」として復活させ、成功させたのでした。

1.『モンスターズ・インク』で退治されたのは『バグズ・ライフ』の世界?

「モンスターズ・インク」シリーズで悪役として活躍するのが、合計8本の手足を持っている紫色のモンスター、ランドールです。カメレオンのように、周りの景色に自分を同化させることを特技とするランドールは優秀でしたがサリーにはかなわず、常に社内2位の位置にいました。 サリーをねたんでいたランドールは、人間の子供ブーを連れてきてしまったサリーとマイクを陥れようと活動しますが、ブーを守ろうとする2人にはかなわず、人間の世界に追放され、退治されてしまうのでした。 実はこの家は『バグズ・ライフ』に登場した家であり、軒下には昆虫たちが集まっていました。

2.ビジネスパートナー……。相方ファンガスとのドライな関係

『モンスターズ・インク』の世界では、怖がらせるモンスターと、それを補佐するアシスタントのモンスターの2人1組で人間の子供を怖がらせています。人間の世界に繋がるドアを整備したり、悲鳴をエネルギーに変えるための吸引機を操作したり、とアシスタントの仕事も非常に重要です。 ランドールのアシスタントは赤い3つ目のモンスター、ファンガス。穏やかな性格のファンガスはランドールと合わないように思えますが、仕事に対して真面目なファンガスは、仕事と割り切っているようで、きっちりランドールを補佐しています。 ランドールが人間の世界に追放されてしまったあとは、人間の子供を笑わせることを仕事にするようになっていました。

3.意外とかわいい?ユニバーシティ時代のランドール

『モンスターズ・インク』の過去、サリーとマイクの大学時代を描く『モンスターズ・ユニバーシティ』にも、ランドールは登場します。 マイクのルームメイトだったランドールですが、真面目な努力家で明るい性格でした。サリーやマイクと敵対するチーム、ロアー・オメガ・ロアーに入った頃から様子が変わってきます。コンプレックスだと感じていた自分の能力を活かせるようになったのはいいのですが、それは主に嫌がらせに使われるのでした。 怖がらせ大会では、サリーの咆哮で自身のシミュレーターが揺らされて、失敗してしまったことから、サリーをライバルとして認識するようになり、『モンスターズ・インク』まで続く因縁の始まりが描かれています。

4.地名?人名?ランドールの意味

「ランドール」という言葉なく、アメリカの地名であったり人名として使われたりしています。人名としては物理学者やプロボクサーなど、様々な世界で活躍している「ランドール」がいますが、「モンスターズ・インク」の「ランドール」の名前の元になっているのは、ナイフを作ったW.D.ランドールではないか、という説があります。 W.D.ランドールは独特の方法でナイフを作っており、そのナイフは多数の博物館で永久展示されるほどのクオリティでした。ランドールナイフと呼ばれるそれはアメリカを代表するナイフとされており、抜身のナイフのようなランドールの性格と合致していることから、名前のモチーフとして使われたのではないか、という推測に繋がっています。

5.スタッフの遊び心溢れるランドールのトリビア

『モンスターズ・インク』ではスタッフが遊びで入れているようなパロディや過去のピクサー作品とのリンクがふんだんに散りばめられています。

『トイ・ストーリー』の部屋にランドールが!?

ランドールが自分の特技である、周囲への同化を披露するシーンで、青空に雲が浮かんでいる壁紙に同化するシーンがあります。実はこの壁紙が『トイ・ストーリー』の主人公、アンディの部屋の壁紙と一緒なのです。

まさかの『アルマゲドン』

サリーやランドール達、怖がらせ役のモンスターが作業場に入ってくる時に、ゲートが開き、スローモーションがかかります。 このシーンがアルマゲドンで宇宙飛行士達が最後に出動する時のシーンにそっくりなのです。思わず頭の中で「あの曲」が聞こえてきそうですね。

6.『モンスターズ・ユニバーシティ』ランドールの声優を務めたのは!?

英語版の声はクセが持ち味・スティーブ・ブシェミが担当

消防士として働きながらコメディアンをしていた、という異色の俳優、スティーブ・ブシェミ。『アルマゲドン』や『スパイキッズ』、『ボス・ベイビー』など様々な作品に出演しています。 個性的な風貌と、独特な演技力で1986年に俳優として活動を始めてから2018年まで途切れることなく映画・ドラマに出演しているスティーブは、個性派の俳優として知られており、悪役として個性の強いランドール役にはぴったりだったのではないでしょうか。

日本語版の声は渋さが持ち味・青山穣が担当!

スティーブ・ブシェミの吹き替えを担当することが多い青山穣がランドールについても吹き替えを担当しています。 俳優として活動していた青山でしたが、知人から声が独特であるとの助言を受け、声優としての仕事も始めました。助言は的確だったようで、2018年現在まで、様々な作品に出演しています。 声優としての活動に精力的なようで、洋画の吹き替えからTVアニメまで活動の幅が広く、少し低めの声で独特な存在感を放っています。代表作としては、NARUTOのサソリや、黒執事Ⅱのアーサー・ランドル卿など渋い役どころを務めています。 ランドールについては、今まで受けた役の中で「癖のある役」として挙げており、「面白かった」と語っているそうです。