古川慎のプロフィール
古川慎は、2011年にWebアニメ『武装中学生』吉野サトシ役でデビューを果たし、以降、声優・ラジオパーソナリティとして活躍しています。
そして何と言っても、2015年のテレビアニメ『ワンパンマン』にてサイタマの声を演じ一躍注目されました。そして今回は、古川慎を知る上でちょっと欠かせない7つの意外な素顔・魅力に迫ります。
1:声優になることは5歳からの夢だった!
古川慎は、1989年9月29日うまれ、熊本県出身です。学生時代は卓球をやっていましたが、本人いわく、たいして上手くならなかったそうです。
『新機動戦記ガンダムW』がきっかけ
声優の仕事に興味を持ったきっかけは、5歳のときに見たアニメ『新機動戦記ガンダムW』でした。同作でヒイロ・ユイを担当した緑川光の声に憧れたことで声優を目指すようになります。
中学生になった頃、両親が契約してくれたスカパーのアニメ専門チャンネルを見るうちに、すっかりアニメの虜に。高校生の時、専門学校のパンフレットで、憧れの緑川光が特別講師をしていることを知り、福岡スクールオブミュージック専門学校に入学しました。
在学中には、レベルファイブのPS3専用ゲーム『白騎士物語』でモーションアクターのアルバイトをしたこともあります。
2:2011年に『武装中学生』で声優デビュー
2011年、Webアニメ『武装中学生』で、ついに声優デビューを果たします。
『ファイナルファンタジーシリーズ』で知られるシナリオライターの野島一成が発足したコンテンツで、近未来2026年の日本を舞台にした、防衛教育組織の生徒達の物語です。古川慎が演じたのは、メインキャラクターの一人、吉野サトシです。
父親と同じ自衛官を目指し、東都防衛学院に進学する、ごく普通の中学生という設定でしたが、明るく、屈託のないキャラクターは、古川の声とよく合っていました。
3:女子力の高い趣味が話題に
趣味は、街の雑貨屋めぐりです。街中を歩きながら、時間があると立ち寄り、こまごました雑貨をあれこれ手にするそうです。例えば、ホームパーティーのときに使えるかもと気にいったのは、小便小僧のビールサーバーだったとか……。
最近は、さらに神社やお寺のパワースポットをめぐることにもハマっている様子。どうも、趣味に限っては、かなり女子力が高いです。インタビューでマイブームを聞かれた際、以下のように答えています。
神社や寺にも、それぞれ属性というものがあるらしいんです。これは誕生日と血液型から割り出せるんですけど、自分の属性と相性の良い神社に行って、お願い事をしたり、おみくじを引いたりしています。相性の良い神社が家の近くにあって、そこでお参りをして「仕事ください」ってお願いをしたすぐ後に本当に仕事が決まったこともありました!
4:アニメ『ワンパンマン』では最強チート主人公サイタマの声を担当
『ワンパンマン』は、2009年7月からウェブサイト上で連載されている人気漫画です。作者はONE。敵を、ワンパンチで倒すヒーロー・サイタマが活躍するギャグ系アクション漫画で、1日2万回、累計1000万人以上が閲覧したとも言われています。
2012年6月からはリメイク版が村田雄介の作画で、ウェブマンガサイト「となりのヤングジャンプ」で連載されています。テレビ東京系列でテレビアニメ化され、2015年10月から12月まで放送されました。
サイタマの声に抜擢!
古川慎が演じたのは主人公のサイタマです。マジ顔とボケ顔という二つの顔を合わせ持つ、つかみどころのないキャラクターを見事に演じ分けています。サイボーグの青年・ジェノスは石川界人が演じました。
5:『刀剣乱舞』で大倶利伽羅の声を担当したことについて語る!
『刀剣乱舞』は、略して「とうらぶ」とも呼ばれる、人気ブラウザゲームです。様々な名刀を擬人化した「刀剣男士」を収集し、彼らを強化しながら、敵を倒していくという刀剣育成型シミュレーションです。
古川慎は、打刀の大倶利伽羅というキャラクターの声を担当しています。相当思い入れのあるキャラクターのようで、2016年2月7日に開催された「ワンダーフェスティバル2016」の『刀剣乱舞』ステージに登場し、大倶利伽羅についての深い思いを語っています。
それでも足りなかったのか、翌日にはツイッターで思いのたけを饒舌に綴っています。
原作の方、公式の方がどのような意図を持って大倶利伽羅をクールなキャラクターと設定したのかは僕にはわかりません。
— 古川慎official (@Furukawa__m) 2016年2月8日
しかし、彼の発する言葉には、必要以上に他人を拒んだり、自分のみで良い、という意味合いが多く込められています。
それでいて、敵を倒す事に執心する...
— 古川慎official (@Furukawa__m) 2016年2月8日
彼は凄く不器用な人間(刀)なんだな、と思いました。
他人との関わり方がよく分からない。
だから自らのアイデンティティである"武器であること"
それも、ただ1人でより多くの敵を倒せる武器であれるようにと、振舞っているような気がするんです。
6:アニメの主題歌を数多く歌っている!
『ALIVE SOARA』
2015年から発売されているドラマCD『ALIVE SOARA』のシリーズでは、神楽坂宗司の声を担当し、『旅立ちのエール』『アイノハナ』『さまよい星』など複数のキャラクターソングにも参加しています。
高校生バンド「SOARA」と、芸能人ユニット「Growth」が、それぞれの夢に向かって進む音楽の物語です。神楽坂宗司は「SOARA」のメンバーです。
『ワンパンマン』
古川慎が主人公サイタマを演じた『ワンパンマン』では、もちろん『サイタマのワンパン音頭』というキャラクターソングを歌っています。
歌唱力はなかなかのもの。将来は、歌手活動もやってみたいと思っているらしく、35歳くらいまでにソロのライブを開くのが夢だと語っています。
7:『心が叫びたがってるんだ。』で岩木寿則の声を演じる
2015年9月19日公開され、話題になったアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』は、第39回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞も受賞した秀作です。
人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と同じ監督・長井龍雪、脚本・岡田磨里、キャラクターデザイン・田中将賀のトリオが再結集したオリジナルアニメです。「あの花」と同じく、埼玉県秩父市を舞台にした、少年・少女の青春群像ストーリーです。
古川慎は、揚羽高校DTM研究会に所属するメンバーで、主要キャラクターの一人、岩木寿則を演じています。
8:古川慎が人気声優によるVOCALOID曲のカバーアルバムに参戦!
人気声優がVOCALOID曲をカバーするコンピシリーズ「ACTORS」の新作アルバム「EXIT TUNES PRESENTS ACTORS6」に古川慎が参加します。発売は2017年2月1日。
古川慎は心配性のおかん気質な双子の兄・二条佑斗役として参加しています。参加曲は「それがあなたの幸せとしても」「カーニバル」「きょうもハレバレ」です。
音楽CDのほかにドラマCDも収録されており、他の声優陣が演じるキャラクターとの掛け合いも聴くことができます。
8:古川慎『シン・ゴジラ』出演の噂の真相は……?
『シン・ゴジラ』は、2016年7月29日公開、庵野秀明の総監督・脚本の日本映画で、その年の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど大ヒット作となりました。
実はこの作品、非常に多くのキャストが出演していることでも話題になっています。発見しやすい人から、なかなか見つけにくい人まで、多数の出演者がいるこの作品。
その総勢328名のキャストの中に「古川慎」が出演しているとファンの間で囁かれていましたが、実は出演していたのは古川慎(ふるかわ しん)という俳優で、声優の古川慎(ふるかわ まこと)ではありません。
出演キャストが多いことから幻の人物として噂されていたそうですが、古川慎(ふるかわまこと)は出演していないのですから、幻とされるのも納得ですね。
期待の若手声優、古川慎の活躍からこれからも目が離せません。