2020年1月15日更新

「サイコパス」狡噛慎也を追跡調査!悲しい過去を背負った生粋の刑事

サイコパス 狡噛慎也

狡噛慎也は「サイコパス」シリーズに登場する執行官です。一本筋の通った男気ある気概と、ルックス、クールな雰囲気などから多くの人気を集めています。本記事ではそんな狡噛慎也を追跡調査し、魅力を洗い出します。

目次

「サイコパス」狡噛慎也(こうがみしんや)は洞察力抜群の執行官【ネタバレあり】

元はエリート監視官

狡噛慎也は、シリーズ1期『PSYCHO-PASS サイコパス』の主人公。公安局刑事課一係の執行官で、ぶっきらぼうな性格ですが鋭い勘と高い洞察力を持ち合わせています。元々はエリート監視官でしたが、3年前に起こった「標本事件」の捜査中に部下の佐々山を殺害されたことで犯罪係数が上昇。その後は執行官に降格となっています。 新人監視官として配属された常守朱(つねもりあかね)に対しては、立場的には上司に当たる彼女を後輩で経験不足というもこともあり、何かとフォロー。その内に彼女の素質を見出し、一目置くようになります。 執行官としての任務にあたる中で、「標本事件」も継続して捜査。やがて出会うこととなる黒幕・槙島聖護(まきしましょうご)を追い続けています。

狡噛慎也が抱える悲しい過去、執行官になった背景とは

狡嚙慎也の運命を変えた「標本事件」

狡嚙慎也が執行官になったきっかけの「標本事件」。それは、3年前に起こった今も未解決の事件です。殺害してバラバラにした死体をプラスティネーション加工して、様々な場所に飾るという極めて猟奇的な事件。その死体損壊や加工、展示の設定などには、歪んだユーモアやメッセージ性がありました。 その捜査の最中、狡嚙の部下で執行官だった佐々山が、被害者と同じ殺され方をしました。このことが原因で狡嚙の犯罪係数が著しく上昇。その後も、セラピーより捜査の続行を優先したためにメンタルは良化せず、執行官となりました。

狡噛慎也と槙島聖護の因縁をプロファイル!遂に出会った部下の仇

ある意味似た者同士の2人

狡嚙は、命令無視で突っ走る佐々山を止めることができず、その佐々山が命を懸けて守った女生徒も保護できず、事件も迷宮入りさせてしまいました。結果、激しい後悔と自分への怒りを抱いた狡嚙は、佐々山の遺品から槙島聖護の写真を発見。それから狡嚙は、槙島に対する異常なまでの憎しみを持つようになりました。 そして、王陵璃華子(おうりょうりかこ)の事件以来、狡嚙と槙島は互いに認知し合います。16話では、ついに厚生省ノナタワーで死闘の末、槙島を確保。しかし、17話であえなく脱走されてしまいます。その際、槙島は「シビュラシステムは君たちが命を懸けて守る価値はない」と狡嚙にメッセージを送りました。槙島からしても、狡嚙は特別な存在と認識していたのです。 しかし、狡嚙は局長の禾生壌宗(かせいじょうちゅう)によって槙島の捜査から外されてしまいます。それは、シビュラシステムの完全性を守るためでした。

“刑事(デカ)”の肩書を捨て、槙島と決着へ

法の外に出る決心をした狡嚙慎也

槙島の捜査チームから外されてしまった狡嚙でしたが、それは一係のリーダーである宜野座(ぎのざ)も納得できませんでした。そこで、狡嚙を一時的に刑事課二係へ移そうと企みますが、禾生局長がこれを阻止。その場で狡嚙は射殺されそうになりますが、常守の機転で間一髪回避します。 刑事のままでは槙島を裁けないと思い知った狡嚙は、分析中だったサイマスティック妨害ヘルメットを被り、同僚の征陸が用意したリボルバーを手に公安局から脱出。雑賀(さいが)教授のもとで槙島の行動パターンを割り出し、槙島のもとへと移動していきます。 最後は槙島と1対1の戦いとなり、深手を負って逃げる槙島を追い詰めて射殺。積年の恨みをついに晴らします。 狡噛はドミネーターではなく拳銃で槙島を射殺したことで、逃亡犯となり、1期は終了したのでした。

常守朱とは魂を共有す師弟関係!刑事とは何かを思い出させてくれた存在

狡嚙慎也と常守朱のふたりは、ある意味特別な関係です。それは恋愛感情ではなく、運命的な、心から信頼し合う関係でしょう。 1話で狡嚙は、ルール通りに犯人を執行しようとしたところ、常守にパラライザーで撃たれてしまいます。このことで、狡嚙は“刑事の仕事”について再認識。以降、彼女に一目置いて接するようになります。 1期の18話にて、狡嚙は常守に置手紙をして公安局から去ります。「法律で人を守れないなら、法の外に出るしかない」とした上で、「許してくれとは言わない。次に会う時は容赦なく自分の務めを果たせ」と、狡嚙は常守に伝言。これは、「サイコパス」シリーズの中でも屈指の名シーンと語り継がれています。 そして、劇場版ではまさに狡嚙慎也は常守朱に裁かれる立場に。その後も2人の関係は“刑事”として、そして“人間”として魂を共有した関係であり続けます。

狡嚙慎也の気概あふれる名言3選!サイコパスを名作たらしめるセリフ

1.「俺のやり口が気に入らない時は、そいつで俺を撃て」

このセリフは、狡嚙慎也が1期の第1話で放った言葉です。新任監視官の常守に対して、監視官と執行官の関係性、そしてドミネーターの仕組みについて説明するとともに、監視官としての覚悟を問います。 その後、この言葉通り常守は狡嚙を撃ちますが、それが2人の絆を生むきっかけとなりました。

2.「馬鹿な話だ。デカってのは誰かを狩る仕事じゃなくて、誰かを守る仕事だったはずなのにな」

このセリフは、狡嚙慎也が1期の第2話で放った言葉です。常守に撃たれて療養状態となった狡嚙は、謝る彼女に対して「俺が文句を言える筋合いじゃない」と常守を労い、刑事として大事なものを再認識します。 執行官になって以後、ただの猟犬となっていた狡嚙でしたが、この名言を機にかつての輝きを取り戻しました。

3.「いいや……、もう2度とゴメンだね」

このセリフは、狡嚙慎也が1期の最終話で放ったセリフです。最終話でついに追い詰めた槙島と、狡嚙は最後の対話をします。 槙島は、孤独は誰にでも襲う状況であり、どんな才能や関係でも代わりは見つかると発言。それでも、自分を殺すのは狡嚙以外にあり得ないと主張し、このセリフを引き出します。 槙島は、狡嚙のこの言葉で自分の代わりはないと再確認し、満足して死を迎えたのでした。

「サイコパス」シリーズの狡嚙慎也を演じた声優は関智一(せきともかず)

幅広い役柄をこなす天才声優

狡嚙慎也を演じた声優は、アトミックモンキー所属の関智一(せきともかず)です。声優デビューは1991年。若くして才能を如何なく発揮し、『人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP』では堂々5位に選ばれています。その演技はベテランをも唸らせるほど。高音から低音、シリアスからギャグまで幅広い声色で様々な作品を彩っています。 狡嚙慎也以外の代表作は、『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュ、『のだめカンタービレ』の千秋真一など。そのほか、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズでも数多くの出演を果たしています。 狡嚙慎也を演じるにあたっては、行動そのものがカッコいいので、逆にカッコつけないで演じることを意識したそうです。

狡噛慎也は「サイコパス」シリーズNo.1の刑事!信念を曲げない姿がカッコいい

以上、「サイコパス」シリーズの狡嚙慎也について、槙島聖護や常守朱との関係、そして名言や演じた声優について解説しました。1期で主人公を務めた後、2期では出番がありませんでしたが、劇場版で再登場。そして、3期では外務省行動課特別捜査官となり、盟友・宜野座伸元(ぎのざのぶちか)と再びコンビを組んでいます。 生き方そのものにカッコ良さが宿る狡嚙慎也には、まだまだ登場してもらいたいところ。今後も、「サイコパス」シリーズの展開には目が離せません!