1:広橋涼の実家はお寺
広橋涼(ひろはし・りょう)は、新潟県出身で、1977年8月5日生まれ。2016年現在、青二プロダクションに所属し、声優としてアニメやゲームなど多くの作品で活躍しています。
実家がお寺ということで、広橋自身も仏教系の大学に通ってたところ、仏教関係にこだわらず好きなことしてもよいと実家から言われたそうです。そこで、中学時代から声優に興味のあった広橋は、大学も続けながら大阪の「青二塾」に入り声優への道を歩み始めました。
2:『アクエリアンエイジ』で声優デビュー
青二塾で学んだ広橋は、2002年、『アクエリアンエイジ』で声優デビューを果たします。『アクエリアンエイジ』は、ブロッコリーから発売されているトレーディングカードゲームを基にしたテレビアニメ。ゲームの世界観を受け継ぎながら、新キャラクターを加えオリジナルのストーリーで放送されました。
太古の昔から繰り広げられてきた少女たちの戦い「アクエリアンエイジ」。バンドを組む高校生の響太は新年のライブに幼なじみの依子が来てくれることを喜んでいましたが、不思議な現象が周りで起こります。実は、響太も依子にも秘められた力が備わっており、思いがけず戦いに巻き込まれ……というお話。
本作にはそれぞれ特殊な能力を持ったキャラクターが登場しますが、広橋はまだ名前のない「女の子」役でした。
3:人見知りな性格
『キミキスラジオ』公開録音
幼少時の広橋は、神経質で人見知りも激しく、布団の位置がずれているだけで眠れない子どもだったといいます。しかし、鉄棒と登り棒で落ちて頭を打ってから、なぜか細かいことを気にしなくなったのだとか。それまでの神経質さはなくなり、ふわふわとして地に足が付かない感じの子になったそうです。
人見知りは現在も続いていて、アニメ『キミミス』のアフレコインタビューの際、登場人物の中で自分に一番近いと思うのは誰?という質問に、星乃結美というキャラクターの人見知りなところが共感できると答えています。
しかし、友人は多いようで、アニメ『ARIA』シリーズで共演した、葉月絵理乃や大原さやか、水橋かおり、斎藤千和らとは、仕事だけでなくプライベートで会うこともあるとか。また、恋愛ゲーム及びアニメ『キミキス』の現場では、田中理恵や野川さくらとも仲が良いそうです。『キミキスラジオ』の公開録音に突然アフロヘアーで登場し、周囲を驚かせたという逸話もあります。
4:少年・少女のキャラが多い
声優歴も長くなり中堅となった広橋は、これまでに数多くのアニメやゲーム、ドラマCDなどで活躍してきました。演技の幅は広く実力もありますが、主に少年・少女のキャラクターを演じることが多いようです。出演したアニメから、人気の作品をピックアップしてご紹介していきます。
東谷小雪『ケロロ軍曹』
吉崎観音による同盟漫画が原作。地球侵略のためにやってきたケロン星人であるケロロ軍曹を中心に、パロディを多用したギャグ・ストーリーが繰り広げられます。広橋が務めた忍者の東谷小雪は、動物用の罠にかかったケロン軍のドロロを助け、ケロロ小隊とも友好的だとか。
山田葵『WORKING!!』
原作は、高津カリノによる同名漫画。個性的なメンバーが働く北海道のファミリーレストラン「ワグナリア」を舞台にしたギャグアニメです。広橋は、家出娘の自称16歳の山田葵を演じました。実際の年齢はもっと低いようで、「山田」は仮名だそうです。
市松こひな『繰繰れ!コックリさん』
遠藤ミドリの同名漫画が原作のアニメ。一人コックリさんをして狐の物怪を呼び出してしまった市松こひなは、自分を「人形」と言い、古風な言葉遣いをし、カップ麺をこよなく愛する風変わりな女の子です。広橋は、この市松こひなを務めました。
アスガー『英国一家、日本を食べる』
イギリス出身のフードライターであるブースは大の日本食好き。家族とともに日本に滞在した100日間の食文化の記録をまとめた書籍『英国一家、日本を食べる』を基にアニメが製作されました。広橋は、ブース家の長男、メガネをかけたアスガーを演じています。
5:競馬が大好きな広橋涼
広橋の趣味のひとつに競馬があります。競馬歴は十数年になるそうで、柴田大知騎手のファンであると語り、かなりの本格派。グリーンチャンネルの『競馬場の達人』にも出演しました。この番組は「達人」と呼ばれるゲストが自費で馬券を購入し、1日競馬を楽しむという内容になっています。
広橋は人気に関係なく気に入った馬を買うと言うスタイルで、なんと12レース中10レースを的中させました。しかし、応援馬券(1頭の単勝・複勝を同時購入)のため配当はさほど高くなく、結局はマイナスになってしまったようです。
6:韓流俳優・ドラマのファン
カン・ドンウォン
広橋は韓国映画やドラマが好きで、日本公開前の映画を観に行ったこともあるくらいのファンだそうです。特にお気に入りの韓流俳優は、カン・ドンウォンなのだとか。自身のラジオ番組『広橋涼の超ラジ!』にて頻繁にカン・ドンウォンについて熱く語り、番組のブログで出演作の紹介もしています。
☆ドンウォンさん情報☆ カン・ドンウォンさんとソン・ガンホさん共演の映画『義兄弟』は10月から公開されます。 私の愛するドンウォンさんの映画をぜひぜひご覧ください。
7:相沢舞とラジオパーソナリティを務める
広橋の出演作のひとつにRPGゲームの『シャイニング』シリーズがあります。広橋は、そのゲームの魅力を伝えながら、日々を「シャイニング」なものにすべくあらゆることに全力で臨むというバラエティラジオ番組『広橋涼・相沢舞のShining Radio!』を、相沢舞とともに担当。
普通のお便りはもちろん、『シャイニング』シリーズに関わりのあるゲストを迎えてのトークやクイズ、リスナーから募集したアイディアパンを実際に作るなど、同じプロダクションであり作品内でも共演している相沢舞との絶妙なコンビネーションで務めました。