2017年11月24日更新

貞子の登場する映画まとめ

1998年に公開された『リング』は鈴木光司の同名小説を原作にしたホラー映画で日本中を恐怖に陥れた貞子。そのデビューから、海外での活躍、2016年6月に公開される『貞子vs伽倻子』(2016)まで、貞子の登場する映画をまとめました。

1.世界のホラー界に影響を与えた日本の代表作『リング』

後に世界中でリメイクされる大ヒットシリーズの記念すべき第一作。1998年に公開された『リング』は鈴木光司の同名小説を原作にしたホラー映画。中田秀夫を監督に迎え、配給収入10億円を記録しました。キャストも豪華で、松嶋菜々子、真田広之、中谷美紀、竹内結子などが出演しています。 見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う『リング』は『らせん』と同時進行で製作されました。 映画では原作にない設定も盛り込まれていて、ミステリーの要素が多い原作が、見事にホラー映画として仕上がっています。『貞子3D』などから見始めた若い人達は、こちらの『リング』を見て頂ければ、また、面白い見方ができるのではないでしょうか。

2.同時公開が話題となり、日本映画界を騒然とさせた『らせん』(1998)

原作となった『らせん』で、鈴木光司は大17回吉川英治文学新人賞を受賞しています。息子を海の事故で亡くした医師・安藤が自身も死ぬことを考えていた時期に、友人を司法解剖することで謎の事件に巻き込まれるというストーリー。 監督・脚本を飯田譲治が務め、佐藤浩市、中谷美紀、貞子を佐伯日菜子が演じています。『リング』が本格的なホラー作品であるのに対し、『らせん』は観客を怖がらせることを目的にした作成方法がとられていないようです。『リング』と同時公開した『らせん』も大ヒット。当時の日本をにぎわせました。 また、原作者の鈴木光司も特別出演しています。世界中のホラー映画に影響を与えた原作者を映画の中で探してみるのも、面白いかも知れません。

3.序章と伏線の始まりとなった『リング2』(1999)

『リング2』は映画版『リング』の続編で映画版のオリジナル作品です。こちらの作品は、原作の続編である『らせん』とは異なった展開を見せる、一種のパラレルワールド的な作品となっています。監督は中田秀夫が務め、キャストは中谷美紀、佐藤仁美、深田恭子、松嶋菜々子と真田広之も特別出演として参加しています。 ストーリーは、貞子の遺体の身元を確認する為、貞子の親戚である山村敬が担当の刑事より、貞子が井戸の中で30年間生きていたと告げられるところから始まります。 リングの恐怖は始まりに過ぎなかったというキャッチコピーの本作品。『リング』がシリーズ化された第一作品目ともなる『リング2』をまだ見ていない方は、是非、チェックしてみて下さい。

4.『リング・ウイルス』(1999)【韓国版(貞子=パク・ウンソ)】

韓国で製作された『リング・ウィルス』では、山村貞子にあたる登場人物はパク・ウンソとう設定になっています。韓国にて日本の大衆文化が解禁された1998年に日本の資本も参加して企画されましたが、様々な制約があり公開がなかなかできなかったそうです。監督はキム・ドンビン、キャストにはシン・ウンギョン、チョン・ジニョンが参加しています。 ストーリーは、新聞記者である主人公が、姪の突然の死に疑問を抱き、その死の真相を追い詰めていくところから始まります。ホラー要素の強い演出が見ものの作品に仕上がっていますので、ファンの方なら一度は見ておくべき作品です。

5.原点回帰で新たなる産声を上げた『リング0 バースデイ』(2000)

『リング0 バースデイ』は映画版『リング』シリーズの完結編として製作されました。原作は、鈴木光司の小説集『バースデイ』から作られたそうです。生前の貞子の悲恋と、悲劇的な最後までを描いた物語となっています。監督は鶴田法男が務め、仲間由紀恵、田部誠一、麻生久美子ら豪華キャストが演技を披露しています。 ストーリーは山村貞子が東京の劇団に入団していた頃に、団員全員が奇妙な井戸の夢に悩まされるといったところから始まります。 恐ろしい化け物『貞子』が普通の1人の人間として描かれている今作品を見れば、『リング』の世界観をより深く知るきっかけになるのではないでしょうか。

6.世界のホラーを覆した『ザ・リング』(2002)【アメリカ版(貞子=サマラ・モーガン)】

2002年に公開された『ザ・リング』はアメリカで製作されました。監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン』などを演出したゴア・ヴァービンスキー。キャストにはナオミ・ワッツを迎えて製作されています。ストーリーは、鈴木光司の物ではなく、映画版を踏襲したものになっています。アメリカ版の『ザ・リング』も興行成績が一億ドルを越える大ヒットとなりました。 こうして晴れて『リング』シリーズは世界的に知れ渡る事になります。この大ヒットのおかげで『ザ・リング2』も製作が決定。シリーズ化されアメリカでも大人気となっていきます。 こうして1998年に日本で誕生した貞子『リング』は、世界中を震え上がらせることになりました。

7.世界がらアンコール。絶賛の拍手『ザ・リング2』(2005)【アメリカ版(貞子=サマラ・モーガン)】

アメリカで製作された『ザ・リング』の続編。日本のどの『リング』作品とも異なる展開となっています。しかし、監督はオリジナルを監督した中田秀夫が演出を担当しました。キャストには、前作と同様にナオミ・ワッツが参加しています。ストーリーは、『ザ・リング』が描かれた事件から6ヶ月がたったところから始まります。 サマラから逃れる為に、片田舎に引っ越して新聞社に就職しますが、10代の男性の死亡した事件がきっかけとなり、またサマラの呪いの恐怖に巻き込まれて・・・。 日本人監督の中田がハリウッドでどのようにメガホンをとったのか。演出の違いなどを気にしてみてみると、また、違った印象になると思います。

8.そしてmade in japan『貞子3D』(2012)

2012年に貞子ブームを巻き起こした『貞子3D』は、まだまだ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。藤岡美暢と英勉の共同脚本に英勉がメガホンをとって撮影されたこの作品は、鈴木光司の『エス』が原作。主演に石原さとみを迎え、大ヒットを記録しました。 シリーズ初の3D立体映画となった本作は、様々なプロモーション活動も行われ大変な話題となりました。『リング』シリーズ完結後約12年後に製作されたこの作品が成功した事で、またも日本に貞子ブームが到来する事となります。

9.悲しくもR指定『貞子3D2』(2013)

2013年『貞子3D2』はPG12指定で公開されました。前作『貞子3D』の5年後を描く続編ホラー映画で、監督は前作同様に英勉が務めました。主演に瀧本美織を迎え、興行収入1億6000万円を越える大ヒットとなり、現在の若いホラーファンにも広く受け入れられていきます。 また、上映中に無料アプリを起動させると様々な仕掛けが施されるといった試みも取り入れられました。映画を見るだけでなく、同時進行で体感できるといった新しい感覚も一大ブームを巻き起こす一つの原因となったのではないでしょうか。

10.『貞子vs伽椰子』

2016年6月に貞子の新作が公開されます。監督を白石晃士が務め、キャストは倉橋有里が主演として参加しています。『リング』の貞子と『呪怨』の伽倻子が登場する今作品は、ホラー映画のファンではなくても、興味が湧くのではないでしょうか。新感覚におちいる今作品を見逃す手はありません。是非、劇場に足を運んでみて下さい。