『終わりのセラフ』阿朱羅丸の正体に迫る!【ネタバレ注意】

2017年7月6日更新

『終わりのセラフ』において、主人公・百夜優一郎が持つ鬼呪装備の阿朱羅丸。吸血鬼を倒すことのできる特殊武器・鬼呪装備の中でも最高ランクと言われています。今回は、その能力や正体など、謎の多い「阿朱羅丸」について追ってみました。

『終わりのセラフ』主人公・百夜優一郎の鬼呪装備「阿朱羅丸」

  人間と吸血鬼の戦いを描いた『終わりのセラフ』において、高い身体能力を持つ吸血鬼を倒すために開発された特殊武器の鬼呪装備(きじゅそうび)。

鬼呪装備は、直接“鬼”を封印している武具であり、その鬼と契約することによって初めて持てるようになります。何千人もの人体実験を繰り返した末、通常の人間の7倍以上の能力が発揮できるこの鬼呪装備が完成し実用化されました。

鬼呪装備は、それぞれ、大鎌、弓矢、刀など、様々な形態をしています。本作の主人公・百夜優一郎が所有する鬼呪装備「阿朱羅丸」は、日本刀の形状。

封印されている鬼ですが、尖った耳や鋭い犬歯、赤色の瞳、紫がかった黒髪を持つ幼い子供のような外見です。

阿朱羅丸の強さは?能力は?

  鬼呪装備には等級があり、これは封じ込まれた“鬼”の階級で決まるのだとか。最上位の鬼である“鬼神”が宿った「黒鬼装備」は数が少ないのですが、阿朱羅丸はこの貴重な「黒鬼装備」です。

通常の「鬼呪装備」が人間に7倍以上の能力を発揮させるところ、「黒鬼装備」ならば更に強大な力を得ることができます。

  また、「鬼呪装備」は2つのタイプがあり、鬼を実体化し特殊能力を使わせる“具現化”タイプと、使用者に鬼が憑依し身体能力を劇的に強化させる“憑依化”タイプに通常は分かれます。

しかし、阿朱羅丸は“具現化”も“憑依化”も、どちらも使える特殊タイプ。必殺技は、複数の剣を具現化し激しく攻撃する「阿朱羅観音(あしゅらかんのん)」です。

名古屋決戦にて暴走した優一郎を抑え込む

  名古屋空港での吸血鬼との決戦時、柊暮人率いる日本帝鬼軍は、百夜優一郎のチームメイトである君月士方の妹・未来を使い「終わりのセラフ」の実験を試みます。

「終わりのセラフ」が発動した未来は天使となり、その後悪魔を生み出して凄まじい攻撃を始めますが、暮人は自分の目的達成のためならば、人間側の犠牲も全くいといません。

優一郎は、利用された未来を救うため、攻撃を終わらせ仲間を助けるために、自身も「終わりのセラフ」化し圧倒的な力で悪魔を倒しました。しかし、優一郎の暴走が起こってしまいます。

  「阿朱羅丸」は、仲間をも手に掛けそうになる優一郎に対し、角を生やし完全に“鬼”化させることで優一郎の中の天使との決別を図り暴走を制御しました。

ここで物語をより理解するためにひとつ付け加えると、「終わりのセラフ」は呪術を用いた大規模破壊兵器であり、「天使がラッパを吹き悪魔が出現する」というキリスト教の『ヨハネの黙示録』が元ネタとなっているそうです。

阿朱羅丸の正体はクルルの家族?

  実は、鬼呪装備に宿る“鬼”は、もともと吸血鬼。捕まえた吸血鬼に長時間血を与えず、極限まで血が欠乏すると吸血鬼は“鬼”に変貌するそうです。そして、その魂を宿らせた武器が鬼呪装備なのだとか。

阿朱羅丸も以前は吸血鬼であり、名前をアシェラ・ツェペシといいました。吸血鬼の女王ククル・ツェペシにはかつて姿を消した兄がいて、クルルが長年その兄を探していることが小説版で語られているため、ククルとは兄妹ということになります。

しかし、アシェラ・ツェペシ時の失踪の件や、その後鬼呪装備になるに至った詳しい経緯は不明です。

阿朱羅丸の声優は?

  阿朱羅丸の声を務めたのは、山村響(やまむら・ひびく)です。山村は、福岡県出身、1988年2月10日生まれで、主に声優や歌手として活動しています。

声優としては2008年にデビューし、テレビアニメの『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』ハルナ役、『Go!プリンセスプリキュア』天ノ川きらら/キュアトゥインクル役、『キズナイーバー』園崎法子役などが代表作として挙げられます。

  歌手としては、2010年にhibiku(ひびく)名義でシングル『爪痕』を発表しデビュー。これは、アニメ『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』のエンディングテーマでした。

こうしたソロアーティスト活動のほか、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』や、『Go!プリンセスプリキュア』など、出演作品のキャラクターソングも数多く歌っています。

また、絵が非常に得意だそうで、『月刊ヤングキングアワーズGH』誌上にて漫画コラムを掲載。絵師としての活躍にも注目の声優です。