2019年11月30日更新

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズのキャラクター・声優キャストをまとめて紹介

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サイコパス

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アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズを彩るメインキャラクター・声優キャストを一挙紹介

2012年10月からノイタミナ枠で放送されたProduction I.G制作によるオリジナルアニメ。タイトルの「サイコパス」とは人間の心理状態や性格傾向を表す数値であり、それを計測するための機能である「シビュラシステム」が導入された近未来の日本が舞台です。 理想的な数値からはみ出す人物、特に犯罪の起こしやすさである「犯罪係数」とされた数値を超える者は「潜在犯」、「執行対象者」と呼ばれます。彼らを取り締まるのが「監視官」と「執行官」と呼ばれる公安局刑事課に所属する警察官です。執行官は潜在犯ではありますが、「視官の元で行動することにより一定の自由を保障されています。 2012年に第1期、2014年に第2期が放送され、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が2015年に公開。さらに2019年には劇場版3部作が公開されたうえ、アニメ第3期が放送されており、ますますの人気を博しています。 今回は、1期から3期まで含めたメインキャラクターと担当声優陣を一挙紹介していきます!

【第1期~第2期】「PSYCHO-PASS サイコパス」メインキャラ&声優キャスト

ここから、第1期と第2期のメインキャラクター&声優キャストを紹介していきます!監視官と執行官、それぞれが事情を抱えながら進む物語。そんなシリアスでドラマティックな本作を彩る個性豊かな面々が揃っています。

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狡噛慎也(こうがみしんや)/CV.関智一

狡噛慎也(こうがみしんや)は、2084年8月16日生のB型、身長180cmです。刑を執行し犯人を倒すのは強力な武器に振り回されることではなく自分自身であり、武器以上の強靭な精神と肉体を持つべきだという信念を持っており、職場でも自室でもトレーニングは欠かしません。その一方で大変な愛煙家でもあり、デスクの灰皿にはいつも吸殻が積もっています。 執行官として監視官の元で活動する立場にありますが、3年前までは監視官として活躍。捜査中の事件により犯罪係数が上昇、それを抑えるためのセラピーよりも捜査を優先したためサイコパスが戻らず、執行官に降格となりました。経歴・教養・洞察力とも並外れており、事件の真相へいち早くたどりつくことが多く、また捜査への執念深さやその野生的な風貌から、執行対象者を追い詰めるさまは肉食獣のようだと評されています。 冷徹・厳格・ぶっきらぼうながら正義感と良識を併せ持っており、新人監視官の朱に対しても、資質を認め様々なフォローをしています。

冷静さと熱さをあわせ持つ狡噛を演じた関智一は、1972年9月8日生まれ、東京都出身の男性声優です。1991年に外アニメの『レポーター・ブルース』で農夫役の吹き替えとしてデビュー。その後1994年の『機動武闘伝Gガンダム』ドモン・カッシュ役としてブレイクしました。ガンダムでは1993年『機動戦士Vガンダム』トマーシュ・マサリク役、2002年『機動戦士ガンダムSEED』イザーク・ジュール役も演じており、縁の深いシリーズでもあります。 演技の幅の豊かさに裏づけされる出演作の豊富さ、また関の趣味の豊かさにもより『仮面ライダー』の歴代関連曲をカバーしたアルバム『関智一の勝手に祝うライダー35周年!』を発表、『電撃ホビーマガジン』にコラム連載を持つなど多方面で活躍しています。2014年にはイベントで共演した落語家の立川志ら乃に弟子入りもしており、2016年1月に落語を扱ったアニメ『昭和元禄落語心中』の主役・与太郎役を務めました。

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常守朱(つねもりあかね)/CV.花澤香菜

新人監視官の常守朱(つねもりあかね)は、2092年4月1日生のA型、身長163cmです。おばあちゃん子で心優しく、執行対象者に対しても説得などを用い犯罪係数を下げ、極力命を奪わないという選択をします。 そのせいで周囲からは甘いと批判されもしますが、朱の正義感やそれだけではない機転などにより、徐々に認められていきます。 シビュラシステムによる職業適性診断において、あらゆる職業にトップクラスの適正を示しており、その中で自分だけが適正Aと判断された公安局監視官の道を選びましたが、配属先での事件により身の回りの環境も大きく変わってしまいます。 しかし持ち前の健全な精神でサイコパスが濁りにくい体質である朱は、その中で刑事として目をみはるほどに成長していきます。また、それゆえにシビュラシステムそのものへの疑問を持つにいたります。

芯の強い朱を演じた花澤香菜は、1989年2月25日生まれ、東京都出身の女性声優です。幼稚園児の頃には『やっぱりさんま大先生』などバラエティやドラマにレギュラー出演していた子役でした。声優としてのデビューは、2003年『LAST EXILE』ホリー・マドセイン役でした。 澄んだ声質が人気で、『Persona4 the Golden ANIMATION』のマリー役、『デュラララ!!』の園原杏里役など多くの作品に主役級で出演しています。また、2015年5月3日に日本武道館で単独公演のライブを行うなど、歌手としての活動も活発です。

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宜野座伸元(ぎのざのぶちか)/CV.野島健児

朱の先輩である監視官の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)。2084年11月21日生のO型、身長183cm。狡噛とは監視官時代の同期で、「ギノ」の愛称で呼ばれています。シビュラシステムの絶対性を信じており、狡噛や父親の征陸が潜在犯となってしまった経緯から、監視官として執行官との間には一線を引くようにしています。 公安局への疑問や狡噛の言動に振り回され、カウンセリングを受けるもサイコパスが悪化、潜在犯となってしまいます。監視官時代は父親と似ている目元を嫌いそれを隠すための伊達眼鏡をかけていましたが、最終的に和解、第2期では眼鏡を外した姿で執行官として朱をサポートしています。

感情的になる自分を常に律しているような宜野座を演じた野島健児は、1976年3月16日生まれ、東京都出身の男性声優です。 1996年にゲーム『るぷぷキューブルプ☆さらだ』、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』でデビューを果たしました。近年では『干物妹!うまるちゃん』土間タイヘイ役、『美少女戦士セーラームーンCrystal』地場衛・タキシード仮面役などの主役級を勤めています。 「ノジケン」の愛称でファンからも親しまれており、青少年代の多様な役柄を演じ分け、多数の作品で活躍しています。また、2003年『ヤング・スーパーマン』の主人公クラーク・ジョセフ・ケント役をはじめ、洋画の吹き替えにも多数出演しています。

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縢秀星(かがりりゅうせい)/CV.石田彰

公安局刑事課一係の執行官、縢秀星(かがりしゅうせい)。2090年12月3日生のB型、身長165cm。冗談や軽口ばかりで軽薄な印象を与える一方、この社会では少数派である料理好きな面もあります。 5歳の時点でサイコパス診断により社会から弾かれ将来を選べなかった縢は、数多くの職業適性を示されなおかつ監視官になった朱に対して反発を抱きますが、彼女の使命感と揺れることのない判断を目の当たりにし、認めるようになりました。

石田彰は、1967年11月2日生まれ、愛知県出身の男性声優です。 『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役、『銀魂』桂小太郎役など、長期にわたる人気作で重要な役を担っており、代表作を挙げるとキリがありません。特に「石田ボイス」と呼ばれるミステリアスで独特な声質を生かし、作品中で鍵となるキャラクターの役を数多く任されています。 出演作の打ち上げにも参加しないことが有名なほど人付き合いを避けている石田彰ですが、その人柄は広く好かれており、業界内にもたくさんのファンがいます。『機動戦士ガンダムSEED』で共演をした保志総一朗とは話しやすいようで、仲良くしているとの情報がよく上がっています。

六合塚弥生(くにづかやよい)/CV.伊藤静

公安局刑事課一係の執行官、六合塚弥生(くにづかやよい)。2090年9月28日生のB型、身長170cm。常に冷静でクールな表情を崩さないでいますが、新人である朱を気遣ったり被害者を慰めるなど細やかで優しい女性です。同性愛者であり、唐之杜とは恋人関係にあります。 執行官になる以前はシビュラ公認の芸術家で、ミュージシャンとして活動していました。サイコパス変動により潜在犯となってからは更生プログラムを受け社会復帰を目指していましたが、縁のあるボーカリスト滝崎リナの反社会活動を止めようとして失敗、その体験を悔やみ執行官として就任することを決意しました。

六合塚を演じた伊藤静は、1980年12月5日生まれ、東京都出身の女性声優です。『灼眼のシャナ』ヴィルヘルミナ・カルメル役や『べるぜバブ』ヒルダ役、『ヨルムンガンド』ココ・ヘクマティアル役などが挙げられます。 クールな声質と本人の姉御肌な性格に見合った役柄を多く担当しています。お化けが怖いなど可愛らしいところもあり、また一方で酒豪としても知られており、お酒を通しての人付きあいが好きなんだそう。ブログのタイトル『静◇呑んだくれ日記』にも、それが反映されていますね。

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唐之杜志恩(からのもりしおん)/CV.沢城みゆき

公安局総合分析室所属・分析官、唐之杜志恩(からのもりしおん)。2085年5月25日生のA型、身長168cm。潜在犯であるものの執行官ではなく、データ分析で刑事課の面々をサポートしています。また医師免許も取得しており、執行官の健康管理を同じ潜在犯という立場の近さからも担っています。 扇情的な外見と性的なジョークの印象も強烈な喫煙家ですが、医療教育の過程では実に優秀で、一般的な期間の半分で医師免許を取得していました。しかしサイコパスの悪化により医師にはなれず、恩師から分析官への道を進められそれに従いました。バイセクシュアルで六合塚とは恋人関係にあります。

唐之杜を演じた沢城みゆきは、1985年6月2日生まれ、長野県出身の女性声優です。「みゆきち」の愛称で親しまれ、セクシーな女性から無垢な少女や少年役まで、数多く演じています。『LUPIN the Third -峰不二子という女-』峰不二子役、『デュラララ!!』セルティ・ストゥルルソン役、『うたの☆プリンスさまっ♪』七海春歌役などが代表作として挙げられます。 『図書館戦争』の柴崎麻子役では、その縁で原作者有川浩の別シリーズ『シアター!』で、沢城が所属するTheatre劇団子がモデルとして扱われることにもなります。またそれが舞台化された「もう一つのシアター!」では、Theatre劇団子によって上演され、沢城をモデルとした羽田千歳役を沢城みゆき自身が演じていました。

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征陸智己(まさおかともみ)/CV.有本欽隆(ありもときんりゅう)

公安局刑事課一係の執行官、征陸智己(まさおかともみ)。2058年6月27日生のO型、身長175cm。昔気質のベテラン刑事で、シビュラシステム導入前は優秀な刑事として活躍していたのですが、システム導入により征陸をはじめ多くの刑事が一変。潜在犯への診断を下され、征陸は執行官への道を辿りました。 宜野座とは親子でありながらその過去により距離のある関係となってしまい、親子らしいそぶりはあまり見せませんが、時には本音に踏み込んだ反応が見られることもありました。最終的には和解にいたります。

征陸智己を演じた有本欽隆(ありもときんりゅう)は、1940年2月11日生まれ、鳥取県出身の男性声優です。野沢那智と共に劇団薔薇座を創立し、舞台俳優としての芸歴も長く持っています。 アニメ声優としては『ONE PIECE』白ひげ役として知られているほか、海外ドラマや洋画の吹き替えではクリストファー・ウォーケンやデニス・ファリーナの担当をはじめとし、他にも多数の作品に出演しています。 2019年に惜しまれつつも他界しています。

槙島聖護(まきしましょうご)/CV.櫻井孝宏

槙島聖護(まきしましょうご)は免罪体質と呼ばれる特異な体質を持ち、いかなる凶悪な犯罪を実行中であろうともサイコパスは正常値を保っており、シビュラシステムから裁かれることのない人間です。それゆえかそれ以前からか、槙島はシビュラシステムに異を唱えるように数々の潜在犯たちに手を貸し、事件の糸を操ります。 実は狡噛が潜在犯へとなるきっかけの事件も槙島が関係しており、その手がかりを追っていた狡噛によって追い込まれることになりますが、自分と同じく知性も身体能力も秀でた狡噛との接触ないし読み合いを楽しんでいました。

静かな狂気を秘めた槙島聖護を演じた櫻井孝宏は、1974年6月13日生まれ、愛知県出身の男性声優です。 1996年に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』でデビュー後、数多くの作品で活躍しており、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役、『モノノ怪』の薬売り役、『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』クラウド・ストライフ役など、代表作を挙げると限りがありません。 もの静かで知的な役柄が多い印象の一方で、『おそ松さん』の松野おそ松役や『デジモンアドベンチャー』のテントモン役など、意外な役もこなしています。キャラクターの心理に基づいた役作りを徹底しており、その表現力において高く評価されています。

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霜月美佳(しもつきみか)/CV.佐倉綾音

霜月美佳(しもつきみか)は、第1期では王陵璃華子(おうりょうりかこ)に親友を殺された女子高生として登場。終盤で、異例の未成年監視官になり、第2期では朱の同僚として活躍します。第3期ではさらに課長に出世し、監視官を統括する役職に就いています。 彼女は、シビュラシステムが絶対的な正義だと信じ、潜在犯は即刻排除すべきという、いわば教科書どおりの監視官でした。ときには、保身のための行動をとることもあり、朱とは対象的な監視官として描かれています。 経験を積み、第3期ではシステムの綻びから発生した事件に立ち向かう監視官たちを、叱咤しながらもサポートする優秀な上司に成長しました。

霜月美佳を演じるのは、「あやねる」の愛称で親しまれる佐倉綾音です。中学から劇団東俳に所属、高校生で声優デビューを果たしました。『夢喰いメリー』(2011年)メリー・ナイトメア役で初主演を果たし、『僕のヒーローアカデミア』(2016年)の麗日お茶子役などが有名です。

東金朔夜(とうがねさくや)/CV.藤原啓治

東金朔夜(とうがねさくや)は、元セラピストの執行官です。冷静沈着な性格で、任務にはドミネーターを極力使わないようにしている珍しいタイプ。その正体は、人工的な免罪体質者で、過去に実母の殺人未遂や担当執行官の色相を濁らせてきた人物です。 彼は犯罪を前にしても色相がクリアな朱に執着し、彼女を執行官堕ちさせようと暗躍します。凄惨な手段を使って朱を揺さぶりますが失敗、物悲しい最期を迎えます。第2期において、彼はシビュラシステムの新たな闇を露呈するキーパーソンとなりました。

異常な精神性を持つ東金朔夜を演じたのは、藤原啓治(画像2枚目)です。演じるキャラクターの年齢や性格は幅広く、この東金役では、『クレヨンしんちゃん』の初代野原ひろし役からは想像できない演技をしています。 ほかには、『交響詩篇エウレカセブン』(2005年)のホランド・ノヴァク役や『鋼の錬金術師』(2003年)のマース・ヒューズ役が有名です。

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雛河翔(ひなかわしょう)/CV.櫻井孝宏

雛河翔(ひなかわしょう)は第2期から登場する執行官で、第3期でも一係に残っています。くせっ毛の髪の毛で片目が隠れており、見た目通り気弱な性格です。声も小さく、高圧的に接してくる人に対しては萎縮してしまうところがあります。 元ホロプログラマーの腕を活かし、事件解決に貢献。高い技術力は、一係内でも一目置かれています。過去に重度のうつ病になり大量の薬を摂取していました。その経緯からか、執行官となった後も食事には大量のサプリメント剤を混ぜて食べています。

雛河翔を演じるのは櫻井孝宏です。櫻井は第1期で事件の黒幕として暗躍していた槙島聖護を演じていました。 櫻井は、槙島と雛河の演じ分けを聴くだけで分かるように、幅広い役をこなす人物。一方で、フリートークでは声優仲間から「世界一のレシーバー」と称される圧倒的なトーク力を持っており、役を離れたところでもファンを魅了しています。

青柳璃彩(あおやなぎりさ)/CV.浅野真澄

青柳璃彩(あおやなぎりさ)は、第1期から登場する二係の女性監視官です。狡噛や宜野座とは同期で、気心の知れた様子が描かれていました。2人が執行官に降格となっていても彼女の態度は変わらず、彼女の人となりがうかがえます。 第2期では序盤の事件で、一係との合同捜査に参加。罠にはめられ、最期は犯罪係数がリーサル判定値を超えてしまい、新型ドミネーターで部下によって執行されてしまいました。彼女は最期まで部下や一般市民を守るために行動しており、立派な監視官の1人といえます。

青柳を演じたのは浅野真澄です。彼女は声優としても活動する傍ら、「あさのますみ」名義で童話作家や児童文学作家としても活動しています。声優としては、『一騎当千』(2003年)の孫策伯符役や『Go!プリンセスプリキュア』(2015年)の海藤みなみ/キュアマーメイド役が有名です。

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須郷徹平(すごうてっぺい)/CV.東地宏樹(とうちひろき)

須郷徹平(すごうてっぺい)は二係の執行官として登場した、オールバックが印象的な人物(画像右側)。青柳を執行した人物ですが、撃った際はドミネーターの数値のみが見える状況で、相手が彼女とは知らずに撃ってしまったのです。 二係が壊滅状態になったことで、須郷は一係に異動。第2期中盤で怪我により一時戦線離脱しますが、治療後も一係に復帰。劇場版でも引き続き一係の執行官として登場し、そのなかで彼が執行官となった経緯も語られました。第3期には外務省の捜査官として登場。

業務を忠実にこなす須郷を演じたのは東地宏樹です。映画の吹き替えでは、金城武やウィル・スミス、『プリズン・ブレイク』のマイケル・スコフィールド役などで活躍。アニメでは、『イナズマイレブン』(2010年)の久遠道也役や『ダンボール戦機』(2011年)の檜山蓮/レックス役など、レベルファイブ制作作品に多数関わっています。

酒々井水絵(しすいみずえ)/CV.井上麻里奈

酒々井水絵(しすいみずえ)は、二係のもう1人の監視官です(画像4枚目)。青柳にとっては後輩にあたります。第2期1話で捜査の最中に鹿矛囲桐斗(かむいきりと)により拉致されてしまい、ドミネーターとドミネーターの起動に必要な眼球を摘出されてしまいました。 彼女は両親が厚生省官僚のエリートです。しかし、事件によって色相が濁ってしまうことにひどく怯えていました。鹿矛囲は彼女の色相の濁りをコントロールし、そんな彼に彼女は次第に心酔していくことになります。以降は、監視官としてではなく、鹿矛囲に魅了された1人として行動していくのでした。

他の監視官とは違う末路をたどった酒々井を演じたのは、井上麻里奈です。少年から少女、美女まで演じ分け、収録現場での気遣いを評されることが多い声優の1人。 『図書館戦争』(2008年)の笠原郁役や『スマイルプリキュア!』(2012年)の緑川なお/キュアマーチ役、『進撃の巨人』(2013年)アルミン・アルレルト役で知られています。

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【第3期】『PSYCHO-PASS サイコパス 3』

ここからは2019年に放送された『PSYCHO-PASS サイコパス 3』のメインキャラクター&声優を紹介します! 第2期から5年後の世界、2096年が舞台。新たな監視官と執行官が続々登場し、物語をさらに盛り上げます。

慎導灼(しんどうあらた)/CV.梶裕貴

一係の監視官・慎導灼(しんどうあらた)は、第3期の主人公の1人です。飄々としており社交的で、一見するとおちゃらけているようにも見える人物。高級官僚だった父が幼馴染の兄を殺し、自身も自殺したという事件の真相を追っています。 彼は特A級メンタリストで、「メンタルトレース」という技能の持ち主。対象者になりきり精神状態や当時の現場の状況などを追体験することができます。運動神経が良く、パルクールの要領で移動するという特技も。

慎導灼を演じるのは梶裕貴です。2004年に声優デビュー、2010年ごろからメインキャラクターでの出演が増えていき、『マギ』(2012年)のアリババ・サルージャ役や『進撃の巨人』(2013年)のエレン・イェーガー役で一躍有名に。『七つの大罪』(2014年)のメリオダス役や『ハイキュー!!』の孤爪研磨役も有名です。

炯・ミハイル・イグナトフ/CV.中村悠一

第3期のもう1人の主人公が、一係の監視官の炯(けい)・ミハイル・イグナトフです。ロシア系帰化移民で、元兵士。幼いから軍事訓練を受けており、高い戦闘技術を持っています。灼とは幼馴染で、兄の輝・ワシリー・イグナトフの死の真相を知ろうと監視官になった人物。 炯は、「メンタルトレース」で深く潜りすぎてしまう灼のストッパー役も担っています。灼に比べると冷静な性格ではありますが、捜査に対しては独断専行する強引な一面も。2人で上司の霜月美佳を苦労させています。

炯を演じるのは中村悠一です。彼は落ち着いた声色を活かしナレーションを多数手がけています。アニメでもメインキャラクターを演じることが多く、『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカー役や『おそ松さん』の松野カラ松役などが有名です。

廿六木天馬(とどろきてんま)/CV.大塚明夫

廿六木天馬(とどろきてんま)は、一係の執行官です(画像2枚目右側)。ベテラン刑事風の風貌ですが、性格はどちらかというと好戦的。新人監視官を試す態度をとりますが、灼や炯に対しては次第に認めていっており、協力的な態度に変わってきています。 彼は元は上流階級の家の出身で、他の家族たちは地位のあるエリートです。しかし、彼と彼の母親だけが潜在犯となってしまい、一家からは絶縁されています。

廿六木天馬を演じるのは大塚明夫です。渋い低音ボイスが特徴で、洋画ではニコラス・ケイジやスティーヴン・セガールといった俳優の吹き替えを専属で担当しています。 また亡き父・大塚周夫の役を多数引き継いでおり、『忍たま乱太郎』の山田伝蔵なども担当。ほかにも、「メタルギアソリッド」シリーズのソリッド・スネーク役が有名です。

入江一途(いりえかずみち)/CV.諏訪部順一

入江一途(いりえかずみち)は、一係の執行官です(画像左から2番目)。ウェーブのかかった髪型に顎髭を生やし、ピアスをしています。遊び人風の見た目通り、馴れ馴れしい態度で周りに接しますが、実際は熱血な兄貴肌。気に入った相手に対しては面倒見もよく、信頼されています。 彼は廃棄区画の出身で、シビュラシステムにも見捨てられた最下層の社会のなかで生きてきました。そのため、裏社会に精通しており、彼独自のネットワークを通じて事件のヒントが見つかることもあります。

入江を演じるのは諏訪部順一です。色気のある声や怪しげな声に定評があり、独特な声色の持ち主。『テニスの王子様』の跡部景吾役や『黒執事』(2008年)のアンダーテイカー役、『うたの☆プリンスさまっ♪』の神宮寺レン役などが有名です。

如月真緒(きさらぎまお)/CV.名塚佳織

一係唯一の女性執行官が如月真緒(きさらぎまお)です(画像3枚目中央)。クールな性格で、他の執行官とも監視官とも馴れ合おうとしません。入江は懲りずに彼女にちょっかいをかけていますが、毎回一蹴しています。 第1話ではキツネマークの名詞を被害者の遺品のなかに見つけ、こっそりと抜き取っていました。前任の監視官の事故死として処理された事件について調べているのか、ビフロストの関係者なのか、謎が深まっています。

謎多き如月を演じているのは名塚佳織です。彼女は小学生の頃から子役として活動しており、その際の出演舞台をきっかけに声優デビューを果たしたという経歴の持ち主。 翌年『だぁ!だぁ!だぁ!』(2000年)に光月未夢役で初主演を務め、以降声優として活躍の場を広げていきます。『交響詩篇エウレカセブン』(2005年)のエウレカ役や『コードギアス 反逆のルルーシュ』(2006年)のナナリー役が有名です。

細呂木晴海(ほそろぎはるみ)/CV.榊原良子

細呂木晴海(ほそろぎはるみ)は第3期における公安局局長です(画像3枚目)。見た目は、これまで公安局局長だった禾生とそっくりで、髪型がわずかに違うのみ。そもそも禾生は義体で、シビュラシステムを構成する脳がその体を動かしていました。 これまでは中身が入れ替わった際も、禾生として存在していた局長が、第3期でなぜ名前を変えているのか。また冒頭で流れたラジオから「公安局元局長殺害事件」という言葉と、朱の勾留。これらの謎が次第に解き明かされるのではないでしょうか。

名前は変わっていますが、禾生と同じく榊原良子が細呂木を演じています。 榊原はの代表作に挙げられるのは『風の谷のナウシカ』クシャナ役など。他にも『Go!プリンセスプリキュア』(2015年)のディスピア役や「美少女戦士セーラームーン」シリーズのネヘレニア役など黒幕役もこなす声優です。それだけに、謎の多い細呂木も見事にハマっています。