1.アリエルは舌を切られていた!?
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1989年のディズニー映画『リトル・マーメイド』の描写はクリスチャン・アンデルセンの原作よりもかなりマイルドになっています。
原作だとアリエルは人間の姿になる代わりに、魔女から声を奪われるだけではなく、舌まで切られてしまいます。さらに、アリエルは歩くときに、鋭利なナイフの上を歩くような感覚を伴っていたのだとか。
また、アリエルが助けたプリンスは他のプリンセスと恋に落ちています。そして、アリエルはクライマックスに究極の選択を迫られることになります。
与えられた選択肢は“プリンスを殺して人魚に戻る、または海に飛び込み自ら命を絶つ”
アリエルは2つめを選択し海の泡となり、なんともダークな終わりを迎えます。
2.『眠れる森の美女』は全くロマンチックじゃなかった !?
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1959年のディズニー映画『眠れる森の美女』の原作は、映画のように夢溢れるファンタジーではありません。
原作だとオーロラは王ではなく、領主の娘でした。オーロラの父親は娘が長い眠りにつくと取り乱し、オーロラをすぐに捨ててしまいます。
遠い国の王(既婚)がオーロラを見つけると、眠っているオーロラを犯して城へと運びます。9ヵ月後、オーロラが目を覚ますとそこには彼女の子供が2人。このことに気付き激怒した王妃はオーロラの子供を料理して、王に食べさせようと試みます。
しかし、計画は失敗に終わって王妃は命を落とします。そして、王とオーロラは幸せに暮らすことになりました。
めでたし、めでたし!?
3.あまりに悲し過ぎるエンディング!?
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1996年のディズニー映画『ノートルダムの鐘』の原作もまた陰鬱としたエンディングを迎えます。
映画だとカジモトは銅像と喋ったり、エスメラルダはキュートなブロンド青年フィーバスと結ばれることになりますが、原作では違います。
エスメラルダはどうしようもない男と結婚した後、無実の殺人容疑をかけられてしまいます。カジモトはエスメラルダを助けるために教会の聖域へと彼女を連れていきます。しかし、クロード・フローロにエスメラルダを売られてしまい、結局エスメラルダは吊るし首になります。
その後、カジモトはエスメラルダの遺体に寄り添って墓に埋まり、息絶えます。
4.シンデレラの境遇はもっと悲惨だった!?
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グリム童話バージョンの『シンデレラ』は1950年のディズニー映画『シンデレラ』よりも過激な描写が多く含まれていました。
映画では父親が死んだことで、シンデレラは義理の姉たちの使用人となりますが、原作では父親が存命にもかかわらずシンデレラは悲惨な生活を送っています。
シンデレラの父親は義理の姉たちにはドレスやジュエリーなどのお土産を買ってくる一方、シンデレラには木の枝1本という酷い扱いでした。
シンデレラは母親の墓の上にその枝を植えて、泣き続けます。すると、枝が木へと成長してそこに白い鳥たちが止まるようになります。その鳥がシンデレラの願いを叶えてくれることになります。
また、シンデレラの落とした靴はガラスではなく、金の靴でした。義理の姉たちは靴のサイズに合わせるためにつま先を切り落とす暴挙にでます。しかし、上手くいくわけもなく最後に幸せをつかんだのはシンデレラでした。
5.邪悪な女王は死ぬまで踊らされていた!?
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1937年のディズニー映画『白雪姫』は比較的原作に忠実な作品ですが、それでも原作にあって映画で語られていない恐ろしい瞬間が存在します。
邪悪な女王は毒リンゴを使うまでに、白雪姫をボディスで窒息死させようとしたり、毒の櫛で殺すことを試みていました。また、白雪姫が森に逃げこんだのは彼女が7歳の時のこと。その後王子がプロポーズする展開もなんとも不気味です。
その後、ふたりの結婚式に招かれた邪悪な女王は罰として灼熱の鉄製靴を履き、死ぬまで踊らされることになります。
6.ポカホンタスは強制的にクリスチャンにされた!?
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1995年のディズニー映画『ポカホンタス』は実在した人物ポカホンタスの物語をベースとした作品でした。
ポカホンタスはヴァージニア・ネイティブ・アメリカンの首長の娘で、ジョン・スミスと出会ったときは12歳だったと言われています。
処刑される寸前のジョン・スミスをポカホンタスが救ったことがきっかけとなり、イギリス人とネイティブ・アメリカンの関係が一時友好的になりました。
しかし、イギリス人のネイティブ・アメリカンに対する要求が高すぎたため、すぐに関係が悪化してしまいます。
その後、ポカホンタスはイギリス人に捕まり、強制的にキリスト教徒に改宗させられてしまいました。イギリス人と結婚したポカホンタスは以降アメリカの地を踏むことはなく、家族にも2度と会うことはなかったと言われています。
7.ラプンツェルは妊娠していた!?
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2010年のディズニー映画『搭の上のラプンツェル』の原作にも映画には存在しない驚きの場面や描写がたくさんありました。
まず、原作だとラプンツェルはプリンスと出会う前に妊娠していたことが発覚しています。それに気づいた魔女はラプンツェルの髪を切って、彼女をスラムへと追放します。
魔女はラプンツェルの魔法の髪を使ってプリンスを騙し、窓からプリンスを突き落とします。プリンスは棘の茂みに顔から突っ込んで失明、再びラプンツェルに出会うまで数か月間彷徨い続けます。
ラプンツェルはプリンスのあまりの姿にショックを受けて泣き、それによってプリンスの視力は回復しました。
8.カエルは人間に戻るために首を切断する必要があった!?
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2009年のディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』はカエルになったプリンスがキスによって元の姿に戻るロマンティックな設定でした。
しかし、原作物語のカエルはより過激な方法で元の姿に戻らなければならなかったようです。中には、カエルの首を切断、生きたまま焼く、プリンスに戻るまで壁に叩きつけるなどかなり野蛮な方法がありました。
9.ベルの姉妹はかなり残酷!?
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1991年のディズニー映画『美女と野獣』も比較的オリジナルに忠実な作品ですが、全てに忠実という訳ではありません。
オリジナルだと、ベルは野獣から離れて1週間家族と過ごすことを許されます。ベルが自宅に滞在する間、姉妹がベルに嫉妬してある陰謀を企てます。
それは、予定よりも長く滞在させることで野獣を怒らせて、野獣にベルを食べさせるという恐ろしい計画でした。
幸運にもこの計画は上手くいきませんでしたが、彼女たちは『シンデレラ』の義理の姉妹よりも残酷な存在かもしれません。
10.ピノキオはクリケットを殺していた!?
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1940年のディズニー映画『ピノキオ』の原作『ピノッキオの冒険』には映画には存在しない残酷描写がたくさん含まれています。
まず、原作のピノキオは意図せずジミニー・クリケットを殺してしまいます。その後、クリケットはピノキオに忠告するため、幽霊となってカムバック。クリケットの忠告を聞かなかったピノキオはキャットやフォックスに痛い目に遭います。
その状況から抜け出すため、ピノキオはキャットの肉球を噛みちぎってしまいました。