2025年11月8日更新

クセーノ博士は黒幕?死亡の真相や怪しい正体の秘密を徹底解説【ワンパンマン】

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ワンパンマン 
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ONE版155話が更新されて以降、再び黒幕候補に名乗りを上げたクセーノ博士。名前通り、ここからきな臭い展開となるのでしょうか? 本記事では『ワンパンマン』のクセーノ博士を解説。死亡の真偽や、ジェノスやメタルナイト(ボフォイ博士)との関係性について、最新話を踏まえ考察していきます。 ※この記事は『ワンパンマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『ワンパンマン』クセーノ博士のプロフィール

ワンパンマン ジェノス
年齢 不明
職業 科学者

クセーノ博士はS級ヒーロー・ジェノスの命の恩人として登場する天才科学者です。年齢は不明ですがおそらく70歳前後。頭がきのこのような形をしています。 狂サイボーグにやられて瀕死だったジェノスを、偶然通りかかったクセーノ博士が発見。彼を介抱すると同時に、サイボーグ化手術を施しました。ジェノスの面倒を幼い頃から見ており、彼とはまるで祖父と孫のような関係性です。

【最期】クセーノ博士は死亡した?黒幕は一体誰なのか

バトルスーツを纏うネオヒーローズの台頭

ヒーロー協会と対立する、新興組織として台頭してきたネオヒーローズ。彼らは所属メンバーに高性能のバトルスーツを支給し、ヒーローたちの戦闘力アップを成功させました。 実はこのスーツに使われている技術が、ヒーロー協会所属のメタルナイトを開発したボフォイ博士の技術と酷似していたのです。 ネオヒーローズに潜入していたS級ヒーロー・童帝はそれに勘付き、ネオヒーローズ活躍の裏でボフォイ博士が暗躍しているのではと推理。彼の動きを警戒し始めます。

やはりボフォイ博士が黒幕だったのか

ワンパンマン ジェノス
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

ジェノスと偶然遭遇した、ネオヒーローズの筆頭を務めるブルー。彼はジェノスに対し、「ボフォイ博士が怪人を強化している」と匂わせる発言をします。 さらに、S級ヒーロー・駆動騎士はボフォイ博士に関する独自調査を進めており、その結果をジェノスへ通達。「ボフォイ博士は世界を破壊して自身が管理権を持つ世界を再構築するつもり」「ジェノスの故郷を襲った狂サイボーグもボフォイ博士が作ったもの」という新事実を伝えました。 これにより「ボフォイ博士=黒幕」という可能性が大きく高まり、ジェノスはボフォイ博士に対する強い敵意を持つことに。彼は信頼するサイタマとクセーノ博士に事情を話し、そのうえで今後の動きを決めようと考えます。

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クセーノ博士が死亡?経緯や死因を解説

ワンパンマン サイタマ
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部
漫画(ONE版) 141話
漫画(村田版) 死亡していない
アニメ 死亡していない

サイタマと共にクセーノ博士のラボを訪ねたジェノス。事情を聞いたサイタマは「ボフォイに直接会ってみればいい」と気楽に答えますが、クセーノ博士はあくまで慎重に動くべきとアドバイスします。3人はひとまずラボでゆっくり過ごしますが、その判断により窮地を招くことに。 なんとその夜、彼らのもとに「機神シリーズ」と呼ばれるロボット型の怪人が現れたのです。サイタマやジェノスが気付いたときにはすでに遅く、クセーノ博士は致命傷を負ってしまいました。戦闘態勢に入ったサイタマたちが敵を殲滅したものの、クセーノ博士はすでに死亡寸前。 死を悟った彼はジェノスに強化パーツの場所を教え、そのまま息を引き取ってしまいます。

ロボット軍団の襲撃とバトルスーツの反乱

クセーノ博士が機神シリーズに殺された直後、謎のロボット軍団がA市へ侵攻。駆けつけたネオヒーローたちは、S級ヒーローでも苦戦したロボたちを、なぜかあっという間に鎮圧してしまいます。 すると今度はネオヒーローたちが着用していたバトルスーツに意識を乗っ取られる事態に。実はロボット軍団もネオヒーローズが動かしていました。ネオヒーローズの隠された目的は、全人類をスーツで制御し、ネオが統治する新世界の再建だったのです。

ボフォイ博士の正体とは

ワンパンマン ジェノス
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

ネオヒーローズのスーツ及び狂サイボーグの製作者、さらには怪人を強化した危険人物など、様々な疑惑をかけられていたボフォイ博士。全ての黒幕と疑われていましたが、原作155話でその真相が発覚。なんと彼は人類を救うために尽力し続けていた正義の科学者だったのです。 ボフォイ博士が言うには、真の黒幕が数年前に博士のデータを盗んで悪用し続けてきたとのこと。その人物がロボット軍団の暴走などにも、深く関わっているようでした。さらに「あの男は昔からオレの頭脳を狙っていた」と語るなど、犯人の目星までついていると匂わせます。 その答えが明らかになるか……と思いきや、ボフォイ博士を悪人と勘違いしたままのジェノスが突如襲来。左腕でボフォイ博士の胸を貫き、容赦なく命を奪おうとするのでした。

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【正体②】クセーノ博士はやはり黒幕?明かされた真相は

ボフォイ博士が真実を語る

ジェノスの攻撃で死んだと思われたボフォイ博士ですが、彼は自身の体をサイボーグ化しており生存。ボフォイ博士は暴走気味のジェノスを諭すよう、「一連の犯人は自分ではない」こと、そして「街で暴れているロボット軍団を止めるためにデータを収集している」ことを明かします。 彼は黒幕の本拠地を割り出せるのは自分だけ、延々湧いてくるロボット軍団を根絶やしにするには大本を叩くしかないと提案しました。 ですがどれだけ説得しても、ジェノスは彼を信じようとしません。ボフォイ博士はそんなジェノスに対し、「騙されている可能性がある」と反論。なんとジェノスが誤った情報を渡され、ボフォイ博士を敵視するよう仕向けられているのではないかと語ったのです。

全て誘導されていたジェノス

ジェノスはボフォイ博士の言葉が信じられず、「狂サイボーグに故郷を破壊されたときボフォイ博士の姿を見た」と反論します。それを聞いたボフォイ博士は「加工された記憶」と断言。彼はそこで全ての黒幕が「クセーノ博士」だと明かしました。 なんとクセーノ博士は「世界破壊計画」を推し進める悪の科学者で、ジェノスを手駒として利用していただけだと言うのです。ボフォイ博士はクセーノ博士の死亡も自作自演で、ジェノスの攻撃意思を焚きつけ、ボフォイ博士を襲撃させるための演技に過ぎないと主張します。 ジェノスはこの話を受け止め切れず、おたけびをあげながらボフォイ博士のラボを離脱するのでした。

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駆動騎士の正体も明らかに

ボフォイ博士とジェノスの会話のなかで、駆動騎士の正体も判明します。彼はボフォイ博士が作っていた未完成のヒーロー型思考AIをもとに、クセーノ博士が作り上げた「機神Gシリーズゼロ号」というロボットだったのです。 クセーノ博士はAIを上書きしてセーフティを外し、「人間を傷付けることが可能」な状態に改造。駆動騎士を使って、サイタマを撃破しようと画策します。 最新鋭のテクノロジーを駆使しながら、猛攻を仕掛ける駆動騎士。ですが、その程度ではサイタマに傷ひとつ負わせることもできません。彼はサイタマの強烈なパンチを食らい、粉々になってしまうのでした。

クセーノ博士が黒幕だと考えられた過去の考察を4つ紹介

①クセーノ博士は実は死んでいない?

ワンパンマン サイタマ

ジェノスの腕の中でドラマチックに死んだクセーノ博士も、実はクローンだったのではないでしょうか。 ジェノスが博士のラボを訪れた理由は、駆動騎士から狂サイボーグの生みの親がボフォイ博士で、ロボット軍団を使って世界征服を目論んでいるという話を聞いたから。その晩、聞いた話通りにロボット兵が襲ってきたのです。あまりにタイミングがよすぎる気が……。 ジェノスを暴走させるためのトリガーとして自分の死を自作自演したのではないでしょうか。

②「狂サイボーグ」は嘘or存在しない?

狂サイボーグはジェノスにとってもクセーノ博士にとっても家族を奪った復讐相手です。ただ、このあたりはいくらでも嘘をつける余地があるように思います。 当時、ジェノスは瀕死でした。意識朦朧としている彼に、狂サイボーグが元凶だと吹き込めば、たやすく復讐心を植え付けられたでしょう。 事件当時の記録は残っているので、狂サイボーグとは実は暴走したジェノスだった、もしくは博士の作ったサイボーグの暴走だった、という説も考えられます。

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③「駆動騎士=クセーノ博士」?

ジェノスと共闘したがっていた駆動騎士も、実は故郷を狂サイボーグに奪われた被害者とのこと。彼はボフォイ博士を黒幕と断定して動いていましたが、155話の展開を踏まえると、駆動騎士自身もボフォイ博士を黒幕に仕立て上げたい人物に見えてきます。 駆動騎士は将棋、メタルナイト(ボフォイ博士)はチェスと対比になっています。ボフォイの頭脳を欲するクセーノ博士が、メタルナイトをコピーして作ったのが駆動騎士、という線も考えられるでしょう。

④ジェノスによってメタルナイトを殺そうとしている?

ワンパンマン ジェノス

ONE版155話でボフォイ博士のラボに現れた暴走ジェノスは博士の胸を貫いていました。時間をかけてジェノスにメタルナイトに疑いの目を向けるように仕向けていたのかも…。 ボフォイの読みでは、昔から敵対していた「自分の頭脳を狙うあの男」が黒幕とのこと。同年代の天才科学者と考えると、「あの男」はクセーノ博士でしょうか。 そうすると、現状クセーノ博士側に近いと考えられる駆動騎士やジェノスが、ボフォイが完成させた限りになく人間に近いAIの候補となりそうです。

『ワンパンマン』クセーノ博士の黒幕の真相とは

ワンパンマン
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

『ワンパンマン』クセーノ博士についてONE版を軸に紹介しました。 長らく怪しいといわれていたクセーノ博士が、死亡したにも関わらず再び黒幕候補に。ONE先生による次の更新が待たれます!