2017年7月6日更新

アニメ『サイコパス』メインキャラクター、声優一覧まとめ

サイコパス

2012年に放映され、今なお人気を集めるアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』。本格サスペンスを確かな実力で支えた声優たちを、第1期を中心に紹介していきます。

アニメ『サイコパス』を彩る声優たち

2012年10月からノイタミナ枠で放送されたProduction I.G制作によるオリジナルアニメ。タイトルの「サイコパス」とは人間の心理状態や性格傾向を表す数値であり、それを計測するための機能である「シビュラシステム」が導入された近未来の日本が舞台です。

理想的なサイコパスからはみ出す人物、特に犯罪の起こしやすさである「犯罪係数」とされた数値を超える者は「潜在犯」、「執行対象者」と呼ばれ、それらを取り締まるのが「監視官」と「執行官」と呼ばれる公安局刑事課に所属する警察官です。また「執行官」はサイコパス的には潜在犯でありますが、「監視官」の元で行動することにより一定の自由を保障されています。

2012年に放映された第1期は全22話でしたが、第2期を前にあらたに全11話で構成され、2014年7月より新編集版として放映されました。第2期の『サイコパス2』が同2014年10月に、映画の『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が2015年1月9日より上映されました。今回は、第1期でメインキャラクターを演じた実力派声優たちをご紹介します。

狡噛慎也/関智一

第1期の主人公である狡噛慎也(こうがみしんや)は、2084年8月16日生のB型、身長180cmです。刑を執行し犯人を倒すのは強力な武器に振り回されることではなく自分自身であり、武器以上の強靭な精神と肉体を持つべきだという信念を持っており、職場でも自室でもトレーニングは欠かしません。その一方で大変な愛煙家でもあり、デスクの灰皿にはいつも吸殻が積もっています。

執行官として監視官の元で活動する立場にありますが、3年前までは監視官として活躍。捜査中の事件により犯罪係数が上昇、それを抑えるためのセラピーよりも捜査を優先したためサイコパスが戻らず、執行官に降格となりました。経歴・教養・洞察力とも並外れており、事件の真相へいち早くたどりつくことが多く、また捜査への執念深さやその野生的な風貌から、執行対象者を追い詰めるさまは肉食獣のようだと評されています。

冷徹・厳格・ぶっきらぼうながら正義感と良識を併せ持っており、新人監視官の朱に対しても、資質を認め様々なフォローをしています。

冷静さと熱さをあわせ持つ狡噛を演じた関智一は、1972年9月8日生まれ、東京都出身の男性声優です。1991年に外アニメの『レポーター・ブルース』で農夫役の吹き替えとしてデビュー。その後1994年の『機動武闘伝Gガンダム』ドモン・カッシュ役としてブレイクしました。ガンダムでは1993年『機動戦士Vガンダム』トマーシュ・マサリク役、2002年『機動戦士ガンダムSEED』イザーク・ジュール役も演じており、縁の深いシリーズでもあります。

演技の幅の豊かさに裏づけされる出演作の豊富さ、また関の趣味の豊かさにもより『仮面ライダー』の歴代関連曲をカバーしたアルバム『関智一の勝手に祝うライダー35周年!』を発表、『電撃ホビーマガジン』にコラム連載を持つなど多方面で活躍しています。2014年にはイベントで共演した落語家の立川志ら乃に弟子入りもしており、2016年1月に落語を扱ったアニメ『昭和元禄落語心中』の主役・与太郎役を務めました。

常守朱/花澤香菜

第1期のヒロインである新人監視官の常守朱(つねもりあかね)は、2092年4月1日生のA型、身長163cmです。おばあちゃん子で心優しく、執行対象者に対しても説得などを用い犯罪係数を下げ、極力命を奪わないという選択をします。そのせいで周囲からは甘いと批判されもしますが、朱の正義感やそれだけではない機転などにより、徐々に認められていきます。

シビュラシステムによる職業適性診断において、あらゆる職業にトップクラスの適正を示しており、その中で自分だけが適正Aと判断された公安局監視官の道を選びましたが、配属先での事件により身の回りの環境も大きく変わってしまいます。しかし持ち前の健全な精神でサイコパスが濁りにくい体質である朱は、その中で刑事として目をみはるほどに成長していきます。また、それゆえにシビュラシステムそのものへの疑問を持つにいたります。

第2期では主人公となり、たくましく頼れる姐御肌の監視官として成長した姿が見られました。

芯の強い朱を演じた花澤香菜は、1989年2月25日生まれ、東京都出身の女性声優です。幼稚園児の頃には『やっぱりさんま大先生』などバラエティやドラマにレギュラー出演していた子役でした。声優としてのデビューは、2003年『LAST EXILE』ホリー・マドセイン役でした。

澄んだ声質が人気で、『Persona4 the Golden ANIMATION』のマリー役、『デュラララ!!』の園原杏里役など多くの作品に主役級で出演しています。また、2015年5月3日に日本武道館で単独公演のライブを行うなど、歌手としての活動も活発です。

宜野座伸元/野島健児

朱の先輩である監視官の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)。2084年11月21日生のO型、身長183cm。狡噛とは監視官時代の同期で、「ギノ」の愛称で呼ばれています。シビュラシステムの絶対性を信じており、狡噛や父親の征陸が潜在犯となってしまった経緯から、監視官として執行官との間には一線を引くようにしています。

物語の後半では公安局への疑問や狡噛の言動に振り回され、カウンセリングを受けるもサイコパスが悪化、潜在犯となってしまいます。監視官時代は父親と似ている目元を嫌いそれを隠すための伊達眼鏡をかけていましたが、最終的に和解、第2期では眼鏡を外した姿で執行官として朱をサポートしています。

感情的になる自分を常に律しているような宜野座を演じた野島健児は、1976年3月16日生まれ、東京都出身の男性声優です。1996年にゲーム『るぷぷキューブルプ☆さらだ』、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』でデビューを果たしました。近年では『干物妹!うまるちゃん』土間タイヘイ役、『美少女戦士セーラームーンCrystal』地場衛・タキシード仮面役などの主役級を勤めています。

「ノジケン」の愛称でファンからも親しまれており、青少年代の多様な役柄を演じ分け、多数の作品で活躍しています。また、2003年『ヤング・スーパーマン』の主人公クラーク・ジョセフ・ケント役をはじめ、洋画の吹き替えにも多数出演しています。

縢秀星/石田彰

公安局刑事課一係の執行官、縢秀星(かがりしゅうせい)。2090年12月3日生のB型、身長165cm。冗談や軽口ばかりで軽薄な印象を与える一方、この社会では少数派である料理好きな面もあります。

5歳の時点でサイコパス診断により社会から弾かれ将来を選べなかった縢は、数多くの職業適性を示されなおかつ監視官になった朱に対して反発を抱きますが、朱の使命感と揺れることのない判断を目の当たりにし、認めるようになりました。

軽妙な縢を演じた石田彰は、1967年11月2日生まれ、愛知県出身の男性声優です。『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役、『銀魂』桂小太郎役など、長期にわたる人気作で重要な役を担っており、代表作を挙げるとキリがありません。特に「石田ボイス」と呼ばれるミステリアスで独特な声質を生かし、作品中で鍵となるキャラクターの役を数多く任されています。

出演作の打ち上げにも参加しないことが有名なほど人付き合いを避けている石田彰ですが、その人柄は広く好かれており、業界内にもたくさんのファンがいます。『機動戦士ガンダムSEED』で共演をした保志総一朗とは話しやすいようで、仲良くしているとの情報がよく上がっています。

六合塚弥生/伊藤静

公安局刑事課一係の執行官、六合塚弥生(くにづかやよい)。2090年9月28日生のB型、身長170cm。常に冷静でクールな表情を崩さないでいますが、新人である朱を気遣ったり被害者を慰めるなど細やかで優しい女性です。同性愛者であり、唐之杜とは恋人関係にあります。

執行官になる以前はシビュラ公認の芸術家で、ミュージシャンとして活動していました。サイコパス変動により潜在犯となってからは更生プログラムを受け社会復帰を目指していましたが、縁のあるボーカリスト滝崎リナの反社会活動を止めようとして失敗、その体験を悔やみ執行官として就任することを決意しました。

六合塚を演じた伊藤静は、1980年12月5日生まれ、東京都出身の女性声優です。『灼眼のシャナ』ヴィルヘルミナ・カルメル役や『べるぜバブ』ヒルダ役、『ヨルムンガンド』ココ・ヘクマティアル役などが挙げられます。

クールな声質と本人の姉御肌な性格に見合った役柄を多く担当しています。お化けが怖いなど可愛らしいところもあり、また一方で酒豪としても知られており、お酒を通しての人付きあいが好きなんだそう。ブログのタイトル『静◇呑んだくれ日記』にも、それが反映されていますね。

唐之杜志恩/沢城みゆき

公安局総合分析室所属・分析官、唐之杜志恩(からのもりしおん)。2085年5月25日生のA型、身長168cm。潜在犯であるものの執行官ではなく、データ分析で刑事課の面々をサポートしています。また医師免許も取得しており、執行官の健康管理を同じ潜在犯という立場の近さからも担っています。

扇情的な外見と性的なジョークの印象も強烈な喫煙家ですが、医療教育の過程では実に優秀で、一般的な期間の半分で医師免許を取得していました。しかしサイコパスの悪化により医師にはなれず、恩師から分析官への道を進められそれに従いました。バイセクシュアルで六合塚とは恋人関係にあります。

唐之杜を演じた沢城みゆきは、1985年6月2日生まれ、長野県出身の女性声優です。「みゆきち」の愛称で親しまれ、セクシーな女性から無垢な少女や少年役まで、数多く演じています。『LUPIN the Third -峰不二子という女-』峰不二子役、『デュラララ!!』セルティ・ストゥルルソン役、『うたの☆プリンスさまっ♪』七海春歌役などが代表作として挙げられます。

『図書館戦争』の柴崎麻子役では、その縁で原作者有川浩の別シリーズ『シアター!』で、沢城が所属するTheatre劇団子がモデルとして扱われることにもなります。またそれが舞台化された「もう一つのシアター!」では、Theatre劇団子によって上演され、沢城をモデルとした羽田千歳役を沢城みゆき自身が演じていました。

英語も堪能であり、2011年に受賞した第5回声優アワード海外ファン賞やアニメエキスポ2011では、通訳をとおさず自前でのスピーチを披露しています。

征陸智己/有本欽隆

公安局刑事課一係の執行官、征陸智己(まさおかともみ)。2058年6月27日生のO型、身長175cm。昔気質のベテラン刑事で、シビュラシステム導入前は優秀な刑事として活躍していたのですが、システム導入により征陸をはじめ多くの刑事が一変。潜在犯への診断を下され、征陸は執行官への道を辿りました。

宜野座とは親子でありながらその過去により距離のある関係となってしまい、親子らしいそぶりはあまり見せませんが、時には本音に踏み込んだ反応が見られることもありました。最終的には和解にいたります。

征陸智己を演じた有本欽隆は、1940年2月11日生まれ、鳥取県出身の男性声優です。ありもときんりゅうの読み方は芸名であり、本名はありもとよしたかと読みます。野沢那智と共に劇団薔薇座を創立し、舞台俳優としての芸歴も長く持っています。

海外ドラマや洋画の吹き替えではクリストファー・ウォーケンやデニス・ファリーナの担当をはじめとし、他にも多数の作品に出演しています。

槙島聖護/櫻井孝宏

槙島聖護(まきしましょうご)は免罪体質と呼ばれる特異な体質を持ち、いかなる凶悪な犯罪を実行中であろうともサイコパスは正常値を保っており、シビュラシステムから裁かれることのない人間です。それゆえかそれ以前からか、槙島はシビュラシステムに異を唱えるように数々の潜在犯たちに手を貸し、事件の糸を操ります。

実は狡噛が潜在犯へとなるきっかけの事件も槙島が関係しており、その手がかりを追っていた狡噛によって追い込まれることになりますが、自分と同じく知性も身体能力も秀でた狡噛との接触ないし読み合いを楽しんでいました。

静かな狂気を秘めた槙島聖護を演じた櫻井孝宏は、1974年6月13日生まれ、愛知県出身の男性声優です。1996年に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』でデビュー後、数多くの作品で活躍しており、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役、『モノノ怪』の薬売り役、『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』クラウド・ストライフ役など、代表作には限りがありません。

もの静かで知的な役柄が多い印象の一方で、『おそ松さん』の松野おそ松役や『デジモンアドベンチャー』のテントモン役など、意外な役もこなしています。キャラクターの心理に基づいた役作りを徹底しており、その表現力において高く評価されています。