2017年7月6日更新

あの映画キャラの名前の由来が意外に考えられている件を紹介!

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ヴォルデモート

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1.007のブロフェルドは原作者の同級生!?

エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドは007シリーズ最大ヴィランのひとり、2015年公開『007スペクター』ではクリストフ・ヴァルツが演じていました。 007原作者イアン・フレミングはクリケット解説者ヘンリー・ブロフェルドの父親の名前からこのヴィランの名前を付けたと言われています。フレミングとブロフェルドは同じイギリスのイートンカレッジに通っていました。

2.ヴォルデモートの由来はアナグラムだけじゃない!?

大人気ファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズ最大のヴィラン、ヴォルデモート。作中でトム・リドルがヴォルデモートと名乗るようになった理由は平凡な名前を変えたかったから、由来は本名トム・マールヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle)のアナグラム(つづり換え語)という単純なものでした。 一方、原作者J・K・ローリングはフランス語の“vol de la mort”という言葉からヴォルデモートという名前を考え出したそうです。この言葉には”死にあらがう“や”死から逃れる“などの意味があり、ヴォルデモートの設定と完全にリンクしています。

3.マーベルコミック初期のキャラクター名には法則がある!?

マーベルコミック初期のキャラクター名はある法則にのっとって決められていました。 ピーター・パーカー(スパイダーマン)、スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)、リード・リチャーズ、マット・マードック(デアデビル)、ブルース・バナー(ハルク)などがその例。P・P、S・S、R・R、M・M、B・Bと名字と名前の頭文字が同じです。 この法則が考え出された理由は、キャラクター名が覚えやすかったからだと言われています。

4.インディ・ジョーンズの名前の由来は動物!?

スティーブン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演の大人気アドベンチャー『インディ・ジョーンズ』。メイン・キャラクターインディアナ・ジョーンズの名前の由来はとても意外なものでした。 インディアナ・ジョーンズという名前は、製作総指揮を務めたジョージ・ルーカスと監督を務めたスピルバーグが共同で考え出したそうです。 名前の由来はジョージ・ルーカスが飼っていた犬の名前インディアナです。犬のインディアナは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)でカメオ出演しています。

5.ダースベイダーの名前の由来は”ダークな父親”ではなかった!?

スターウォーズシリーズ最大のヴィラン、ダース・ベイダーの名前はオランダ語で“悪い父親”(英語でdark father)を意味する言葉が由来だという説がありますが、それは間違いです。 ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーの父親という設定はオリジナル案ではなく、後に追加された設定です。 Darthは”Dark Lord Of the Sith”(シスの暗黒卿)を組み合わせた言葉で、Vaderは侵略者を意味する”Invader”を省略して出来た言葉です。

6.『インセプション』のドム・コブはノーランのメタファー!?

2010年クリストファー・ノーラン監督『インセプション』の主人公ドム・コブはレオナルド・ディカプリオが演じた企業スパイです。 コブは妻を亡くして苦しむプロフェッショナルな男、ノーランは長編デビュー作『フォロウィング』で同じような設定のゴブというキャラクターを登場させていました。 それにドム・コブは過去に囚われていた男でもあります。これは確証がある訳ではありませんが、ドム・コブはクリストファー・ノーラン作品そのもののメタファーなのかもしれません。

7.『マトリックス』のキャラクター名はかなり適当!?

ウォシャウスキー監督『マトリックス』は一時代を築いた素晴らしいアクション映画ですが、キャラクター名は案外雑につけられていたようです。 ネオ(NEO)はONEのアナグラム、モーフィアスはギリシャ神話の夢の神モルペウス、トリニティは3人目のメインキャラクターであることから3を意味するトリニティと名付けられました。 また『マトリックス リローデッド』に登場したニール&エイドリアン・レイメントが演じた双子のキャラクター名はザ・ツインズという身も蓋もないものでした。

8.バッグス・バニーはアニメーターのあだ名が由来!?

ワーナーブラザーズ、ルーニー・チューンズの大人気キャラクターバッグス・バニー。虫を意味する”Bugs”がうさぎのキャラクター名であることを不思議に思っていた人もいたでしょう。 ルーニー・チューンズがウサギのキャラクターのスケッチを依頼したアニメーター、ベン・ハードウェイのニックネームがバッグスでした。 スケッチを描き終えた段階でキャラクター名が決まっていなかったため、ベンはスケッチに“バッグス・バニー”と書き込んだそうです。 後に、プロデューサーのレオン・シュレンジャーがそのスケッチを見つけて、正式にバッグス・バニーという名前が採用されることになったと言われています。

9.『レザボア・ドッグス』はタランティーノの下手なフランス語がきっかけ!?

『キル・ビル』『ジャンゴ 繋がれざる者』などクエンティン・タランティーノ作品のタイトルはシンプルで分かりやすいものばかりです。 しかし、1992年の作品『レザボア・ドッグス』(Reservoir Dogs)は少し事情が異なります。映画に犬も出で来なければ、貯水池がロケーションで登場する訳でもありません。 どうやら、タランティーノがフランス語の発音に苦労したことが関係していたようです。 監督として成功する前にビデオショップの店員として働くなどシネフィルとして知られるタランティーノですが、気取った外国の芸術映画だけは好きになれなかったと言います。 タランティーノはそういった芸術作品のタイトルを正しく発音しようとはしなかったそう、特に発音が難しかった映画“Au Revoir Les Enfants”(『さようなら子供たち』)をタランティーノは“レザボア・ドッグス”と呼んでいました。 タランティーノ自身がやりそこなった出来事と『レザボア・ドッグ』をリンクさせてタイトルが付けられたというのが1つの説です。

10.『オズの魔法使い』魔法の国はラベルが名前の由来!?

ファンタジーのクラシック『オズの魔法使い』には意外な裏話が隠されていました。 原作者L・フランク・ボームは物語のタイトルのヒントとなるものを探すため、部屋中を見渡していました。その時、ふと目についたのがファイルの入った棚でした。 棚には3段の引き出しがあり、1段目にA-G、2段目にH-N、3段目にO-Zのラベルが貼ってありました。ボームは魔法の国の名前を3段目のラベルO-Zからオズ(Oz)と名付けたそうです。