田村ゆかりのプロフィール
田村ゆかりは、1976年2月27日生まれ福岡県出身の声優です。声優、歌手、ラジオパーソナリティと幅広いファンを獲得し、「ゆかりん」の愛称で親しまれています。
『魔法少女リリカルなのは』シリーズや他の出演作品でも、声優としてだけではなくテーマソングを担当するなどマルチな活躍をしています。
メインとして活躍する声優業では、一作品で演じるキャラクターは一人に止まらず複数のキャラクターや二面性のあるキャラクターを同時に演じ分ける素晴らしい演技力を持つ実力者です。
トップ声優の一人であり、ファンクラブ人数は5桁に到達します。2004年のライブで田村ゆかりがゆかり王国の建国を宣言したため、ファンクラブ会員は王国民とも呼ばれ、ネット上でも度々話題になるほどの団結を見せ、ライブ中に観客席から沸き起こるコールの一体感とその規模は他に類を見ません。
2001年『ギャラクシーエンジェル』(蘭花・フランボワーズ)
ギャラクシーエンジェルシリーズは4期に渡り放映された人気作品です。トランスバール皇国近衛軍に属する特殊部隊である「ギャラクシーエンジェル隊」の日常を描きます。
蘭花・フランボワーズは、格闘技が得意な体育会系キャラクターで情に脆く世話焼きなため、メンバーの中でもムードメーカー的な存在です。ツンデレキャラで、非常にノリが良くボケとツッコミをこなすため、エンジェル隊の中でも欠かせないメインヒロインとも言えるキャラクターです。
2002年『NARUTO』(テンテン)
原作は週刊少年ジャンプにて1999年から2014年まで連載された大人気作品です。テレビアニメ版は2002年から10年以上も放映されています。また、忍者がテーマということで海外でも人気のある作品です。
田村ゆかりが担当したのは主人公のナルトの同期の忍者テンテンです。テンテンは忍具のスペシャリストとして、作中でも活躍します。アニメではオリジナルストーリーでテンテンが主人公の短編シリーズもあります。
2004年『魔法少女リリカルなのは』(高町なのは)
田村ゆかりの代表作と言えばこちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。映画化3作品、アニメシリーズ4期放映、その他メディアミックスも行われた絶大な人気を誇る『魔法少女リリカルなのは』シリーズです。
アニメシーズン第一期、第二期の主人公である高町なのはを演じたのは田村ゆかりです。シリーズにより作品中の時間経過があり、少女時代や大人になった高町なのはなど同じキャラクターでも成長を演じ分けをしています。見るシリーズにより魅力の変わるキャラクターです。
2005年『極上生徒会』(蘭堂りの)
『極上生徒会』とは、宮神学園理事長兼学生・神宮司奏を会長とする「宮神学園極大権限保有最上級生徒会」の略称です。クラス委員になったことがきっかけで極上生徒会の書記に選ばれてしまったメインヒロインである蘭堂りのと生徒会の日常が描かれています。
田村ゆかりが演じる蘭堂りのは腕にプッチャンというパペットをつけており、プッチャンは蘭堂りの意思とは無関係に会話や食事をするという不思議なキャラクターです。
2006年『ひぐらしのなく頃に』(古手梨花)
同人サークル「07th Expansion」の大人気ミステリーゲームが原作としたアニメ作品。メディアミックスも数多く行われた人気シリーズです。
作中のヒロインの一人古手梨花を田村ゆかりが担当しています。古手梨花はかわいらしさと非情さの二面性を持つキャラクターです。大きく物語に関わる重要なキャラクターであり、その神秘的な振る舞いは作中でとても目を引きます。
2010年『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(来栖加奈子)
伏見つかさのライトノベルを原作としたアニメ化作品です。通称「俺妹」と呼ばれています。
田村ゆかりが担当するのは、ヒロインである高坂桐乃の同級生であり友人、そしてモデル仲間である来栖加奈子です。幼い外見で毒舌というキャラクターで主人公にも厳しいツッコミを随所で見せています。
2013年『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』(夏川真涼)
裕時悠示原のライトノベル『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』のアニメ化作品です。
主人公の季堂鋭太の同級生で校内一の美少女といわれる夏川真涼を田村ゆかりが担当しています。夏川は男子生徒からの告白されることの多さを嫌がり、恋愛沙汰から逃れるために鋭太に偽装カップルを持ちかけるところから物語が始まります。
2014年『アカメが斬る!』(マイン)
帝国の圧政によって重税に苦しむ村に育った少年剣士・タツミは、ヒロインであるアカメと出会ったことをキッカケに「ナイトレイド」の一員となります。中世時代のような世界観の中で腐敗した帝国を正すため、帝具という特殊な武装を用いて仲間と供に立ち向かうダークアクションファンタジー作品です。
マインという自称「射撃の天才」、ピンク髪をツインテールにまとめているキャラクターを田村ゆかりが演じます。マインは、本作のキャラクター人気ランキングではトップクラスです。アニメ版と漫画版で描かれ方が異なりますが、シリーズを通してファンの多いキャラクターです。
2014年『旦那が何を言っているかわからない件』(カオル)
クール教信者原作のラブコメ4コマ漫画が原作のショートアニメ作品です。オタクである「旦那」と一般人である「カオル」夫妻の日常を描いています。
ヒロインであるカオルは、25歳OLという田村ゆかりが演じるキャラクターの中でも異質でありながらも、とても魅力的なキャラクターです。ショートアニメならではのテンポと短い描写の中で演じ切る実力が伺えます。シリーズのエンディング曲も旦那とカオルで担当しています。
2015年『それが声優!』(田村ゆかり(本人役))
あさのますみが原作を務め、畑健二郎が作画を担当しているWeb漫画が原作のアニメ作品です。声優あるあるネタが詰め込まれたコメディとなっています。
作中のwebラジオ「ヒカリ☆電波局」に田村ゆかりが本人役としてゲスト出演しており、本人役として声優出演しています。声優業界のコメディということで、多少大げさに演出されているものの、業界における本人のイメージが垣間見えるのではないでしょうか。