1.8歳でハリウッド映画に出演しデビューしたケイン・コスギ
ケイン・コスギは日系人俳優で、父はハリウッドの人気俳優ショー・コスギです。ケインは1974年、単身でアメリカに渡ったショー・コスギと中国人の母との間に生まれました。
彼の父はアクションスターとして「忍者」シリーズのハリウッド映画に数多出演し、忍者ブームの火付け役に。ケインはその父から、1歳半の時より武道を習い始めます。
その経験からハリウッドデビューは早く、1982年、わずか8歳で、父の主演映画『ニンジャII/修羅ノ章』に出演し、芸能デビューを果たしました。
2.ハリウッドスターの父に英才教育を施されていた!
幼少の頃から武道を始めたケインですが、武道はもちろん父ショー・コスギから習いました。ケインは日本空手、剣道、柔道、古武道、テコンドー、中国武術などあらゆる武道に携わり空手大会ではいくつものトロフィーを手にしました。
また、武道だけではなくスポーツにも長けており、アメリカンフットボール、バスケット、水泳、スカイダイビング、ゴルフ、スカイダイビング、スキューバダイビング、乗馬などを得意とし、スポーツ万能なことが伺えます。
3.映画『マッスルヒート』で初主演を果た
ケイン・コスギは2002年に公開された日本映画『マッスルヒート』で初主演を務めました。この映画はアクション映画で、日本が香港マフィアの麻薬犯罪組織に汚染されているという設定。ケインは、アメリカから派遣された元米国海軍特殊部隊隊員ジョー・ジンノ役を演じています。
日本の公安局の特殊任務につき、日本の麻薬取締官と麻薬犯罪組織の大元に迫ります。映画には哀川翔、竹中直人、加藤雅也、渡辺典子など豪華俳優も出演しています。
アクション映画では通常スタントマンが起用されますが、ケインはアクションも全て自分でこなしました。
4.2009年に一般女性と結婚
2009年11月、ケイン・コスギは35歳の時に、香港出身の三歳年下の一般女性と結婚しました。ハリウッドの仕事を通して出会い、お付き合いを続けていたそうです。
香港にて身内だけの結婚式も行い、父ショー・コスギも参加。ケインも奥様もお互い子供が好きなので、いつか家族が増えた時には、スポーツなど一緒にやりたいと語っていました。
5.実は父親に勘当されていた!?
幼い頃に父に武道を習い、ハリウッド映画でも共演した二人。その影響か高校卒業後ケイン俳優になりたいと言い、父からのアドバイスで、日本で修行をする事になりました。
このように仲の良い父と息子のように思われていましたが、実はケインは父ショー・コスギから勘当されていたんだとか。勘当の訳は、ケインの独立と関係があります。
父ショー・コズギは、ケインが独立したいと言い出した時、快く賛成しました。しかしその時ケインが、父に何の相談もなく、ショーの弟子の一人を一緒に引き抜いて行ってしまったそう。これに大激怒し、勘当される事となりました。長く連絡を絶っていましたが、後に、ケインは自身の結婚式で父と和解をしています。
6.筋肉番付でのケインコスギの活躍がすごい
ケインは、TBSのスポーツバラエティー番組『筋肉番付』に出演していました。この番組はプロの選手や一般人など参加者がその体力と技術の限界にまで挑戦して競う番組です。
ケインはあらゆる種目で高い成績を残しました。『スポーツマンNo.1決定戦』では歴代最多である6回の優勝経験があります。
“MONSTER BOX”と言われる跳び箱では、世界記録を目の前にした22段を記録、パワーを競う“WORK OUT GUYS”では世界記録である45秒46という記録をたたき出し、スピードを競う“SHOT-GUN-TOUCH”では芸能人の中で歴代No.1に輝きました。また、スタジオでの挑戦以外に、ケインの少林寺拳法修行も放送されるほどの活躍を見せました。
7.東尾理子とケイン・コスギの関係は?
今では結婚しているケイン・コスギですが、結婚前の元彼女に、プロゴルファーの東尾理子の名があります。ケインはスポーツ万能でゴルフもします。二人はスポーツ番組でスポーツの話をした事がきっかけで、交際に発展しました。
せっかくお似合いの二人だったのですが、多忙なスケジュール、遠距離恋愛が原因で別れてしまったのだとか。
また別れた理由の中には、東尾理子の父・東尾修の反対もあったという噂も。日本語はそんなに堪能でなく、ハリウッド映画に出演も一本、当時は筋肉番付だけだったことからケインと娘の将来を心配してのことだったそうです。現在、東尾理子は俳優の石田純一と結婚してます。
8.映画『テラフォーマーズ』ではゴッド・リー役で存在感を発揮するケインコスギ
ケイン・コスギは4月29日から公開される、伊藤英明主演の映画『テラフォーマーズ』に出演しています。この映画は人気コミックヤングジャンプに連載されていたもので、ゴキブリと人間が戦うSF漫画の実写版映画です。
今回の映画では、原作単行本『バグズ二号編』を元にしたストーリーとなっています。
舞台は人口増加した地球から移住する為の、火星地球化計画が遂行されてからの500年後の世界です。人間は、火星を人類に適した、地球環境のように進化させるため、コケとゴキブリを送りました。その異常変化した火星に、最後の仕上げの為に送られたさまざまな特殊能力を与えられた15人の日本人。彼らは火星で、予想を遥かに超えて進化したゴキブリ達と戦うことになります。
ケイン演じるゴッド・リーは、幼い頃から戦い続けてる高い戦闘力を持つイスラエル出身の元テロリスト。しかし、実は心の優しい思いやりのある男というキャラクターです。映画の中でケインは、超高温の爆炎を出す昆虫人間になっています。