2017年7月6日更新

名作『ゴッドファーザー』シリーズの知られざる15の事実

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ゴッドファーザー

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1.有名ロゴのためにコッポラは戦っていた!?

『ゴッドファーザー』には“操り人形の糸”をモチーフにしたアイコニックなロゴがあります。 当初スタジオは原作者プーゾの名前が書かれたこのロゴを廃止しようと考えていました。しかし、プーゾと共同で脚本を執筆したコッポラがこのロゴをそのまま残すべきだと主張したそうです。

2. コッポラは設定を守るために戦っていた!?

『ゴッドファーザー』は第二次世界大戦後のニューヨークを舞台とした作品でしたが、スタジオは予算削減のためコッポラに色々設定を変更するように迫っていたそうです。 たとえば、戦後から1972年に舞台を変更するように要求したり、撮影費用が高いニューヨークの代わりにカンザスシティで撮影するように要求していました。 しかし、コッポラは核である設定を断固として変更しませんでした。

3.アドリブ食事会!?

コッポラは特殊なリハーサルセッションを用いてキャストたちに役へ入り込ませていました。 その方法は食事会を開いてキャストに役を演じたままアドリブで食事をさせることだったそうです。

4.スタジオはマーロン・ブランド推しではなかった!?

コッポラは当初からヴィトー役はマーロン・ブランドに決めていましたが、パラマウントスタジオの重役チャールズ・ブルードンは“ブランドがパラマウント映画に出演することはない”と明言していたそうです。 スタジオがヴィトー役に推していたのはローレンス・オリヴィエだったと言われています。

5.アル・パチーノはファーストチョイスではなかった!?

スタジオは当初、マイケル役にロバート・レッドフォードやライアン・オニールを推していました。しかし、コッポラのファーストチョイスはいつでもアル・パチーノでした。

6.結婚式シーンがリアルな理由!?

印象的なウェディングシーンに用意された撮影日数はわずか2日でした。コッポラは限られた時間でリアリティを生み出すため、自由にアドリブで演技させる演出法を採用していたそうです。

7.ミステイクを活かした演出!?

ルカ・ブラジを演じた役者レニー・モンタナは元プロレスラーで演技経験がほとんどありませんでした。 マーロン・ブランドを前にモンタナはガチガチに固まり、1日かけても良いパフォーマンスが出来なかったそうです。 そのシーンを撮り直す時間がなかったため、ブラジがヴィトーに会う前にセリフを練習するシーンを加えていました。 それによってモンタナの酷い演技をゴッドファーザーと話していることからくる緊張に見せていました。

8.コルレオーネ家が実在する!?

コルレオーネ家として使用された屋敷がニューヨークのスタテンアイランドに実在しています。2014年、この屋敷が約3億円で売りに出されていました。

9.アル・パチーノの徹底した役作り!?

アル・パチーノは徹底的に役作りするメソッドアクターとして知られています。マイケルが殴られたシーン撮影の後、アル・パチーノは実際に顎に針金をいれて固定していたそうです。

10.あの馬の頭は本物!?

本作に登場する馬の頭の死骸は小道具ではありません。地元のドッグフード会社から本物の馬の頭を手に入れたそうです。

11.インターミッションが入る予定だった!?

175分という上映時間は映画として長かったため、映画の途中にインターミッションを入れることが検討されていました。 しかし、映画の緊張感や観客の興味が途切れる可能性があるとコッポラが判断してインターミッション案はボツになったそうです。

12.ロバート・デ・ニーロはソニー役のオーディションを受けていた!?

『ゴッドファーザーPARTⅡ』で若かりし日のヴィトー・コルレオーネを演じたロバート・デ・ニーロは『ゴッドファーザー』ソニー役のオーディションを受けていました。 しかし、デ・ニーロのパーソナリティはソニー役に合わないとコッポラは判断したそうです。

13.ネコは野良猫だった!?

ヴィトーが抱いていたネコは追加された設定でした。コッポラがセットを歩いていた時によく見かけた野良猫を急遽映画に出すことにしたそうです。

14.コッポラはクビになる可能性があった!?

スタジオは元々エリア・カザン、アーサー・ペンなどに『ゴッドファーザー』の監督オファーを出していましたが、断れたためやむなくコッポラがメガホンを取ることになりました。 コッポラは映画製作中にクビになる可能性さえあったと言われています。

15.127パックの血!?

ソニー・コルレオーネがジョーンズ・ビーチ・コーズウェイで撃たれる場面で、ジェームズ・カーンは血のり袋が127パック取り付けられたスーツを着用していたそうです。