2017年7月6日更新

マイケル・キートンが『バードマン』で再ブレイク!初代バットマン俳優の魅力に迫る

初代バットマンとして人気を獲得したマイケル・キートンですが、その後はあまり出演作に恵まれませんでした。しかし、『 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で見事復活を果たしました。今後は話題作への出演が次々と決定しています。今回は、キートンのこれまでの出演作や今後の出演予定を見てみましょう。

マイケル・キートンのプロフィール

マイケル・キートンは、1951年9月5日、ペンシルベニア州コラオポリスに生まれました。地元のモンツアー高校を卒業しケント州の大学に2年間通いましたが、中退してピッツバーグに移住しまします。

スタンダップ・コメディアンをしていましたが、あまり売れず生活のためテレビのカメラマンをしていました。そのころからカメラの前で演技をすることを目指すようになりました。

名前は「バスター・キートン」に由来する

バスター・キートンは1920年代から1930年代に活躍した喜劇俳優です。チャーリー・チャップリン、ハロルド・ロイドと並び「三大喜劇王」と呼ばれています。

マイケル・キートンの本名はマイケル・ジョン・ダグラスですが、マイケル・ダグラス(『氷の微笑』『アントマン』など)とかぶるので、尊敬しているバスター・キートンから苗字をとったとのことです。

『ビートルジュース』への出演で人気映画スターに!

マイケル・キートンは、1988年にティム・バートン監督のホラーコメディ『ビートルジュース』に出演し、霊界で人間を追い出す仕事をしているビートルジュースを演じました。

ビートルジュースはハイテンションでいたずら好きな人物で、主人公夫婦は霊界のソーシャルワーカーから「ビートルジュースにだけは頼んではいけない」と言われたにもかかわらず、他の手だてを見つけられなかったため、彼に屋敷に引っ越してきた家族を追い出す手伝いを依頼します。しかし、ビートルジュースの助言は全く役に立たず、人間からは幽霊屋敷として面白がられてしまうようになってしまいます。

映画はヒットし、破天荒なビートルジュースを演じたマイケル・キートンの演技も評価され、全米批評家協会組合賞で主演男優賞を受賞しました。

現在もカルト的な人気を誇る本作は長い間続編の制作が望まれてきましたが、2003年の『ビッグ・フィッシュ』公開の際のインタビューで、ティム・バートン監督が続編の制作を認めました。また、ビートルジュース役のキートンや、屋敷に引っ越してきた少女リディアを演じたウィノナ・ライダーなどの出演も決定しているそうです。

「この世に『ビートルジュース』は一つで、マイケル・キートンあってこそなんだ。脚本もあるしマイケルともう一度仕事したいね。今こそがチャンスだと思うんだ」

2014年のインタビューで、ティム・バートン監督は続編について上記のように語っていました。

かつて『バットマン』と言えばマイケル・キートンのことだった

1989年にティム・バートンが監督した映画版『バットマン』は、1969年のテレビシリーズの映画版以来のバットマン映画です。

この作品で、キートンはブルース・ウェイン/バットマンを演じました。当初は原作のバットマンとは似ていないキートンの起用に不満の声があがりましたが、映画の公開後は「狂気を内包したバットマンと狂気を体現するジョーカーの対比」というテーマや、マイケル・キートンの名演により、高評価を得ました。

『バットマン』で演技派俳優としての地位を確かにしたキートンは、続編の『バットマン リターンズ』にも出演しています。

声優としても活躍している

マイケル・キートンは近年、声優としても活躍しており宮崎アニメの英語吹き替えやピクサー作品などにも出演しています。

2005年には『紅の豚』では主人公ポルコ・ロッソの英語吹き替えを担当しています。ピクサーの『カーズ』では、万年2位のベテラン、チック・ヒックスを演じました。また、『トイ・ストーリー3』ではバービーの恋人ケンの声を担当しています。

2015年公開の『ミニオンズ』では、家族で犯罪を犯すネルソン家の父親ウォルター・ネルソンを演じました。

映画『バードマン』で再び銀幕スターの座に輝く

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、かつてヒーロー映画に主演し人気を集めていた落ち目の俳優が、再起をかけでブロードウェイでの公演を成功させようと奮闘する物語です。

キートンは、主人公のリーガン・トムソンをつとめました。彼本人が以前にバットマンとして人気を集めていたため、リーガンとの共通点が多い点で多くの注目を集めました。

様々なトラブルに見舞われながらも、なんとか公演を成功させようとするリーガンを演じたキートンの演技は絶賛され、アカデミー賞主演男優賞にノミネートし、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しました。

マイケル・キートンの今後の出演作品

『スポットライト 世紀のスクープ』

ボストン・グローブ紙の記者たちが、カトリック教会のスキャンダルを暴いた実話をもとにした映画『スポットライト 世紀のスクープ』にマイケル・キートンは出演します。

2002年、ボストン・グローブの連載「スポットライト」チームが神父による性的虐待を暴き、教会につながる多くの権力者の圧力を受けながらも、真実を明らかにしようと闘います。

この作品でキートンはチームのひとり、ウォルター”ロビー”ロビンソンを演じます。

映画は2016年4月15日全国公開予定です。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

本作は、世界的ファストフードチェーン、マクドナルドの創業者を描いた作品です。

キートンはこの作品で、南カリフォルニアにハンバーガー店を営んでいたマクドナルド兄弟がフランチャイズのため雇った元ミルクシェイク・ディスペンサーのセールスマン、レイ・クロックを演じます。

その後クロックがマクドナルドを買収し、どのように世界的チェーンにまで成長させていったかを描く物語になるようです。

この作品は全米で2016年11月公開予定となっており、日本での公開は今のところ未定です。

自身と似た役を演じた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で見事復活を果たしたマイケル・キートン。名優の今後の活躍を期待したいですね。